どうも! “馬迷男"八木たかおです! 先週から1勝クラス以上の3歳馬は古馬との対戦となっていますが､その3歳馬が大活躍でした｡先週は3歳馬が1頭でも出走した3歳以上条件の平地競走は18レースあり､そのうち3歳馬が14勝を挙げました｡しかも､その14レースのうち､3歳馬が①～③着を独占したのが7レース｡これはもう圧倒的な勢いです｡

そんな中､先週は新馬券術｢牝馬限定戦は大きな馬作戦｣によって､4日(土)東京7Rの馬連13.8倍が的中しました｡このレースも3歳馬から入っています｡

▲4日東京7Rは5→8→6で決着

1勝クラスの牝馬限定戦だったこのレースで注目した馬は､馬体重4番目で5番人気(22.9倍)だった3歳馬のテイエムオードリー｡横山琉人騎手騎乗ということで､斤量は▲49kgでした｡前走は出遅れて後方からの競馬になりましたが､前々走は5馬身差で逃げ切って未勝利勝ち｡スタートさえ決まれば､今回はいかにも逃げそうな雰囲気がありました｡

レースは予想通りテイエムオードリーが逃げを打って②着に粘り､サラキアの全妹で単勝1.4倍のサリエラが差し切って①着｡このレースは3頭いた3歳馬のうち､2頭のワンツーとなりました｡

先週同様､これからしばらくは3歳馬の勢いが続くかもしれません｡｢逃げ･先行｣､｢軽量｣などのファクターを持つ馬は積極的に狙ってみたいところです｡

先週は､このほかにも｢牝馬限定戦は大きな馬作戦｣で的中馬券を手にすることができました｡まず4日(土)中京1Rは馬体重4番目で1番人気だったラニカイが強いとみて､この馬から流した3連複10.2倍が的中｡ラニカイは③着で､①着は3番人気のルージュシェノン､②着は馬体重2番目で5番人気のエストレアブランカ｡オッズ的に追加馬券がちょっと多めに必要でしたが､プラス収支に持ち込めました｡

▲4日中京1Rは14→13→4で決着

そして､今年の2歳世代では初めてとなった牝馬限定の新馬戦でも､新馬券術によって的中馬券をゲットできました｡5日(日)東京5Rは｢牝馬限定高配当バージョン｣が機能して､馬体重4番目で5番人気(17.6倍)のエンジェリックアイから総流しした馬連34.2倍が的中です｡

このレースは､エンジェリックアイさえ②着以内に入れば､総流し均等買いでもプラス収支確定でした｡新馬戦だけに､あわよくば人気薄の台頭も夢見たのですが､馬連30倍台であればまずまずです｡

▲5日東京5Rは5→11→9で決着


この新馬券術はこれまでキャリアの浅い馬のレースと相性の良さを発揮していましたが､その点で新馬戦でも使えるのかも｡今週の牝馬限定戦は3場で14鞍あり､新馬戦はありませんが､少頭数のレースを中心に高配当を狙っていきたいと思います｡

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続いて､新馬券術｢未勝利戦は初ダート馬作戦｣の検証に移ります｡4日(土)中京3Rは初ダート馬2頭を中心に組んだ馬連フォーメーション31.0倍が的中しました｡

▲4日中京3Rは16→12→13で決着


このレースは初ダートの馬が3頭｡そのうちロックユアハートが前走3番人気､サトノアヴァロンが前走2番人気で､｢前走8番人気以内｣の条件をクリアしていました｡

今回はロックユアハートが②着で､サトノアヴァロンが⑫着｡購入の流れに照らし合わせるとサトノアヴァロンから馬単､3連単で勝負する手もありましたが､ロックユアハートが激変する可能性も考慮して馬連フォーメーションにして正解でした｡

そして､5日(日)中京3Rは2番人気①着のアスクビックスターを中心にした3連複フォーメーションと追加馬券16.9倍が的中｡プラス収支となりましたが､こちらはちょっと悔しい一戦となりました｡

▲5日中京3Rは8→7→9で決着

このレースの初ダートはアスクビックスター1頭だけで､前走は2番人気④着｡ただ､前走で出遅れていたのが気になりました｡初ダートの馬を狙う際には､出遅れて揉まれる展開は避けて欲しいので､今回は単式①着流しではなく､やや控えめに3連複フォーメーション1頭目に据えたのですが､今回はスタートを決めて頭まで突き抜けました｡

先週､ダートの未勝利戦へ出走した初ダートの馬の成績は[1.3.0.19](勝率4.3%､複勝率17.4%)｡このうち前走8番人気以内に絞ると[1.1.0.5](勝率14.3%､複勝率28.6%)でした｡夏競馬に入り､そろそろ3歳未勝利戦の終わりも気になりますが､前走8番人気以内の初ダートの馬はまだ十分狙えそうです｡

一方､先週の当コラムで､｢ダートの未勝利戦へ出走する初出走の馬を警戒するのは4月まで｣という仮説を立てた､ダートの未勝利戦へ出走した初出走の馬の成績は[0.0.0.7]でした｡これで5月1日から先週までの成績は[0.0.1.60]です｡

先週は､一応の狙い目としている｢4番人気以内｣の馬はいませんでした｡3週前から先週までの3週間､4番人気以内の馬がいないのですが､もうこの時期になると､上位人気に推されるほどの素質馬が少なくなっているのでしょうか?

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続いては､新馬券術｢前走の上がりに注目作戦｣の検証です｡先週は5鞍に9頭の対象馬がいて､[1.1.0.7](勝率11.1%､複勝率22.2%)｡馬券は的中しませんでしたが､鳴尾記念でジェラルディーナが4番人気②着､麦秋Sでタイセイサムソンが2番人気①着でした｡


◆各競馬場の直線距離による分類
●ロング
芝:東京､阪神外回り､新潟外回り
ダート:東京､中京

●ミドル
芝:阪神内回り､京都外回り､中京､新潟内回り
ダート:新潟､阪神

●ショート
芝:中山､京都内回り､福島､小倉､札幌､函館
ダート:中山､京都､福島､小倉､札幌､函館

今週の対象馬はページ最下部をご覧ください｡3連単･馬単の頭､WIN5で狙うなら､『直線距離が同じ』の｢★｣付きということになります｡『直線距離延長』の｢〇｣付き､『直線距離短縮』の無印は頭以外で狙います｡

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続いて､新馬券術｢持ち時計は他馬とのタイム差に注目作戦｣の検証です｡先週は4鞍に5頭の狙い馬がいましたが､いずれも馬券圏内に入ることができませんでした｡

アハルテケSのサヴァは｢持ち時計は他馬とのタイム差に注目作戦｣と｢前走の上がりに注目作戦｣の両方で狙い馬･対象馬となっていたので期待していましたが､7番人気⑥着｡②着とは0秒3差でしたが……｡

今週狙えそうなレースは2鞍です｡

■ジューンS(東京芝2400m)
1位:2分23秒6(良)アイブランコ
2位:2分24秒4(良)レイオブウォーター
2位:2分24秒4(良)ヴェラアズール
2位:2分24秒4(良)サトノラディウス

■エプソムC(東京芝1800m)
1位:1分44秒4(良)ザダル
2位:1分45秒4(良)シャドウディーヴァ
3位:1分45秒8(良)ヤマニンサンパ

ジューンSは持ち時計をベースに今回の斤量1kg増減=0秒2で計算する“想定持ち時計"の比較で､2分23秒0のアイブランコが2位を1秒0離していて､一応の目安となる0秒5差をクリア｡ペースによってタイムが大きく変わることのある長距離戦ですが､ここはアイブランコを信頼できそうです｡

エプソムCも“想定持ち時計"比較で1頭が抜けています｡1位が1分44秒8のザダルで､2位を1秒0リード｡今回58kgを背負っていても､ザダルから入りたい一戦です｡ただ斤量が重いだけに､できれば良馬場を望みたいところなので､天気と馬場状態のチェックを忘れないようにしましょう｡

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さて､東京競馬場の5週連続G1も終了｡先週の安田記念は4番人気のソングラインが勝ち､これで今年の中央の平地G1は1番人気が11連敗となりました｡去年の有馬記念は1番人気のエフフォーリアが勝ちましたが､その2日後に行われたホープフルSから数えると12連敗｡1番人気がこんなに負けることがあるんですねぇ｡

｢そうは言っても､いつか1番人気が勝つだろう｣と思っていたら､上半期の中央G1も残すは宝塚記念のみとなりました｡ファン投票の最終結果は1位がタイトルホルダーで､僅差の2位がエフフォーリアとなっていて､恐らく1番人気もこのどちらかになりそうな気がします｡1番人気となって“連敗ストッパー“の大役を担うのはどちらなのか? 2週後の大一番が早くも気になります｡

宝塚記念が終わると､いよいよ本格的な夏競馬｡夏競馬に使えそうな新馬券術も模索中なので､そちらもご期待下さい｡


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