どうも “馬迷男” 八木たかおです! 先週の桜花賞の後､JRAさんがリバティアイランドに乗った川田将雅騎手のジョッキーカメラ映像を公式YouTubeで公開して話題となりました｡ジョッキーカメラ映像はこれまで海外レースや競馬学校の模擬レースの模様などを見たことがありましたが､大抵の映像は入線直後までのものが多かったように思います｡今回の映像は入線後､スタンド前へ戻って来るまで映っていたので､川田騎手が関係者に｢全然進まんかった｣と笑い交じりにボヤく音声まで収録｡良い意味の“生々しさ"が伝わってきました｡今後のレースについてもジョッキーカメラ映像がアップされるでしょうから､新たな楽しみが増えました｡

その桜花賞はリバティアイランドの単勝をカッチリ的中｡リバティアイランドは阪神JF以来となる中16週での出走でした｡そのため､新馬券術｢前走の上がりに注目作戦｣の対象馬にはならなかったのですが､スピンオフ的な｢2～3歳OP限定､メンバー中最も速い上がりを使っていた馬作戦｣の対象馬でした｡

▲桜花賞は3→9→14で決着

｢2～3歳OP限定､メンバー中最も速い上がりを使っていた馬作戦｣の先週の対象馬は､桜花賞のリバティアイランドが1番人気①着､ニュージーランドTのモリアーナが3番人気④着､忘れな草賞のラレーヌデリスが1番人気⑤着でした｡

これで現3歳世代のOPにおいて､レース前の比較でメンバー中最も速い上がりを使っていた馬の成績は[14.10.5.29](勝率24.1%､複勝率50.0%)｡さらに末脚の切れよりも先行力のある馬が有利になることが多い1200m以下のレースを除くと[13.9.4.25](勝率25.5%､複勝率51.0%)となっています｡

今週の対象馬は皐月賞のウインオーディン､シャザーン､ラスハンメル､アーリントンCのナヴォーナ｡皐月賞は3頭が32秒5で並んでいます｡いずれも新潟芝外1800mの新馬戦で高速上がりタイムを記録した3頭が､どんなレースを見せてくれるでしょうか｡

新馬券術｢前走の上がりに注目作戦｣は先週､7鞍に対象馬がいて[1.0.1.17]でした｡降雨の影響もあって末脚が不発だった対象馬が多かった中､ニュージーランドTでエエヤンが2番人気①着､梅田Sでミッキーヌチバナが1番人気③着｡しかし､馬券は的中せず…｡


◆各競馬場の直線距離による分類
●ロング
芝:東京､阪神外回り､新潟外回り
ダート:東京､中京

●ミドル
芝:阪神内回り､京都外回り､中京､新潟内回り
ダート:新潟､阪神

●ショート
芝:中山､京都内回り､福島､小倉､札幌､函館
ダート:中山､京都､福島､小倉､札幌､函館

今週の対象馬はページ最下部をご覧ください｡3連単･馬単の頭､WIN5で狙うなら､『直線距離が同じ』の｢★｣付きということになります｡『直線距離延長』の｢〇｣付き､『直線距離短縮』の無印は頭以外で狙います｡

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続いて､新馬券術｢500kg以上の馬は前走4角4番手以内狙い作戦｣の検証に移ります｡9日阪神2Rは前走4角2番手だったカナウが3番人気③着｡この馬の複勝に加え､3連複12.7倍がダブル的中しました｡

▲9日阪神2Rは15→14→4で決着

カナウは前走の中京ダート1400mの未勝利戦でデビューして4番人気②着｡今回は初のダート1200mだったのですが､ダート1400mの持ち時計はメンバー中1位という優秀なものでした｡

ちなみに1番人気①着だったディキシーガンナーはダート1400mの持ち時計がメンバー中2位､6番人気②着だったボタニカルガーデンはダート1200mの持ち時計がメンバー中3位という面々｡

ダート1200mや1400mといったレース数の多い条件でも､キャリアの浅い馬の場合は距離未経験の馬が多いことがあります｡このレースの場合､ダート1200m未経験の馬が16頭中9頭いました｡そんな場合は､前後の距離まで対象を広げて持ち時計をチェックする手も使えるようです｡

8日阪神1Rは前走で4角2番手だったメイショウネムノキが1番人気③着でした｡この馬を軸にした3連複5.5倍が的中し､追加馬券でこのレースをプラス収支に持ち込むことに成功｡なお､メイショウネムノキはダート1200mの持ち時計がメンバー中1位タイでした｡

▲8日阪神1Rは11→7→2で決着

8日阪神2Rは前走で4角3番手だったサクセスハチハチが2番人気②着｡この馬を軸にしたのですが､上位が1→2→3番人気で人気順通りの結果となり､3連複2.2倍の堅い決着となりました｡追加馬券を多めに買うよりは人気薄の馬券圏内突入に期待したのですが､目論見が外れてトリガミです…｡

▲8日阪神2Rは1→10→6で決着

■2023年1月5日～4月9日
500kg以上[252.225.227.1986](勝率9.4%､複勝率26.2%)
499kg以下[696.724.721.8572](勝率6.5%､複勝率20.0%)

■平地に出走した500kg以上の馬の前走4角位置取りごとの成績
4番手以内[136.94.114.688](勝率13.2%､複勝率33.3%)
5番手以下[103.113.96.1117](勝率7.2%､複勝率21.8%)

■前走4角4番手以内だった500kg以上の馬の芝･ダート別成績
芝[34.23.41.235](勝率10.2%､複勝率29.4%)
ダート[102.71.73.453](勝率14.6%､複勝率35.2%)

年明けと比べてデータが蓄積されてきたこともあってか､500kg以上の馬と499kg以下の馬の勝率､複勝率は先々週から変化無し｡となると､負担重量が変更になった今年以降､500kg以上の馬が優勢の時代が続くかもしれません｡

また､前走4角4番手以内だった500kg以上の馬の芝･ダート別成績の数字がますます拡大｡これは道悪のレースが多かった影響と考えられます｡先週に限ると芝[0.2.3.14]､ダート[10.4.9.23]という結果で､やはりダートで好成績となりました｡この週末も雨予報が出ているのでチャンス到来となりそうです｡

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続いて､新馬券術｢未勝利戦は初ダート馬作戦｣の検証です｡先週はこの新馬券術による的中はありませんでした…｡


先週行われたダートの3歳未勝利戦は18鞍で､出走した初ダートの馬(初出走の馬は除く)は[2.0.0.24](勝率7.7%､複勝率7.7%)｡これを前走8番人気以内に絞ると[2.0.0.11](勝率15.4%､複勝率15.4%)となります｡勝率と複勝率が同じですが､勝率が15%を超えていれば十分という考え方もできそう｡ちなみに勝った2頭は1番人気と2番人気でした｡

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続いて､新馬券術｢持ち時計は他馬とのタイム差に注目作戦｣の検証に移ります｡先週は梅田Sの1鞍に2頭の対象馬がいましたが､どちらも馬券圏外でした｡よって､この新馬券術による的中は無し…｡

今週狙えそうなレースは1鞍｡ハンデ戦が狙いに浮上してきました｡

■天満橋S(阪神ダート1400m)
1位:1分22秒5(不良)ダンケシェーン
2位:1分23秒1(重)モズリッキー
2位:1分23秒1(不良)ワイドカント

3勝クラスのハンデ戦･天満橋Sは持ち時計をベースに今回の斤量1kg増減=0秒2で計算する“想定持ち時計"を比較すると､1位は1分22秒1のダンケシェーン｡2位に0秒8差をつけて､目安となる“0秒5差以上"をクリアしています｡今回は去年6月の清州S⑪着以来､約10ヶ月ぶりの出走｡前走は大きな着順となりましたが､その前は昇級直後から3走続けて馬券圏内には入れていないものの勝ち馬から0秒6差以内にまとめています｡ここはいきなりの好走に期待する手がありそうです｡

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続いては､当コラムの注目種牡馬情報です｡去年6月以降､現3歳世代の新馬&未勝利戦で高回収率を示している種牡馬を観測しています｡先週の開催を終えた時点の成績をチェックしておきましょう｡

芝のレース出走のダイワメジャー産駒
[16.12.12.100]
単勝回収率176%↓､複勝回収率91%↓

ダートのレース出走のヘニーヒューズ産駒
[28.26.18.104]
単勝回収率80%↑､複勝回収率113%→

ダートのレース出走のシニスターミニスター産駒
[16.15.17.58]
単勝回収率336%↓､複勝回収率182%↓

ダートのレース出走のエスポワールシチー産駒
[7.5.2.35]
単勝回収率139%↓､複勝回収率90%↓

キズナ産駒
全成績[30.23.12.176]単勝回収率124%↓､複勝回収率96%↓
芝[23.16.10.119]単勝回収率133%↓､複勝回収率90%↓
ダート[7.7.2.57]単勝回収率103%→､複勝回収率108%→

シルバーステート産駒
全成績[22.16.32.157]単勝回収率103%↓､複勝回収率95%↓
芝[19.10.20.101]単勝回収率98%↓､複勝回収率90%↓
ダート[3.6.12.56]単勝回収率113%↓､複勝回収率105%↓

先週はダートのレース出走のヘニーヒューズ産駒が[2.1.0.1]と好調で､単勝回収率をアップさせてきました｡かなり出走頭数が多い種牡馬ですが､ここから再びの回収率上昇&100%超えはあるのでしょうか? 推移を見守りたいと思います｡


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