馬迷男の挑戦
厳選馬&騎手のコース実績に注目作戦が絶好調! 札幌連闘馬は意外な傾向?
“簡単な理論で>穴馬券が獲れる、新しい馬券術を作りたい!"を目標に、馬迷男・八木たかお氏が試行錯誤するコーナー。<今週の厳選馬>が3週連続的中で、この勢いはどこまで続く!?
※新馬券術「前走の上がりに注目作戦」で解説
<今週の厳選馬>
佐渡S:パラレルヴィジョン※新馬券術「前走の上がりに注目作戦」で解説
<先週の厳選馬の結果>
TUF杯:カズプレスト(3番人気②着!)どうも! “馬迷男" 八木たかおです! プロ野球・福岡ソフトバンクホークスの“ギータ"こと柳田悠岐選手が北海道新ひだか町で行われたセレクションセールで3頭を購入したことが話題になりました。今回購入された馬の活躍とともに、どんな馬名になるのか注目ですね。僕の予想は「フルスイングギータ」あるいは「ホームランギータ」ですw
当コラムはリニューアルに際して「今週の厳選馬」という推奨馬を冒頭で挙げるようになりました。タイトルに名前負けしないよう、まさに厳選していますが、先週はTUF杯でカズプレストが3番人気②着と頑張ってくれました。ここまでの3週で挙げた「今週の厳選馬」4頭は馬券圏内100%! ただ、相手が難しく思えたので、馬券は複勝でかっちりいきました。
▲TUF杯は1→5→15で決着
そして、こちらもリニューアルに併せて検証を始めた「騎手のコース実績に注目作戦」も、中京記念で川田騎手騎乗のルージュスティリアが1番人気③着と馬券圏内を確保しました。馬券はルージュスティリアを軸にした3連複総流しで44.2倍が的中。この新馬券術のタネも、3週連続で対象騎手の騎乗馬が馬券圏内に入っています。
▲中京記念は6→11→16で決着
今週の重賞はクイーンS(札幌芝1800m)とアイビスSD(新潟芝直1000m)。まずは札幌芝1800mで去年から今年にかけて好調の騎手を調べてみました。
■札幌芝1800mで注目したい騎手
騎手 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単回収率 | 複回収率 |
横山武騎手 | [7.2.0.7] | 43.8% | 56.3% | 142% | 86% |
吉田隼騎手 | [3.3.3.6] | 20.0% | 60.0% | 244% | 146% |
見逃せないのは横山武騎手の爆発的な勝率。また吉田隼騎手は回収率が優秀な数字です。クイーンSはこの2人の騎乗予定馬を狙います。
続いては新潟芝直1000mの注目騎手。こちらは2021年以降をデータ対象としました。
■新潟芝直1000mで注目したい騎手
騎手 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単回収率 | 複回収率 |
西村淳騎手 | [1.2.2.11] | 6.3% | 31.3% | 31% | 155% |
田辺騎手 | [1.0.0.2] | 33.3% | 33.3% | 156% | 53% |
ホー騎手 | [1.0.0.2] | 33.3% | 33.3% | 130% | 60% |
坂井騎手 | [0.2.0.3] | 0.0% | 40.0% | 0% | 130% |
勝率&複勝率を重視すべきか、回収率に注目すべきか、悩ましいところです。その上、新潟千直ですから枠順が重要。ここは対象騎手を絞らず、注目騎手が外枠に入ったら狙ってみたいと思います。
■「騎手のコース実績に注目作戦」の狙い
クイーンS横山武騎手⇒ウインピクシス
吉田隼騎手⇒トーセンローリエ
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先週から札幌開催がスタート。新馬券術「連闘馬は函館で狙え」はまずまずの成績を挙げ、「ダートのレースで牝馬+減量特典騎手」は特に狙えるという傾向が出ましたが、札幌でも連闘馬が狙えるのかどうかを検証していきます。まずは先週、連闘で札幌に出走した馬の成績を見てみましょう。
■先週の札幌で連闘した馬の成績
馬場 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単回収率 | 複回収率 |
全体 | [2.2.0.12] | 12.5% | 25.0% | 55% | 86% |
芝 | [2.1.0.6] | 22.2% | 33.3% | 97% | 68% |
ダート | [0.1.0.6] | 0.0% | 14.3% | 0% | 110% |
函館と違って芝の方が好成績ですが、まだ1週目が終わったばかり。そこで、去年の札幌開催で連闘した馬の成績も調べてみました。
■2022年の札幌で連闘した馬の成績
馬場 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単回収率 | 複回収率 |
全体 | [10.16.12.108] | 6.8% | 26.0% | 86% | 116% |
芝 | [2.7.3.58] | 2.9% | 17.1% | 19% | 64% |
ダート | [8.9.9.50] | 10.5% | 34.2% | 147% | 164% |
やはりダートの方が優秀な数字が出てきました。では、函館で好走する傾向にあった「ダートのレースで牝馬+減量特典騎手」はどんな傾向になるのでしょうか? 先週も少し触れましたが、連闘した牝馬全体で検証してみましょう。
■2022年の札幌に連闘で出走した牝馬の減量特典別の成績
馬場 | 着別度数 | 複勝率 | 単回収率 | 複回収率 |
なし・芝 | [0.2.1.16] | 15.8% | 0% | 26% |
あり・芝 | [0.0.0.15] | 0.0% | 0% | 0% |
なし・ダ | [4.1.4.10] | 47.4% | 499% | 283% |
あり・ダ | [0.1.0.11] | 8.3% | 0% | 27% |
意外なことに、芝・ダート共に減量なしの騎手が乗っていた馬の方が好成績です。ちなみに先週、札幌に出走した連闘馬で馬券圏内に入った4頭に関しては、ルメール騎手が2回、横山武騎手が1回、小林凌騎手が1回。小林凌騎手が②着に入ったのは特別競走だったため、減量特典はありませんでした。
札幌で連闘馬を狙う場合は減量特典を気にしなくてもよいという、函館とは異なる傾向になっています。これをどう読み解くべきか、迷うところ。原因を推測すると、札幌はトップジョッキーが集まることが多く、現在は2場開催でもあるため、減量特典騎手のチャンスが少なくなる、ということなのかもしれません。今週以降の札幌開催に関してはダートを中心に狙いつつ、全体の傾向もしっかりチェックしていきます。
新馬券術「夏競馬は敢えて古馬に注目作戦」の検証に移ります。有松特別は対象馬メイショウカイトが4番人気③着。この馬を馬券に入れた3連単40.8倍が的中しました。
▲有松特別は5→4→1で決着
HBC賞は対象馬ミズノコキュウが4番人気②着。この馬を馬券に入れた馬連8.5倍が的中です。
▲HBC賞は9→3→6で決着
■狙える古馬の条件
・前々走、前走のどちらかにおいて同級以上で馬券圏内がある・もしくは昇級2戦目まで
■狙える古馬の条件Ver.2
・古馬の中で人気最上位かつ1~3番人気・1番人気は信頼度◎
馬券が的中しなかったレースでも、23日中京8Rでアンフィニドールが8番人気②着。また、22日札幌8Rではマテンロウアイが5番人気①着、タマモタップダンスが2番人気②着、イモータルフェイムが1番人気③着となり、対象馬が馬券圏内を独占しました。
先週は3歳馬と古馬が対戦した26レースで3歳馬16勝、4歳馬8勝、5歳馬2勝。3週前が26レースで3歳馬14勝、先々週が26レースで3歳馬16勝ですから、3分の2くらいのレースは3歳馬が勝っている計算になります。古馬を馬単、3連単①着付けで狙う場合は、逆に残りの3分の1のレースを見極めることが必要です。
その見極めに役立つのが人気最上位古馬。先週の人気最上位古馬は[3.5.5.13](勝率11.5%、複勝率50.0%/単勝回収率56%、複勝回収率135%)。そのうち、1番人気だと[2.2.2.2](勝率25.0%、複勝率75.0%/単勝回収率65%、複勝回収率111%)でした。
先週の人気最上位古馬は1~8番人気で、勝った3頭は1番人気2頭、3番人気1頭。馬券の頭から狙うのであれば、やはり「狙える古馬の条件Ver.2」の該当馬という傾向です。
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新馬券術「前走の上がりに注目作戦」の検証に移ります。先週、この新馬券術では3鞍に対象馬がいて[0.2.0.3]。「今週の厳選馬」だったTUF杯のカズプレスト以外は、中京記念でディヴィーナが2番人気②着でした。
ポイント
■前走で速い上がりを記録した馬をもっとも狙えるのは『直線距離が同じ』■『直線距離延長』『直線距離短縮』は馬券の頭から狙わない
◆各競馬場の直線距離による分類
●ロング芝:東京、阪神外回り、新潟外回り
ダート:東京、中京
●ミドル
芝:阪神内回り、京都外回り、中京、新潟内回り
ダート:新潟、阪神
●ショート
芝:中山、京都内回り、福島、小倉、札幌、函館
ダート:中山、京都、福島、小倉、札幌、函館
そして「今週の厳選馬」に挙げたのが佐渡Sのパラレルヴィジョン。前走・垂水Sはメンバー最速の上がりで③着となり、今回は『直線距離が同じ』の「★」付きとなります。
ここまでの8戦で馬券圏外が神戸新聞杯⑦着だけという堅実派。今回は持ち時計もメンバー中2位で、左回りも過去に東京で2勝、③着1回なので問題ありません。前走で先着を許した2頭は自身よりハンデが軽かったので、定量戦になるのはパラレルヴィジョンにとっては好材料とみます。
最後に観測種牡馬の情報。回収率に重点を置いて、現2歳世代の新馬戦&未勝利戦で好成績を挙げている種牡馬の観測を続けています。
■芝
種牡馬 | 着別度数 | 単回収率 | 複回収率 |
スワーヴリチャード | [4.3.4.10] | 124% | 137% |
リアルスティール | [2.3.0.4] | 165% | 101% |
サトノクラウン | [2.0.2.10] | 592% | 151% |
■ダート
種牡馬 | 着別度数 | 単回収率 | 複回収率 |
レッドファルクス | [1.0.2.1] | 172% | 137% |
ダノンレジェンド | [0.4.1.0] | 0% | 224% |
ニューイヤーズデイ | [0.1.2.2] | 0% | 114% |
先週はレッドファルクス産駒が勝ち星を挙げ、ダノンレジェンド産駒が②着2回と好走しました。ダノンレジェンド産駒はまだ勝利がありませんが、延べ5頭が出走して馬券圏内100%。ダート界のダークホース的な存在となっていますね。
<現在、2歳戦で注目している種牡馬>
芝スワーヴリチャード
リアルスティール
サトノクラウン
ダート
ダノンレジェンド
ニューイヤーズデイ
レッドファルクス
★今週の狙い馬★
【新潟・土曜】
【新潟・日曜】
【札幌・土曜】
【札幌・日曜】
★各項目の説明★
厳「今週の厳選馬」
騎「騎手のコース実績に注目作戦」
上「前走の上がりに注目作戦」
※ハンデ戦、牝馬限定戦、古馬戦を重視、前走および今回が1200m以下の場合は対象外
※中13週以上、前走が勝ち馬と1秒1差以上は割引
※前走よりも直線距離が長いコースを走る馬は馬名の前に「◯」、直線距離が同程度のコースを走る馬は馬名の前に「★」
※前走が同級以上の馬は(同級)を表記
連「北海道は連闘馬狙い作戦」
※函館&札幌で連闘の馬を表記。
古「夏競馬は敢えて古馬に注目作戦」
※3歳馬が出走する古馬混合戦で、近2走以内に現級以上(芝・ダートは別)で③着以内があるか、昇級2戦目以内の古馬を表記(該当馬が1レースにつき5頭以内の場合)
【新潟・土曜】
R | 狙い馬 |
1 | |
2 | |
3 | |
4 | |
5 | |
6 | |
7 | |
8 | 古スペシャルナンバー、古ベルカノア |
9 | 古パーサヴィアランス |
10 | |
11 | |
12 | 古アイムファイン、古サミュエル、古ノアファンタジー |
【新潟・日曜】
R | 狙い馬 |
1 | |
2 | |
3 | |
4 | |
5 | |
6 | |
7 | |
8 | |
9 | 古ジュンブロッサム、古スタニングスター、古ダノンソフィア、古ロンズデーライト |
10 | 上アドマイヤハレー(★)、上サンタグラシア(同級、○)、上トゥデイイズザデイ(同級、★)、厳上パラレルヴィジョン(同級、★)、上ホウオウリアリティ(同級、○)、上ルージュエクレール(★) |
11 | |
12 |
【札幌・土曜】
R | 狙い馬 |
1 | |
2 | |
3 | 連ヒロノサクセス |
4 | |
5 | |
6 | 古アカザ、古グラサージュ、古マーブルケイケー |
7 | 古タシット、連タフトテソーロ、古ユイ |
8 | 連サイモンポーリア、連サクラソーレ、古メイショウピスカリ、連ルミナスフラックス、古ロードマゼラン |
9 | 古ギンノサジ、古ノートルプロメス、連マケルナマサムネ |
10 | 連ジョリダム、連テンメジャーガール、古モンタナアゲート |
11 | 上カヨウネンカ(★)、上クライミングリリー(同級)、上サンストックトン(同級、★)、上マテンロウマジック(★)、上ミスフィガロ(同級、★)、上モリノカンナチャン(同級、★) |
12 |
【札幌・日曜】
R | 狙い馬 |
1 | |
2 | |
3 | 連レイジングスラスト |
4 | 連スズカマリー |
5 | |
6 | 古サンライズスコール |
7 | 連サルサロッサ、古ホーリーエンブレム |
8 | 古ヴェールクレール、連デイトンウェイ |
9 | |
10 | 上アシタガアルサ(★)、上カラフルキューブ(同級)、上キュールエフウジン(同級、★)、上フームスムート(★)、上レイクリエイター(★) |
11 | 騎ウインピクシス、上ドゥーラ(同級)、騎トーセンローリエ |
12 | 古グラヴィル、古スマートムーラン、古バレストラ、古プレミアムスマイル、古ブロードリーチ |
★各項目の説明★
厳「今週の厳選馬」
騎「騎手のコース実績に注目作戦」
上「前走の上がりに注目作戦」
※ハンデ戦、牝馬限定戦、古馬戦を重視、前走および今回が1200m以下の場合は対象外
※中13週以上、前走が勝ち馬と1秒1差以上は割引
※前走よりも直線距離が長いコースを走る馬は馬名の前に「◯」、直線距離が同程度のコースを走る馬は馬名の前に「★」
※前走が同級以上の馬は(同級)を表記
連「北海道は連闘馬狙い作戦」
※函館&札幌で連闘の馬を表記。
古「夏競馬は敢えて古馬に注目作戦」
※3歳馬が出走する古馬混合戦で、近2走以内に現級以上(芝・ダートは別)で③着以内があるか、昇級2戦目以内の古馬を表記(該当馬が1レースにつき5頭以内の場合)
※投稿いただいた内容は、今後、弊社雑誌、書籍、ウェブ、その他の媒体へ掲載・収録させていただくことがあります。ご了承ください。
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