馬迷男の挑戦
「夏競馬は古馬狙い作戦」が好調! 2歳戦回収率100%超の種牡馬を発見!
どうも! “馬迷男” 八木たかおです! 往年の名マイラー・タイキシャトルの訃報が伝えられました。「強い馬は条件を問わない」などと言われますが、右回り・左回り、良馬場・道悪、さらには国内・海外も問題にしなかった馬です。自身が1番人気で勝ったジャックルマロワ賞の直後に死んだのも、何か意味があるような気がしてしまいます。天国から日本の競馬を、そして海外への挑戦を見守ってもらいましょう。
競馬ファンは粛々と馬券を買って、走っている馬を見守るのが役割です。まずは新馬券術「夏競馬は敢えて古馬に注目作戦」の検証から。13日(土)羊ヶ丘特別の3連複35.8倍、馬連32.5倍が的中しました。
▲羊ヶ丘特別は3→12→1で決着
■狙える古馬の条件
・前々走、前走のどちらかにおいて同級以上で馬券圏内がある
・昇級2戦目まで
■狙える古馬の条件Ver.2
・古馬の中で人気最上位かつ1~3番人気
・1番人気は信頼度◎
このレースは14頭立てで3歳1頭、古馬13頭という組み合わせでしたが、その3歳馬が2番人気でした。「狙える古馬の条件」該当馬は3頭いて、そのうちの1頭だった4歳馬ココリホウオウを馬券の軸に指名。内枠有利とされる札幌芝1500mの7枠12番ということで少し不安もありましたが、勝ち馬から0秒1差の②着だった前走・芦ノ湖特別を素直に評価しました。
勝ったのは「狙える古馬の条件」に該当していた5番人気の5歳馬グレイトオーサーで、②着が4番人気だったココリホウオウ。1番人気③着の4歳馬イズンシーラブリーは前々走・テレ玉杯で④着ながら勝ち馬とは0秒1差でした。この新馬券術では “勝ち馬と0秒1差以内” は「馬券圏内と同等」扱いとしています。そうした理由で馬券に入れていたところ、3連複が的中しましたが、5→4人気で決着した馬連の方が購入金額が多かったので、まずまず美味しい払い戻しとなりました。
そして、先週バージョンアップした「狙える古馬の条件Ver.2」を使った馬券でも的中がありました。14日(日)札幌12Rは1番人気だった4歳馬ムジックから流した3連複19.4倍が的中。追加馬券でプラス収支に持ち込めました。
▲14日札幌12Rは7→4→9で決着
このレースは12頭立てで3歳馬5頭、古馬7頭でした。ムジックは前々走と前走が連続②着で、今回が1番人気だったので「狙える古馬の条件」・「狙える古馬の条件Ver.2」の両方に該当。その上、ダート1000mの持ち時計もメンバー1位だったので、買い材料満載の1頭でした。
レースはムジックが①着で、②着が3番人気の3歳馬、③着が4歳馬スイートカルデアで決着。スイートカルデアは前々走で1勝クラスを勝ち上がり、昇級初戦の前走が⑭着だったので「狙える古馬の条件」該当馬でした。1~3番人気の3頭で決まった3連複にしては、19.4倍はよくついた方でしょう。助かりましたw
14日(日)札幌8Rは1番人気だった5歳馬リアルシングから流した馬連13.2倍が的中。リアルシングも前々走・前走が連続②着で、今回は1番人気だったので「狙える古馬の条件」・「狙える古馬の条件Ver.2」でした。
▲14日札幌8Rは5→12→6で決着
13頭立てで3歳馬4頭、古馬9頭の対戦だったこのレースを勝ったのはリアルシングで、②着が5番人気だった5歳馬フームスムート、③着が2番人気だった3歳馬。フームスムートは前々走②着だったので「狙える古馬の条件」該当馬でした。
13日(土)小倉12Rも「狙える古馬の条件」・「狙える古馬の条件Ver.2」のダブル該当馬から入りました。馬券の軸にした4歳馬マテンロウエールは前々走・前走で連続②着。さらに3走前は③着で、3走連続馬券圏内。これほどの安定感を見せていながら、今回1番人気で単勝オッズは3.7倍でした。2~4番人気が3歳馬だったので、どうやら人気を持って行かれていたようです。馬連7.6倍をしっかり的中させ、追加馬券でプラス収支となりました。
▲13日小倉12Rは2→14→4で決着
このレースは15頭立てで3歳馬7頭、古馬8頭の対戦。①着がマテンロウエール、②着が3番人気の3歳馬、③着が2番人気の3歳馬でした。
先週行われた3歳馬が1頭でも出走した3歳以上条件の平地競走は25鞍。世代ごとの成績は下記の通りです。
3歳[18.13.12.87]勝率13.8%、複勝率33.1%
4歳[5.7.8.107]勝率3.9%、複勝率15.7%
5歳以上[2.5.5.76]勝率2.3%、複勝率13.6%
先週の「狙える古馬の条件」該当馬の成績は、[7.4.6.46]勝率11.1%、複勝率27.0%。また、該当馬で1番人気となった馬は4頭いて[3.0.1.2]でしたから、勝った3頭のレースはすべて的中させることができました。なお、③着だったのは小倉記念のジェラルディーナです。
そして、人気最上位古馬の先週の成績は[4.0.5.16]勝率16.0%、複勝率36.0%で、このうち1~3番人気に絞ると[4.0.4.7]勝率26.7%、複勝率53.3%。この数字であれば、「狙える古馬の条件Ver.2」で十分、回収率アップに繋げられそうです。
続いて、新馬券術「前走の上がりに注目作戦」の検証に移ります。先週は5鞍に10頭の対象馬がいて[2.0.3.5]でした。好走馬は、コスモス賞でモリアーナが1番人気①着、ウェイビーが2番人気③着。不知火Sでタガノパッションが3番人気③着。小倉記念でジェラルディーナが1番人気③着。TVh賞でマイネルクロンヌが1番人気②着。馬券はマイネルクロンヌから流したTVh賞の3連複29.2倍が的中しました。
▲TVh賞は11→10→2で決着
マイネルクロンヌはメンバー最速タイの上がり36秒6を繰り出しましたが、逃げ馬が同タイムの上がりだったため、差し切れず0秒2差の②着でした。3勝クラスへの昇級初戦、道悪(稍重)の影響もあったかもしれません。しかし、これでダート転向後、3戦連続でメンバー最速の上がりを記録。今後も安定感のある末脚に期待できそうです。
■前走で速い上がりを記録した馬をもっとも狙えるのは『直線距離が同じ』
■『直線距離延長』『直線距離短縮』は馬券の頭から狙わない
■『直線距離延長』『直線距離短縮』は馬券の頭から狙わない
◆各競馬場の直線距離による分類
●ロング
芝:東京、阪神外回り、新潟外回り
ダート:東京、中京
●ミドル
芝:阪神内回り、京都外回り、中京、新潟内回り
ダート:新潟、阪神
●ショート
芝:中山、京都内回り、福島、小倉、札幌、函館
ダート:中山、京都、福島、小倉、札幌、函館
今週の対象馬はページ最下部をご覧ください。3連単・馬単の頭、WIN5で狙うなら、『直線距離が同じ』の「★」付きということになります。『直線距離延長』の「〇」付き、『直線距離短縮』の無印は頭以外で狙います。
続いて、新馬券術「持ち時計は他馬とのタイム差に注目作戦」の検証です。先週は4鞍に5頭の狙い馬がいて、不知火Sでエスコーラが1番人気①着。馬券もエスコーラから流した3連複14.1倍が的中しました。
▲不知火Sは10→9→6で決着
エスコーラが持ち時計を記録したレースは、全体的に時計が速かった去年夏の小倉で未勝利戦を日本レコードで勝った時のもので、今回は約9ヶ月半ぶりの出走でした。「素質に警戒しながらも、控えめに狙うべきでしょうか」とやや慎重に扱いましたが、ここを勝って4連勝。まだまだ上を目指せる器のようです。
また、先ほど新馬券術「前走の上がりに注目作戦」でTVh賞での3連複的中を報告しましたが、そのレースで警戒していたのはペイシャキュウ。持ち時計1分44秒3はメンバー中3位ながらダート良で記録したもので、上位2頭の持ち時計は道悪で記録されていました。レースの結果は、持ち時計上位2頭は共に馬券圏外となり、ペイシャキュウは2番人気で③着。逆転が発生しました。持ち時計を記録した時の馬場状態のチェックは怠れません。
今週狙えそうなレースは3鞍。この新馬券術と相性の良いハンデ戦が2鞍含まれているので、そろそろ久しぶりのホームランをかっ飛ばしたいところです。
■札幌日刊スポーツ杯(札幌芝2600m)
1位:2分37秒7(良)ナオミラフィネ
2位:2分38秒9(良)マベルロンジュ
3位:2分39秒1(良)ウインヴァカンス
■上越S(新潟ダート1200m)
1位:1分9秒1(重)マラードザレコード
2位:1分10秒1(良)ララクリュサオル
2位:1分10秒1(不良)ローレルジャック
■薩摩S(小倉ダート1700m)
1位:1分41秒7(重)クリノホノオ
2位:1分42秒7(重)アラジンバローズ
3位:1分43秒1(重)ギブミーラブ
札幌日刊スポーツ杯は2勝クラスのハンデ戦。持ち時計をベースに今回の斤量1kg増減=0秒2で計算する “想定持ち時計” の比較では、1位が2分37秒3のナオミラフィネで、2位を1秒2と大きく引き離しています。2600m戦なのでペース・展開によって走破時計が大きく変わりそうですが、軽ハンデ53kgということもあり、狙ってみたい1頭です。
この新馬券術の “常連” マラードザレコードが得意の新潟ダート1200m・上越Sに出走してきます。今年5月の八海山Sでも狙い馬となり、6番人気で②着に逃げ粘りました。マラードザレコードは今回も “想定持ち時計” 比較で1分9秒1の1位で、2位を0秒9リード。短距離戦としては大きな差をつけています。ただ、今回は良馬場でメンバー中3位の持ち時計を記録しているララクリュサオルにも警戒が必要かもしれません。
薩摩Sは3勝クラスのハンデ戦。“想定持ち時計” 1位は1分41秒7のクリノホノオで、2位を0秒8リードしています。クリノホノオが持ち時計を記録したレースは、ホッコーハナミチがコースレコードで勝った去年7月のインディアT。このレースでクリノホノオは0秒3差の③着と健闘しました。
去年夏の小倉ダートは道悪になると速い時計が出ていたので、クリノホノオの持ち時計を割り引くことも考えましたが、このレースの登録馬には同じく去年夏の小倉ダートで持ち時計を記録した馬が多数。ここは叩き2走目の上積みも見込めるクリノホノオに期待してみましょう。
続いて、新馬券術「3歳未勝利戦は初ダート馬作戦」の検証に移ります。先週、ダートの3歳未勝利戦へ出走した初ダートの馬は10頭で、すべて馬券圏外でした。なお、もう1頭が競走除外となっています。狙い目としてきた前走8番人気以内の馬も7頭いたのですが、好走できませんでした。そのため、この新馬券術での的中はありません…。
先々週に久しぶりに馬券圏内に入る馬がいたので、先週の結果に注目していましたが、週を追うごとに仮説「ダートの3歳未勝利戦へ出走した初ダートの馬を狙うのは7月半ばまで」の裏付けが強まっている印象です。
■「3歳未勝利戦は初ダート馬作戦」購入の流れ(暫定)
[1]馬券の軸は、初ダートの馬の中から前走8番人気以内
[2]軸から初ダートの馬&気になる馬に流す
[3]軸になった馬が4番人気以内であれば単式①着付けも検討
[1]馬券の軸は、初ダートの馬の中から前走8番人気以内
[2]軸から初ダートの馬&気になる馬に流す
[3]軸になった馬が4番人気以内であれば単式①着付けも検討
さて、当コラムでは先週、2歳新馬戦・2歳未勝利戦に関して、芝はダノンバラード産駒、ダートはヘニーヒューズ産駒とマインドユアビスケッツ産駒が回収率の面から狙い目になるのでは…と注目しました。そして実際に馬券を購入してみたところ、13日(土)新潟1R(ダート1200m)でヘニーヒューズ産駒のリリージェーンが9番人気③着に入り、複勝7.2倍が的中。
▲13日新潟1Rは3→7→14で決着
さらに、14日(日)小倉1R(芝1200m)でダノンバラード産駒のセロンテソーロが7番人気②着と好走し、こちらも複勝7.2倍が的中しました。
▲14日小倉1Rは10→5→6で決着
当コラム注目種牡馬の2歳世代について、先週までの新馬戦・未勝利戦の成績をチェックしておきましょう。
芝のレース出走のダノンバラード産駒
[3.3.8.23]
単勝回収率108.0%、複勝回収率211.0%
ダートのレース出走のヘニーヒューズ産駒
[3.3.3.7]
単勝回収率366.0%、複勝回収率183.0%
ダートのレース出走のマインドユアビスケッツ産駒
[2.2.2.3]
単勝回収率161.0%、複勝回収率184.0%
いずれも単複ともに回収率100%超えを維持。「複勝を買うなら3連複でも…」と考えなくもないですが、13日(土)新潟1Rは14番人気の馬が②着、14日(日)小倉1Rは9番人気の馬が③着に入り、どちらも大荒れのレースとなりました。今週も控えめに複勝を購入しつつ、データを集めようと思います。
★今週の狙い馬★
【新潟・土曜】
【新潟・日曜】
【小倉・土曜】
【小倉・日曜】
【札幌・土曜】
【札幌・日曜】
★各項目の説明★
上「前走の上がりに注目作戦」
※ハンデ戦、牝馬限定戦、古馬戦を重視、前走および今回が1200m以下の場合は対象外
※中13週以上、前走が勝ち馬と1秒1差以上は割引
※前走よりも直線距離が長いコースを走る馬は馬名の前に「◯」、直線距離が同程度のコースを走る馬は馬名の前に「★」
※前走が同級以上の馬は(同級)を表記
初「3歳未勝利戦は初ダート馬作戦」
※初ダートで、前走が8番人気以内の馬を表記
持「持ち時計は他馬とのタイム差に注目作戦」
古「夏競馬は敢えて古馬に注目作戦」
※3歳馬が出走する古馬混合戦で、近2走以内に現級以上(芝・ダートは別)で③着以内があるか、昇級2戦目以内の古馬を表記(各レースで5頭以下の場合)
【新潟・土曜】
R | 狙い馬 |
---|---|
1 | |
2 | 初カガギムレット、初サトノギベオン |
3 | |
4 | |
5 | |
6 | |
7 | |
8 | 古ベルクハイム |
9 | 古アンクラウデッド、古カズロレアート、古キングスフィリア、古コバルトブルー、古シゲルバクハツ、古トモジャリア、古ファイヴレター |
10 | 持マラードザレコード |
11 | 上アールドヴィーヴル(同級) |
12 | 古サトノディーバ、古スウィートブルーム、古フレイミングサン |
【新潟・日曜】
R | 狙い馬 |
---|---|
1 | |
2 | |
3 | |
4 | |
5 | |
6 | |
7 | |
8 | |
9 | 古ルドラクシャ、古ルルルージュ |
10 | 古シルブロン、古プルミエロール、古ポレンティア、古レベランス |
11 | |
12 | 古テイエムアトム |
【小倉・土曜】
R | 狙い馬 |
1 | |
2 | |
3 | |
4 | |
5 | |
6 | |
7 | |
8 | 古セカンドエフォート、古ハイエストポイント、古ロードドミニオン |
9 | |
10 | 古アドマイヤザーゲ |
11 | |
12 | 古ウェーブメジャー、古コウバコ、古フルールドネージュ、古ヨッシーフェイス、古ラインガルーダ |
【小倉・日曜】
R | 狙い馬 |
---|---|
1 | |
2 | |
3 | 初カラーインデックス、初スクリーンアピール |
4 | |
5 | |
6 | 初エルドラゴ、初サンドスピリット |
7 | 古ナリタローゼ、古モラトリアム |
8 | 古ヒロノクイーン、古マテンロウルビー |
9 | 古カレンヒメ、古シオミチクレバ、古シゲルセンム、古スノーテーラー、古チャイカ、古デアリングウーマン、古ドナウエレン |
10 | 古上アラジンバローズ(★)、古持クリノホノオ、古上ピュアジャッジ、古レガーメペスカ、古ワンダーイチョウ、上ジレトール、上タイガーサイレンス(同級、★) |
11 | 古ジャンダルム、古シンシティ、古タイセイビジョン、古チェアリングソング、古ディヴィナシオン |
12 | 古アウサンガテ、古サンライズヘルメス |
【札幌・土曜】
R | 狙い馬 |
---|---|
1 | |
2 | |
3 | 初ミュステーリオン |
4 | |
5 | |
6 | |
7 | |
8 | 古ベストチャーム、古ユスティニアン |
9 | 古ヴェントボニート、古ディープリッチ、古マイネルプリンチペ |
10 | 古プリファードラン |
11 | 古ウインヴァカンス、古チャックネイト、古ナムアミダブツ、古マベルロンジュ、持ナオミラフィネ |
12 |
【札幌・日曜】
R | 狙い馬 |
---|---|
1 | |
2 | 初コスモプルエバ、初ハートホイップ、初ミヤビルーナ、初リーセフィヨルド |
3 | 初マイネルキング |
4 | |
5 | |
6 | 古テーオーバフェット |
7 | |
8 | 古エレガントチャーム、古ヒットザシーン、古プリペアード |
9 | |
10 | 古シンヨモギネス、古タガノペカ、古モズマゾク |
11 | |
12 | 古ウキウキホリデー、古カバーガール、古モンファボリ、古ヤマニンルリュール |
★各項目の説明★
上「前走の上がりに注目作戦」
※ハンデ戦、牝馬限定戦、古馬戦を重視、前走および今回が1200m以下の場合は対象外
※中13週以上、前走が勝ち馬と1秒1差以上は割引
※前走よりも直線距離が長いコースを走る馬は馬名の前に「◯」、直線距離が同程度のコースを走る馬は馬名の前に「★」
※前走が同級以上の馬は(同級)を表記
初「3歳未勝利戦は初ダート馬作戦」
※初ダートで、前走が8番人気以内の馬を表記
持「持ち時計は他馬とのタイム差に注目作戦」
古「夏競馬は敢えて古馬に注目作戦」
※3歳馬が出走する古馬混合戦で、近2走以内に現級以上(芝・ダートは別)で③着以内があるか、昇級2戦目以内の古馬を表記(各レースで5頭以下の場合)
※投稿いただいた内容は、今後、弊社雑誌、書籍、ウェブ、その他の媒体へ掲載・収録させていただくことがあります。ご了承ください。