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馬迷男の挑戦

ローズSを末脚自慢狙いで的中! オールカマーで自信の1頭とは?


どうも! “馬迷男” 八木たかおです! 先週は台風にやきもきする3日間開催でした。注目の菊花賞トライアル・セントライト記念も、時期が時期だけに台風の影響を受けやすい印象のあるレース。実際1996年(勝ち馬ローゼンカバリー)、2013年(勝ち馬ユールシンギング)に順延されています。今年はあいにくの道悪でしたが、無事にレースが行われました。

この週末も、台風上陸のおそれがあるようです。馬場状態の判断が難しそうですが、こちらは雨が降ろうが、雪が降ろうが、お馬さんさえ走ってくれれば馬券を買うのがもはや責務です。芝コースが稍重だった18日中山8Rは、先週から改名した「3歳よりも古馬狙い作戦」の応用によって、3連単95.3倍が的中しました。

▲18日中山8Rは7→10→6で決着

■狙える古馬の条件
・前々走、前走のどちらかにおいて同級以上で馬券圏内がある
・昇級2戦目まで

■狙える古馬の条件Ver.2
・古馬の中で人気最上位かつ1~3番人気
・1番人気は信頼度◎

このレースは14頭立てで3歳馬6頭、古馬8頭の組み合わせでした。その中で「狙える古馬の条件」該当馬として2頭が挙がっていたのですが、ここは3歳馬ウインピクシスが強いとみて3連単①着付け固定。単勝1.8倍の圧倒的1番人気に応えてウインピクシスが①着となり、②着は5番人気の5歳馬エレガントチャーム、③着は2番人気の4歳馬アンフィニドールでした。

実は②&③着に入った古馬は文末まとめに挙がっていなかった2頭。ただ、②着エレガントチャームは3走前に0秒1差③着があり、③着アンフィニドールは前々走の牡牝混合戦で勝ち馬から0秒2差の④着でした。この新馬券術で勝ち馬と0秒3差以内であれば“馬券圏内と同等"の扱いをしていますし、アンフィニドールは持ち時計もメンバー中1位。見逃さず馬券に入れることができました。

同日の納屋橋Sは対象馬が好走して的中。このレースは、ファンタジーS③着、エルフィンS②着があり、連勝中だったママコチャが単勝1.3倍の1番人気でした。この馬を馬単①着付けにして、対象馬5頭の中から3頭をピックアップ。3番人気だった4歳馬ヴィルヘルムが②着に入り、馬単7.8倍が的中です。

▲納屋橋Sは1→12→7で決着

ヴィルヘルムは前々走①着で、前走は0秒3差④着。そして、前走以上という趣旨の陣営コメントも後押しになりました。

17日中山7Rは狙い馬として1頭だけ挙がっていた4歳馬ミステリーウェイが2番人気②着。この馬を②着付けにした3連単21.1倍が的中し、追加馬券でプラス収支に持ち込めました。

▲17日中山7Rは8→5→7で決着

このレースは8頭立てで、3歳馬と古馬が4頭ずつ。ミステリーウェイはこれまで[1.4.0.11]で、現級では②着が4回。そこで馬連購入も頭をよぎりましたが、少頭数のここは強気に①着流しと②着流しを購入。①着が1番人気の3歳馬、③着が4番人気の3歳馬だったので配当は跳ねなかったものの、的中馬券をゲットできました。

先週行われた3歳馬が1頭でも出走した3歳以上条件の平地競走は35鞍。世代ごとの成績は下記の通りです。

3歳[28.23.16.134](勝率13.9%、複勝率33.3%)
4歳[5.8.11.116](勝率3.6%、複勝率17.1%)
5歳以上[2.4.8.104](勝率1.7%、複勝率11.9%)

先週の「狙える古馬の条件」該当馬の成績は[5.7.10.66](勝率5.7%、複勝率25.0%)。該当馬で1番人気となった馬は6頭いて[1.0.0.5]と不調でした。

1番人気不調の原因は道悪かと思ったのですが、1番人気の6頭のうち道悪馬場だったのは2頭だけ。良馬場の4頭も[1.0.0.3]だったので、道悪の影響とは言えないようです。

そして先週の人気最上位古馬は[3.3.7.22](勝率8.6%、複勝率37.1%)。先々週の[1.2.3.17](勝率4.3%、複勝率26.1%)から持ち直しました。時折成績が落ち込む週はありますが、特に複勝率ではまずまずの安定感を見せています。

続いて、新馬券術「前走の上がりに注目作戦」の検証です。先週は4鞍に5頭の対象馬がいて[0.1.1.3]。レインボーSアナゴサンが7番人気②着、ケフェウスSラヴユーライヴが1番人気③着だったのですが、馬券は的中しませんでした…。

■前走で速い上がりを記録した馬をもっとも狙えるのは『直線距離が同じ』
■『直線距離延長』『直線距離短縮』は馬券の頭から狙わない

◆各競馬場の直線距離による分類
●ロング
:東京、阪神外回り、新潟外回り
ダート:東京、中京

●ミドル
:阪神内回り、京都外回り、中京、新潟内回り
ダート:新潟、阪神

●ショート
:中山、京都内回り、福島、小倉、札幌、函館
ダート:中山、京都、福島、小倉、札幌、函館

今週の対象馬はページ最下部をご覧ください。3連単・馬単の頭、WIN5で狙うなら、『直線距離が同じ』の「★」付きということになります。『直線距離延長』の「〇」付き、『直線距離短縮』の無印は頭以外で狙います。

そして、「3歳OP限定、メンバー中最も速い上がりを使っていた馬作戦」の検証も行います。先週はローズSサリエラが2番人気②着、セントライト記念マテンロウスカイは8番人気⑬着で、ローズSサリエラを馬券の中心にした3連複53.6倍が的中しました。

▲ローズSは8→6→9で決着

サリエラはメンバー最速となる上がり33秒7の末脚を発揮。当日の中京芝は前が止まりづらい馬場状態だったと推測しますが、それでもサリエラの末脚が通用しました。

これで今年に入ってから3歳OPにおいて、レース前の比較でメンバー中最も速い上がりを使っていた馬の成績は[9.7.3.33](勝率17.3%、複勝率36.5%)となりました。

今週は神戸新聞杯ジュンブロッサムが対象馬。雨予報が気になるので、馬場状態を確認した上で狙ってみます。

続いて、新馬券術「持ち時計は他馬とのタイム差に注目作戦」の検証に移ります。先週は2鞍に1頭ずつ狙い馬がいて、鋸山特別カンリンポチェが3番人気①着。しかし、馬券は的中せず…。

今週狙えそうなレースは3鞍。オールカマーにも“想定持ち時計"で狙いが立つ馬がいます。

■内房S(中山ダート1800m)
1位:1分50秒6(重)トラモント
2位:1分50秒8(稍重)カフェスペランツァ
3位:1分51秒1(不良)サトノロイヤル

■オールカマー(中山芝2200m)
1位:2分10秒3(良)デアリングタクト
2位:2分11秒2(良)フライライクバード
3位:2分11秒3(良)アドマイヤアルバ

■桶狭間S(中京ダート1400m)
1位:1分22秒5(重)ナンヨーアイボリー
2位:1分22秒7(良)ゴールドパラディン
3位:1分23秒0(不良)ブッチーニ

斤量1kg=0秒2で計算する“想定持ち時計"を見ると、内房Sの1位は1分50秒8のカフェスペランツァ。2位との差は0秒2ですが、持ち時計を記録したレースは2位と3位が重~不良馬場だったのに対し、カフェスペランツァは稍重馬場でした。中山ダート1800mは[2.1.0.2]と相性が良く、現級では今年の下総S④着があります。カフェスペランツァを狙ってみます。

オールカマーデアリングタクトが断トツ。斤量54kgで走れる今回は“想定持ち時計"2分9秒9で、2位を1秒3も引き離しています。デアリングタクトが持ち時計を記録したレースは今年の宝塚記念で、タイトルホルダーがレコード勝ちしたのは記憶に新しいところ。当時の阪神芝は極端に時計の速い状態ではなかったと思われるので、デアリングタクトの持ち時計も信用できそう。馬券的には①着付けで狙いたいところ。

桶狭間Sはひと捻りすると狙い馬が浮上する一戦。“想定持ち時計"比較では1位が1分22秒5のナンヨーアイボリー、2位が1分22秒7のゴールドパラディン、3位が1分23秒0のブッチーニとなり、タイム的には上位混戦。ただし、ゴールドパラディンが持ち時計を記録したレースは良馬場で、ナンヨーアイボリーブッチーニは道悪馬場。ここはナンヨーアイボリーゴールドパラディンの2頭を狙ってみます。

続いては、3歳未勝利の終了に合わせて先週改名した「未勝利戦は初ダート馬作戦」の検証です。先週は17日中山2Rの3連単37.3倍、馬連5.2倍が的中しました。

▲17日中山2Rは4→9→6で決着

この時期はダートの2歳未勝利戦に初ダート馬が多数出走してきます。このレースも11頭中5頭が初ダートで、その5頭のうち、前走8番人気以内が4頭。考えた結果、この4頭が出走した過去のレースを新聞でチェックして、前半3ハロンもしくは後半3ハロンで速い時計を記録している馬をピックアップする、という方法でした。

このレースではモンドプリュームが前走の芝で上がり33秒7を記録していて、これが最速。モンドプリュームは1番人気①着、前走で上がり34秒9を計時していたツインクルトーズが②着に入り、前走が芝で速い上がりを記録していた2頭のワンツーとなりました。

現在はダートの3歳未勝利戦で結果を出していた購入の流れを、そのまま2歳未勝利にも流用しています。

「未勝利戦は初ダート馬作戦」購入の流れ(暫定)
[1]馬券の軸は、初ダートの馬の中から前走8番人気以内
[2]軸から初ダートの馬&気になる馬に流す
[3]軸になった馬が4番人気以内であれば単式①着付けも検討

先週、ダートの2歳未勝利戦は11鞍。出走した初ダートの馬は61頭いて、[4.6.8.43](勝率6.6%、複勝率29.5%)。これを前走8番人気以内に絞ると[4.4.4.17](勝率13.8%、複勝率41.4%)となります。

前走8番人気以内の馬が少ないレースに狙いを定めた方が、当然馬券は買いやすそうです。そこで先週の2歳ダート未勝利戦を対象に、前走8番人気以内の初ダート馬が3頭以内のレースについて成績を調べてみました。

3頭以内[2.2.3.10](勝率11.8%、複勝率41.2%)
2頭以内[1.1.1.2](勝率20.0%、複勝率60.0%)
1頭のみ[0.1.0.0](勝率0.0%、複勝率100.0%)

先週の成績からは、前走8番人気以内の初ダート馬が2頭以内のレースに絞れば、的中により近づけそうです。今週も前走8番人気以内の頭数に注目して、的中率、回収率が上がる購入方法を研究します。

さて、最後は当コラムの注目種牡馬です。今年6月以降、2歳新馬&未勝利で高回収率を示していた芝のダノンバラード産駒、ダートのヘニーヒューズ産駒マインドユアビスケッツ産駒の成績をチェックします。

芝のレース出走のダノンバラード産駒
[5.3.9.36]
単勝回収率112.0%↑、複勝回収率160.0%↓

ダートのレース出走のヘニーヒューズ産駒
[7.5.6.15]
単勝回収率208.0%↓、複勝回収率336.0%↓

ダートのレース出走のマインドユアビスケッツ産駒
[4.4.3.17]
単勝回収率98.0%↓、複勝回収率84.0%↓

19日中山2R(芝1600m)はダノンバラード産駒アンタノバラードが5番人気①着。配当は単勝11.3倍、複勝2.1倍で、芝のレース出走のダノンバラード産駒は単勝回収率がアップしました。

先週、ダート出走のマインドユアビスケッツ産駒は[2.1.0.3]でした。ただ、この6頭はいずれも5番人気以内だったので、回収率の大幅アップには繋がらなかったようです。

そして、新たに注目しているダートのレース出走のドレフォン産駒は先週が[1.0.2.1]で、今年の2歳馬は[3.1.4.7]。単勝回収率185.0%、複勝回収率134.0%はどちらの数字も先々週終了時点よりもアップしました。

ダートでドレフォン産駒ヘニーヒューズ産駒を狙うなんて、今となってはもはや常識…と思いがちですが、意外と均等買いするだけでプラス収支。“美味しい種牡馬"となっていますね。

★今週の狙い馬★
【中山・土曜】
R 狙い馬
1 サウスシーパール
2  
3  
4 アドマイヤアリエル、ヴィントミューレ、ラピカズマ
5  
6 エスコバル、ヒットザシーン
7  
8  
9  
10  
11  
12  

【中山・日曜】
R 狙い馬
1 ミラクルキャッツ
2  
3  
4  
5  
6  
7 ディープリッチ、フォレスタ
8 キュン
9  
10 カフェスペランツァ
11 ジェラルディーナ(同級、★)、ソーヴァリアント(同級)、デアリングタクト(同級)、ロバートソンキー
12 ディアノイア、ニルカンタテソーロ、ベストマジック

【中京・土曜】
R 狙い馬
1 アシャカデュラン、グランデスフィーダ、トーホウキザン
2  
3  
4  
5  
6 グランメテオール、スマートウィザード
7  
8 ナサ、メイショウサトワ
9  
10 アトミカ(同級)、ルージュメサージュ、ワーフデール(同級)
11  
12 オノリス、クリノナイスガイ、ダンツチョイス、ブラビオ

【中京・日曜】
R 狙い馬
1  
2 エレガントジェシー、サンライズジーク、テイエムチョウテン
3  
4  
5  
6  
7 レイクリエイター
8 サトノヴィーナス
9  
10 ゴールドパラディン(同級、〇)、ナンヨーアイボリー
11 サトノヘリオス(同級、〇)
12 アイスリアン、チャーミングアクト、ベラール

★各項目の説明★
「前走の上がりに注目作戦」
※ハンデ戦、牝馬限定戦、古馬戦を重視、前走および今回が1200m以下の場合は対象外
※中13週以上、前走が勝ち馬と1秒1差以上は割引
※前走よりも直線距離が長いコースを走る馬は馬名の前に「◯」、直線距離が同程度のコースを走る馬は馬名の前に「★」
※前走が同級以上の馬は(同級)を表記

「未勝利戦は初ダート馬作戦」
※初ダートで、前走が8番人気以内の馬を表記(該当馬が1レースにつき5頭以内の場合)

「持ち時計は他馬とのタイム差に注目作戦」

「夏競馬は敢えて古馬に注目作戦」
※3歳馬が出走する古馬混合戦で、近2走以内に現級以上(芝・ダートは別)で③着以内があるか、昇級2戦目以内の古馬を表記(各レースで5頭以下の場合)

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