お暑うございます! “馬迷男" 八木たかおです! JRAさんの暑熱対策の一環として行われた新潟、札幌の2場開催が先週で終了。自ブロック制解除の影響もあってか、近2週の新潟では関西馬33勝、関東馬15勝でした。

この時期の2場開催が始まったのは2020年。2020年と2021年は3週間行われましたが、いずれも新潟では関西馬が関東馬に対して2倍前後の勝ち星を挙げています。｢夏は牝馬｣｢夏は芦毛｣などと言われますが、｢夏の新潟前半は関西馬｣も新たな競馬格言になりそう。来年も夏場に2場開催が行われるようであれば、ぜひ活用したいですね。

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先週の新馬券術について振り返る前に、今週から夏の小倉開催が開幕するので、そちらを考察してみます。今年の1～2回小倉開催では、馬体重500kg以上の馬が特にダートで活躍しました。

■今年の小倉ダートで、馬体重500kg以上の馬

距離	着別度数	勝率	複勝率	単回収率	複回収率
1000m	[4.2.2.10]	22.2%	44.4%	92%	128%
1700m	[15.11.9.66]	14.9%	34.7%	293%	120%
2400m	[2.1.1.8]	16.7%	33.3%	359%	145%

今年から負担重量の見直しが行われたことで、重い斤量に耐えられるイメージがある馬体重500kg以上の馬に注目したところ、予想通り優秀な数字を残しました。

減量特典がない特別競走に限定すると[5.6.4.25](複勝率37.5%)で、単勝回収率113%、複勝回収率134%。面白いところでは、外国産馬が[4.1.1.3](複勝率66.7%)で、単勝回収率181%、複勝回収率140%でした。

では、この夏も500kg以上の馬を狙い撃ちできるでしょうか。当時と状況が違うのは、古馬混合戦では3歳馬と古馬の対戦が始まっているので、ここは見極めが必要なファクター。まずは500kg以上の馬、特にマル外に注目しながら馬券を購入してみます。

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新馬券術に格上げした、｢騎手のコース実績に注目作戦｣を振り返ります。エルムSは対象騎手だった武豊騎手騎乗のセキフウが、6番人気①着でした。馬券は的中しませんでしたが、この新馬券術はここまで5週連続で対象馬が馬券圏内に入っています。今週も好走に期待、かつ馬券的中を狙います。

今週の重賞は、関屋記念(新潟芝外1600m)と小倉記念(小倉芝2000m)。長い直線のマイル戦と直線距離の短い小回り1周という、どちらもクセの強いコースで行われる重賞です。まずは新潟芝外1600mから。20022年以降に好成績だった騎手は下記の通りです。

■新潟芝外1600mで注目したい騎手

騎手	着別度数	勝率	複勝率	単回収率	複回収率
三浦騎手	[5.2.0.10]	29.4%	41.2%	346%	117%
川田騎手	[5.1.2.1]	55.6%	88.9%	163%	123%
戸崎騎手	[4.1.0.14]	21.1%	26.3%	105%	45%

※データ対象は2022年以降

ここは三浦騎手と戸崎騎手に注目です。川田騎手は関屋記念に騎乗予定がありませんが、圧倒的な数字なので掲載しておきました。出馬表に名前を見つけたら、チェックしましょう。

続いて、小倉芝2000mの注目騎手です。

■小倉芝2000mで注目したい騎手

騎手	着別度数	勝率	複勝率	単回収率	複回収率
幸騎手	[6.1.3.25]	17.1%	28.6%	102%	56%
西村淳騎手	[5.10.5.28]	10.4%	41.7%	124%	164%
松山騎手	[5.3.0.6]	35.7%	57.1%	94%	86%
坂井騎手	[2.1.1.4]	25.0%	50.0%	92%	70%

※データ対象は2022年以降

松山騎手の好成績は、このレースの連覇を目指すマリアエレーナにとっては心強いデータ。ハンデ戦でもあるので、ここは手を広げて4人の騎手に注目します。

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新馬券術｢夏競馬は敢えて古馬に注目作戦｣の検証です。札幌スポニチ賞は、前々走②着だったシャークスポットが6番人気①着。この馬を馬券の軸にした3連複117.3倍が的中! 11頭立てながら、万馬券ゲットに成功しました!

▲札幌スポニチ賞は8→2→4で決着

新潟日報賞は、前走③着だったヴェルトハイムが5番人気②着。この馬を馬券に入れた3連複57.2倍が的中しました。なお、6番人気①着で馬券の軸にしていたアルーリングウェイは、新馬券術｢前走の上がりに注目作戦｣の対象馬でした。

▲新潟日報賞は7→13→4で決着


馬券が的中しなかったレースでも、桑園特別でイーサンバーニングが11番人気③着、HTB賞でウインシュクランが6番人気②着、6日札幌12Rでホウオウエンジェルが8番人気③着などの好走がありました。

先週は3歳馬と古馬が対戦した18レースで、3歳馬12勝、4歳馬5勝、5歳馬1勝。先々週が17レース中3歳馬14勝という圧倒的な勢いだったことで｢古馬勢の巻き返しがあるかも｣とみていたのですが、ちょっとだけ押し戻した形となりました。ただ、まだまだ全体的には3歳馬優勢。そんな状況下で美味しい古馬を狙っていきます。

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新馬券術｢前走の上がりに注目作戦｣の検証に移ります。先週は5鞍に対象馬がいて、[3.1.0.5]。新潟日報賞のアルーリングウェイのほかには、エルムSでセキフウが6番人気①着、柳都Sでバハルダールが4番人気②着、札幌日経OPでブローザホーンが1番人気①着でした。

◆各競馬場の直線距離による分類

●ロング
芝:東京､阪神外回り､新潟外回り
ダート:東京､中京

●ミドル
芝:阪神内回り､京都外回り､中京､新潟内回り
ダート:新潟､阪神

●ショート
芝:中山､京都内回り､福島､小倉､札幌､函館
ダート:中山､京都､福島､小倉､札幌､函館

今週の対象馬はページ最下部をご覧ください。3連単･馬単の頭、WIN5で狙うなら、『直線距離が同じ』の｢★｣付きということになります。『直線距離延長』の｢〇｣付き、『直線距離短縮』の無印は頭以外で狙います。

｢厳選馬｣だったエルムSのペプチドナイルは、1番人気⑬着でした。逃げられなかったことが影響したかもしれません。

そして｢今週の厳選馬｣にピックアップしたのは阿蘇Sのアラジンバローズ。｢前走の上がりに注目作戦｣の対象馬で、前走が東京のアハルテケSだったので今回は『直線距離短縮』となる一戦ですが、この条件替わりは意外と好走が多いパターン。

また、ダート1700mの持ち時計はメンバー中1位で、小倉ダート1700mは[2.1.0.0]。ここは信頼できそうです。

｢2歳～3歳OP限定、メンバー中最も速い上がりを使っていた馬作戦｣は、レパードSの対象馬リバートゥルーが11番人気⑨着。2歳OPのダリア賞はコラソンビートが1番人気①着で、スワーヴリチャード産駒初のオープン勝ちとなりました。これで2歳OPの対象馬は[1.0.1.0]と好スタートを決めています。

今週は2歳OPが2鞍。対象馬はコスモス賞がコスモディナー、フェニックス賞がヒロアプリオリです。

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新馬券術｢連闘馬は北海道で狙え｣ですが、対象馬は[1.0.0.12]でした。

好調だった函館と比べ、札幌は全く異なる傾向が出ているので、ここは一旦、検証を打ち切った方が良さそうです。連闘馬は函館で狙うべき…という結論にしておきましょう。

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最後に観測種牡馬の情報。回収率に重点を置いて、現2歳世代の新馬戦&未勝利戦で好成績を挙げている種牡馬の観測を続けています。

■芝

種牡馬	着別度数	単回収率	複回収率
スワーヴリチャード	[5.3.4.10]	181%	142%
リアルスティール	[3.3.1.4]	340%	135%
サトノクラウン	[2.0.3.11]	518%	151%

■ダート

種牡馬	着別度数	単回収率	複回収率
レッドファルクス	[1.0.2.2]	138%	110%
ダノンレジェンド	[0.4.1.0]	0%	224%
ニューイヤーズデイ	[0.1.2.2]	0%	114%

先週はリアルスティール産駒が1頭出走して③着に入りましたが、観測種牡馬の成績に大きな変動は無し。ただ、先述の通り、スワーヴリチャード産駒が初のオープン勝ち。上記の成績は新馬戦&未勝利戦に限定していますが、今後の産駒の活躍にも注目ですね。

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