どうも! “馬迷男" 八木たかおです! 先週土曜はJRAさんのネット投票で一部の金融機関からの入金･出金ができないトラブルが発生。その一部に僕が普段使っている口座も含まれていました。家にいながら馬券を1枚も買わない珍しい土曜。レース中継を人気馬中心に観ていたのですが、夜になって｢あれ? 今日の2つの重賞、勝ち馬何だったっけ?｣とド忘れしていました。

僕の場合、馬券を買っていないとレースに対する集中力が明らかに落ちるようです。“当たった外れた"が無いので自分事にならないのかも。馬券も競馬の一部であることを再認識した一日でした。今週は土日とも無事に馬券を買えますように。

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エリザベス女王杯はパーフェクト推奨!

その土曜の重賞、デイリー杯2歳Sの対象騎手となっていた松山騎手の騎乗馬ナムラフッカーが10番人気③着。また、日曜は福島記念の対象騎手だった富田騎手のダンディズムが12番人気②着となりました。

また、エリザベス女王杯は1番人気①着ブレイディヴェーグ、5番人気②着ルージュエヴァイユ、3番人気③着ハーパーの馬券圏内3頭全てが、3人挙げていた対象騎手の騎乗馬というパーフェクト推奨。

好調が続いています。というか、この新馬券術の検証を始めた7月2週目から、毎週の重賞で対象騎手の馬が必ず1頭は馬券圏内に入っているんです。そろそろ2023年も終わりが見えてきた今日この頃。推奨馬の馬券圏内連続記録の年内完走もありそうです。

今週の重賞はマイルCS(京都芝外1600m)と東京スポーツ杯2歳S(東京芝1800m)。当該コースで実績を残している騎手をチェックしていきましょう。対象期間はいつも通り、京都が2019年以降、東京は去年以降です。

■京都芝外1600mで注目したい騎手

騎手	着別度数	勝率	複勝率	単回 収率	複回 収率
川田騎手	[9.6.2.10]	33.3%	63.0%	107%	91%
松山騎手	[8.1.8.28]	17.8%	37.8%	100%	111%
北村友騎手	[4.2.3.18]	14.8%	33.3%	184%	148%
ルメール騎手	[2.0.0.4]	33.3%	33.3%	111%	53%
岩田望騎手	[1.3.5.12]	4.8%	42.9%	46%	173%

※データ対象は2019年以降

先週のデイリー杯2歳Sと同じコース。川田騎手の成績が抜けていますが、ルメール騎手も勝率では肩を並べています。また、複勝率で気になるのは松山騎手と岩田望騎手。この4人を対象騎手とします。

■東京芝1800mで注目したい騎手

騎手	着別度数	勝率	複勝率	単回 収率	複回 収率
ルメール騎手	[13.19.13.27]	18.1%	62.5%	53%	81%
戸崎騎手	[12.9.10.43]	16.2%	41.9%	61%	76%
横山武騎手	[7.3.5.36]	13.7%	29.4%	62%	47%
松山騎手	[6.2.3.18]	20.7%	37.9%	194%	107%
モレイラ騎手	[5.3.1.2]	45.5%	81.8%	118%	140%
川田騎手	[2.8.4.10]	8.3%	58.3%	15%	89%
岩田康騎手	[2.2.2.8]	14.3%	42.9%	300%	165%
池添騎手	[2.1.2.1]	33.3%	83.3%	280%	138%

※データ対象は2022年以降

モレイラ騎手がマジックを発揮して、魔法的成績を挙げています。人気馬に騎乗することが多いのに単複回収率が100%を超えている点も馬券的にありがたいところ。騎乗馬がいる中ではルメール騎手の複勝率が優秀です。ここはモレイラ騎手とルメール騎手の2人に期待します。

また、騎乗馬はいませんが、池添騎手も驚異的な数字。他のレースで騎乗する際には狙いたくなります。

→マイルCSの【穴ぐさ】も要チェック!←

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古馬勢が好調! 今週も狙い目続く?

ドンカスターCは前々走③着で対象馬となっていたルアルが逃げ粘って6番人気③着。初ブリンカーも効いたでしょうか。この馬を馬券に入れて3連単48.5倍が的中。また、保険のつもりで購入していた3連複18.6倍が、追加馬券も合わせて的中しました。

▲ドンカスターSは8→5→11で決着

馬券が的中しなかったレースでも、11日東京7Rではクルールデュヴァンが7番人気②着。12日東京7Rは2番人気①着シアージスト、1番人気②着シラキヌ、4番人気③着キャンディドライヴとなり、馬券圏内に入った3頭がすべて対象馬でした。

12日東京7Rは、出走していたマル外3頭が馬券圏内を独占した形。以前、小倉開催に関する新馬券術を検証していた中で、マル外の成績が良いことを発見しました。小倉以外でもマル外を重点的に狙う新馬券術は可能性があるかもしれません。

ちなみに先週、平地競走でのマル外の成績は[8.3.2.23](勝率22.2%、複勝率36.1%、単勝回収率114%、複勝回収率73%)。この数字を見ると検証したくなります。今後の宿題とさせてください。


先週は3歳馬と古馬が対戦した37レースで3歳馬22勝、4歳馬11勝、5歳馬2勝、6歳馬が2勝。数字的には3歳馬がかなり勝ち星を挙げたように見えますが、全体の3分の2程のレースを勝つのは平均的な傾向です。

古馬の人気最上位馬は[6.4.8.19](勝率16.2%、複勝率48.6%、単勝回収率62%、複勝回収率103%)。複勝率がまずまずで、複勝回収率も100%を超えました。馬券的に十分狙えた週末だったようです。

また、このうち1番人気に支持された馬は[4.1.2.2](勝率44.4%、複勝率77.8%、単勝回収率123%、複勝回収率112%)と、こちらも高い数字を叩き出しました。先週の当コラムでは、これまで3歳馬がローカル2週目以降に開幕週以上の成績を挙げていないことを根拠として｢ここからの3週間は古馬狙いのチャンスかも｣と推測していましたが、その見立て通りの結果となっています。今週も古馬狙いのチャンスが続くとみます。

→マイルCSの【穴ぐさ】も要チェック!←

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重賞で対象馬の好走続出!

先週は7鞍に対象馬がいて[3.2.1.8]。エリザベス女王杯でブレイディヴェーグが1番人気①着、ルージュエヴァイユが5番人気②着とワンツー決着を演出したほか、先述の｢騎手のコース実績に注目作戦｣とのダブル対象馬だったダンディズムが福島記念で12番人気②着となりました。

重賞以外でもユートピアSでルージュリナージュが3番人気①着、カナテープが1番人気③着、オーロCでグランデマーレが7番人気①着と好走しました。

馬券はユートピアSの3連複11.5倍が的中。かろうじてプラスでした。

▲ユートピアSは5→14→7で決着

｢今週の厳選馬｣に指名した奥多摩Sのヴェルトハイムは2番人気⑤着。メンバー中2位の末脚でよく追い込んできましたが、勝ち馬に0秒3差、③着馬に0秒2差まで迫ったところがゴールでした。

◆各競馬場の直線距離による分類

●ロング
芝:東京､阪神外回り､新潟外回り
ダート:東京､中京

●ミドル
芝:阪神内回り､京都外回り､中京､新潟内回り
ダート:新潟､阪神

●ショート
芝:中山､京都内回り､福島､小倉､札幌､函館
ダート:中山､京都､福島､小倉､札幌､函館

今週の対象馬はページ最下部をご覧ください。3連単･馬単の頭、WIN5で狙うなら、『直線距離が同じ』の｢★｣付きということになります。『直線距離延長』の｢〇｣付き、『直線距離短縮』の無印は頭以外で狙います。

｢今週の厳選馬｣に指名するのは晩秋Sのホウオウバリスタ。前走･神無月S②着と同じく東京ダート2100mへの転戦となるので、信頼度が高い『直線距離が同じ』の｢★｣付きです。前走が定量58kgで今回はハンデ57kgの1kg減。ダート2100mの持ち時計もメンバー上位ですから、能力を出すことができれば大崩れはないはずです。馬券の軸として期待します。

｢2歳OP限定、メンバー中最も速い上がりを使っていた馬作戦｣も振り返っておきます。デイリー杯2歳Sのフルレゾンは4番人気⑩着、福島2歳Sのアサギリは15番人気④着と波乱演出までもうひと押し。これで2歳OPの対象馬の成績は[5.4.3.11](勝率21.7%、複勝率52.2%)となりました。

今週の2歳OPは東京スポーツ杯2歳Sの1レースのみで、対象馬はシャンパンマーク。この馬を含めて新馬戦から直行した馬が多く、能力比較が非常に難解なレースになりそうですが、東京芝で勝っているのはシャンパンマークとシュトラウスの2頭だけです。コース経験のアドバンテージを活かせば、メンバーレベルの高そうなここでも好走可能なのでは?

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最後に観測種牡馬の情報です。回収率に重点を置いて、現2歳世代の新馬戦&未勝利戦で好成績を挙げている種牡馬の観測を続けています。

■芝

種牡馬	着別度数	単回収率	複回収率
スワーヴリチャード	[14.12.15.42]	214%	125%
リアルスティール	[8.8.6.23]	160%	91%
ニューイヤーズデイ	[4.5.5.23]	170%	117%
マクフィ	[2.2.2.10]	199%	124%
サトノクラウン	[2.1.5.43]	162%	152%

■ダート

種牡馬	着別度数	単回収率	複回収率
カリフォルニアクローム	[4.4.3.31]	193%	285%
ダノンレジェンド	[4.7.2.8]	241%	190%
シルバーステート	[2.0.3.10]	202%	136%

このところダートで大きな動きが相次いでいましたが、先週は小休止。芝もリアルスティール産駒が1勝を積み上げましたが、目立った動きはありませんでした。

ところで先ほどマル外の話題を出しましたが、あることを発見しました。現2歳世代のダートの新馬、未勝利戦に産駒が2頭以上出走した種牡馬の中に、複勝率100%が4頭いるんです。

■今年のダート2歳新馬･未勝利戦で複勝率100%の馬

種牡馬	着別度数	単回収率	複回収率
イントゥミスチーフ	[2.3.0.0]	100%	118%
アメリカンファラオ	[2.2.1.0]	84%	140%
リアムズマップ	[2.1.0.0]	173%	140%
コーザン	[1.1.0.0]	60%	200%

興味深いことに、いずれも海外種牡馬。芝･ダート含めたマル外全体だとここまで[20.25.16.60](勝率16.5%、複勝率50.4%)ですから、海外種牡馬を全て狙うわけにはいきませんが、それでもまずまずの好成績です。約30年前はマル外が猛威を振るっていましたが、少数精鋭になった“令和のマル外"狙いもおもしろそうです。

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