どうも! “馬迷男"八木たかおです! エアコン無しでは生きていけないような気がする暑さが続いていますが､JRAさんもこの夏､暑さ対策を実施｡北海道を除いて､主に夏場に開催する競馬場の馬房にクーラーを設置しました｡開催中の福島と小倉をはじめ､新潟､中山､中京の3競馬場にも設置されるそうです｡暑いのは人も馬も同じ｡少しでも過ごしやすい環境の中でお馬さんに頑張ってもらいたいものです｡

そんな暑さとの闘いにもなる夏競馬で現在､新馬券術｢夏競馬は敢えて古馬に注目作戦｣を検証中｡先週もスマッシュヒットを連発しました｡まずは16日(土)小倉12R｡3連複54.9倍が的中しました｡

▲16日小倉12Rは4→5→8で決着

■狙える古馬の条件
･前々走､前走のどちらかにおいて同級以上で馬券圏内がある
･昇級2戦目まで(地方で勝ち上がってきた馬を除く)

このレースは12頭立てで3歳5頭､古馬7頭という組み合わせ｡古馬の中では前々走②着の5歳馬スノーテーラー､前走③着の4歳馬モラトリアムの2頭が｢狙える古馬の条件｣を満たしていましたが､スノーテーラーは約1年2ヶ月ぶり｡そこでモラトリアムを軸に抜擢したところ､4番人気③着と馬券圏内を確保してくれました｡

一方のスノーテーラーも7番人気①着で､終わってみれば､どちらを軸にしていても的中馬券にたどり着いていました｡②着は1番人気の3歳馬テーオースパローでした｡

16日(土)函館7Rは､5歳馬スズカサウスソングを①着付けにした3連単64.6倍と､この馬から流した馬連8.4倍が的中です｡

▲16日函館7Rは7→11→12で決着

このレースも12頭立てで3歳5頭､古馬7頭｡古馬の中で3頭が｢狙える古馬の条件｣に該当していて､特に注目だったのは近2走がともに②着で､今回1番人気に支持されていたスズカサウスソングでした｡ここまでの検証で､該当馬で1番人気となった馬は信頼度が高いという傾向が出ています｡

レースはスズカサウスソングが①着まで突き抜けて､②着は2番人気の3歳馬､③着は4番人気の3歳馬｡人気上位の馬で決着したため､配当は跳ねませんでしたが､スズカサウスソングをしっかり狙うことができました｡

さらに16日(土)函館8Rは軸馬選びをひと工夫｡4歳馬クレマチステソーロから流した3連複43.9倍と馬連27.7倍が的中しました｡

▲16日函館8Rは8→12→7で決着

このレースは14頭立てで3歳馬6頭､古馬8頭という組み合わせ｡軸にしたクレマチステソーロは前々走⑦着､前走④着だったので｢狙える古馬の条件｣を満たしていなかったのですが､前走は勝ち馬と0秒1差｡また､芝1200mの持ち時計も出走メンバーの中で1位タイ｡これらを考慮して軸に抜擢したところ､5番人気②着と好走してくれました｡

このレースの人気は1～4番人気が3歳馬で､4→5→2番人気での決着｡先述の通り､馬連27.7倍という配当になりましたが､①着と②着が｢古馬と1番人気以外の3歳馬｣あるいは｢古馬同士｣の場合は好配当が期待できます｡

16日(土)函館9Rの湯浜特別は前走③着だった5歳馬フームスムートが3番人気②着となり､この馬から入って3連単18.7倍､3連複4.6倍が的中｡上位3頭の人気が抜けていたため､3連単をトリガミ防止に使うパターンでしたが､1→3→2番人気の決着となってわずかにトリガミ…｡

▲湯浜特別は5→7→1で決着

先週行われた3歳馬が1頭でも出走した3歳以上条件の平地競走は28鞍｡世代ごとの成績は下記の通りです｡

3歳[21.15.13.74](勝率17.1%､複勝率39.8%)
4歳[3.11.6.110](勝率2.3%､複勝率15.4%)
5歳以上[4.3.8.86](勝率4.0%､複勝率14.9%)

4歳馬は先々週も[2.8.7.88](勝率1.9%､複勝率16.2%)とやや不振で､ここ2週はむしろ5歳以上の馬の健闘が目立っています｡人気の3歳馬を嫌った場合､5歳以上の馬よりも成長力のありそうな4歳馬から入りたくなりますが､実績のある5歳以上の馬を狙った方が馬券的妙味があるのかもしれません｡

そして｢狙える古馬の条件｣該当馬の成績は[6.5.6.59](勝率7.9%､複勝率22.4%)｡先週までと比べるとやや不振でしたが､それでも古馬全体と比較すると良績を残しました｡

また､該当馬で1番人気となった馬は[1.0.0.4]｡先々週まではパーフェクト連対だったのですが､先週は馬券圏内に入れないレースがありました｡

さらに､狙える可能性が浮上していた人気最上位古馬の先週の成績は[2.3.0.23](勝率7.1%､複勝率17.9%)｡このうち1～3番人気に絞ると[1.2.0.19](勝率4.5%､複勝率13.6%)となります｡

｢人気最上位古馬を狙う場合は複勝､馬連､3連複｣｢人気最上位古馬が1～3番人気ならば単勝､単式①着付け｣という仮説を提案していましたが､先週の結果はその仮説を裏付けるものにはなりませんでした｡今週の結果を踏まえて､方向修正が必要になるかもしれません｡

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続いて､新馬券術｢未勝利戦は初ダート馬作戦｣の検証に移ります｡2歳未勝利戦も始まっていますので､名称は｢3歳未勝利戦は初ダート馬作戦｣とします｡この新馬券術では､17日(日)函館4Rの3連複41.2倍が的中しました｡

▲17日函館4Rは12→2→11で決着


このレースは初ダートの馬がフウゲツムヘンの1頭だけでした｡前走8番人気→今回7番人気だったので､｢購入の流れ｣に照らし合わせて3連複の軸として馬券を購入したところ､2番手追走から①着｡3連単は371.1倍となったのですが､ここは仕方ありません｡ただ､｢対象馬が1頭だけなら思い切って頭から入る手もあったかも…｣という後悔の念もあります｡

16日(土)福島3Rは初ダートの馬2頭を中心にした3連複フォーメーションを組み､そのうちトリプルスリルが3番人気②着｡しかし､配当は1→3→2番人気の決着で15.7倍に留まり､トリガミとなりました…｡

▲16日福島3Rは1→2→7で決着

先週､ダートの3歳未勝利戦へ出走した初ダートの馬の成績は[1.1.0.9](勝率9.1%､複勝率18.2%)｡このうち前走8番人気以内に絞ると[1.1.0.5](勝率14.3%､複勝率28.6%)でした｡3歳未勝利終了まで今週を入れて残り7週｡ここからが最後の“狙い時"です｡

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続いて､新馬券術｢前走の上がりに注目作戦｣の検証に移ります｡先週は3鞍に4頭の対象馬がいて[1.0.0.3]でした｡西部日刊スポーツ杯で2番人気①着となったミステリオーソは前走から｢直線距離が同じ｣となる｢★｣付きの対象馬で､頭から狙える1頭でしたが､馬券は的中せず…｡

ミステリオーソは前走･九州スポーツ杯でメンバー最速の上がり37秒0を記録して③着｡今回はメンバー2位の上がり37秒2で､ダートの重馬場にも関わらず差し切りました｡


◆各競馬場の直線距離による分類
●ロング
芝:東京､阪神外回り､新潟外回り
ダート:東京､中京

●ミドル
芝:阪神内回り､京都外回り､中京､新潟内回り
ダート:新潟､阪神

●ショート
芝:中山､京都内回り､福島､小倉､札幌､函館
ダート:中山､京都､福島､小倉､札幌､函館

今週の対象馬はページ最下部をご覧ください｡3連単･馬単の頭､WIN5で狙うなら､『直線距離が同じ』の｢★｣付きということになります｡『直線距離延長』の｢〇｣付き､『直線距離短縮』の無印は頭以外で狙います｡

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続いて､新馬券術｢持ち時計は他馬とのタイム差に注目作戦｣の検証です｡先週は4鞍に4頭の狙い馬がいましたが､いずれも馬券圏外｡よって馬券的中もありませんでした…｡

特に期待していた福島テレビOPのボンボヤージは11番人気⑬着｡ボンボヤージは持ち時計をベースに今回の斤量1kg増減=0秒2で計算する“想定持ち時計"の比較で､2位を0秒8引き離して断トツでした｡過去の検証によって1200m戦の“0秒8差以上"は信頼度が高いという傾向にあったのですが､今回は不発｡過去に連対した5戦は京都芝と小倉芝ですから､軽い馬場の方が合っているのかもしれません｡

今週狙えそうなレースは3鞍｡中京記念にも狙いたい馬を発見しました｡

■安達太良S(福島ダート1150m)
1位:1分7秒3(良)アティード
2位:1分7秒9(重)ナイトブリーズ
3位:1分8秒6(稍重)ナイスプリンセス

■佐世保S(小倉芝1200m)
1位:1分7秒2(良)メメントモリ
2位:1分7秒3(良)ダノンシティ
2位:1分7秒3(良)ロジーナ

■中京記念(函館芝1800m)
1位:1分45秒0(良)スーパーフェザー
2位:1分45秒1(良)ベステンダンク
2位:1分45秒1(良)カイザーミノル

安達太良Sの“想定持ち時計"1位は1分7秒1のアティードで､2位を0秒8リードしています｡ダート1150mの“0秒8差以上"ですから信頼度は高いはず｡福島にしかない距離設定なので未経験の馬もいますが､ここはアティードに期待したいと思います｡

佐世保Sはちょっと迷う一戦｡“想定持ち時計"1位は1分6秒6のメメントモリで､2位を0秒5リード｡一応の基準となる“0秒5差"はクリアしています｡メメントモリの芝1200mの持ち時計は､勝ち馬が当時の日本レコードを記録した去年7月の戸畑特別⑤着時のもの｡やや割り引きたくなりますが､佐世保Sは去年夏の小倉芝で持ち時計を記録した馬が多い組み合わせとなっています｡メメントモリをやや控えめに狙ってみます｡

中京記念は持ち時計上位が拮抗｡しかし､“想定持ち時計"に換算すると､1分44秒4のスーパーフェザーが2位を0秒5引き離して､頭ひとつ抜け出します｡去年の小倉記念③着など小倉実績もあるので､ここはスーパーフェザーから入ります｡前走･米子Sが⑭着なので､逆に美味しい1頭かも?

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さて､僕は実際に現地で見たことはないのですが､｢相馬野馬追｣がこの週末､23～25日にかけて行われます｡競馬好き､馬好きであれば､名前くらいは知っているという方もきっと多い有名な神事ですよね｡

地元の皆さんに親しまれているこのお祭りに､2002年の皐月賞を15番人気で勝ったノーリーズンが参加するそうです｡現在23歳ですが､砂浜で行う日課のトレーニングではスピード感抜群の走りを見せているとか｡暑い中､人馬ともに大変だとは思いますが､参加される方はG1ホースの雄姿を目の当たりにできますね｡好配当ゲットの御利益も期待できるかも｡


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