どうも! “馬迷男" 八木たかおです! まずは先週の京都牝馬Sの馬券をご覧ください。3連複551.4倍です。

▲京都牝馬Sは15→12→9で決着

このレースは、初の1400mで距離短縮が奏功したと思われるソーダズリングが2番人気①着、牡馬相手でもG1で好走できるナムラクレアが1番人気②着。そして、16番人気のコムストックロードが③着となり、2番人気と1番人気のワンツーにも関わらず3連複5万馬券の立役者となりました。

コムストックロードは近2走⑪⑬着と大きな着順でしたが、前走･カーバンクルSは勝ち馬と0秒4差。そして初コンビを組むムルザバエフ騎手も魅力でした。

主にそんな理由で馬券に入れたものの、もう1つ、来月引退を迎える中野師の管理馬だったことも後押し。先々週の当コラムで｢中野師のホースマン人生の最後の最後までお世話になります｣などと書いたことが、現実のものになりました。やっぱりありますね、引退される調教師、騎手が関係する馬の激走。これもある種の新馬券術かもしれません。

当コラムでも書きましたが、今年は定年で引退される調教師の免許満了日が例年の2月末日ではないので、引退のタイミングが調教師は3月5日(火)、騎手は2月29日(木)が中心となっています。今週と来週が最後の狙い目になりそうです。

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対象馬が重賞･OPを快勝!

先週は9鞍に対象馬がいて[4.1.1.9]。ダイヤモンドSでテーオーロイヤルが2番人気①着、小倉大賞典でロングランが4番人気②着、ヒヤシンスSでラムジェットが5番人気①着と重賞･OPで好走したほか、金蹄Sでクールミラボーが1番人気①着、小倉城Sでプリンスミノルが3番人気①着、コパノリッキーCでマイネルモーントが1番人気③着でした。

馬券はヒヤシンスSの3連複89.6倍、小倉大賞典の馬連22.4倍が的中しました。ヒヤシンスSを勝ったラムジェットは後方から抜群の末脚で一気に突き抜けて、後続に3馬身。今後が楽しみな逸材です。

▲ヒヤシンスSは1→11→10で決着

▲小倉大賞典は12→11→9で決着

｢厳選馬｣に指名した河原町Sのアルメイダミノルは9番人気⑬着。スタートを決めて、いつもより前のポジションにつけましたが、勝負所で下がってしまい、末脚も不発でした。

◆各競馬場の直線距離による分類

●ロング
芝:東京､阪神外回り､新潟外回り
ダート:東京､中京

●ミドル
芝:阪神内回り､京都外回り､中京､新潟内回り
ダート:新潟､阪神

●ショート
芝:中山､京都内回り､福島､小倉､札幌､函館
ダート:中山､京都､福島､小倉､札幌､函館

今週の対象馬はページ最下部をご覧ください。3連単･馬単の頭、WIN5で狙うなら、『直線距離が同じ』の｢★｣付きということになります。『直線距離延長』の｢○｣付き、『直線距離短縮』の無印は頭以外で狙います。

今週は中山、阪神が開幕週で、天気予報も週末に雨マークがあります。末脚自慢の馬には厳しい馬場状態になる恐れもあるので、馬場の傾向をしっかり確認したいところです。

そして｢今週の厳選馬｣には、すみれSのミカエルパシャを指名。この馬は前走･若駒Sでも｢厳選馬｣に指名していました。その前走は逃げて、メンバー中2位の上がりを発揮して3番人気②着。勝ち馬には差し切られましたが、③着馬には0秒3差をつけました。

京都芝内回り→阪神芝内回りの転戦となるので、今回は『直線距離延長』の｢〇｣付きとなります。先行力があるだけに、開幕週の馬場は向くはず。ここもすんなり先手を取っての粘り込みに期待です。

｢3歳OP限定、メンバー中最も速い上がりを使っていた馬作戦｣も振り返っておきます。対象馬となっていたヒヤシンスSのワイワイレジェンドは4番人気⑦着でした。

これでこの世代のOPにおける対象馬の成績は[9.8.4.22]で勝率20.9%、複勝率48.8%。今週の対象馬はすみれSのジューンテイク、マーガレットSのスピリットガイドです。

→フェブラリーSで【穴ぐさ】ペプチドナイルが11番人気①着!←

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好走傾向のある東京ダートで対象馬が勝利!

先週の馬体重500kg以上マル外の成績は3場の芝･ダート全距離で[1.1.1.4](複勝率42.9%、複勝回収率84%)。なかなかの複勝率をマークしました。

17日東京3R(未勝利戦、ダート1600m)では馬体重522kgで出走したソレルビュレットが1番人気①着。好走傾向がある東京ダート1600mで、しっかり結果を出してくれました。この馬を軸にした3連複10.4倍が的中し、追加馬券でプラス幅の拡大に成功です。

▲17日東京3Rは12→1→15で決着

■先週の馬体重500kg以上の外国産馬

馬場･距離	着別度数	勝率	複勝率	単回 収率	複回 収率
芝1200m	[0.0.0.1]	0.0%	0.0%	0%	0%
ダート1400m	[0.0.1.2]	0.0%	33.3%	0%	96%
ダート1600m	[1.0.0.0]	100.0%	100.0%	180%	110%
ダート1800m	[0.1.0.0]	0.0%	100.0%	0%	190%
ダート2400m	[0.0.0.1]	0.0%	0.0%	0%	0%

ソレルビュレットのほかに馬券圏内に入った2頭は、17日京都4R(3歳新馬、ダート1800m)で3番人気②着だったテリフィックプランと、18日東京1R(未勝利戦、ダート1400m)で4番人気③着だったインビンシブルパパ。東京、京都で好走馬が出て、小倉でいなかったのは、従来の傾向と異なりますが、先週の小倉ダートに出走した馬体重500kg以上マル外は1頭だけでした。

文末まとめに、各場のダートに前走馬体重500kg以上のマル外が出走する場合は、馬名の前に｢外｣をつけて掲載していますので、参考にしてください。

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対象騎手がダイヤモンドSでワンツー!

芝3000m以上で好成績を挙げていたことで、ダイヤモンドSの対象騎手となっていた菱田騎手騎乗のテーオーロイヤルが2番人気①着、ルメール騎手騎乗のサリエラが1番人気②着のワンツー決着でした。

そして、“特別のキング"ことキング騎手は先週、全成績が[1.1.1.16](複勝率15.8%)で、特別競走では馬券圏内がありませんでした。ただ、今週は逆襲の可能性がありそう。サウジカップデーに日本からリーディング上位を含む騎手たちが参加。国内で騎乗するキング騎手の騎乗馬の質が上がるかもしれません。要警戒です。

今週の重賞は中山記念(中山芝1800m)と阪急杯(阪神芝1400m)の2レース。当該コースにおいて去年以降、実績を残している騎手をチェックしていきましょう。対象は昨年以降です。

■中山芝1800mで注目したい騎手

騎手	着別度数	勝率	複勝率	単回 収率	複回 収率
横山武騎手	[7.2.3.10]	31.8%	54.5%	160%	116%
ルメール騎手	[6.1.1.7]	40.0%	53.3%	110%	66%
戸崎騎手	[3.3.3.12]	14.3%	42.9%	38%	77%
横山和騎手	[2.2.0.10]	14.3%	28.6%	85%	77%
菅原明騎手	[1.4.3.18]	3.8%	30.8%	26%	68%
M.デムーロ騎手	[1.0.2.5]	12.5%	37.5%	80%	133%
坂井騎手	[1.0.1.2]	25.0%	50.0%	110%	72%

※データ対象は2023年以降。黄地は当該重賞に騎乗予定あり

騎乗予定馬がいる中で複勝率に注目して、戸崎騎手、M.デムーロ騎手をピックアップしたいと思います。

■阪神芝1400mで注目したい騎手

騎手	着別度数	勝率	複勝率	単回 収率	複回 収率
川田騎手	[6.1.0.4]	54.5%	63.6%	159%	93%
松山騎手	[2.4.1.14]	9.5%	33.3%	60%	73%
松若騎手	[2.1.3.5]	18.2%	54.5%	386%	543%
横山典騎手	[2.1.1.6]	20.0%	40.0%	109%	72%
斎藤騎手	[1.0.1.2]	25.0%	50.0%	277%	145%
岩田康騎手	[0.1.3.4]	0.0%	50.0%	0%	95%

※データ対象は2023年以降。黄地は当該重賞に騎乗予定あり

騎乗予定馬がいる中では、斎藤騎手、松若騎手、岩田康騎手、松山騎手の複勝率が高くなっています。この4人に期待しましょう。

→フェブラリーSで【穴ぐさ】ペプチドナイルが11番人気①着!←

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最後に観測種牡馬の情報です。回収率に重点を置いて、明け3歳世代の新馬戦&未勝利戦で好成績を挙げている種牡馬の観測を続けています。

■芝

種牡馬	着別度数	単回収率	複回収率
リアルスティール	[21.13.8.55]	362%	163%
スワーヴリチャード	[16.17.18.82]	139%	108%
ニューイヤーズデイ	[6.7.6.38]	128%	94%
マクフィ	[3.2.2.17]	156%	90%

■ダート

種牡馬	着別度数	単回収率	複回収率
ダノンレジェンド	[12.11.6.32]	236%	160%
カリフォルニアクローム	[7.8.4.74]	167%	158%

先週の当コラムで｢確変に入ったかもしれません｣と書いたリアルスティール産駒が芝で2勝、ダノンレジェンド産駒がダートで1勝、③着1回でした。

リアルスティール産駒の2勝はどちらも人気薄。17日東京5R(未勝利戦、芝2400m)はリアルファインドが11番人気①着で単勝69.2倍、複勝17.8倍。18日小倉5R(未勝利戦、芝2000m)はラブカが16番人気①着同着で単勝110.8倍、複勝41.1倍でした。単複回収率も爆上がりです。

当コラムが唱えている｢秋～冬のリアルスティール産駒｣説を補強するかのように、ここ最近、リアルスティール産駒が毎週のように好走しています。そこで、芝に出走した現3歳世代と4歳世代のリアルスティール産駒の成績を、期間を区切って調べてみました。なお、同産駒は現4歳が初年度産駒なので、出走しているのは2世代のみです。

■現3歳世代のリアルスティール産駒(芝の新馬･未勝利戦)

時期	着別度数	勝率	複勝率	単回収率	複回収率
2023年6～8月	[3.4.2.7]	18.8%	56.3%	233%	126%
2023年9～11月	[5.4.4.20]	15.2%	39.4%	105%	63%
2023年12月～先週	[13.5.2.28]	27.1%	41.7%	583%	245%

■現4歳世代のリアルスティール産駒(芝の新馬･未勝利戦)

時期	着別度数	勝率	複勝率	単回収率	複回収率
2022年6～8月	[3.4.4.23]	8.8%	32.4%	41%	134%
2022年9～11月	[6.8.5.39]	10.3%	32.8%	307%	103%
2022年12月～2023年2月	[9.5.4.50]	13.2%	26.5%	43%	74%
2023年3～5月	[4.1.1.36]	9.5%	14.3%	44%	25%
2023年6～9月	[3.4.4.35]	6.5%	23.9%	61%	76%

コンスタントに好走していますが、2世代とも勝利数が増え始めたのは9月以降。そして12月から2月に勝利する産駒が多くなっています。特に現3歳世代は昨年12月から先週までで13勝。今月はまだ1週間残っているのにこの好成績ですから、やはり秋～冬の活躍が目立っていると言えそうです。

冒頭で引退される調教師と騎手に関して、｢今週と来週が最後の狙い目｣と書きましたが、リアルスティール産駒も2月最終週となる今週が狙い目かもしれません。

 

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