どうも! “馬迷男" 八木たかおです! さあ、有馬記念ウィークを迎えました。今年はクリスマスイヴ決戦。当コラムも読者の皆さんに的中馬券のヒントを届けられるサンタクロースになりたい所存です。また、10歳の甥っ子にクリスマスプレゼントとしてねだられたゲームソフトの代金を取り戻すという、超個人的な理由もあるので普段以上にがんばらなくてはなりません。

読者の皆さんにとってのサンタになりたいけど、甥っ子のサンタになってしまったので、本物のサンタから的中馬券を頂きたい…。サンタの連鎖が発生中。僕はこの1年もしっかり競馬に向き合う“良い子"だったので、サンタが来てくれることを信じています。

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対象騎手が朝日杯FSでワンツー!

朝日杯FSは川田騎手騎乗のジャンタルマンタルが早め先頭から押し切って1番人気①着。馬名は｢インドの天体観測施設｣に由来しているそうで、陣営は来年の大舞台での勝ち星まで見えたかもしれません。

4番人気②着だったエコロヴァルツに騎乗した武豊騎手も対象騎手でした。最内1番枠から、最後の直線は最後方からの大外一気。あの立ち回りは、さすが対象騎手と思わせるものでした。

また、ターコイズSはM.デムーロ騎手騎乗のミスニューヨークが6番人気③着。このレース3連覇はなりませんでしたが、引退レースも持ち前の堅実な走りを披露しました。

この土日の平地重賞は有馬記念(中山芝2500m)、阪神C(阪神芝1400m)の2レース。去年以降、当該コースにおいて実績を残している騎手をチェックしていきましょう。その中に、的中馬券を届けてくれるサンタがいるかもしれません。

■中山芝2500mで注目したい騎手

騎手	着別度数	勝率	複勝率	単回 収率	複回 収率
横山和騎手	[3.1.0.2]	50.0%	66.7%	470%	166%
ルメール騎手	[3.0.2.2]	42.9%	71.4%	191%	115%
菅原明騎手	[2.2.0.5]	22.2%	44.4%	77%	63%
戸崎騎手	[1.5.1.6]	7.7%	53.8%	27%	96%
内田騎手	[1.2.1.3]	14.3%	57.1%	28%	110%

※データ対象は2022年以降

横山和騎手、ルメール騎手が好成績を収めています。また、複勝率に注目すると戸崎騎手も優秀。ここは3人を対象騎手とします。

■阪神芝1400mで注目したい騎手

騎手	着別度数	勝率	複勝率	単回 収率	複回 収率
川田騎手	[7.4.3.10]	29.2%	58.3%	78%	85%
岩田望騎手	[7.3.8.33]	13.7%	35.3%	238%	137%
菱田騎手	[5.2.2.14]	21.7%	39.1%	113%	74%
岩田康騎手	[4.1.4.5]	28.6%	64.3%	136%	125%
団野騎手	[3.4.4.20]	9.7%	35.5%	45%	88%
ルメール騎手	[1.5.1.7]	7.1%	50.0%	9%	75%
菅原明騎手	[1.1.0.1]	33.3%	66.7%	170%	333%

※データ対象は2022年以降

複勝率が高い川田騎手、岩田康騎手、ルメール騎手、菅原明騎手の4人を対象騎手とします。特に注目したいのは菅原明騎手で、このコース条件での騎乗回数こそ少ないものの、今回騎乗するララクリスティーヌとのコンビで去年のスワンS②着、今年の京都牝馬S①着と重賞で好走。馬券に入れておきたいコンビです。

→有馬記念＆ホープフルSの【穴ぐさ】も要チェック!←

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対象馬が土日2重賞を勝利!

先週は7鞍に対象馬がいて[3.2.0.13]でした。朝日杯FSでジャンタルマンタルが1番人気①着、ターコイズSでフィアスプライドが1番人気①着となり、土日の2重賞を共に勝利。そのほか、御影Sでエンペラーワケアが1番人気①着、尾頭橋Sでアイブランコが6番人気②着、コールドムーンSでエーティーマクフィが1番人気②着と好走しました。

ジャンタルマンタルは｢今週の厳選馬｣に指名していて、今回は早め先頭からメンバー中3位の上がりでの押し切り勝ち。上がり1位と2位が後方から追い込んできた2頭ですから、位置取りと仕掛けのタイミングを考慮すれば、やはり完勝と言える内容でした。

馬券はターコイズSでフィアスプライドから流した馬連57.2倍が的中。②着に8番人気のフィールシンパシーが逃げ粘ってくれたことで好配当となりました。フィールシンパシーは前走で3勝クラスを勝ち上がった直後の重賞挑戦でしたが、今回は芝1600mの持ち時計がメンバー中2位、中山芝1600mの馬番2番、53kgの軽ハンデ、ポンと好スタートを決めてハナを奪えたことなど、条件と展開がもろもろ噛み合ったようです。

▲ターコイズSは6→2→5で決着

◆各競馬場の直線距離による分類

●ロング
芝:東京､阪神外回り､新潟外回り
ダート:東京､中京

●ミドル
芝:阪神内回り､京都外回り､中京､新潟内回り
ダート:新潟､阪神

●ショート
芝:中山､京都内回り､福島､小倉､札幌､函館
ダート:中山､京都､福島､小倉､札幌､函館

今週の対象馬はページ最下部をご覧ください。3連単･馬単の頭、WIN5で狙うなら、『直線距離が同じ』の｢★｣付きということになります。『直線距離延長』の｢〇｣付き、『直線距離短縮』の無印は頭以外で狙います。

｢今週の厳選馬｣には摩耶Sのアウトレンジを指名。前走の京都で2勝クラスを勝ち上がり、今回は『直線距離延長』の｢〇｣付きの転戦となります。その前走は②着に0秒9差をつける完勝。勝ち時計も優秀で、その時にマークしたダート1800mの持ち時計はメンバー中上位です。ハンデ56kgなら今回も通用して不思議ありません。

｢2歳OP限定、メンバー中最も速い上がりを使っていた馬作戦｣も振り返っておきます。朝日杯FSのジューンテイクは11番人気④着、中京2歳Sのアイファーバトルは6番人気⑤着でした。

ジューンテイクは③着馬と馬体を並べて叩き合った末のアタマ差。アイファーバトルはよく追い込んできたものの勝ち馬と0秒1差で、②着馬とはアタマ+アタマ+クビ差でタイム差無し。どちらも惜しい内容でした。

これで2歳OPの対象馬の成績は[5.4.3.17]で勝率17.2%、複勝率41.4%。この土日は2歳OPがありません。登録の段階だと、ホープフルSはレガレイラが対象です。

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古馬勢が勝利数で3歳勢を上回る!

17日中山8Rは前走②着だったコブラが2番人気①着。この馬から流した馬連13.8倍が的中しました。

▲17日中山8Rは3→14→12で決着

高砂特別は前々走と前走で連続②着だったフラップシグナスが1番人気②着。この馬を馬券の軸にした3連複10.1倍が的中しました。

▲高砂特別は9→8→11で決着

北総Sは前々走③着だったトップスティールが3番人気②着。この馬を馬券に入れた3連複6.9倍が的中して、追加馬券でプラス収支に持ち込めました。

▲北総Sは2→8→1で決着

17日中京8Rは前々走②着だったタシットが3番人気①着。この馬を馬券に入れて、買い目を3点に絞った馬連5.9倍が的中しました。

▲17日中京8Rは8→9→13で決着

馬券が的中しなかったレースでも、2023ヤングジョッキーズシリーズFR中山1戦でラエールが7番人気①着、16日中山12Rでスマートオリーブが9番人気③着、16日中京12Rでリュミエールノワルが7番人気①着、桑名特別でテンジュインが15番人気②着と、人気薄で好走しました。

激走したテンジュインは前走13番人気①着からの昇級初戦で、しかも前走は新潟千直の重馬場。なかなか手を出しづらいところですが、今回は芝1200mの持ち時計がメンバー中1位で、52kgの軽ハンデでした。買い材料は存在したので、こういう穴馬を新馬券術によって簡単に馬券に入れておきたいですね。


先週は3歳馬と古馬が対戦した34レースで3歳馬16勝、4歳馬12勝、5歳馬6勝。古馬勢の勝利数が3歳勢を上回りました。中京開催が行われた近3週の3歳馬の勝ち数は22勝→20勝→16勝。やはり開幕週から徐々に勝ち数が減少していく傾向となりました。

古馬の人気最上位馬は[7.5.6.16](勝率20.6%、複勝率52.9%、単勝回収率80%、複勝回収率96%)。このうち1番人気に支持された馬は[2.2.2.5](勝率18.2%、複勝率54.5%、単勝回収率61%、複勝回収率81%)で、古馬勢健闘が数字の面からもうかがえます。

年明けは2週目に小倉が開幕して、開催が8週間続きます。前半は明け4歳馬優勢が続きそうですが、その後は明け5歳以上狙いに妙味が出てきそうです。この新馬券術は例年通り、今週で一旦終了としますが、年初めの狙い目として覚えておきたいところです。

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最後に観測種牡馬の情報です。回収率に重点を置いて、現2歳世代の新馬戦&未勝利戦で好成績を挙げている種牡馬の観測を続けています。

17日阪神3R(未勝利戦、芝1400m)でリアルスティール産駒のアレンジャーが2番人気①着。この馬を馬券の軸にした3連複10.8倍が的中し、追加馬券でプラス幅拡大に成功しました。

▲17日阪神3Rは7→10→3で決着

■芝

種牡馬	着別度数	単回収率	複回収率
スワーヴリチャード	[16.15.16.57]	178%	110%
リアルスティール	[12.10.6.33]	175%	89%
ニューイヤーズデイ	[5.6.6.30]	145%	108%
サトノクラウン	[3.2.5.64]	115%	110%
マクフィ	[3.2.2.12]	197%	114%

■ダート

種牡馬	着別度数	単回収率	複回収率
カリフォルニアクローム	[5.4.3.46]	255%	227%
ダノンレジェンド	[4.9.2.15]	169%	167%
シルバーステート	[3.1.3.22]	113%	86%

芝でリアルスティール産駒がここへ来て急上昇中。先々週2勝、先週2勝を挙げました。2歳芝の新馬戦、未勝利戦に限ると、種牡馬ランキングで単独7位に上昇。10勝のドゥラメンテ、9勝のキタサンブラックを上回っているのですから立派な成績です。

調べてみたところ、リアルスティール産駒は昨年産駒がデビューしましたが、昨年の2歳世代の芝は6～9月が4勝、10～12月が8勝、明け3歳の1～3月は8勝。今年の2歳世代も6～9月が4勝、10～12月が今のところ8勝。いずれも10月以降に成績がアップしていました。

個人的には“夏はダノンバラード産駒"と思っているのですが、“秋～冬はリアルスティール産駒"なのかもしれません。年明けの動向にも注目です。

さて、当コラムは今回が今年最後の更新となります。そして来年も連載継続が決まりました。これも読者の皆さんのお陰です。ありがとうございます! 来年も簡単に馬券を的中させられる新馬券術を提供できるように、研究に取り組んでいきます!

新年は1月5日(金)更新分から再開する予定。来年は東西金杯が行われる開催初日が例年の5日ではなく6日なんですね。ご注意ください。

それでは良い有馬記念、良いホープフルS＆東京大賞典、良いお年をお迎えください! 新年にお会いしましょう!

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