馬迷男の挑戦
初ダート馬狙いで好配当ゲット! 今は○着付けが美味しい!?
お寒うございます! “馬迷男” 八木たかおです! 週半ばは10年に一度とも言われる最強寒波が日本に襲来。雪のため、南国・高知競馬場で開催が途中で打ち切られたり、栗東トレセンで調教コースが閉鎖されるなど、競馬界にも大きな影響が出ました。また、今村聖奈騎手のツイッターによると、高知で行われた全日本新人王争覇戦に参加した若手騎手たちが雪の影響による渋滞に巻き込まれ、夜中になっても車中にいたというアクシデントもあったようです。お疲れ様でした…。
普段の調教パターンからの変更を余儀なくされる馬も出ているはずなので、今週は追い切り状況の確認が、特に関西馬に関しては必要かもしれませんね。新聞の調教欄をじっくり読み込みましょう。
新聞をさらっと眺めるくらいで的中馬券を手にできるお手軽な新馬券術の開発を目指している当コラムは先週、「未勝利戦は初ダート馬作戦」によってさらっと好配当をゲットできました。22日小倉1Rの3連複49.5倍がダブル的中です。
▲22日小倉1Rは15→3→10で決着
■「未勝利戦は初ダート馬作戦」購入の流れ(暫定)
[1]馬券の軸は、初ダートの馬の中から前走8番人気以内
[2]軸から初ダートの馬&気になる馬に流す
[3]軸になった馬が4番人気以内であれば単式①着付けも検討
[1]馬券の軸は、初ダートの馬の中から前走8番人気以内
[2]軸から初ダートの馬&気になる馬に流す
[3]軸になった馬が4番人気以内であれば単式①着付けも検討
22日小倉1Rは、前走8番人気以内だった初ダートの馬がオウギノカナメとセクシーコマンドーの2頭。前走の芝で逃げて先行力を見せていたオウギノカナメを上位にとりました。
そして、ダート1700mを走った馬が出走15頭中2頭しかいなかったので、チェックの範囲を当該距離の周辺に拡大。距離経験のある馬が6頭と比較的多かったダート1800mの持ち時計1位だったビービーグラーテスが浮上しました。オウギノカナメを中心に3連複2頭流しをふた通り購入したところ、オウギノカナメが1番人気①着、ビービーグラーテスが3番人気②着、セクシーコマンドーが5番人気③着。3連単が274.8倍ついたので「もう少し勇気があれば…」と思わなくもないですが、3連複でも十分な好配当です。
22日中山2Rは前走8番人気以内だった初ダートの馬3頭のうち、2頭が馬券圏内に突入。3連複42.8倍と馬連15.9倍が的中しました。
▲22日中山2Rは12→2→10で決着
前走8番人気以内だった初ダートの馬3頭の中からフェブランシェを一応の軸に決定しました。理由のひとつは前走の芝で先行力を見せていたこと。もうひとつの理由は、今年に入って負担重量の見直しが行われたことから、重い斤量に耐えられるイメージがある馬体重500kg以上の馬の研究を進めている中で好走が目立っている“500kg以上の牝馬"という点でした。
1番人気に支持されていたフェブランシェは後続に7馬身差をつけて①着。驚きの強さでした。前走8番人気以内で今回が初ダートだったエンジェルラウンドが5番人気②着、ダート1800mの持ち時計が2位だったナックダンスが4番人気③着。
ここも初ダート馬がアタマまで突き抜けて、3連単は122.4倍つきました。相手が絞り切れなかったので3連単ではなく3連複になりましたが、後から思えば馬連を買っていたのですから3連単フォーメーションで買い目を絞る方法もあったはず。そこは反省点ですね。
先週行われたダートの3歳未勝利戦は13鞍で、出走した初ダートの馬は[3.3.1.31](勝率7.9%、複勝率18.4%)。これを前走8番人気以内に絞ると[3.2.1.13](勝率15.8%、複勝率31.6%)となります。
前走8番人気以内に絞ることで、馬券圏外の馬に手を出す危険度を減少させることに成功しています。また、1番人気になった馬は2戦2勝で、単勝回収率285.0%、複勝回収率150.0%という数字。1番人気を素直に信じる馬券作戦も成立しそうです。
続いて、新馬券術「前走の上がりに注目作戦」の検証に移ります。先週は4鞍に対象馬がいて[2.1.1.7]。馬券圏内に入った対象馬は、東海Sのプロミストウォリアが2番人気①着、初富士Sのパラレルヴィジョンが1番人気③着、遠州灘Sのアーテルアストレアが5番人気①着、ステイブルアスクが1番人気②着でした。馬券は遠州灘Sの3連複16.0倍と馬連12.2倍が的中です。
▲遠州灘Sは8→4→7で決着
勝ったアーテルアストレアは前走で2勝クラスの鳴海特別をメンバー中最速の上がりで勝ち上がり、昇級初戦の今回はメンバー中2位の36秒9の上がりで突き抜けました。前走→今回とどちらも中京だったので、『直線距離が同じ』の転戦となり、文末まとめではもっとも狙える「★」付きとなっていました。
■前走で速い上がりを記録した馬をもっとも狙えるのは『直線距離が同じ』
■『直線距離延長』『直線距離短縮』は馬券の頭から狙わない
■『直線距離延長』『直線距離短縮』は馬券の頭から狙わない
◆各競馬場の直線距離による分類
●ロング
芝:東京、阪神外回り、新潟外回り
ダート:東京、中京
●ミドル
芝:阪神内回り、京都外回り、中京、新潟内回り
ダート:新潟、阪神
●ショート
芝:中山、京都内回り、福島、小倉、札幌、函館
ダート:中山、京都、福島、小倉、札幌、函館
今週の対象馬はページ最下部をご覧ください。3連単・馬単の頭、WIN5で狙うなら、『直線距離が同じ』の「★」付きということになります。『直線距離延長』の「〇」付き、『直線距離短縮』の無印は頭以外で狙います。
そして、「2歳~3歳OP限定、メンバー中最も速い上がりを使っていた馬作戦」は若駒Sの対象馬ワンダイレクトが3番人気②着。メンバー中2位タイの上がり34秒1で好走しました。馬券はこの馬を中心に組んだ3連単フォーメーションで53.4倍が的中。
▲若駒Sは5→1→4で決着
これで今年の2歳OPにおいて、レース前の比較でメンバー中最も速い上がりを使っていた馬の成績は[8.7.4.16](勝率22.9%、複勝率54.3%)。さらに末脚の切れよりも先行力のある馬が有利になることが多い1200m以下のレースを除くと[8.6.3.12](勝率27.6%、複勝率58.6%)となっています。
今週のクロッカスSの対象馬はサトノヴィレとヤクシマ。東京は開幕週なので前が止まらない展開も考えられますが、どんな走りを見せてくれるのか注目です。
続いて、新馬券術「持ち時計は他馬とのタイム差に注目作戦」の検証です。先週は4鞍に狙い馬がいて、アメリカJCCでエヒトが5番人気②着と好走しましたが、馬券は的中しませんでした…。
エヒトは持ち時計をベースに今回の斤量1kg増減=0秒2で計算する“想定持ち時計"の比較でトップでした。2位に0秒7差をつけていて、目安としている“0秒5差以上"をクリア。去年のこのレースは3勝クラスを勝ち上がった直後に挑戦して0秒7差⑨着でしたが、G3で好戦を続けるなどこの1年で力をつけて、もうひと押しが利いたようです。
また、東海Sは狙い馬とは別に「気になる馬」として挙げたハヤブサナンデクンが3番人気③着。“想定持ち時計"の差は1位と1秒1、2位と0秒6でしたが、ハヤブサナンデクンが持ち時計を記録したレースの馬場状態は良馬場でした。“想定持ち時計"上位馬が道悪で持ち時計を記録していたため、馬場状態を考慮すれば「上位に迫る、あるいは逆転もあるのでは」とみていましたが、推測通りの好走となりました。
今週狙えそうなレースは3鞍。先々週のサンライズSの狙い馬コスモカルナックのように、万馬券を届けてくれることを期待します。
■白嶺S(東京ダート1600m)
1位:1分34秒7(重)ケイアイロベージ
2位:1分34秒9(重)ライラボンド
3位:1分35秒3(重)クリーンスレイト
■白富士S(東京芝2000m)
1位:1分57秒5(良)カレンルシェルブル
2位:1分57秒7(良)トゥーフェイス
3位:1分58秒6(良)サリエラ
■伊賀S(中京ダート1200m)
1位:1分9秒1(重)ラインガルーダ
2位:1分10秒3(重)クリノサンレオ
2位:1分10秒5(良)コパシーナ
3勝クラスのハンデ戦・白嶺Sは“想定持ち時計"を比較すると1位が1分34秒7のケイアイロベージ、2位が1分34秒9のライラボンドとなり、この2頭がそれ以下を0秒6以上リードしています。どちらも前走で大敗しているのですが、ケイアイロベージは約11ヶ月ぶりの長期休養明け、ライラボンドの3秒2差の⑮着は能力を出していないとみれば、狙いが立つのではないでしょうか。
白富士Sも2頭を狙いたいレース。“想定持ち時計"1位は1分57秒7のトゥーフェイスが逆転し、2位は1分58秒1のカレンルシェルブルとなります。この2頭がそれ以下を0秒5以上リード。トゥーフェイスは前走・中日新聞杯が⑰着と案外でしたが、前々走・オクトーバーSは0秒2差の③着。一方、カレンルシェルブルは前走・中山金杯が0秒3差の⑦着。どちらもリステッドであれば好走可能とみます。
3勝クラスのハンデ戦・伊賀Sも2頭に狙いが立ちます。“想定持ち時計"1位は1分8秒9のラインガルーダで、2位に1秒0の差をつけています。ここはラインガルーダを信頼します。
パワフルヒロコが持ち時計を記録したレースは2018年12月の平場2勝クラスなのでやや古い時計ですが、前々走・アクアラインSは今回と同じハンデ53kgで0秒4差の⑦着。9歳牝馬ということで人気を落とすのであれば、逆に狙ってみましょう。
続いては、当コラムの注目種牡馬情報です。去年6月以降、現3歳世代の新馬&未勝利戦で高回収率を示している種牡馬を観測しています。先週の開催を終えた時点の成績をチェックしておきましょう。
芝のレース出走のダイワメジャー産駒
[13.10.11.84]
単勝回収率191.0%↓、複勝回収率95.0%↓
ダートのレース出走のヘニーヒューズ産駒
[18.17.15.67]
単勝回収率98.0%↓、複勝回収率143.0%↓
ダートのレース出走のキンシャサノキセキ産駒
[11.9.10.41]
単勝回収率80.0%↓、複勝回収率131.0%↓
ダートのレース出走のシニスターミニスター産駒
[9.9.9.37]
単勝回収率253.0%↓、複勝回収率199.0%↓
ダートのレース出走のエスポワールシチー産駒
[7.5.1.23]
単勝回収率190.0%↓、複勝回収率120.0%↓
軒並み数字を下げました。そんな中、芝の新馬&未勝利戦では、エピファネイア産駒が[28.20.23.135]で単勝回収率114.0%、複勝回収率103.0%、シルバーステート産駒が[19.7.18.67]で単勝回収率132.0%、複勝回収率114.0%、リアルスティール産駒が[13.16.12.94]で単勝回収率151.0%、複勝回収率107.0%。単複の回収率でいずれも100%超えまで数字を上げてきました。人気になりがちな種牡馬ですが、均等買いでプラス収支になる“美味しい"種牡馬となっています。
さて、今年から負担重量の見直しが行われたことで、当コラムでは重い斤量に耐えられるイメージがある馬体重500kg以上の馬に注目しています。去年、そして今年ここまでの平地競走を対象にした500kg以上と499kg以下の馬たちの成績をチェックしましょう。
■2023年1月5~22日
500kg以上[52.69.56.499](勝率7.7%、複勝率26.2%)
499kg以下[180.164.175.2090](勝率6.9%、複勝率19.9%)
■2022年
500kg以上[747.639.602.6032](勝率9.3%、複勝率24.8%)
499kg以下[2588.2694.2725.29622](勝率6.9%、複勝率21.3%)
先々週に500kg以上の馬の方が勝率、複勝率とも高くなりましたが、先週もその傾向が続いています。
先週終了時点までを対象に500kg以上の馬の芝・ダート別の主な各距離の勝率、複勝率の数字も調べてみました。
■2023年1月5~22日
芝1200m[3.3.5.19](勝率10.0%、複勝率36.7%)
芝1400m[1.2.1.3](勝率14.3%、複勝率57.1%)
芝1600m[4.4.6.35](勝率8.2%、複勝率28.6%)
芝1800m[1.2.1.7](勝率9.1%、複勝率36.4%)
芝2000m[8.7.8.47](勝率11.8%、複勝率32.9%)
芝2200m[2.2.2.23](勝率6.9%、複勝率20.7%)
ダート1000m[2.0.0.1](勝率66.7%、複勝率66.7%)
ダート1200m[7.11.5.72](勝率7.4%、複勝率24.2%)
ダート1400m[2.4.3.44](勝率3.8%、複勝率17.0%)
ダート1700m[4.4.3.23](勝率11.8%、複勝率32.4%)
ダート1800m[13.23.17.180](勝率5.6%、複勝率22.7%)
ダート1900m[5.4.3.28](勝率12.5%、複勝率30.0%)
ダート2400m[0.2.1.7](勝率0.0%、複勝率30.0%)
成績の良さが目立つのはダート1000m。単勝回収率273.0%、複勝回収率206.0%ですから、サンプルが少ないとは言え優秀な数字です。あとは芝1400m、芝1800m、芝2000m、ダート1700m、ダート1900mといったところでしょうか。引き続き、データを蓄積していきます。
★今週の狙い馬★
【東京・土曜】
【東京・日曜】
【中京・土曜】
【中京・日曜】
【小倉・土曜】
【小倉・日曜】
★各項目の説明★
上「前走の上がりに注目作戦」
※ハンデ戦、牝馬限定戦、古馬戦を重視、前走および今回が1200m以下の場合は対象外
※中13週以上、前走が勝ち馬と1秒1差以上は割引
※前走よりも直線距離が長いコースを走る馬は馬名の前に「◯」、直線距離が同程度のコースを走る馬は馬名の前に「★」
※前走が同級以上の馬は(同級)を表記
初「未勝利戦は初ダート馬作戦」
※初ダートで、前走が8番人気以内の馬を表記(該当馬が1レースにつき5頭以内の場合)
持「持ち時計は他馬とのタイム差に注目作戦」
【東京・土曜】
R | 狙い馬 |
1 | |
2 | |
3 | 初シャーンゴッセ |
4 | |
5 | |
6 | |
7 | |
8 | |
9 | 上クリーンスレイト(同級、★)、上グランツアーテム(同級、★)、持ケイアイロベージ、持ライラボンド |
10 | |
11 | 持カレンルシェルブル、上サトノエルドール(同級、〇)、持トゥーフェイス、上ヤマニンサルバム(○) |
12 |
【東京・日曜】
R | 狙い馬 |
1 | 初デイタム |
2 | |
3 | 初イノセンス、初エルダーサイン |
4 | |
5 | |
6 | |
7 | |
8 | |
9 | |
10 | |
11 | 上ギルデッドミラー(同級、★)、上セキフウ(同級、★)、上デンコウリジエール(同級、〇)、上バトルクライ(同級、★) |
12 |
【中京・土曜】
R | 狙い馬 |
1 | |
2 | |
3 | 初コスモオピニオン、初バンドマスター |
4 | |
5 | |
6 | |
7 | |
8 | |
9 | |
10 | |
11 | 持ラインガルーダ |
12 |
【中京・日曜】
R | 狙い馬 |
1 | |
2 | 初マルベリーシチー |
3 | 初ニシノタメチカ |
4 | |
5 | |
6 | |
7 | |
8 | |
9 | 上シュトルーヴェ(★)、上ストリクトコード(同級)、上セファーラジエル(同級、★) |
10 | |
11 | |
12 |
【小倉・土曜】
R | 狙い馬 |
1 | 初タロントゥーズ |
2 | |
3 | |
4 | |
5 | |
6 | |
7 | |
8 | |
9 | |
10 | |
11 | |
12 |
【小倉・日曜】
R | 狙い馬 |
1 | 初コウエイダイヤ、初ミルザム、初ワレハウミノコ |
2 | |
3 | |
4 | |
5 | |
6 | |
7 | |
8 | |
9 | |
10 | |
11 | |
12 |
★各項目の説明★
上「前走の上がりに注目作戦」
※ハンデ戦、牝馬限定戦、古馬戦を重視、前走および今回が1200m以下の場合は対象外
※中13週以上、前走が勝ち馬と1秒1差以上は割引
※前走よりも直線距離が長いコースを走る馬は馬名の前に「◯」、直線距離が同程度のコースを走る馬は馬名の前に「★」
※前走が同級以上の馬は(同級)を表記
初「未勝利戦は初ダート馬作戦」
※初ダートで、前走が8番人気以内の馬を表記(該当馬が1レースにつき5頭以内の場合)
持「持ち時計は他馬とのタイム差に注目作戦」
※投稿いただいた内容は、今後、弊社雑誌、書籍、ウェブ、その他の媒体へ掲載・収録させていただくことがあります。ご了承ください。