どうも! “馬迷男" 八木たかおです! 先週で早くも今年の函館開催が終了。2年目の19歳、佐々木大輔騎手が初の函館リーディングを獲得しました。10代での函館開催リーディングは1984年のグレード制度導入以降で初めての最年少記録だとか。この春の新潟リーディングでもわずか1勝差の2位でしたから、グングン伸びている印象です。

当コラムも成績をグングン伸ばしていく所存。函館記念では｢今週の厳選馬｣に挙げていたブローザホーンが2番人気③着。この馬を馬券の中心にした3連複42.1倍がダブル的中しました。人気が割れていたこともあり、1→4→2番人気の決着でこの配当は美味しいですね。｢今週の厳選馬｣は先週のマリーンSのダブル的中を含め、挙げた3頭全てが馬券圏内に入っています。

▲函館記念は9→7→8で決着

ブローザホーンは新馬券術｢前走の上がりに注目作戦｣の対象馬でした。過去に掲示板外がなく、まだまだ底を見せていないこと、手ごろなハンデ56kg、函館最終週でハービンジャー産駒のスタミナが活きる可能性がありそうなことなどが強調点でした。

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そして、先々週から検証をスタートさせた新馬券術のタネ｢騎手のコース実績に注目作戦｣も、対象騎手が2週連続で馬券圏内を確保。函館2歳Sの舞台･函館芝1200mで好成績を収めていた横山武史騎手騎乗のスカイキャンバスが4番人気③着でした。

惜しかったのが函館記念で丹内騎手が騎乗して10番人気④着だったマイネルウィルトス。馬券圏内まであと一歩でした。

今週の重賞は中京記念(中京芝1600m)。京都競馬場改装工事の影響により、中京競馬場で行われるのは2019年以来、4年ぶりとなります。まずは中京芝1600mで、今年好調の騎手を調べてみました。

■中京芝1600mで注目したい騎手

騎手	着別度数	勝率	複勝率	単回収率	複回収率
川田騎手	[4.2.0.6]	33.3%	50.0%	108%	79%
松山騎手	[4.1.4.13]	18.2%	40.9%	77%	59%
坂井騎手	[4.1.0.15]	20.0%	25.0%	93%	51%
西村淳騎手	[4.0.0.3]	57.1%	57.1%	288%	101%

※データ対象は2023年

成績と回収率から総合的に判断すると、川田騎手と西村淳騎手の2人に絞れそうです。西村淳騎手が騎乗予定のヴァリアメンテは。約11ヶ月の休み明け。先週のマイネルウィルトスは1年ぶりの出走でがんばってくれましたが、ヴァリアメンテも当日の気配をしっかりチェックしたいところです。

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終了した函館開催に関して、新馬券術｢連闘馬は函館で狙え｣も一旦まとめておきましょう。先週の函館で連闘した馬は[2.3.4.25](勝率5.9%、複勝率26.5%/単勝回収率20%、複勝回収率45%)でした。馬券圏内に入った9頭に注目すると10番人気②着が1頭いましたが、そのほかの8頭が1～3番人気ということで回収率は低め。さらに9頭のうち7頭が前走で掲示板以内に入っていました。

先週のコラム内で｢最終週ということで、函館のうちに好走を期待したい陣営の思惑を秘めた連闘馬がいそう｣と指摘した通り、“連闘でもうひと押し"に成功した馬がいた一方、そんな勝負気配がオッズに反映されていたようです。ちなみに先週、1番人気に支持された連闘馬は[1.1.1.0]で、単勝回収率103%、複勝回収率130%でした。

■今年の函館で連闘した馬の成績

馬場	着別度数	勝率	複勝率	単回収率	複回収率
全成績	[14.14.15.131]	8.0%	24.7%	101%	92%
芝	[8.8.8.80]	7.7%	23.1%	126%	71%
ダート	[6.6.7.51]	8.6%	27.1%	64%	124%

最終週で全成績の複勝回収率が100%を割ってしまいましたが、それでもなかなかの好成績を残しました。

■今年の函館で連闘した牝馬の減量特典別成績

減量･馬場	着別度数	複勝率	単回収率	複回収率
なし･芝	[2.2.4.35]	18.6%	22%	41%
あり･芝	[2.3.1.15]	28.6%	72%	88%
なし･ダ	[1.0.1.7]	22.2%	77%	73%
あり･ダ	[4.3.2.8]	52.9%	162%	124%

先週の｢ダートのレースで牝馬+減量特典騎手｣に該当する馬は[1.0.1.2]で、この条件に該当した馬がが好成績のまま、函館開催を終えました。来年の函館開催まで覚えておきましょう。

そして、同じ北海道の札幌開催で、連闘馬はどんな傾向を見せているんでしょうか。まずは近3年の成績を見てみましょう。

■2020～2022年に札幌で連闘した馬の成績

年	着別度数	複勝率	単回収率	複回収率
2020年	[11.15.22.149]	24.4%	55%	82%
2021年	[12.17.14.148]	22.5%	49%	77%
2022年	[10.16.12.108]	26.0%	86%	116%

今年の函館と比較すると複勝率は同じくらいですが、回収率は2022年の複勝以外は低めの数字。2021年の札幌は変則開催だった影響もありそうですが、昨年はダートに限ると[8.9.9.50](複勝率34.2%)で、単勝回収率147%、複勝回収率164%でした。

特徴的なのは、ダートでの連闘馬のうち、減量特典がなかった馬が[8.8.8.24](複勝率50.0%)なのに対し、減量特典があった馬は[0.1.1.26]でした。今週の札幌開幕週は減量特典騎手にこだわらず、ダートに出走してきた連闘馬に注目したいと思います。

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新馬券術｢夏競馬は敢えて古馬に注目作戦｣の検証に移ります。16日函館7Rは対象馬トラストベルが1番人気②着、シンボリックレルムが3番人気③着。この2頭から流した3連複46.1倍が的中しました。

▲16日函館7Rは4→12→1で決着

かもめ島特別は対象馬カヨウネンカが5番人気①着、シンティレーションが1番人気③着。この2頭から流した3連複17.4倍が的中。追加馬券でプラス幅の拡大に成功しました。

▲かもめ島特別は12→11→9で決着


馬券が的中しなかったレースでも、16日福島8Rでタマモバンケットが6番人気①着&トロンアゲインが7番人気③着などの好走がありました。

先週は3歳馬と古馬が対戦した26レースで3歳馬16勝、4歳馬7勝、5歳馬3勝。先々週と同じくらいの割合で勝ち星を分け合いました。

先週の人気最上位古馬は[4.3.4.15](勝率15.4%、複勝率42.3%/単勝回収率86%、複勝回収率78%)。そのうち、1番人気に支持された馬は[1.2.2.1](勝率16.7%、複勝率83.3%/単勝回収率40%、複勝回収率121%)でした。先々週も勝ち切れない傾向が出ていたので、現状は複勝、馬連、3連複などで狙う方が回収率アップに繋がりそうです。

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新馬券術｢前走の上がりに注目作戦｣の検証に移ります。先週、この新馬券術では3鞍に対象馬がいて[1.2.1.5]。｢今週の厳選馬｣だった函館記念のブローザホーン以外は、名鉄杯でメイクアリープが1番人気②着、関ケ原Sでファユエンが5番人気①着&レッドラディエンスが1番人気②着でした。馬券は名鉄杯の3連複26.1倍が的中。

▲名鉄杯は9→14→4で決着

◆各競馬場の直線距離による分類

●ロング
芝:東京､阪神外回り､新潟外回り
ダート:東京､中京

●ミドル
芝:阪神内回り､京都外回り､中京､新潟内回り
ダート:新潟､阪神

●ショート
芝:中山､京都内回り､福島､小倉､札幌､函館
ダート:中山､京都､福島､小倉､札幌､函館

今週の対象馬はページ最下部をご覧ください。3連単･馬単の頭、WIN5で狙うなら、『直線距離が同じ』の｢★｣付きということになります。『直線距離延長』の｢〇｣付き、『直線距離短縮』の無印は頭以外で狙います。

そして｢今週の厳選馬｣に挙げたのがTUF杯のカズプレスト。6番人気②着だった前走･鶴ヶ城Sも福島ダート1700mだったので、今回は『直線距離が同じ』の｢★｣付きとなります。

さらに、カズプレストのベストタイムは前走･鶴ヶ城S(重馬場)でのタイムです。今が充実期と考えられ、さらにハンデ57kgは定量戦だった前走から1kg減となります。買い材料たっぷりのカズプレストに期待です。

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現2歳世代の｢2歳～3歳OP限定、メンバー中最も速い上がりを使っていた馬作戦｣も進めていきます。函館2歳Sの対象馬スカイキャンバスは4番人気③着。対象馬が早速好走を見せました。

次の2歳OPは8月6日のダリア賞。同日に3歳OPのレパードSも行われます。

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さて、当コラムでは現2歳世代の新馬戦&未勝利戦において、回収率の高い種牡馬の観測を続けています。

■芝

種牡馬	着別度数	単回収率	複回収率
スワーヴリチャード	[4.3.3.8]	145%	153%
リアルスティール	[2.3.0.4]	165%	101%
サトノクラウン	[2.0.1.10]	638%	133%
ハービンジャー	[1.3.1.3]	57%	102%

■ダート

種牡馬	着別度数	単回収率	複回収率
ダノンレジェンド	[0.2.1.0]	0%	286%
ニューイヤーズデイ	[0.1.1.0]	0%	205%
レッドファルクス	[0.0.2.1]	0%	146%

先週は観測種牡馬に大きな動きがありませんでしたが、芝でハービンジャー産駒が[0.1.1.2]で、複勝率62.5%としました。去年の札幌芝の2歳新馬戦&未勝利戦で、同産駒は[0.1.2.4]としぶとい成績だったので、馬券に入れておいてもよさそうです。

より注目すべきはサトノクラウン。産駒がデビューした去年、札幌芝の2歳新馬戦&未勝利戦が[2.1.0.2]で、単勝回収率296%、複勝回収率112%の大活躍。札幌替わりで要警戒かもしれません。

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