どうも! “馬迷男" 八木たかおです! まだまだ夏を思わせる先週の競馬。セントウルSは14番人気のテイエムスパーダが逃げ切って、富田騎手が重賞初制覇。スタートは内枠の馬たちの方が良かったように見えましたが、押して押してハナを奪おうとする姿を見て、｢あっ! 富田騎手! エルムS!｣というワードが僕の脳内をよぎりました。

エルムSでは、1番人気ペプチドナイルに騎乗し、控える競馬を選択して⑬着。レース後、富田騎手が｢強気にハナに行くべきだった｣と悔しさが伝わってくるコメントをしていたんですよねぇ。僕はペプチドナイルを厳選馬に選んでいたため、｢うん、そうだね…｣と受け止めていましたが、セントウルSのレース後に目にした記事では｢あの経験を生かさないといけない｣と語っていたようです。なんでレース前に読んでなかったかなw

富田騎手はまだ26歳。馬同様、人も“ひと夏の成長"を経て、秋競馬が開幕しました。今週は3日間開催、がんばりましょう!

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厳選馬キャットファイトが
4番人気でレコード勝ち!

先週は2鞍に対象馬がいて、[0.0.1.3]。京成杯AHでミスニューヨークが8番人気③着とがんばってくれて、馬券もこの馬を軸にした3連複92.6倍が的中しました。ミスニューヨークに騎乗していたM.デムーロ騎手は｢騎手のコース実績に注目作戦｣の対象騎手でもあったので、2つの新馬券術で対象になっていた馬がまた好走しました。

▲京成杯AHは2→10→3で決着

◆各競馬場の直線距離による分類

●ロング
芝:東京､阪神外回り､新潟外回り
ダート:東京､中京

●ミドル
芝:阪神内回り､京都外回り､中京､新潟内回り
ダート:新潟､阪神

●ショート
芝:中山､京都内回り､福島､小倉､札幌､函館
ダート:中山､京都､福島､小倉､札幌､函館

今週の対象馬はページ最下部をご覧ください。3連単･馬単の頭、WIN5で狙うなら、『直線距離が同じ』の｢★｣付きということになります。『直線距離延長』の｢〇｣付き、『直線距離短縮』の無印は頭以外で狙います。

そして、｢今週の厳選馬｣はききょうSのステラスプレンダー。前走の新馬戦をメンバー中最速の上がりで快勝して、2戦目でのOP挑戦になりますが、この時期はOPも1勝クラスも出走馬のレベルがさほど変わらないケースがあります。そう考えれば中京芝→阪神芝内回りの転戦となるので、『直線距離が同じ』の｢★｣付きとみなしてよさそうです。

また、出走予定馬の中に芝1400mを経験している馬が少ないのですが、その中では持ち時計がメンバー中1位。上がりが優秀で、持ち時計も上位というのは、先週のキャットファイトと同じパターンです。

｢2歳～3歳OP限定、メンバー中最も速い上がりを使っていた馬作戦｣も振り返っておきます。先週は3歳OPの紫苑Sが行われ、対象馬だったミシシッピテソーロは8番人気⑤着。人気以上には走ってくれたのですが、③着とは0秒2差ともうひと押しでした。

これで、現3歳世代のOPにおいて、レース前の比較でメンバー中最も速い上がりを使っていた馬の成績は[17.12.5.47](勝率21.0%、複勝率42.0%)。さらに末脚の切れよりも先行力のある馬が有利になることが多い1200m以下のレースを除くと[15.11.4.43](勝率20.5%、複勝率41.1%)となっています。

そして、2歳OPは無かったのですが、2歳1勝クラス･アスター賞のキャットファイトを｢今週の厳選馬｣に指名したところ、4番人気①着の快勝劇を見せてくれました。②着に5馬身差で、レコードのおまけ付き。期待を大きく上回る見事な勝ちっぷりでした。これは先々も楽しみになったかも。

今週の対象馬は3歳OPのローズSがブレイディヴェーグ、セントライト記念がウインオーディンとシャザーン、2歳OPのききょうSがジューンテイクです。

ローズSのブレイディヴェーグは6月に牡馬と一緒に走った1勝クラスで②着に0秒5差をつけて快勝。2連勝で臨む4戦目となります。過去3走すべてでメンバー最速の上がりを記録しているので、直線の長い阪神芝外1800mはバッチリ合いそう。また、ローズSは芝1800mですが、芝2000mで1分57秒9という速い時計での勝ち鞍があります。初の右回りを克服できれば、遅れてきた大物が覚醒…というシーンが見られるかもしれません。

セントライト記念のウインオーディンとシャザーンは去年7月の新馬戦で上がり32秒5をマーク。このレースで勝ったダノントルネードが今年の京都新聞杯で②着に入っています。

ききょうSのジューンテイクは前走の新潟2歳Sで出遅れながらも、メンバー中最速の33秒1を記録しています。初勝利を挙げた1400mで、変わり身を見せられるでしょうか。

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秋競馬開幕週も対象馬が好走!

先述した京成杯AHのミスニューヨークのほか、紫苑Sで対象となっていた横山武騎手騎乗のヒップホップソウルが2番人気②着。この馬の複勝もしっかりゲットできました。これで10週連続で対象騎手の騎乗馬が馬券圏内を確保。夏競馬の好調を、秋競馬開幕週も継続できています。

▲紫苑Sは2→3→13で決着

今週の平地重賞はローズS(阪神芝外1800m)、セントライト記念(中山芝2200m)の2レース。まずはローズSの当該コースで実績を残している騎手をチェックします。去年から今年にかけて好成績だった騎手は下記の通りです。

■阪神芝外1800mで注目したい騎手

騎手	着別度数	勝率	複勝率	単回 収率	複回 収率
岩田望騎手	[9.9.5.27]	18.0%	46.0%	108%	122%
坂井騎手	[6.6.5.23]	15.0%	42.5%	52%	60%
松山騎手	[5.5.4.18]	15.6%	43.8%	129%	89%
武豊騎手	[5.4.2.15]	19.2%	42.3%	81%	62%
川田騎手	[3.6.6.12]	11.1%	55.6%	27%	66%
ルメール騎手	[2.2.3.4]	18.2%	63.6%	65%	108%

※データ対象は2022年以降

回収率も含めると岩田望騎手が優秀な数字を残していて、ルメール騎手も好成績。あとは、武豊騎手の勝率、川田騎手の複勝率の高さも気になるところですが、ここは岩田望騎手とルメール騎手に絞りましょう。ルメール騎手が騎乗予定のブレイディヴェーグは｢2歳～3歳OP限定、メンバー中最も速い上がりを使っていた馬作戦｣の対象馬になっていましたから、2つの新馬券術で対象になった形。ますます期待できそうです。

■中山芝2200mで注目したい騎手

騎手	着別度数	勝率	複勝率	単回 収率	複回 収率
横山武騎手	[4.3.3.13]	17.4%	43.5%	115%	90%
戸崎騎手	[4.2.2.12]	20.0%	40.0%	146%	71%
田辺騎手	[4.2.1.6]	30.8%	53.8%	496%	160%
ルメール騎手	[2.2.2.5]	18.2%	54.5%	100%	93%
M.デムーロ騎手	[1.3.3.6]	7.7%	53.8%	33%	125%
柴田大騎手	[1.1.1.11]	7.1%	21.4%	380%	102%

※データ対象は2022年以降

田辺騎手の成績が回収率を含めて圧倒的です。中山が得意な騎手というイメージの通り、しっかり数字に表れています。あとは複勝率ならルメール騎手の数字が上位。この2人を狙ってみます。

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今週は古馬のターン!?

セプテンバーSは前々走①着で対象馬となっていたブッシュガーデンが2番人気②着。前走⑪着からの巻き返しに成功しました。この馬の複勝と、馬券の軸にした3連複31.0倍が的中です。

▲セプテンバーSは3→6→1で決着

10日阪神7Rは前々走②着のブライトホルンが4番人気③着。この馬を馬券の軸にした3連複29.5倍をゲットしました。

▲10日阪神7Rは11→12→7で決着

10日阪神8Rは前々走②着だったヘクトパスカルが3番人気③着。この馬を軸にした3連複14.0倍が的中しました。

▲10日阪神8Rは1→2→3で決着


馬券が的中しなかったレースでも、9日阪神12Rでプレイテシアが12番人気③着、10日中山4Rでヒメカミノイタダキが9番人気③着と人気薄で好走。また、セントウルSで5番人気③着だったスマートクラージュも対象馬でした。

先週は3歳馬と古馬が対戦した26レースで3歳馬13勝、4歳馬9勝、5歳馬3勝、6歳馬1勝。｢中山、阪神の開幕週まで待機していた有力3歳馬の出走がありそう｣と警戒していた先週は、やはり3歳馬が半数のレースで勝ち星を挙げました。…ということは、これまでの傾向によると、今週は古馬のターンとなる可能性がありそうです。

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最後に観測種牡馬の情報です。回収率に重点を置いて、現2歳世代の新馬戦&未勝利戦で好成績を挙げている種牡馬の観測を続けています。

■芝

種牡馬	着別度数	単回収率	複回収率
スワーヴリチャード	[9.8.6.20]	112%	109%
リアルスティール	[3.5.4.9]	178%	112%
マクフィ	[2.2.0.5]	354%	168%
サトノクラウン	[2.0.4.23]	286%	251%
ニューイヤーズデイ	[1.3.4.13]	238%	152%
レッドファルクス	[1.2.2.12]	111%	128%

■ダート

種牡馬	着別度数	単回収率	複回収率
カリフォルニアクローム	[1.2.2.10]	397%	161%
コパノリッキー	[1.1.1.17]	179%	70%
シルバーステート	[1.0.1.1]	236%	176%
ダノンレジェンド	[0.4.1.2]	0%	160%

先週はダートのレースでカリフォルニアクローム産駒が12番人気、シルバーステート産駒が4番人気で1勝を挙げ、回収率を上げてきたので、この2頭を観測種牡馬に追加します。特にシルバーステート産駒は現3歳世代でも早い時期には好成績を収めていました。2歳世代でも同様の傾向が見られるのか、注目です。

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