どうも! “馬迷男" 八木たかおです! 師走に入り、そろそろ今年の締め括りを意識させるあれこれが行われています。先日は毎年恒例の｢ユーキャン新語･流行語大賞2023｣が発表され、｢アレ(A.R.E.)｣が年間大賞に選ばれました。

競馬界に限ると今年の｢新語･流行語大賞｣｢重大ニュース｣的な項目は何でしょうか? ｢リバティアイランドの牝馬三冠｣は鮮やかでしたし、｢イクイノックスの天皇賞･秋1分55秒2｣は衝撃でした。でも、僕が選出したいのは、今年から導入された｢ジョッキーカメラ｣。迫力のある映像に加えて、音声付きなので騎手が馬に呼びかける声や関係者とのやりとりなどが聞けて、これまで触れることができなかった競馬の一面を知ることができました。来年も新たな試みでファンを楽しませてもらいたいものです。

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対象騎手がG1＆G2で好走!

チャンピオンズCはそのジョッキーカメラ映像が公開された対象騎手･坂井騎手騎乗のレモンポップが1番人気①着。初距離、大外枠も克服しての快勝でした。

そして、ステイヤーズSは対象騎手だった横山武騎手騎乗のマイネルウィルトスが3番人気③着。この馬を馬券の軸にした3連複75.8倍が的中しました。

▲ステイヤーズSは7→11→5で決着

今週の重賞は阪神JF(阪神芝外1600m)、カペラS(中山ダート1200m)、中日新聞杯(中京芝2000m)の3レース。今週も当該コースで実績を残している騎手をチェックしていきます。対象期間は去年以降です。

■阪神芝外1600mで注目したい騎手

騎手	着別度数	勝率	複勝率	単回 収率	複回 収率
川田騎手	[9.6.8.19]	21.4%	54.8%	85%	79%
坂井騎手	[8.10.3.38]	13.6%	35.6%	147%	98%
岩田望騎手	[7.8.10.43]	10.3%	36.8%	42%	136%
鮫島駿騎手	[6.5.8.43]	9.7%	30.6%	159%	98%
M.デムーロ騎手	[3.2.2.9]	18.8%	43.8%	155%	207%
西村淳騎手	[2.4.2.14]	9.1%	36.4%	439%	164%
ルメール騎手	[2.1.4.9]	12.5%	43.8%	95%	83%

※データ対象は2022年以降

抜群の成績を収めているのは川田騎手ですが、日曜は香港で騎乗予定。複勝率が高い坂井騎手、ルメール騎手を対象騎手とします。

■中山ダート1200mで注目したい騎手

騎手	着別度数	勝率	複勝率	単回 収率	複回 収率
横山武騎手	[24.10.16.58]	22.2%	46.3%	76%	102%
戸崎騎手	[19.14.8.61]	18.6%	40.2%	88%	74%
津村騎手	[13.8.11.66]	13.3%	32.7%	269%	106%
M.デムーロ騎手	[11.9.8.39]	16.4%	41.8%	144%	98%
三浦騎手	[10.11.8.59]	11.4%	33.0%	40%	82%

※データ対象は2022年以降

横山武騎手が好成績ですが、日曜は阪神で騎乗予定。複勝率に注目して戸崎騎手、津村騎手、三浦騎手に期待します。

■中京芝2000mで注目したい騎手

騎手	着別度数	勝率	複勝率	単回 収率	複回 収率
川田騎手	[18.10.7.14]	36.7%	71.4%	90%	111%
岩田望騎手	[16.7.3.39]	24.6%	40.0%	241%	88%
吉田隼騎手	[5.2.6.24]	13.5%	35.1%	89%	77%
和田竜騎手	[4.6.9.40]	6.8%	32.2%	50%	83%
横山典騎手	[4.6.3.20]	12.1%	39.4%	58%	76%
幸騎手	[3.8.11.37]	5.1%	37.3%	62%	130%

※データ対象は2022年以降

騎乗予定馬がいる騎手の中では吉田隼騎手、和田竜騎手、幸騎手の複勝率が優秀。ここは3人を対象騎手としましょう。

→阪神JFの【穴ぐさ】も要チェック!←

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古馬勢健闘も開幕週の影響アリ?

鳴海特別は前走③着のヴィヴァンが4番人気で、ロードフォンスと③着同着。この馬を馬券の軸にした3連複14.4倍と30.6倍がダブル的中しました。

▲鳴海特別は9→16→10･12(同着)で決着

2日中京6Rは前走③着のレオンバローズが2番人気②着。この馬を馬券に入れて3連複50.0倍が的中です。

▲2日中京6Rは10→7→14で決着

2日阪神8Rは近2走が③②着のブライトホルンが2番人気②着。この馬を馬券に入れて3連単43.2倍が的中です。なお、このレースは4歳馬が馬券圏内を独占しました。

▲2日阪神8Rは4→9→6で決着

浜松Sは近2走が③着だった対象馬トーホウディアスが2番人気③着に入り、この馬を馬券の軸にして3連複15.9倍が的中しました。

▲浜松Sは6→3→12で決着


馬券が的中しなかったレースでも、チャレンジCはボッケリーニが2番人気②着。また、3日中山8Rはエリカヴァレリアが1番人気①着、シャインユニバンスが2番人気②着、モネータドーロが8番人気③着となり、馬券圏内を独占しました。


先週は3歳馬と古馬が対戦した36レースで3歳馬22勝、4歳馬8勝、5歳馬4勝、6歳馬2勝。中京開幕週ということで、ローカル左回りを待っていた3歳馬の活躍があると踏んでいましたが、案外勝利数は大きく伸びませんでした。古馬勢の健闘なのか、3歳勢の足踏みなのか、理由は判然としませんが、いずれにせよ言えることは中京開催が続く今週と来週は古馬勢のターン。｢狙える古馬の条件｣｢狙える古馬の条件Ver.2｣で美味しい馬券を狙っていきます。

古馬の人気最上位馬は[6.4.6.20](勝率16.7%、複勝率44.4%、単勝回収率81%、複勝回収率91%)とまずまずでした。このうち1番人気に支持された馬は[3.1.0.7](勝率27.3%、複勝率36.4%、単勝回収率84%、複勝回収率55%)。やや物足りない数字になってしまったのは、3場全てが開幕週だったことが影響しているかもしれません。

というのも、古馬の人気最上位馬の成績を芝･ダート別に見ると、下記のようになります。

馬場	着別度数	勝率	複勝率	単回 収率	複回 収率
芝	[1.2.4.8]	6.7%	46.7%	17%	86%
ダート	[5.2.2.12]	23.8%	42.9%	126%	96%

芝でやや勝ち切れなかった数字となっています。これは開幕週の馬場によって、先行馬に押し切られてしまったパターンがあったことを推測させます。2週目となる今週がどのような馬場傾向となるのか、要チェックです。

→阪神JFの【穴ぐさ】も要チェック!←

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元町Sで対象馬が9番人気①着!

先週は5鞍に対象馬がいて[1.1.0.11]。やや物足りない結果でしたが、元町Sでコレペティトールが9番人気①着、市川Sでナチュラルハイが3番人気②着と好走しました。

馬券は市川Sでナチュラルハイを軸にした馬連16.5倍が的中。難解なレースに思えたので、1点あたりの金額を100円に留めましたが、ナチュラルハイの差し脚に助けられました。

▲市川Sは16→2→4で決着

｢今週の厳選馬｣に指名したチャレンジCのエピファニーは4番人気④着でした。③着馬とはアタマ差だったので惜しい結果。陣営のレース後コメントによると、2000mはやや長い印象のようなので、距離短縮での巻き返しに期待します。

◆各競馬場の直線距離による分類

●ロング
芝:東京､阪神外回り､新潟外回り
ダート:東京､中京

●ミドル
芝:阪神内回り､京都外回り､中京､新潟内回り
ダート:新潟､阪神

●ショート
芝:中山､京都内回り､福島､小倉､札幌､函館
ダート:中山､京都､福島､小倉､札幌､函館

今週の対象馬はページ最下部をご覧ください。3連単･馬単の頭、WIN5で狙うなら、『直線距離が同じ』の｢★｣付きということになります。『直線距離延長』の｢〇｣付き、『直線距離短縮』の無印は頭以外で狙います。

｢今週の厳選馬｣には竹田城Sのアオイイーグルを指名。この馬は3歳馬ですが、先述の｢3歳馬よりも古馬狙い作戦｣で古馬の人気最上位馬がやや苦戦している傾向を見ると、芝よりはダートで狙い馬を絞りたくなります。

アオイイーグルは2連勝中で、前走の2勝クラス勝ちも今回と同じ阪神ダート2000mだったので、『直線距離が同じ』の｢★｣付きの転戦。昇級戦で初の特別競走ですが、ここは伸びゆく3歳馬に期待。まずはスタートを五分に出て欲しいところです。

｢2歳OP限定、メンバー中最も速い上がりを使っていた馬作戦｣は、ここまで[5.4.3.14]で勝率19.2%、複勝率46.2%。今週の対象馬は阪神JFのスウィープフィートです。

前走･白菊賞は②着に敗れたものの、後方追走から繰り出したメンバー中最速の上がり33秒1の末脚は目立ちました。中1週でのG1挑戦は楽ではないかもしれませんが、自慢の末脚を発揮できるでしょうか。

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最後に観測種牡馬の情報です。回収率に重点を置いて、現2歳世代の新馬戦&未勝利戦で好成績を挙げている種牡馬の観測を続けています。

■芝

種牡馬	着別度数	単回収率	複回収率
スワーヴリチャード	[15.14.16.50]	191%	115%
リアルスティール	[8.9.6.29]	138%	83%
ニューイヤーズデイ	[5.5.6.25]	163%	120%
マクフィ	[3.2.2.12]	197%	114%
サトノクラウン	[3.1.5.53]	137%	127%

■ダート

種牡馬	着別度数	単回収率	複回収率
カリフォルニアクローム	[5.4.3.42]	274%	244%
ダノンレジェンド	[4.7.2.12]	202%	160%
シルバーステート	[2.0.3.17]	138%	92%

先週は芝･ダート共に大きな動きがありませんでした。

ところで、ダートで現在、ハーツクライ産駒とロードカナロア産駒が高回収率を記録しています。

■ダート

種牡馬	着別度数	単回収率	複回収率
ロードカナロア	[3.3.0.5]	273%	140%
ハーツクライ	[2.1.0.2]	1194%	420%

11月1日東京1R(ダート1600m)ではハーツクライ産駒のイーストウィッチが9番人気で逃げ切り勝ち。単勝57.2倍、複勝6.5倍をつけました。

ハーツクライ産駒とロードカナロア産駒はどちらも芝向きのイメージがある種牡馬ですし、陣営もどちらかと言えば芝で使いたくなるはず。イーストウィッチもデビュー戦⑧着は芝でしたが、その後はダートに目を向けて2戦目⑦着のあと、3戦目での勝ち上がり。ダート2戦目で慣れもあったでしょうか。芝のイメージがある種牡馬の産駒をダートに使ってくるパターン、見つけたら警戒したいですね。

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