どうも! “馬迷男"八木たかおです! 先週話題となったのは､函館スプリントSを斤量50kgのナムラクレアに騎乗して勝った浜中俊騎手の減量｡浜中騎手が50kg以下でレースに臨むのは減量騎手時代を含め､これで16回目でした｡50kgで騎乗する場合､鞍など馬具の分も減らさないといけないので､当日の体重は48.6kgだったそうです｡

アスリートである騎手の皆さんは体脂肪率も低そうですし､さらにもうひと絞りというのは相当キツイはず｡それでも､“勝負ダイエット"が最高の結果に繋がりました｡浜中騎手のダイエット指南本｢私はこうして函館スプリントSを勝った｣が出版されたなら､ちょっと読んでみたいです｡

先週は､減量とは方向性が逆の新馬券術｢牝馬限定戦は大きな馬作戦｣で好配当を続々ゲットできました｡まず12日(日)函館4R(3歳未勝利)は､｢牝馬限定高配当バージョン｣で浮上した馬体重5番目で6番人気だったムガが③着｡この馬から流した3連複94.6倍と複勝4.7倍が的中しました｡万馬券にはもうひと跳ね足りませんでしたが､十分好配当です｡

▲12日函館4Rは3→14→6で決着


ムガは今回がデビュー3戦目でした｡ダートでデビューして(⑫着)､初の芝となった前走は牡牝混合戦で0秒7差⑥着｡｢牝馬限定戦なら通用しそう｡複勝3.6～6.4倍も美味しい｣と判断して正解でした｡

そして､12日(日)中京2R･3歳未勝利は買い方をひと工夫しての的中｡馬体重1番目で4番人気だったアルフワイラが③着に入り､この馬から流した3連複56.8倍をゲットしました｡

▲12日中京2Rは9→3→2で決着

アルフワイラは4番人気なので､｢牝馬限定高配当バージョン｣購入の流れには該当しませんでしたが､これを軸にして正解でした｡

さらに買い方を捻ったのは12日函館9Rの遊楽部特別｡馬券の軸に抜擢したブルトンクールが逃げ切って､手広く10頭に流した馬連98.5倍が引っかかりました｡これも万馬券にはもうひと押し｡

▲遊楽部特別は10→1→14で決着

このレースで最初に軸候補としたのは､馬体重1番目で4番人気のハーツラプソディと､馬体重5番目で9番人気のホウオウプリンセスの2頭でしたが､気になったのはこの2頭がいずれも古馬ということ｡

そこで､5頭出走していた3歳馬に目を向けたところ､フェアリーS⑤着と実績上位で､先行力もある7番人気ブルトンクールに目が行きました｡この馬から馬体重の重い馬と3歳馬に流したところ､馬体重が重い馬は好走しませんでしたが､好配当を的中できました｡

先週､当コラムでは､｢『逃げ･先行』､『軽量』などのファクターを持つ馬は積極的に狙ってみたい｣と書きましたが､上手くハマりました｡また､馬体重5番目以内の馬に｢6番人気以下｣or｢単勝10倍前後｣の馬が不在の場合､軸馬決定に迷いますが､3歳と古馬の対戦ならば3歳を上位にとる作戦が､現状はベターかもしれません｡

このほか､12日(日)東京1R･3歳未勝利は馬体重5番目タイで1番人気のリトルポピーを①着付けにして流した3連単34.8倍が的中｡②着が馬体重3番目で2番人気のホイットニー､③着が馬体重5番目タイで4番人気のキャリックアリードで､馬体重の重い馬が上位を占めました｡また､キャリックアリードは初出走で4番人気｡傾向通りの好走でした｡

▲12日東京1Rは8→4→7で決着

12日(日)東京8R(1勝クラス)は､勝った3歳馬シュヴェルトライテから流した3連複27.5倍が的中しましたが､これは微妙にトリガミでした…｡このレースは6頭出走していた3歳馬のワンツー｡③着に馬体重3番目で4番人気の5歳馬コミカライズが入りました｡

▲12日東京8Rは11→7→10で決着

今週の牝馬限定戦は3場で11鞍｡この新馬券術はキャリアの浅い馬のレースとの相性の良さがあるので､牝馬限定の2歳新馬戦が狙い目となりそうです｡先々週に続いて､連勝を決めましょう｡

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続いては､新馬券術｢前走の上がりに注目作戦｣の検証に移ります｡先週は5鞍に15頭の対象馬がいて､[2.0.2.11](勝率13.3%､複勝率26.7%)でした｡

その中で､ジューンSは対象馬3頭のうち､ヴェラアズールが1番人気①着で､レッドヴェロシティが2番人気③着でした｡この2頭はページ最下部のまとめでは､前走と｢直線距離が同じ｣の｢★｣付き｡馬券はヴェラアズールから流した3連複38.4倍が的中しました｡

▲ジューンSは9→12→7で決着

このレースで6番人気②着だったブレークアップは､研究中の“巻き返しパターン"での好走｡前々走馬券圏内(②着)→前走馬券圏外(⑪着)でした｡前々走がハンデ54kgで､今回が55kgだったこともあってか､6番人気でした｡

また､このレースではもう1頭の対象馬アイブランコが｢持ち時計は他馬とのタイム差に注目作戦｣の狙い馬で､2つの新馬券術コラボとなっていました｡10番人気だったため､高配当の使者になるかと期待していたのですが､⑧着でした…｡

そして､馬券は的中しませんでしたが､桑名Sはエンデュミオンが9番人気①着､シャイニングフジが5番人気③着｡対象馬6頭のうちの2頭が好走し､どちらも｢★｣付きでした｡

桑名Sは12番人気②着のヴィアルークスが抜けたのですが､この馬は中京芝1600mで[2.1.0.1]という実績があり､近2走は中京→阪神で連勝中でした｡今思えば買えてましたねぇ…｡


◆各競馬場の直線距離による分類
●ロング
芝:東京､阪神外回り､新潟外回り
ダート:東京､中京

●ミドル
芝:阪神内回り､京都外回り､中京､新潟内回り
ダート:新潟､阪神

●ショート
芝:中山､京都内回り､福島､小倉､札幌､函館
ダート:中山､京都､福島､小倉､札幌､函館

今週の対象馬はページ最下部をご覧ください｡3連単･馬単の頭､WIN5で狙うなら､『直線距離が同じ』の｢★｣付きということになります｡『直線距離延長』の｢〇｣付き､『直線距離短縮』の無印は頭以外で狙います｡

そして､今週は3歳OPの一戦･ユニコーンSが行われます｡今年の3歳OPにおいて､出走前時点でメンバー中最も速い上がりを使っていた馬の成績は[8.6.3.29](勝率17.4%､複勝率37.0%)という好成績です｡

ユニコーンSはハセドンが対象馬で､この馬はページ最下部のまとめでも｢★｣付き｡馬券の軸にハセドンを置き､3連単①着付けまで狙ってみます｡

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続いて､新馬券術｢未勝利戦は初ダート馬作戦｣の検証です｡12日(日)中京3Rは初ダートの馬が1頭だけ｡そのサンライズアムールが4番人気①着と勝ち切って､馬連17.7倍が的中しました｡

▲12日中京3Rは3→13→14で決着


サンライズアムールは前走の芝が3番人気⑦着で､今回は4番人気｡購入の流れに照らし合わせると､3連単①着付けで勝負できる馬でしたが､相手が絞り切れず馬連での勝負となりました｡ただ､｢馬単①着付け流しを購入すれば良かった…｣とレース後に後悔｡馬単なら30.7倍でした｡

先週､ダートの未勝利戦へ出走した初ダートの馬の成績は[1.1.0.18](勝率5.0%､複勝率10.0%)｡このうち前走8番人気以内に絞ると[1.0.0.4](勝率20.0%)でした｡前走8番人気以内で唯一の好走馬をしっかり馬券で捉えることができました｡

一方､ダートの未勝利戦へ出走した初出走の馬の成績は[0.0.1.5]｡一応の狙い目としている｢4番人気以内｣の馬は先述のキャリックアリード1頭だけで､4番人気③着でした｡

研究を続けていく中で｢ダートの未勝利戦へ出走する初出走の馬を警戒するのは4月まで｣という傾向が見えてきています｡この時期は､気になった馬がいても､5番人気以下ならスパッと消していく方が回収率アップに繋がりそうです｡

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続いて､新馬券術｢持ち時計は他馬とのタイム差に注目作戦｣の検証です｡先週は2鞍に1頭ずつ狙い馬がいましたが､どちらも馬券圏内に入ることができませんでした｡

エプソムCの狙い馬だったザダルは3番人気⑥着で､勝ち馬とは0秒2差､③着馬とは0秒1差｡持ち時計をベースに今回の斤量1kg増減=0秒2で計算する“想定持ち時計"の比較では抜けていたものの､今回は斤量58kgでしたから､やはり重馬場が影響したのかもしれません｡

今週狙えそうなレースは3鞍｡そのうち2鞍は､この新馬券術が高配当を呼び込んだ実績のあるハンデ戦です｡

■スレイプニルS(東京ダート2100m)
1位:2分7秒1(不良)アルドーレ
2位:2分7秒8(不良)アメリカンフェイス
3位:2分9秒6(良)ゲンパチルシファー

■檜山特別(函館ダート1700m)
1位:1分43秒2(不良)モズピンポン
2位:1分43秒7(重)レッドエランドール
3位:1分44秒1(不良)アースライザー

■町田特別(東京芝2400m)
1位:2分24秒2(良)マイネルステレール
2位:2分24秒7(良)シュブリーム
3位:2分25秒5(良)レインフロムヘヴン

スレイプニルSの“想定持ち時計"1位は2分7秒5のアルドーレ｡2位に0秒7差をつけていて､一応の目安となる0秒5以上の差をクリアしています｡不気味なのは2分10秒0で4位のゲンパチルシファーが持ち時計を良馬場で記録している点｡アルドーレを信頼しますが､ゲンパチルシファーにも警戒しておきます｡

檜山特別は2勝クラスのハンデ戦｡“想定持ち時計"比較では1位が1分42秒8のモズピンポンで､2位を0秒7リードしています｡3歳馬がいないここは､モズピンポンを狙いましょう｡

町田特別も同じく2勝クラスのハンデ戦｡“想定持ち時計"比較では､2分23秒6のマイネルステレールが2位と0秒9差で1位となっています｡ペースによって時計が大きく変化しそうな2400m戦ですが､このタイム差があればマイネルステレールを狙ってみておもしろいのでは?

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さて､夏競馬にシフトした先々週は3歳馬が大活躍しましたが､先週も3歳馬が1頭でも出走した3歳以上条件の平地競走28レースのうち､3歳馬は20勝｡このうち､函館は11レース中10勝しています｡

ただ､この状況では3歳馬に人気が集中するのは必然｡前述の28レースでは3歳馬の平均人気が5.5番人気だったのに対し､古馬は8.7番人気でした｡今週もこの傾向が続くでしょう｡逆に言えば､馬券圏内に来る古馬を狙い撃ちできれば好配当ゲットに近づきます｡

実は3歳馬と一緒に走って好走していた古馬の成績を見ていて､ちょっと気になったことがあります｡過去に同級以上で好走した馬が､再び好走しているように思えたんですよね｡

そこで､前述の28レースで馬券圏内に入った古馬38頭を､過去に同級以上のクラスで一度でも馬券圏内に入ったことがある馬とそうでない馬に分けて､成績を調べたところ､以下の傾向が出ました｡

馬券圏内あり:28頭
馬券圏内なし:10頭

馬券圏内に入ったことがなかった10頭のうち､昇級初戦が4頭､昇級2戦目が2頭｡つまり､3歳馬優勢の状況で狙える古馬は､過去に現級以上で好走歴があった馬か､昇級2戦目までの古馬ということになります｡

それを踏まえて臨んだのが､12日(日)中京8R｡3連複391.8倍が的中しました!

▲12日中京8Rは13→2→11で決着

このレースは出走13頭のうち､古馬が6頭｡そのうち過去に同級以上で馬券圏内に入ったことのある馬が2頭いました｡その中から1勝クラスで8回馬券圏内に入っている上､持ち時計が出走メンバー中1位だったワイドレッジャドロ(6番人気)を3連複の軸に抜擢｡この馬から3歳馬などに流したところ､①着まで突き抜けて高配当｡②着が10番人気の3歳馬レイメイだったことで高配当となりました｡

3歳優勢だからこそ､好配当の使者は古馬｡新馬券術として確立させることも視野に入れつつ､今週も買える古馬を見極めて､好配当ゲットを目指します!


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