どうも! “馬迷男” 八木たかおです! 先週でダミアン･レーン騎手の短期免許での騎乗が終了しました。わずか2ヶ月ほどで日本ダービーをはじめ35勝を挙げる大活躍だったわけですが、特にインパクトを感じたのは2歳新馬戦での“5戦全勝"。こんなことあるんですねぇ。当コラムでは2歳新馬戦で好成績を挙げている注目種牡馬を探索中ですが、騎手に関して言えば完全にレーン騎手の独壇場でした。

一方、さかのぼること1年前、去年の今頃から研究を積み重ねたのが新馬券術｢夏競馬は敢えて古馬に注目作戦｣。この馬券術に該当する馬は、ページ最下部の表では馬名の前に｢古｣をつけて表記しています。

そして早速、函館日刊スポーツ杯で対象馬だったモリノドリームが1番人気①着、クラリティスケールが10番人気②着と好走。馬連33.6倍が的中しました。

▲函館日刊スポーツ杯は6→4→10で決着

馬券が的中しなかったレースでも、伏兵が続々好走。八王子特別でヴィブラツィオーネが8番人気③着、甲武特別でアスクヴィヴァユーが6番人気③着、10日函館12Rでディサイドが8番人気①着&フミチャンが5番人気③着、11日函館12Rでルージュブラゾンが7番人気③着に入りました。

■狙える古馬の条件
･前々走、前走のどちらかにおいて同級以上で馬券圏内がある
･もしくは昇級2戦目まで

■狙える古馬の条件Ver.2
･古馬の中で人気最上位かつ1～3番人気
･1番人気は信頼度◎

今の時期は3歳馬が優勢というのが定説。実際に先週は3歳馬と古馬が対戦した26レースでは3歳馬20勝、4歳馬4勝、5歳馬と6歳馬が1勝ずつでした。また、3歳馬が①～③着を独占したレースは9鞍。そんな中で敢えて古馬を狙うことで、好配当に迫るのがこの新馬券術です。

3歳馬と古馬が対戦した26レースのうち、3歳馬が1番人気となっていたのは24レースでした。やはり3歳馬に人気が集中している印象です。そして1番人気に支持された3歳馬の成績は[7.7.2.8](勝率29.2%、複勝率66.7%)でした。

一方、古馬の中で人気最上位に支持された馬の成績は[3.2.5.16]でした。このうち、1番人気に支持された馬が2頭いて、馬券が的中した函館日刊スポーツ杯のモリノドリームが①着、函館スプリントSのトウシンマカオが③着と、どちらも馬券圏内を確保。この2レースはどちらも函館芝1200mでした。

そこで、3歳馬が出走した古馬混合戦で人気最上位だった古馬の成績を芝･ダートで分けると、芝は[3.2.3.5](複勝率61.5%)で、単勝回収率は133%、複勝回収率は144%となります。一方、ダートは[0.0.2.11]でした。先週は芝の方が好成績でしたが、今週はどうなるのか、注意してみたいと思います。

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続いて、新馬券術｢前走の上がりに注目作戦｣の検証に移ります。先週は三宮Sでキングズソードが1番人気①着。この馬は｢前走の上がりに注目作戦｣と｢持ち時計は他馬とのタイム差に注目作戦｣でダブル対象馬となっていました。馬券はキングズソードを馬券の軸にした3連複13.4倍が的中。馬券に入れていた4番人気③着のビヨンドザファザーも｢前走の上がりに注目作戦｣の対象馬でした。

▲三宮Sは1→3→6で決着

先週、この新馬券術では4鞍に対象馬がいて[2.0.1.8]。ジューンSでもサクセスシュートが3番人気①着となりました。


◆各競馬場の直線距離による分類
●ロング
芝:東京､阪神外回り､新潟外回り
ダート:東京､中京

●ミドル
芝:阪神内回り､京都外回り､中京､新潟内回り
ダート:新潟､阪神

●ショート
芝:中山､京都内回り､福島､小倉､札幌､函館
ダート:中山､京都､福島､小倉､札幌､函館

今週の対象馬はページ最下部をご覧ください。3連単･馬単の頭、WIN5で狙うなら、『直線距離が同じ』の｢★｣付きということになります。『直線距離延長』の｢〇｣付き、『直線距離短縮』の無印は頭以外で狙います。

｢2歳～3歳OP限定、メンバー中最も速い上がりを使っていた馬作戦｣も検証しておきます。現3歳世代のOPにおいて、レース前の比較でメンバー中最も速い上がりを使っていた馬の成績は[17.12.5.42](勝率22.4%、複勝率44.7%)。さらに末脚の切れよりも先行力のある馬が有利になることが多い1200m以下のレースを除くと[15.11.4.38](勝率22.1%、複勝率44.1%)となっています。

今週はユニコーンSのオマツリオトコとニシノカシミヤが対象馬。この2頭はどちらも35秒3の上がりを使ったことがあるのですが、ニシノカシミヤがマイル戦で記録しているのに対し、オマツリオトコは1000m戦での記録。今回の距離との違いを考慮すると、より信頼できるのはニシノカシミヤの方かもしれません。

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続いて、新馬券術｢持ち時計は他馬とのタイム差に注目作戦｣の検証に移ります。先週は3鞍に対象馬がいて、先ほどの三宮Sを勝ったキングズソードのほか、津軽海峡特別でもフームスムートが5番人気①着と勝ち切りました。

馬場状態は三宮Sが重馬場で、津軽海峡特別は稍重馬場。ダートの道悪になったことで対象馬のスピードが活きたようです。

今週狙えそうなレースは2鞍。ダート戦も含まれているので、道悪になればチャンス拡大かもしれません。

■町田特別(東京芝2400m)
1位:2分24秒9(良)シーグラス
2位:2分25秒0(良)エクセレントタイム
3位:2分25秒1(良)キャルレイ

■灘S(阪神ダート1800m)
1位:1分50秒7(不良)ドライゼ
2位:1分50秒9(重)ゴールドブリーズ
3位:1分51秒0(不良)マイネルクロンヌ

2勝クラスのハンデ戦･町田特別は“想定持ち時計"1位に2分24秒8のエクセレントタイムが逆転浮上。2位に0秒5差をつけます。前走･青嵐賞で4番人気③着となり、約2年ぶりに馬券圏内に入りましたが、大きくは負けることが少ない堅実派。前走と同じコースで再度の好走に期待します。

灘Sは2頭が抜けています。“想定持ち時計"1位に1分50秒9のゴールドブリーズが逆転浮上し、2位は1分51秒0のマイネルクロンヌ。この2頭が3位を0秒5リードしています。ゴールドブリーズは昇級初戦の前走･立夏Sで⑩着と敗れて巻き返しを期す一戦。マイネルクロンヌは近3走連続で馬券圏内に入っていて、ここも信頼できそうです。

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続いて、新馬券術｢未勝利戦は初ダート馬作戦｣の検証です。先週はこの新馬券術による的中馬券はありませんでした…。

先週行われたダートの3歳未勝利戦は16鞍で、出走した初ダートの馬(初出走の馬は除く)は[0.2.2.31](複勝率11.4%)。これを前走8番人気以内に絞ると[0.1.0.12](複勝率7.7%)となります。

先週の初ダート馬は全体的に不振でした。芝→ダート替わりの馬は金脈がありそうなのですが、最近の成績を踏まえ、ここで一旦お休みとしたいと思います。

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さて、現2歳世代の新馬戦2週目が終わりました。ここまで行われた2歳新馬戦11レースはすべて芝。2頭以上の産駒が馬券圏内に入った種牡馬の成績は下記の通りです。

父	着別度数	複勝率	単回	複回
モーリス	[3.1.1.4]	33.3%	51	68
ブリックスアンドモルタル	[2.0.0.1]	66.7%	196	146
リアルスティール	[1.3.0.1]	80.0%	54	132
ロードカナロア	[1.1.0.1]	66.7%	136	120
スワーヴリチャード	[0.1.2.2]	60.0%	0	122

※｢単回｣…単勝回収率､｢複回｣…複勝回収率

モーリス産駒が最多の3勝を挙げて好調ですが、出走頭数が多い影響もあってか、回収率的にはやや低め。逆に回収率が優秀なのはブリックスアンドモルタル、リアルスティール、ロードカナロア、スワーヴリチャードの各産駒となっています。現状で狙っていきたいのはこの4頭の産駒としたいと思います。

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さて、毎週、新馬券術をあれこれ試行錯誤している当コラムは、来週以降はリニューアルとして、新たな新馬券術を模索していきたいと思います。今後とも、より簡単に好配当を狙える新馬券術を探求していきますので、今後ともよろしくお願い致します!


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