どうも! “馬迷男"八木たかおです! この8月､金沢競馬では開催日の第1Rで3連単の払戻率を上限の80%に設定する｢金沢競馬プレミアム･ワン(1R)｣を実施しています｡通常の払戻率はJRAと同じ72.5%なので7.5%の上乗せ! ｢これはお得じゃないの!?｣とほくそ笑んで､初の実施となった2日(火)の1R(ダート1400m)の馬柱をチェックしたのですが､メンバーの大半が初距離やJRA･他場からの転入初戦で能力比較が超難解｡すぐにビビッてケンに回りましたw しかし今後､チャンスがあれば果敢に挑戦したいと思います(編注:結果は7頭立てで3→2→5番人気での決着となりました)｡

もう少し能力比較が簡単なJRAのレースでは､先週｢あと一歩で万馬券｣という好配当をゲットできました｡30日(土)新潟12Rは新馬券術｢夏競馬は敢えて古馬に注目作戦｣によって､3連単98.0倍が的中しました｡

▲30日新潟12Rは17→14→16で決着

■狙える古馬の条件
･前々走､前走のどちらかにおいて同級以上で馬券圏内がある
･昇級2戦目まで

新潟千直だったこのレースは18頭立てで3歳馬3頭､古馬15頭という組み合わせながら､近2走で馬券圏内に入っていた古馬は､前走がダートで③着だった5歳馬カゼノタニノアヤカ1頭だけ｡しかも､絶好の8枠17番に入っていました｡そこで3連単①着付け流しを購入したところ､2番人気①着と快勝｡②着は1番人気の3歳馬､③着は6番人気の5歳馬でした｡軸があっさり決まったこのレースは､新馬券術がばっちりハマりました｡

30日(土)札幌8Rは新馬券術を少し応用して､馬連87.5倍という好配当が的中｡馬券の軸に据えた4歳馬ヒットザシーンが3番人気②着で､①着が5番人気の3歳馬メモリーサボアールと､比較的上位人気同士の決着になったのですが､単勝1.9倍だった1番人気馬が⑦着に敗れたことで､配当が跳ねました｡

▲30日札幌8Rは1→2→3で決着

このレースは13頭立てで3歳馬7頭､古馬6頭の組み合わせ｡｢狙える古馬の条件｣に適合する馬が2頭いましたが､ヒットザシーンも前走の函館芝のレースは勝ち馬と0秒3差の④着という惜しい内容でした｡その前走は約3ヶ月半の休み明けで､今回は北海道滞在2戦目｡型通りの上積みを期待できそうな臨戦過程でした｡

そんな理由で軸に抜擢することを決定｡そして､圧倒的1番人気が②着に入った場合はやむを得ませんが､③着に入った場合は3連複ではあまり美味しくないと考えて､馬連を選択しました｡今回の結果を踏まえると､勝ち馬と0秒3差くらいまでであれば､｢馬券圏内と同等｣の扱いにしても良さそうです｡

｢馬券圏内と同等｣扱いの馬を軸にした馬券ではもうひと鞍､30日(土)の豊栄特別で3連複フォーメーション78.9倍が的中｡

▲豊栄特別は9→15→7で決着

3連複フォーメーション1頭目に置いた5歳牝馬チアチアクラシカは2走前の牡牝混合戦で勝ち馬から0秒3差の④着｡さらに持ち時計はメンバー中1位､ハンデ53kgの軽量､新潟芝は過去に[0.2.1.1]と買い材料満載に見えました｡レースはチアチアクラシカが9番人気ながら③着に好走｡①着と②着は3歳馬で､1→4→9番人気の決着となりました｡

惜しむらくはフォーメーション2頭目に上位2頭が入っていたこと｡3連複3点で的中していたことになるので､30点も余計に買っています…｡ついでに書けば④着馬も2頭目にいました｡プラス収支にはなっていますが､もう少し上手で美しい馬券を購入したいものです｡

このほか30日(土)札幌12Rは､前走②着だった4歳馬ラヴォルタを1頭目に据えたフ3連複ォーメーション18.9倍が的中｡追加馬券と合わせてプラス収支に持ち込めました｡

▲30日札幌12Rは2→3→11で決着

2番人気③着と健闘したラヴォルタは連闘での好走｡｢狙える古馬の条件｣に適合していたのはもちろんですが､当日朝に管理する厩舎関係者の方がツイッターで｢厩舎としてレアな連闘策｣という趣旨のことを書かれていたので､｢かなりの意気込みなのでは!?｣と気になっていました｡最近はSNSを利用する厩舎関係者も増えているようなので､そうした情報も上手く馬券に繋げたいものです｡

30日(土)札幌7Rは前走②着だった5歳馬リアルシングが2番人気②着｡勝ったのは1番人気の3歳馬で､この馬から流した馬連5.2倍が的中しました｡ちょっと厚めに買っていた追加馬券と合わせた力業でプラス収支確保です｡

▲30日札幌7Rは1→12→2で決着

先週行われた3歳馬が1頭でも出走した3歳以上条件の平地競走は20鞍｡世代ごとの成績は下記の通りです｡

3歳[11.11.7.57](勝率12.8%､複勝率33.7%)
4歳[5.6.7.83](勝率5.0%､複勝率17.8%)
5歳以上[4.3.6.80](勝率4.3%､複勝率14.0%)

先々週は6歳馬が好調でしたが､先週は16頭が出走して馬券圏内に入ったのはクイーンSで8番人気②着だったサトノセシルと3番人気③着だったローザノワールの2頭だけでした｡

そして先週の｢狙える古馬の条件｣該当馬の成績は[5.6.5.53](勝率7.2%､複勝率23.2%)｡そのうち､1番人気となった馬は1頭いて③着でした｡まずまず狙いが立っている成績と言えそうです｡

狙える可能性が浮上している人気最上位古馬の先週の成績は[4.3.3.10](勝率20.0%､複勝率50.0%)｡単勝回収率98.0%､複勝回収率105.0%と優秀な成績です｡このうち1～3番人気に絞ると[4.2.2.8](勝率25.0%､複勝率50.0%)となり､勝率がアップ｡回収率は単勝回収率123.0%､複勝回収率100.0%となり､どちらも100%以上をクリアします｡

先々週は[0.5.1.7]と勝ち切れなかったのですが､先週は4頭が勝利｡週毎に大きな変化があって傾向が掴みにくくなっています｡ただ､いずれにせよ1～3番人気に絞ったこともあってか､｢狙える古馬の条件｣該当馬よりも安定感を発揮しています｡この安定感を馬券に繋げるには､馬連､3連複がいいのかもしれません｡

なお､今週からこの新馬券術に関して､1レースにつき6頭以上の古馬が対象になった場合は､読者の皆さんが狙い馬を絞ることが難しくなると思いますので､ページ最下部のまとめでは掲載しないこととさせていただきます｡

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続いて､新馬券術｢前走の上がりに注目作戦｣の検証に移ります｡先週は4鞍に8頭の対象馬がいて[2.1.1.4]でした｡関越Sでイクスプロージョンが3番人気①着､佐渡Sでノースザワールドが2番人気②着､ククナが1番人気③着､クイーンSでテルツェットが2番人気①着と好走しました｡

この中では､関越Sの3連複89.9倍が的中｡イクスプロージョンは前走･高山Sをメンバー最速の上がりで①着｡オープン入り初戦となった今回は､中京芝→新潟芝外回りという『直線距離延長』コースへの転戦でした｡ページ最下部のまとめでは｢〇｣付きとなり､このパターンは意外と勝ち切れない傾向があるのですが､メンバー3位の上がりを発揮して連勝しました｡

▲関越Sは8→10→16で決着


◆各競馬場の直線距離による分類
●ロング
芝:東京､阪神外回り､新潟外回り
ダート:東京､中京

●ミドル
芝:阪神内回り､京都外回り､中京､新潟内回り
ダート:新潟､阪神

●ショート
芝:中山､京都内回り､福島､小倉､札幌､函館
ダート:中山､京都､福島､小倉､札幌､函館

今週の対象馬はページ最下部をご覧ください｡3連単･馬単の頭､WIN5で狙うなら､『直線距離が同じ』の｢★｣付きということになります｡『直線距離延長』の｢〇｣付き､『直線距離短縮』の無印は頭以外で狙います｡

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続いて､新馬券術｢持ち時計は他馬とのタイム差に注目作戦｣の検証です｡先週は2鞍に2頭の狙い馬がいて､どちらも馬券圏内に入れませんでした｡よって､この新馬券術による的中馬券はありません…｡

今週狙えそうなレースは3鞍｡この新馬券術が爆発力を発揮したことがあるハンデ戦が含まれています｡

■桑園特別(札幌ダート1700m)
1位:1分43秒4(重)シンヨモギネス
2位:1分43秒5(重)サヴァビアン
3位:1分44秒3(重)マイネルレンカ

■札幌日経OP(札幌芝2600m)
1位:2分35秒8(良)ディバインフォース
2位:2分36秒1(良)アドマイヤアルバ
3位:2分37秒2(良)テンカハル

■新潟日報賞(新潟芝内回り1400m)
1位:1分20秒0(良)ブルーシンフォニー
2位:1分20秒2(良)ビアイ
3位:1分20秒3(良)ペイシャフェスタ

桑園特別は2勝クラスのハンデ戦｡持ち時計をベースに今回の斤量1kg増減=0秒2で計算する“想定持ち時計"を比較すると､1位が1分42秒9のサヴァビアン､2位が1分43秒0のシンヨモギネスとなり､この2頭が3位を0秒5以上引き離しています｡一応の基準としている｢0秒5差以上｣をクリアしたこの2頭は､共に前走が駒場特別で､②着がシンヨモギネス､③着がサヴァビアンでした｡対象馬が6頭となるためページ最下部の表では挙げていませんが､新馬券術｢夏競馬は敢えて古馬に注目作戦｣の｢狙える古馬の条件｣にも該当します｡ここはシンヨモギネスとサヴァビアンの2頭を狙います｡

札幌日経OPの“想定持ち時計"1位は2分36秒0のディバインフォース｡2分36秒7で2位のアドマイヤアルバを0秒7引き離しています｡そして､そのアドマイヤアルバも3位の馬とのタイム差は1秒2｡ディバインフォースとアドマイヤアルバの2頭が抜けている図式なので､素直にこの2頭から入ります｡

新潟日報賞は3勝クラスのハンデ戦｡“想定持ち時計"の比較では1位が1分19秒6のブルーシンフォニーで､2位が1分19秒7のペイシャフェスタ｡この2頭が3位を0秒5以上リードしています｡ここも登録のある3歳馬が出走してくれば､2頭とも｢狙える古馬の条件｣に該当します｡ブルーシンフォニーとペイシャフェスタに期待です｡

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続いて､新馬券術｢3歳未勝利戦は初ダート馬作戦｣の検証に移ります｡先週､ダートの3歳未勝利戦へ出走した初ダートの馬の成績は[0.0.0.8]と1頭も馬券圏内に入りませんでした｡よって､この新馬券術での的中もありません…｡


これで2週連続の馬券圏内無し｡これまで狙い目としてきた前走8番人気以内の馬も4頭いましたが､馬券になりませんでした｡最後に馬券圏内に入ったのは3週前の7月17日｡この結果により仮説｢ダートの3歳未勝利戦へ出走した初ダートの馬を狙うのは7月半ばまで｣が浮上｡今週の結果はどうなるでしょうか｡

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さて､僕は肩こり対策のため､週1で近所の整体に通っていて､先日は施術師さんと｢値上げラッシュですねぇ｣なんて世間話をしていました｡その施術師さんはゲームアプリ｢ウマ娘｣で競馬の世界に触れたという人｡｢馬券は値上げしてないんですか?｣と質問されました｡初心者ならではのおもしろい視点だと思ったんですよね｡

一部のウインズでは500円単位の発売機が設置されていたりしますが､それは施設や発売機によるもので､最近の競馬ファンにとっては｢馬券=100円から｣というイメージが基本的に定着していると思います｡そう言われるとずーっと一口100円のまま｡

払戻率は多少の変化がありましたが､世の中のものがほとんど値上げしてきた中､価格据え置き｡しかも､冒頭に書いた金沢競馬のような取り組みもありますし､JRAさんでも払戻5%アップなどのキャンペーンが行われます｡これっていわゆる“実質値下げ"ってやつなのでは? 馬券で儲けやすくなった時代…と簡単には言えませんが､上手な立ち回りがより回収率アップに繋がりやすい時代なのかもしれませんね｡


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