馬迷男の挑戦
八海山Sで3週連続万馬券的中! 今週はダービーと目黒記念が激アツ!?
どうも! “馬迷男"八木たかおです! さて、いよいよ日本ダービー。何がなんでも馬券を当てたい一戦ですね。後述する先週の結果を含め、当コラムは3週連続で万馬券ゲットに成功しています。この調子で、日曜夜には「レース的にも、馬券的にも良い日本ダービーだった…。あと目黒記念も良かった…」と余韻に浸りたいものです。
その万馬券ゲットは、土曜の新潟メイン・八海山Sでした。新馬券術「持ち時計は他馬とのタイム差に注目作戦」の狙い馬となっていたマラードザレコードが6番人気②着と好走。この馬を馬券の軸に据えたところ、自慢のスピードで逃げ粘って3連複178.9倍を届けてくれました。
▲八海山Sは13→15→11で決着
八海山Sは持ち時計をベースに今回の斤量1kg増減=0秒2で計算する“想定持ち時計"の比較で、1分9秒1のマラードザレコードが2位に0秒8差をつけていました。このタイム差はダート1200mにしては大きいもの。大外の8枠15番からハナを奪い切り、前半3ハロン33秒6というこの馬にとってはマイペースの逃げで②着に粘ってくれました。近2走は中京、阪神でどちらも⑮着でしたが、実績のある新潟へのコース替わりも良かったようです。
3番人気①着スワーヴシャルルは、先週も触れましたが最近個人的に狙っている前々走馬券圏内→前走馬券圏外の馬。このパターンは人気薄で好走することがあるのですが、今回は上位人気でした。4番人気③着のコパシーナは前走・2勝クラスの勝ちっぷりを素直に評価。クラスが上がっても通用しました。
この新馬券術では、去年9月のムーンライトHで3連単17万馬券が的中。その時狙った馬はシンガリ13番人気③着だったサウンドバーニングで、当時9歳でした。そして今回のマラードザレコードは8歳。高齢馬の過去の持ち時計はやや割り引いて考えがちですが、逆に妙味があるのかもしれません。
そして鳳雛Sでも狙い馬が好走。ハピが1番人気①着で、この馬を①着付けにして組んだ3連単フォーメーション27.4倍が的中しました。追加馬券も購入していて大正解。
▲鳳雛Sは10→7→2で決着
3歳戦では持ち時計を大幅に短縮する馬が出てくることがあるため、この新馬券術では対象としていないのですが、鳳雛Sは “想定持ち時計"1分51秒0のハピが、2位を1秒3もリードしていました。そこで実験的に狙ってみたところ、1番人気に応えてしっかりと勝ち切りました。
振り返ると、今年3月に行われたマーガレットS(阪神芝1200m)も実験的に狙った馬券が的中。4番人気②着だったショウナンマッハが“想定持ち時計"で2位を0秒8引き離していたため、狙ったものでした。当時、「短距離戦の0秒8差は信頼してもいいのかも」と書きましたが、鳳雛Sの結果も踏まえれば芝・ダートを問わず、3歳戦で0秒8以上の差は積極的に狙っていきたくなります。
先週、この新馬券術は3鞍に3頭いた狙い馬のうち、2頭が馬券圏内に好走し、再び上昇ムード。今週狙えそうなレースは2鞍です。
■伊勢S(中京ダート1900m)
1位:1分57秒5(重)ラヴォラーレ
2位:1分58秒0(重)ベルジュネス
3位:1分58秒5(重)ギブミーラブ
■目黒記念(東京芝2500m)
1位:2分30秒2(良)ゴールドギア
2位:2分31秒8(良)ラストドラフト
2位:2分31秒8(良)トラストケンシン
伊勢Sの “想定持ち時計"1位は1分58秒1のラヴォラーレ。2位を0秒5リードしています。とはいえ、ダート1900mは施行回数の少ない条件。出走予定馬の中にも未経験の馬がいますし、ラヴォラーレ自身も一度しか走っていません。ここは控えめに狙う方が良さそうです。
目黒記念にも狙えそうな馬がいました。“想定持ち時計"比較では2分30秒6のゴールドギアが1位。ハンデの影響で2位に浮上してくる2分31秒3のベスビアナイトを0秒7離しています。ゴールドギアは7歳馬ですが、先述の通り、この新馬券術の妙味があるのは高齢馬かもしれません。近6走は馬券圏外ですが、近3走はいずれも0秒6差で、着順ほど負けていない印象です。ここはゴールドギアを狙ってみましょう。
続いて、新馬券術「牝馬限定戦は大きな馬作戦」の検証に移ります。こちらは22日(日)新潟1Rで3連複56.3倍の好配当が的中しました。
▲22日新潟1Rは14→11→6で決着
このレースは、前走の牡牝混合戦で14番人気④着に入っていたサリーギャップが気になっていました。今回のサリーギャップ自身は馬体重6番目でしたが、この馬から流したところ、9番人気②着と好走。馬体重4番目で1番人気だったオーガスタスカイが①着、3番目で3番人気だったエストレアブランカが③着と、馬体重の重い馬が馬券圏内に入ったことで的中となりました。
また、オークスは馬体重4番目だったスタニングローズが10番人気②着。それ以外でも、21日(土)東京1Rは馬体重3番目タイのホイットニーが9番人気③着、カーネーションCは1番目のストーリアが6番人気①着、東京12Rでは1番目のジェロボームが8番人気①着、シドニーTは5番目のストリクトコードが7番人気②着。22日(日)中京3Rは1番目でルージュラジョアが6番人気②着と、馬体重が重い馬が人気薄で続々好走しました。馬券が的中しなかったのは残念ですが…。
今週の牝馬限定戦は3場で9鞍。この新馬券術と相性の良いキャリアの浅い3歳馬同士の特別競走が組まれていないので、少頭数のレースで高配当を狙っていくことにします。
続いて、新馬券術「前走の上がりに注目作戦」の検証です。先週は7鞍に18頭の対象馬がいて[3.1.2.12](勝率16.7%、複勝率33.3%)でした。鳳雛Sのハピ、メイSのカレンシュトラウス、フリーウェイSのテンハッピーローズがいずれも1番人気に応えて勝利。オークスで10番人気②着だったスタニングローズも対象馬でした。馬券的には先述の鳳雛Sが的中しています。
ハピは新馬券術「持ち時計は他馬とのタイム差に注目作戦」の狙い馬でしたし、スタニングローズは新馬券術「牝馬限定戦は大きな馬作戦」の対象馬となる馬体重4番目でした。
過去にも2つの新馬券術で対象・狙いとなる馬の好走が何回もありましたが、先週は特に目立ちました。今後は“新馬券術コラボ"となる馬にも注目して、的中を目指していきます。例えば、今週は目黒記念のゴールドギアが「前走の上がりに注目作戦」と「持ち時計は他馬とのタイム差に注目作戦」の双方で対象馬&狙い馬となっています。
■前走で速い上がりを記録した馬をもっとも狙えるのは『直線距離が同じ』
■『直線距離延長』『直線距離短縮』は馬券の頭から狙わない
■『直線距離延長』『直線距離短縮』は馬券の頭から狙わない
◆各競馬場の直線距離による分類
●ロング
芝:東京、阪神外回り、新潟外回り
ダート:東京、中京
●ミドル
芝:阪神内回り、京都外回り、中京、新潟内回り
ダート:新潟、阪神
●ショート
芝:中山、京都内回り、福島、小倉、札幌、函館
ダート:中山、京都、福島、小倉、札幌、函館
今週の対象馬はページ最下部をご覧ください。3連単・馬単の頭、WIN5で狙うなら、『直線距離が同じ』の「★」付きということになります。『直線距離延長』の「〇」付き、『直線距離短縮』の無印は頭以外で狙います。
そして、「3歳OP限定、メンバー中最も速い上がりを使っていた馬作戦」も検証します。先週の対象馬はオークスのスターズオンアースが2番人気①着、鳳雛Sのラヤスが6番人気④着でした。
これで今年の3歳OPにおいて、出走前時点でメンバー中最も速い上がりを使っていた馬の成績は[8.6.3.29](勝率17.4%、複勝率37.0%)となりました。日本ダービーを迎えようというタイミングでこの成績ですから、十分馬券的な狙いが立っています。
今週は日本ダービーのイクイノックス、白百合Sのアサヒが対象馬(葵Sは芝1200mで対象外)。オークスは対象馬が大外枠で勝利していますし、日本ダービーでイクイノックスがどんな走りを見せてくれるのか、注目したいところです。
新馬券術「未勝利戦は初ダート馬作戦」も振り返りましょう。先週はこの新馬券術での的中は無し。2週連続で的中馬券を手にすることができませんでした…。
先週、ダートの未勝利戦へ出走した初ダートの馬の成績は[2.0.1.25](勝率7.1%、複勝率10.7%)。このうち前走8番人気以内に絞ると[1.0.1.17](勝率5.3%、複勝率10.5%)でした。
2週連続での的中無しとなりましたが、先週はそもそも好走馬が少なかったから、先々週は相手が抜けたからで、別の理由でした。ここはフォームを崩さず、今週も前走8番人気以内の馬を中心に狙っていきます。
■「未勝利戦は初ダート馬作戦」購入の流れ(暫定)
[1]馬券の軸は、初ダートの馬の中から前走8番人気以内
[2]軸から初ダートの馬&気になる馬に流す
[3]軸になった馬が4番人気以内であれば単式①着付けも検討
[1]馬券の軸は、初ダートの馬の中から前走8番人気以内
[2]軸から初ダートの馬&気になる馬に流す
[3]軸になった馬が4番人気以内であれば単式①着付けも検討
そして先週、ダートの未勝利戦へ出走した初出走の馬の成績は[0.0.0.6]。一応の狙い目としている「4番人気以内」の馬はいませんでした。
さて、今週も最後は「内外指数」を取り上げますが、この指数的に衝撃的なレースがありました。開催3週目を迎えた新潟芝のレースは、直線では荒れている内を避けての攻防が見られましたが、16頭立てで行われた22日(日)新潟2R(芝1400m)は馬番1番→3番→4番で決着。内が荒れてきたのに、内枠の馬が上位独占というレースになりました。
さらに先週の新潟芝のレースは直線1000mを除いて8鞍あり、馬番1番の馬が2勝。勝ち馬8頭中6頭がひと桁馬番で、「内が荒れてきた」イコール「内枠不利・外枠有利」ではない傾向が出ています。
新潟芝の「内外指数」は3週前(開幕週)25.2、先々週23.0、先週21.4。内が荒れてきていることは明白なのに、数値は真逆の方向に振れています。
土日別に確認してみても、21日(土)24.0、22日(日)18.8。確かに日曜は、逃げ・先行馬が直線で馬場の真ん中に持ち出し、そのまま粘り込むレースが目立っていた印象があります。つまり内が荒れた状況での内枠でも、立ち回りでカバーできていました。こうなってくると「内外指数」を馬券に繋げることは難しそうです。
いろいろな馬券術を試行錯誤する中で、難しい局面を迎えることは今後もありそうです。「内外指数」に関しては、新たなファクターを加えるなど、馬券に繋げやすい傾向が見えてきたら、またご報告します。
★現在検証中の馬券作戦★
■「持ち時計は他馬とのタイム差に注目作戦」
伊勢Sの狙い:ラヴォラーレ
目黒記念の狙い:ゴールドギア
■「前走の上がりに注目作戦」
欅Sの対象馬:★トウカイエトワール(同級)、〇レッドヴェイロン(同級)、★レモンポップ
伊勢Sの対象馬:★クリノドラゴン(同級)
薫風Sの対象馬:★オーバーディリバー(同級)、〇クリーンスレイト、〇ディアセオリー
むらさき賞の対象馬:〇ククナ(同級)、★クロノメーター(同級)、★テンカハル(同級)、★ドンナセレーノ
日本ダービーの対象馬:〇アスクワイルドモア(同級)、〇ドウデュース(同級)、★プラダリア(同級)、★マテンロウオリオン(同級)、〇マテンロウレオ(同級)
目黒記念の対象馬:★ゴールドギア(同級)、★ダンディズム、★ディアマンミノル(同級)、★フライライクバード(同級)、プリマヴィスタ、〇ボッケリーニ(同級)、〇ラストドラフト(同級)
※ハンデ戦、牝馬限定戦、古馬戦を重視、前走および今回が1200m以下の場合は対象外 ※中13週以上、前走が勝ち馬と1秒1差以上は割引 ※前走が同級以上の馬は(同級)を表記 ※前走よりも直線距離が長いコースを走る馬は馬名の前に「◯」、直線距離が同程度のコースを走る馬は馬名の前に「★」
■「未勝利戦は初ダート馬作戦」
28日東京1Rの対象馬:インサニティ、オモルフィア
28日東京2Rの対象馬:フィニッシュムーヴ
28日東京4Rの対象馬:コズミックエッグ、タケオ
28日中京2Rの対象馬:オウケンミッキー
28日中京4Rの対象馬:ギルトレターズ
29日東京2Rの対象馬:オールユアーズ
29日中京1Rの対象馬:ホーリーインパクト
29日中京2Rの対象馬:リタリエイション
29日中京3Rの対象馬:シェヴロンケリー
29日新潟5Rの対象馬:セイウンリーチ
※初ダートで、前走が8番人気以内の馬を表記しています。
■「持ち時計は他馬とのタイム差に注目作戦」
伊勢Sの狙い:ラヴォラーレ
目黒記念の狙い:ゴールドギア
■「前走の上がりに注目作戦」
欅Sの対象馬:★トウカイエトワール(同級)、〇レッドヴェイロン(同級)、★レモンポップ
伊勢Sの対象馬:★クリノドラゴン(同級)
薫風Sの対象馬:★オーバーディリバー(同級)、〇クリーンスレイト、〇ディアセオリー
むらさき賞の対象馬:〇ククナ(同級)、★クロノメーター(同級)、★テンカハル(同級)、★ドンナセレーノ
日本ダービーの対象馬:〇アスクワイルドモア(同級)、〇ドウデュース(同級)、★プラダリア(同級)、★マテンロウオリオン(同級)、〇マテンロウレオ(同級)
目黒記念の対象馬:★ゴールドギア(同級)、★ダンディズム、★ディアマンミノル(同級)、★フライライクバード(同級)、プリマヴィスタ、〇ボッケリーニ(同級)、〇ラストドラフト(同級)
※ハンデ戦、牝馬限定戦、古馬戦を重視、前走および今回が1200m以下の場合は対象外 ※中13週以上、前走が勝ち馬と1秒1差以上は割引 ※前走が同級以上の馬は(同級)を表記 ※前走よりも直線距離が長いコースを走る馬は馬名の前に「◯」、直線距離が同程度のコースを走る馬は馬名の前に「★」
■「未勝利戦は初ダート馬作戦」
28日東京1Rの対象馬:インサニティ、オモルフィア
28日東京2Rの対象馬:フィニッシュムーヴ
28日東京4Rの対象馬:コズミックエッグ、タケオ
28日中京2Rの対象馬:オウケンミッキー
28日中京4Rの対象馬:ギルトレターズ
29日東京2Rの対象馬:オールユアーズ
29日中京1Rの対象馬:ホーリーインパクト
29日中京2Rの対象馬:リタリエイション
29日中京3Rの対象馬:シェヴロンケリー
29日新潟5Rの対象馬:セイウンリーチ
※初ダートで、前走が8番人気以内の馬を表記しています。
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