どうも! “馬迷男” 八木たかおです! 最近気になったニュースは､JRAさんが11月26日(土)に馬券を売らない全国初の観戦施設を仙台の商店街にオープンさせるというもの｡｢VIESTA(ヴィエスタ)｣と名付けられたこの施設はレース中継のほか､平日は過去の名レースや牧場で過ごす馬の映像が流されるそうです｡驚きなのが､有料席も用意されていること｡若い世代に新しい競馬の楽しみ方を広めることを目的に設置される施設ということですが､どんな反応になるんでしょうか?

やっぱり馬券を買ってレースを見たいスタイルの僕は先週､新馬券術｢3歳よりも古馬狙い作戦｣によって､9日東京8Rの3連複584.5倍が的中! 会心のホームランをかっ飛ばしました!

▲9日東京8Rは10→11→2で決着

■狙える古馬の条件
･前々走､前走のどちらかにおいて同級以上で馬券圏内がある
･昇級2戦目まで

■狙える古馬の条件Ver.2
･古馬の中で人気最上位かつ1～3番人気
･1番人気は信頼度◎

このレースは13頭立てで3歳馬8頭､古馬5頭の組み合わせで､｢狙える古馬の条件｣該当馬として文末まとめに挙がっていたのは近2走が②⑦着のヴルカーノ1頭だけでした｡そこで､この馬をすんなり馬券の軸に決定｡

すると､ヴルカーノが5番人気③着と馬券圏内を確保し､①着は4番人気の3歳馬､②着は10番人気の4歳馬でした｡1～3番人気の3歳馬が馬券圏外となった上､単勝オッズ149.9倍の10番人気馬が馬券に絡んだことで配当が大きく跳ねました｡

②着のモメントグスタールは最後に馬券に加えた1頭｡その根拠は100%鞍上でした｡僕が個人的に実践している作戦に｢菅原明良騎手は黙って買い｣があるんですが､今回の馬券は最高に上手くハマりました｡そんな菅原明良騎手に関する研究は後ほど｡

10日の昇仙峡特別は｢狙える古馬の条件Ver.2｣該当馬が①着となり､3連複73.1倍が的中しました｡馬券の軸となったのは1番人気の4歳馬セブンデイズです｡

▲昇仙峡特別は14→12→7で決着

このレースは16頭立てで3歳馬が5頭､古馬が11頭でした｡これまでの研究により､｢狙える古馬の条件Ver.2｣で1番人気の古馬は信頼度◎ですから､このレースも軸がすんなり決まりました｡そしてセブンデイズは期待に応えて①着｡9番人気の3歳馬セブンスレターが②着､2番人気の4歳馬が③着でした｡

セブンスレターは前々走①着で､昇級初戦の前走が1秒4差④着でしたが､勝ち馬が8馬身差で圧勝したもので､③着とはクビ差でした｡また､今回は昇級2戦目で慣れもありそうですし､ハンデ53kgも手ごろに思えて馬券に入れたところ､②着と好走してくれました｡

先週行われた3歳馬が1頭でも出走した3歳以上条件の平地競走は33鞍｡世代ごとの成績は下記の通りです｡

3歳[20.18.8.141](勝率10.7%､複勝率24.6%)
4歳[10.10.18.114](勝率6.6%､複勝率25.0%)
5歳以上[3.5.7.131](勝率2.1%､複勝率10.3%)

秋競馬開幕以降､成績がやや低迷していた4歳馬が健闘｡当コラムでは｢古馬と3歳馬の対戦には波が存在するのでは?｣という仮説を唱えていますが､秋競馬を待っていた能力の高い3歳勢があらかた勝ち上がり､そろそろ古馬勢のターンに移行してきたのかもしれません｡今週はどんな傾向が見られるでしょうか｡

そして､先週の｢狙える古馬の条件｣該当馬の成績は[9.9.10.68](勝率9.4%､複勝率29.2%)｡該当馬で1番人気となった馬は12頭いて[3.2.3.4](勝率25.0%､複勝率66.7%)でした｡

また､先週の人気最上位古馬は[6.4.7.16](勝率18.2%､複勝率51.5%)｡複勝率はかなり優秀な数字となりました｡

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続いて､新馬券術｢前走の上がりに注目作戦｣の検証に移ります｡先週は7鞍に計10頭の対象馬がいて[0.1.1.8]でした｡神無月Sではビヨンドザファザーが1番人気②着､毎日王冠ではダノンザキッド4番人気③着｡馬券は毎日王冠の3連複21.1倍が的中し､追加馬券と合わせてプラス収支に持ち込むことに成功しました｡

▲毎日王冠は3→9→4で決着

ダノンザキッドは前走･関屋記念で先団直後の位置取りからメンバー最速の上がり32秒6を発揮して③着｡今回の末脚は4角3番手からメンバー4位となる上がり34秒3でした｡スタート前にゲートを飛び出すアクシデントがありながら､よく頑張ってくれました｡


◆各競馬場の直線距離による分類
●ロング
芝:東京､阪神外回り､新潟外回り
ダート:東京､中京

●ミドル
芝:阪神内回り､京都外回り､中京､新潟内回り
ダート:新潟､阪神

●ショート
芝:中山､京都内回り､福島､小倉､札幌､函館
ダート:中山､京都､福島､小倉､札幌､函館

今週の対象馬はページ最下部をご覧ください｡3連単･馬単の頭､WIN5で狙うなら､『直線距離が同じ』の｢★｣付きということになります｡『直線距離延長』の｢〇｣付き､『直線距離短縮』の無印は頭以外で狙います｡先週は対象馬で勝った馬がいなかったのですが､心配していた通り､道悪の影響があったかもしれません｡

秋華賞はエグランタインがただ1頭の｢★｣付きです｡頭まで突き抜ければ､相当の配当が期待できそうですが?

そして､｢3歳OP限定､メンバー中最も速い上がりを使っていた馬作戦｣の狙い馬もチェックしておきましょう｡今年に入ってから3歳OPにおいて､レース前の比較でメンバー中最も速い上がりを使っていた馬の成績は[9.7.3.34](勝率17.0%､複勝率35.8%)｡

秋華賞の対象馬はスターズオンアース｡オークスでも対象馬となり､3番人気①着で二冠目を獲得しました｡牝馬三冠達成はなるでしょうか｡

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続いては､｢未勝利戦は初ダート馬作戦｣の検証です｡先週は8日阪神1Rの3連単7.8倍が的中｡堅い決着でしたが､追加馬券でプラス収支に持ち込めました｡

▲8日阪神1Rは2→9→5で決着

現在はダートの3歳未勝利戦で結果を出していた購入の流れを､そのまま2歳未勝利戦にも流用しています｡


8日阪神1Rは10頭中5頭が初ダートの馬というこの時期の2歳未勝利戦らしい一戦で､この5頭の中で前走8番人気以内はスマートメイプル1頭だけでした｡軸はこの馬ということになりますが､ここまでの研究では2歳未勝利戦では3歳未勝利戦のように初ダート馬が①着まで突き抜けるパターンが少ない印象でした｡

そのため現状で効果的な馬券作戦は､初ダート馬をヒモとして扱い､頭はダートですでに好走している馬というパターンと判断｡マニバドラが前走･函館ダート1000m(②着)で③着馬に7馬身差をつけていたので､この馬を①着付けにして流しました｡

レースはマニバドラが1番人気①着で､スマートメイプルは3番人気③着｡1→2→3番人気の決着で配当は低かったものの､狙い方の方向性は見えてきたようです｡

先週､ダートの2歳未勝利戦は5鞍｡出走した初ダートの馬は38頭いて､[2.4.4.28](勝率5.3%､複勝率26.3%)｡これを前走8番人気以内に絞ると[2.3.3.10](勝率11.1%､複勝率44.4%)となります｡やっと好走馬が増えてきた印象です｡

勝ち上がった2頭(8日東京2Rのスペンサーバローズ､10日阪神2Rのエルデストサン)をチェックすると､スペンサーバローズは芝の前走が3番人気⑩着→今回2番人気｡エルデストサンは芝の前走が1番人気②着→今回1番人気でした｡妙味はあまりありませんが､前走と今回が共に上位人気の馬は頭から狙えるのかもしれません｡

そしてこの新馬券術では､狙うレースと馬を絞るために同じレースに出走した前走8番人気以内の初ダート馬の頭数に注目しています｡

3頭以内[1.1.2.6](勝率10.0%､複勝率40,7%)
2頭以内[1.1.1.4](勝率14.3%､複勝率42.9%)
1頭のみ[0.0.1.2](複勝率33.3%)

的中馬券を運んでくれたスマートメイプルは前走8番人気以内の初ダート馬が1頭だけのレースで､唯一馬券圏内に入った馬でした｡ここまでの傾向では､より的中に近づけるのは2頭以内､もしくは1頭のみのレースとしていましたが､先週は1頭のみの場合は3頭中1頭だけが馬券圏内に入っています｡

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続いて､新馬券術｢持ち時計は他馬とのタイム差に注目作戦｣の検証に移ります｡先週は5鞍に5頭の狙い馬がいて､いずれも馬券圏内に入ることができませんでした｡よって的中馬券はありません…｡

今週狙えそうなレースは2鞍｡どちらも馬券的な妙味がありそうな馬です｡

■太秦S(阪神ダート1800m)
1位:1分48秒3(不良)アッシェンプッテル
2位:1分49秒0(不良)ミステリオーソ
2位:1分49秒4(不良)ハギノアレグリアス

■平城京S(阪神ダート1800m)
1位:1分50秒0(重)ベルジュネス
2位:1分50秒1(不良)ブラックヘイロー
3位:1分50秒6(重)メイショウミカワ

太秦Sは持ち時計をベースに今回の斤量1kg増減=0秒2で計算する“想定持ち時計"を比較すると､1位が1分48秒3のアッシェンプッテルで､2位を0秒9リードしています｡前走のBSN賞(新潟ダート1800m)は⑫着でしたが､2走前に阿蘇S(小倉ダート1700m)②着があり､右回りに替わるのは悪くなさそう｡ここはアッシェンプッテルの変わり身に期待します｡

平城京Sの“想定持ち時計"1位は1分49秒4のベルジュネス｡2位に一応の目安となる0秒5差をつけています｡3勝クラスに上がってからは5戦して最高が④着ですが､今回は軽ハンデ53kg｡ベルジュネスの激走に期待してみましょう｡

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続いては､当コラムの注目種牡馬情報です｡今年6月以降､2歳新馬&未勝利戦で高回収率を示している芝のダノンバラード産駒､ダートのヘニーヒューズ産駒､マインドユアビスケッツ産駒､ドレフォン産駒に注目しています｡各種牡馬産駒の最新成績を見てみましょう｡

芝のレース出走のダノンバラード産駒
[5.3.10.50]
単勝回収率87.0%↓､複勝回収率134.0%↓

ダートのレース出走のヘニーヒューズ産駒
[9.7.7.24]
単勝回収率157.0%↓､複勝回収率258.0%↓

ダートのレース出走のマインドユアビスケッツ産駒
[8.5.3.24]
単勝回収率94.0%↓､複勝回収率88.0%↑

ダートのレース出走のドレフォン産駒
[4.4.5.12]
単勝回収率119.0%↓､複勝回収率114.0%↓

マインドユアビスケッツ産駒の複勝回収率がアップ｡ダートの新馬戦､未勝利戦では先週7頭が走って[1.1.0.5]｡10日阪神1Rでダンツターセルが8番人気②着となり複勝7.2倍でした｡ただ､単勝回収率･複勝回収率のどちらも100%割れが続いているので､狙うならヘニーヒューズ産駒､ドレフォン産駒の方が良さそうです｡

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そして最後は自由研究｡先週の当コラムでは､｢今村聖奈騎手は1番人気でまずまずの成績｣という傾向があると書きました｡10日阪神6Rは今村騎手が騎乗していたマジックスピーチが1番人気だったので､この馬から流した3連複を購入｡マジックスピーチが②着となって43.7倍が的中しました｡

▲10日阪神6Rは7→8→10で決着

9日阪神6Rは今村騎手が騎乗していたイフティファールが1番人気③着｡この馬を中心に組んだ3連複フォーメーションを購入して9.2倍が的中しましたが､追加馬券をケチったためトリガミ…｡先週は今村騎手騎乗で1番人気の馬は[0.1.1.1]でした｡

▲9日阪神6Rは12→15→9で決着

そして､僕が個人的に注目している菅原明良騎手についても自由研究してみました｡2019年のデビュー以来､JRAでの成績は[197.202.207.2064](勝率7.4%､複勝率22.7%)で､そのうち特別競走は[51.39.51.449](勝率8.6%､複勝率23.9%)｡特別競走における勝率と複勝率は全成績を上回っています｡

特に､2021年以降は特別競走で[44.35.43.327](勝率9.8%､複勝率27.2%)と､さらに成績を上げています｡これは良い馬に騎乗していることと同時に､優れた騎乗技術が認められているからではないでしょうか｡何より美味しい馬券を運んで来てくれるので､これからも積極的に買いたい騎手です｡


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