どうも! “馬迷男" 八木たかおです! 先週の｢2023ワールドオールスタージョッキーズ(WASJ)｣は岩田望騎手が初出場で優勝。2005年の父･岩田康騎手に続き、史上初の親子制覇となりました。全4戦で勝利は無かったものの、コンスタントにポイントを獲得。2位のレイチェル･キング騎手、3位の武豊騎手との、上位3人がそれぞれ1ポイント差の大接戦を制しました。特に第4戦は14番人気のウインルーアに騎乗して③着。お見事でした。

岩田望騎手はあまり札幌で騎乗している印象が無かったので調べてみると、札幌での騎乗は先週の土日2日間のほかは、去年8月6日の1日だけ。この3日間の成績は[2.2.6.15](複勝率40.0%)です。特に、芝に限ると[2.0.5.7](複勝率50.0%)で、去年8月に騎乗した際に挙げた2勝も芝。前述したWASJ第4戦も芝でしたし、岩田望来騎手が札幌芝で騎乗する場合は要注意…なのかもしれません。美味しい馬券をゲットするために覚えておきたいです。

その札幌で注目されているのが、短期免許で来日中のジョアン･モレイラ騎手。先週は[4.2.2.8](複勝率50.0%、単勝回収率68%、複勝回収率77%)でした。

人気になる分、買い時･買い方が難しいのですが、当コラムでは前回札幌で騎乗した5年前の成績も踏まえて、仮説｢モレイラ騎手がもっとも美味しいのは2番人気｣を発見しました。

そして27日札幌5Rの新馬戦は、モレイラ騎手が2番人気のドゥレイクパセージに騎乗。｢ここだ!｣と3連単①着付けで狙い撃ちしたところ、3連単7.0倍が的中しました。5頭立てでしたし、2→1→3番人気の堅い決着だったので、配当は安く収まりましたが、追加馬券と合わせてプラス収支に持ち込むことに成功しました。なお、1番人気②着のヴァルドルチャは毎週文末で観測を続けている、芝で好調の種牡馬スワーヴリチャード産駒でした。

▲27日札幌5Rは3→4→5で決着

■2018年以降、札幌開催でのモレイラ騎手

人気	着別度数	勝率	複勝率	単回 収率	複回 収率
1番人気	[20.6.2.17]	44.4%	62.2%	98%	79%
2番人気	[14.4.5.5]	50.0%	82.1%	184%	114%
3番人気	[2.2.5.10]	10.5%	47.4%	49%	81%
4番人気	[1.0.0.3]	25.0%	25.0%	195%	55%
5番人気以下	[0.0.0.10]	0.0%	0.0%	0%	0%

引き続き2番人気の時は回収率も十分…なのですが、今週は国内での騎乗予定がありません。来週以降、中山での狙い目を探してみます。

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先週も2重賞で対象馬が好走!

先週注目した馬のうち、新潟2歳Sは大野騎手騎乗のクリーンエアが4番人気③着。キーンランドCも鮫島駿騎手騎乗のトウシンマカオが2番人気③着でした。これで対象騎手の騎乗馬は8週連続で馬券圏内に入っており、勢いが止まりません。

今週の重賞は札幌2歳S(札幌芝1800m)、小倉2歳S(小倉芝1200m)、新潟記念(新潟芝外2000m)の3レース。去年から今年にかけて好成績だった騎手は、それぞれ下記の通りです。

■札幌芝1800mで注目したい騎手

騎手	着別度数	勝率	複勝率	単回 収率	複回 収率
横山武騎手	[11.4.3.10]	39.3%	64.3%	117%	104%
吉田隼騎手	[4.3.4.8]	21.1%	57.9%	213%	122%

※データ対象は2022年以降

回収率も含めると、この2名が特に好成績。ただ、吉田隼騎手は札幌2歳Sに騎乗予定馬がありませんので、ここは横山武騎手に注目です。

■小倉芝1200mで注目したい騎手

騎手	着別度数	勝率	複勝率	単回 収率	複回 収率
幸騎手	[10.5.7.53]	13.3%	29.3%	142%	95%
松山騎手	[9.5.1.30]	20.0%	33.3%	90%	70%
川田騎手	[8.4.0.3]	53.3%	80.0%	225%	129%
坂井騎手	[7.3.3.16]	24.1%	44.8%	112%	125%

※データ対象は2022年以降

松山騎手の回収率は全体だと100%を切っていますが、2歳戦に限ると[8.2.1.7]で単勝回収率203%、複勝回収率112%となります。川田騎手と坂井騎手は騎乗予定馬がいませんが、回収率まで考慮しても優秀な成績なので、掲載しておきました。

■新潟芝外2000mで注目したい騎手

騎手	着別度数	勝率	複勝率	単回 収率	複回 収率
菅原明騎手	[2.0.1.4]	28.6%	42.9%	425%	167%
ルメール騎手	[2.0.0.0]	100%	100%	410%	170%

※データ対象は2022年以降

レース数は少ないのですが、回収率まで考慮するとこの2名が優秀。注目しておきましょう。

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｢厳選馬｣がきっちり結果を残す!

先週は5鞍に対象馬がいて、[3.0.2.9]でした。新潟2歳Sでアスコリピチェーノが1番人気①着、クリーンエアが4番人気③着。また、朱鷺Sでテンハッピーローズが3番人気①着、長岡Sでオヌールが1番人気①着、WASJ第2戦でエーデルブルーメが2番人気③着でした。

｢今週の厳選馬｣だった長岡Sのオヌールは新潟芝外回りでの連戦となったため、頭から狙える傾向のある『直線距離が同じ』の｢★｣付きでした。初のマイル戦での完勝で、1番人気ながら単勝は4.3倍とまずまずの配当。新たな距離適性を示してオープン入りを果たしたことで、今後の活躍も期待できそうです。

◆各競馬場の直線距離による分類

●ロング
芝:東京､阪神外回り､新潟外回り
ダート:東京､中京

●ミドル
芝:阪神内回り､京都外回り､中京､新潟内回り
ダート:新潟､阪神

●ショート
芝:中山､京都内回り､福島､小倉､札幌､函館
ダート:中山､京都､福島､小倉､札幌､函館

今週の対象馬はページ最下部をご覧ください。3連単･馬単の頭、WIN5で狙うなら、『直線距離が同じ』の｢★｣付きということになります。『直線距離延長』の｢〇｣付き、『直線距離短縮』の無印は頭以外で狙います。

｢2歳～3歳OP限定、メンバー中最も速い上がりを使っていた馬作戦｣は、新潟2歳Sの対象馬アスコリピチェーノが1番人気①着、ひまわり賞の対象馬アイタカが3番人気②着でした。これで現2歳世代OPの対象馬は[2.2.1.2]。馬券はひまわり賞の3連単24.0倍が的中しました。

▲ひまわり賞は8→16→4で決着

今週の対象馬は札幌2歳Sがロジルーラー、小倉2歳Sがキャンシーエンゼル、すずらん賞がドナベティです。

このうち｢今週の厳選馬｣にキャンシーエンゼルを指定。この馬は｢騎手のコース実績に注目作戦｣で対象となった松山騎手の騎乗予定馬としても名前が挙がりました。2つの新馬券術で対象となった馬は好走するケースが過去にも多数発生しています。

また、芝1200mの持ち時計もメンバー中上位で、2度目となる今回は上積みがありそう。どんな走りを見せてくれるのか楽しみです。

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傾向通り、先週は古馬勢が盛り返す

先週は3歳馬と古馬が対戦した28レースで3歳馬17勝、4歳馬8勝、5歳馬2勝、9歳馬1勝。先々週は29レースで3歳馬が22勝と大きく勝ち越したため、翌週は古馬勢が勝ち星を増やす傾向があることを指摘していましたが、やはり傾向通りの結果となりました。

先週の対象馬の中から人気的に美味しいところだと、五頭連峰特別でレッドロワが9番人気③着、26日小倉8Rでウィルフルネスが7番人気③着、釜山Sでユスティニアンが10番人気③着、ニセコ特別でロードマゼランが6番人気②着と馬券圏内に突入しました。


先週の古馬で人気最上位だった馬は[5.4.2.17](複勝率39.3%)。これを｢狙える古馬の条件Ver.2｣に合わせて3番人気以内に絞ると[5.4.2.12](複勝率47.8%、単勝回収率77%、複勝回収率76%)となります。回収率はやや物足りないものの、十分狙える成績です。夏競馬最終週となる今週も古馬狙いで美味しい馬券を狙っていきます。

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冬と違い、夏は大型馬が不振?

先週、小倉ダートに出走した馬体重500kg以上の馬全体の成績は[1.2.3.25](複勝率19.4%、単勝回収率7%、複勝回収率49%)でした。

この冬の好成績とは一変して、夏は大型馬が苦戦しています。馬場の違いか、有力3歳馬が古馬混合戦に出走してきている影響か、正直なところ不明。今のところ、馬体重500kg以上の馬を狙うなら冬の小倉という傾向が出ています。来年に期待して、ここで一旦検証を打ち切りたいと思います。

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最後に観測種牡馬の情報。回収率に重点を置いて、現2歳世代の新馬戦&未勝利戦で好成績を挙げている種牡馬の観測を続けています。

■芝

種牡馬	着別度数	単回収率	複回収率
サトノクラウン	[2.0.4.21]	307%	270%
スワーヴリチャード	[9.8.6.15]	127%	123%
マクフィ	[2.2.0.4]	398%	190%
リアルスティール	[3.4.2.7]	233%	126%

■ダート

種牡馬	着別度数	単回収率	複回収率
コパノリッキー	[1.1.1.12]	238%	94%
レッドファルクス	[1.0.2.3]	115%	91%
ダノンレジェンド	[0.4.1.2]	0%	160%
ニューイヤーズデイ	[0.2.3.3]	0%	108%

先週は芝のレースでマクフィ産駒が2頭出走して①着と②着。回収率を大きく引き上げてきました。新たに観測種牡馬に加えておきます。

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