どうも! “馬迷男" 八木たかおです! 2月3日は節分。先日、担当番組で節分がテーマの映像に合わせるナレーション原稿を書いた時、食べ物が登場するカットで｢この美味しさ、口の中に福来たる。｣というフレーズを使いました。節分っぽさを出しつつ、もちろん1997年の菊花賞馬･マチカネフクキタルを意識。仕事の中で、時々この手の自己満足的な遊びをやっていますw

この番組、毎週土曜日の22時54分から日本テレビ系で放送される5分のミニ番組｢ミチガタリ!｣の2月3日放送分です。立川志の輔師匠の楽しいナレーションが聴けますので、一旦豆まきの手を止めて、豆まき役も鬼さん役も仲良く揃ってご覧ください。

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今週は趣向を変えて、いつも最後にデータをまとめている観測種牡馬の情報から。回収率に重点を置いて、現3歳世代の新馬戦&未勝利戦で好成績を挙げている種牡馬の観測を続けています。

実は先週、ちょっと大きめの福をもたらしてくれたのが、産駒がダートで高回収率をマークしている観測種牡馬の1頭、ダノンレジェンドでした。28日東京2R(新馬戦、ダート1400m)で同産駒のウンガイソウテンが2番人気①着、カルネヴァーレが5番人気③着。この2頭を軸にした3連複164.7倍が的中しました!

▲28日東京2Rは2→8→10で決着

この万馬券の立役者となったのは11番人気だった②着馬ノーブルゲイル。人気薄を馬券に入れられた理由は、個人的に研究を続けてきた新馬戦の買い方メソッドに当てはまっていたからです。

過去の実績が無い新馬戦ですから、予想に関しては調教時計がより大きなポイント。そこで独自に基準となるタイムを設けて、それをクリアしている馬をピックアップする方式をとっています。名付けて｢馬迷男式新馬戦メソッド｣。メインとなる条件は下記の通りです。


競馬新聞に列記されている過去の調教時計をチェックして、一度でもクリアしている馬はすべて馬券に入れます。また、上記の条件を何度もクリアしている馬を重視します。

さらに騎手が騎乗していた時計、ハロー直後の時計などはやや割り引き。芝orポリトラックでの調教時計は、ウッドチップorダートの基準タイムよりももう少し速い時計を求めるなどの調整も行います。

こうして、条件をクリアした馬をピックアップした後、基準となるタイムはクリアしていないけど重い印が並んでいる馬、関係者が強気なコメントを出している馬などを加えて、買い目を構成。

28日東京2Rは16頭立てで、そのうち11頭を馬券に入れたように点数は増えますが、うまく引っ掛かれば高配当を狙えます。結果、①～⑧着馬がいずれも基準となるタイムをクリアしていたので、軸馬さえしっかり選べれば“何でも来い“のパターンです。この｢馬迷男式新馬戦メソッド｣が形になったため、最近は新馬戦が好きになりましたw

ちょっと話が寄り道しました。観測種牡馬の情報をチェックしましょう。

■芝

種牡馬	着別度数	単回収率	複回収率
スワーヴリチャード	[16.16.18.70]	154%	102%
リアルスティール	[16.13.7.50]	144%	98%
ニューイヤーズデイ	[5.7.6.35]	129%	98%
マクフィ	[3.2.2.17]	156%	90%

■ダート

種牡馬	着別度数	単回収率	複回収率
ダノンレジェンド	[8.10.5.26]	131%	145%
カリフォルニアクローム	[6.7.3.64]	188%	176%

先週はダノンレジェンド産駒がダートで[1.0.1.0]だったため、単複回収率がアップしました。一時は勝ち星が増えませんでしたが、徐々に成績が上昇中。人気種牡馬の陰に隠れて、今後も美味しい馬券を届けてくれそうです。

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対象騎手が根岸Sを快勝!

根岸Sは、対象騎手となっていた川田騎手が騎乗していたエンペラーワケアが1番人気①着。3勝クラスを勝った直後の重賞初挑戦でしたが、見事な勝利でした。

また、シルクロードSは対象騎手ではありませんでしたが、ルメール騎手騎乗のエターナルタイムが3番人気③着。｢ハンデ54kgで乗るんだ!?｣と驚きましたが、しっかり結果を出しました。

ここ数年、リーディング争いでしのぎを削っている2人が、昇級初戦&遠征、普段乗らないハンデでの騎乗といった、いつもと違うパターンで乗ってくるということは、馬券的に信頼できるのかもしれません。

そして当コラムが名付けた“特別のキング"ことキング騎手は先週、全成績が[0.3.2.12](複勝率29.4%)で、特別競走に限ると[0.2.0.3](複勝率40.0%)と成績アップ。セントポーリア賞は同騎手が騎乗したポッドテオが2番人気②着となり、この馬を軸にして3連単67.4倍が的中しました。さすが“特別のキング"、頼りになります。

▲セントポーリア賞は7→3→8で決着

今週の重賞は東京新聞杯(東京芝1600m)ときさらぎ賞(京都芝外1800m)。当該コースにおいて実績を残している騎手をチェックしていきましょう。対象期間は東京が昨年以降、京都が2019年以降です。

■東京芝1600mで注目したい騎手

騎手	着別度数	勝率	複勝率	単回 収率	複回 収率
ルメール騎手	[14.12.10.15]	27.5%	70.6%	68%	99%
戸崎騎手	[9.5.6.36]	16.1%	35.7%	70%	69%
川田騎手	[5.3.1.9]	27.8%	50.0%	131%	74%
藤岡佑騎手	[1.0.1.0]	50.0%	100.0%	205%	190%
キング騎手	[0.2.0.0]	0.0%	100.0%	0%	210%

※データ対象は2023年以降。黄地は当該重賞に騎乗予定あり

藤岡佑騎手とキング騎手が共に騎乗回数は少ないながらも複勝率100%。また、ルメール騎手も複勝率70%以上の好成績です。ここは藤岡佑騎手、キング騎手、ルメール騎手の3人に期待しましょう。

■京都芝外1800mで注目したい騎手

騎手	着別度数	勝率	複勝率	単回 収率	複回 収率
川田騎手	[21.8.6.16]	41.2%	68.6%	120%	104%
松山騎手	[7.9.10.42]	10.3%	38.2%	91%	115%
M.デムーロ騎手	[7.2.3.12]	29.2%	50.0%	78%	80%
武豊騎手	[6.6.5.23]	15.0%	42.5%	44%	61%
鮫島駿騎手	[4.4.3.14]	16.0%	44.0%	76%	94%
ルメール騎手	[3.8.3.9]	13.0%	60.9%	66%	83%
西村淳騎手	[2.2.4.13]	9.5%	38.1%	23%	85%
ルメートル騎手	[1.0.1.1]	33.3%	66.7%	213%	156%

※データ対象は2019年以降。黄地は当該重賞に騎乗予定あり

まずは複勝率60％超えの川田騎手、ルメートル騎手を対象騎手とします。もう一人、複勝率50%のM.デムーロ騎手も気になるので。対象騎手はこの3人とします。

→冬の3場開催の【穴ぐさ】に注目!←

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3歳OP限定作戦の対象馬が4週連続好走!

先週は6鞍に対象馬がいて[3.2.0.10]。白富士Sでロードデルレイが1番人気①着、クロッカスSでロジリオンが2番人気①着とOPで好走。そのほか、舞鶴Sのバハルダールが2番人気①着、クールミラボーが1番人気②着のワンツー、八坂Sのゴールデンスナップが4番人気②着と馬券圏内に入りました。

馬券は白富士Sのロードデルレイを①着付けにした3連単33.1倍が的中。また舞鶴Sのバハルダールとクールミラボーを中心にした3連複4.0倍が的中しましたが、こちらはトリガミでした。ギリギリまで迷っちゃって、追加馬券を購入する時間が無かったんですよねぇ。

▲白富士Sは1→6→9で決着

▲舞鶴Sは6→7→4で決着

◆各競馬場の直線距離による分類

●ロング
芝:東京､阪神外回り､新潟外回り
ダート:東京､中京

●ミドル
芝:阪神内回り､京都外回り､中京､新潟内回り
ダート:新潟､阪神

●ショート
芝:中山､京都内回り､福島､小倉､札幌､函館
ダート:中山､京都､福島､小倉､札幌､函館

今週の対象馬はページ最下部をご覧ください。3連単･馬単の頭、WIN5で狙うなら、『直線距離が同じ』の｢★｣付きということになります。『直線距離延長』の｢○｣付き、『直線距離短縮』の無印は頭以外で狙います。

｢3歳OP限定、メンバー中最も速い上がりを使っていた馬作戦｣も振り返っておきます。対象馬となっていたのはクロッカスSのロジリオンで2番人気①着でした。

これでこの世代のOPにおける対象馬の成績は[8.8.3.18]で勝率21.6%、複勝率51.4%。2024年に入ってから、4週連続で馬券圏内に入りました。今週の対象馬はきさらぎ賞のファーヴェント、エルフィンSのライトバックです。

そして｢今週の厳選馬｣にはきさらぎ賞のファーヴェントを指名。前走の東京スポーツ杯2歳Sは4番手からレースを進めて、0秒3差の③着でした。上がりはメンバー中5位でしたが、上りが速かった4頭はいずれも自身よりポジションが後方の馬だったので、さほど心配しなくてもよさそう。荒れてきた今の京都の馬場状態や雨が気になる週末の天気予報を考えれば、先行できてまずまずの末脚を使えるこの馬のキャラクターが活きるかもしれません。

前走で先着したミカエルパシャ(⑤着)は次走の若駒Sで②着ですから、重賞とリステッドの違いはあれど、ファーヴェントがここで通用しても不思議はないはず。また、｢騎手のコース実績に注目作戦｣で先述した通り、鞍上は京都芝1800mで好成績の川田騎手。新馬券術のダブル対象馬となるファーヴェントの走りに注目です。

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距離制限解除が正解の傾向

先々週まではダート1700m以下で馬体重500kg以上の外国産馬に注目していましたが、それまでの成績から距離制限を解除して、ダート全距離で狙うことにしました。

先週の馬体重500kg以上マル外の成績は3場の芝･ダート全距離で[4.1.1.8](勝率28.6%、複勝率42.9%/単勝回収率159%、複勝回収率120%)。回収率が単複共に100%を超えました。

■先週の馬体重500kg以上の外国産馬

馬場･距離	着別度数	勝率	複勝率	単回 収率	複回 収率
芝1200m	[1.0.0.1]	50.0%	50.0%	685%	230%
芝1400m	[0.0.0.2]	0.0%	0.0%	0%	0%
芝1600m	[0.0.0.1]	0.0%	0.0%	0%	0%
ダート1200m	[0.0.0.1]	0.0%	0.0%	0%	0%
ダート1400m	[0.1.1.3]	0.0%	40.0%	0%	172%
ダート1600m	[1.0.0.0]	100.0%	100.0%	410%	130%
ダート1800m	[1.0.0.0]	100.0%	100.0%	170%	110%
ダート1900m	[1.0.0.0]	100.0%	100.0%	280%	120%

ダート1800m以上で2戦2勝ですから、距離制限を解除して正解だったようです。

また、去年は東京ダート1300mで複勝率80.0%、ダート1600mで50.0%を記録していたので、東京開幕週を楽しみにしていたところ、27日東京4R(ダート1600m)でソニックスターが2番人気①着。この馬を馬券に入れて馬連4.1倍が的中しましたが、トリガミでした。

▲27日東京4Rは14→12→8で決着

文末まとめに、各場のダートに前走馬体重500kg以上のマル外が出走する場合は、馬名の前に｢外｣をつけて掲載していますので、参考にしてください。

そして｢厳選馬｣に指名していた大津特別のミスティックロアは1番人気①着。今回は馬体重522kgでの出走でした。2勝クラスのレースなので文末まとめには掲載していないものの、前走も京都ダートでしたから、今回は『直線距離が同じ』の｢★｣付き。外上の“隠れダブル対象馬"が期待に応えてくれました。

 

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