どうも! “馬迷男" 八木たかおです! 毎日報じられる円相場のニュースを、｢今は円安だから、日本にやって来る外国人観光客の皆さんにとってはお得なんでしょ｣くらいの浅い知識で見聞きしていました。しかし先週15日、JRAさんがサウジC②着だったウシュバテソーロの｢賞金350万ドル｣を｢約4億9490万円｣として公式サイトで反映させ、ウシュバテソーロが歴代獲得賞金ランキングで4位に浮上したというニュースがありました。フランスギャロ発表の24年公式レートでは、1ドル=141.4円で換算されるそうです。｢なるほど、そこにも繋がるのか!｣とひとりで納得。

日本調教馬が高額賞金の海外レースに参加することが増え、パンサラッサのように歴代獲得賞金ランキングでジャンプアップする馬も出てきている中、為替レートによって順位が左右されるケースも出てくるかもしれません。そう考えると、経済ニュースにももう少し興味を持てるようになるでしょうか?

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ダート好走馬でしっかり馬券的中!

先週の馬体重500kg以上マル外は、平地競走で[2.1.0.8](複勝率27.3%、複勝回収率34%)。もうひと息といった成績でしたが、馬券的には17日中京12R(1勝クラス、ダート1200m)に馬体重508kgで出走したビートエモーションが1番人気②着となり、この馬を軸にした3連複17.5倍が的中。追加馬券でプラス幅拡大にも成功しました。

▲17日中京12Rは10→7→2で決着

16日中山3R(未勝利戦、ダート1200m)は、馬体重516kgで出走したインビンシブルパパが1番人気①着。この馬を軸にした3連複11.6倍が的中しましたが、わずかにトリガミとなりました。馬券を購入した時点ではオッズがプラス域にあったと思うのですが、締切直前に下がったようです。レートの変動にやられました…。

▲16日中山3Rは6→13→14で決着

実は16日中山3Rに関して、気になったことがありました。詳しくは観測種牡馬のパートで。

■先週の馬体重500kg以上の外国産馬

馬場･距離	着別度数	勝率	複勝率	単回 収率	複回 収率
芝1200m	[1.0.0.0]	100.0%	100.0%	220%	130%
芝2000m	[0.0.0.1]	0.0%	0.0%	0%	0%
芝2200m	[0.0.0.1]	0.0%	0.0%	0%	0%
ダート1200m	[1.1.0.2]	25.0%	50.0%	35%	62%
ダート1400m	[0.0.0.3]	0.0%	0.0%	0%	0%
ダート1800m	[0.0.0.1]	0.0%	0.0%	0%	0%

ダートで馬券圏内に入った2頭をしっかり的中に繋げることができました。その上でダート1200mの単複回収率が低めなのは、2頭がどちらも1番人気だったことが影響したようです。

文末まとめに、各場のダートに前走馬体重500kg以上のマル外が出走する場合は、馬名の前に｢外｣をつけて掲載しています。

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4重賞全てで対象騎手が勝利!

ファルコンSの対象騎手だった北村友騎手がダノンマッキンリーに騎乗して7番人気①着となり、人気薄での勝利。川田騎手騎乗のソンシは1番人気③着で、馬券圏内を確保しました。

そのほかの重賞でも対象騎手が活躍。阪神大賞典は菱田騎手騎乗のテーオーロイヤルが2番人気①着、川田騎手騎乗のワープスピードが6番人気②着。スプリングSはルメール騎手騎乗のシックスペンスが1番人気①着、横山武騎手騎乗のルカランフィーストが4番人気③着。フラワーCは津村騎手騎乗のミアネーロが2番人気①着、ルメール騎手騎乗のカンティアーモが1番人気③着。4重賞全て対象騎手が勝利し、対象騎手2人ずつが馬券圏内に入りました。

今週も重賞が4レース。高松宮記念(中京芝1200m)、日経賞(中山芝2500m)、毎日杯(阪神芝外1800m)、マーチS(中山ダート1800m)とバラエティ豊かです。当該コースにおいて去年以降、実績を残している騎手をチェックしていきましょう。なお、中山芝2500mは施行数の少ない条件なので、対象期間を2020年以降とします。

■中京芝1200mで注目したい騎手

騎手	着別度数	勝率	複勝率	単回 収率	複回 収率
団野騎手	[2.2.1.5]	20.0%	50.0%	605%	210%
岩田望騎手	[2.1.2.6]	18.2%	45.5%	35%	75%
藤岡康騎手	[2.1.1.7]	18.2%	36.4%	110%	80%
川田騎手	[2.0.0.4]	33.3%	33.3%	70%	41%
浜中騎手	[1.1.0.1]	33.3%	66.7%	160%	133%

※データ対象は2023年以降。黄地は当該重賞に騎乗予定あり

春のG1シーズン開幕戦も、この新馬券術では複勝率の高い騎手をピックアップします。騎乗予定馬がいる川田騎手、浜中騎手の2人を対象騎手としましょう。

■中山芝2500mで注目したい騎手

騎手	着別度数	勝率	複勝率	単回 収率	複回 収率
ルメール騎手	[5.2.5.4]	31.3%	75.0%	105%	121%
横山和騎手	[4.2.2.7]	26.7%	53.3%	670%	223%
横山典騎手	[4.1.0.7]	33.3%	41.7%	117%	57%
戸崎騎手	[2.5.3.14]	8.3%	41.7%	24%	70%
永野騎手	[2.2.1.9]	14.3%	35.7%	211%	105%
横山武騎手	[2.1.3.14]	10.0%	30.0%	53%	51%
北村友騎手	[2.0.1.2]	40.0%	60.0%	130%	170%
浜中騎手	[0.3.0.2]	0.0%	60.0%	0%	182%

※データ対象は2020年以降。黄地は当該重賞に騎乗予定あり

ここは騎乗予定馬がいる中から複勝率が高い浜中騎手、横山典騎手、戸崎騎手の3人を対象騎手とします。

■阪神芝外1800mで注目したい騎手

騎手	着別度数	勝率	複勝率	単回 収率	複回 収率
岩田望騎手	[8.5.3.18]	23.5%	47.1%	183%	122%
松山騎手	[6.4.2.13]	24.0%	48.0%	103%	82%
川田騎手	[5.5.2.8]	25.0%	60.0%	45%	80%
北村友騎手	[3.0.2.8]	23.1%	38.5%	300%	104%
坂井騎手	[2.4.4.13]	8.7%	43.5%	29%	60%
ルメール騎手	[1.3.4.3]	9.1%	72.7%	18%	109%
武豊騎手	[1.3.2.8]	7.1%	42.9%	12%	59%

※データ対象は2023年以降。黄地は当該重賞に騎乗予定あり

複勝率の高い騎手が並んでいますが、今年の毎日杯は出走頭数がやや少なめ。騎乗予定馬がいる中から対象騎手をルメール騎手、川田騎手、松山騎手の3人に絞ります。

■中山ダート1800mで注目したい騎手

騎手	着別度数	勝率	複勝率	単回 収率	複回 収率
戸崎騎手	[19.11.9.48]	21.8%	44.8%	71%	74%
横山武騎手	[15.6.11.64]	15.6%	33.3%	49%	54%
横山和騎手	[9.5.11.47]	12.5%	34.7%	395%	158%
川田騎手	[3.2.0.1]	50.0%	83.3%	131%	111%
北村友騎手	[2.1.1.8]	16.7%	33.3%	1557%	656%
西村太騎手	[1.2.2.4]	11.1%	55.6%	48%	340%

※データ対象は2023年以降。黄地は当該重賞に騎乗予定あり

騎乗予定馬がいる戸崎騎手、横山和騎手、横山武騎手を対象騎手とします。

→スプリングS、フラワーCで【穴ぐさ】が激走!←

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阪神大賞典は対象馬が①&②&③着!

先週は9鞍に対象馬がいて[3.3.5.16]。阪神大賞典はテーオーロイヤルが2番人気①着、ワープスピードが6番人気②着、ブローザホーンが1番人気③着となり、対象馬が馬券圏内を独占しました。

また、3歳OPではスプリングSでルカランフィーストが4番人気③着、ファルコンSでソンシが1番人気③着、若葉Sでミスタージーティーが1番人気①着。その他のレースでも好走馬が続出しました。

馬券は名古屋城Sのハピ(1番人気③着)を軸に据えた3連複15.2倍が的中。追加馬券でプラス幅を拡大できました。ほかに、韓国馬事会杯のブレイクフォース(2番人気①着)とホウオウバリスタ(3番人気②着)を馬券の中心にした3連複19.0倍が的中。スピカSのココクレーター(2番人気③着)を軸に据えた3連複38.9倍も的中しました。

▲名古屋城Sは5→10→9で決着

▲韓国馬事会杯は4→9→14で決着

▲スピカSは3→14→10で決着

｢厳選馬｣に指名していたファルコンSのソンシは1番人気③着。ややスムーズさを欠いたレースになってしまいましたが、馬券圏内を確保して地力の高さを見せてくれました。

前走が東京芝1400mの1勝クラス①着だったので、中京芝への転戦となる今回は、過去の傾向から『直線距離が同じ』｣に次いで信頼できる『直線距離短縮』の無印。また、｢騎手のコース実績に注目作戦｣で鞍上の川田騎手が中京芝1400mの対象騎手となっていて、さらに｢3歳OP限定、メンバー中最も速い上がりを使っていた馬作戦｣でも対象馬となっていました。

◆各競馬場の直線距離による分類

●ロング
芝:東京､阪神外回り､新潟外回り
ダート:東京､中京

●ミドル
芝:阪神内回り､京都外回り､中京､新潟内回り
ダート:新潟､阪神

●ショート
芝:中山､京都内回り､福島､小倉､札幌､函館
ダート:中山､京都､福島､小倉､札幌､函館

今週の対象馬はページ最下部をご覧ください。3連単･馬単の頭、WIN5で狙うなら、『直線距離が同じ』の｢★｣付きということになります。『直線距離延長』の｢○｣付き、『直線距離短縮』の無印は頭以外で狙います。

そして｢今週の厳選馬｣には日経賞のボッケリーニを指名。前走が中山芝のAJCC②着ですから、同じ中山の今回は『直線距離が同じ』の｢★｣付きとなります。近3走は重賞でいずれもタイム差無しの②着と安定感を見せています。この週末は雨もある予報となっていて馬場状態が気になりますが、過去の成績をみると道悪でも問題の無いタイプ。むしろ他馬が気にするのであれば有利に働くかも。馬券の軸として期待です。

｢3歳OP限定、メンバー中最も速い上がりを使っていた馬作戦｣も振り返りましょう。対象馬となっていた若葉Sのミスタージーティーが1番人気①着、スプリングSのルカランフィーストが4番人気③着、チャンネルトンネルが6番人気④着、ペッレグリーニが5番人気⑦着、ファルコンSのソンシが1番人気③着、エイムフォーエースが9番人気⑭着、ロジリオンが2番人気⑤着、フラワーCのラビットアイが4番人気④着でした。

これでこの世代のOPにおける対象馬の成績は[10.11.8.29]で勝率17.2%、複勝率50.0%。今週の対象馬は毎日杯がベラジオボンド、伏竜Sがブシンです。

→スプリングS、フラワーCで【穴ぐさ】が激走!←

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最後に観測種牡馬の情報です。回収率に重点を置いて、明け3歳世代の新馬戦&未勝利戦で好成績を挙げている種牡馬の観測を続けています。

■芝

種牡馬	着別度数	単回収率	複回収率
リアルスティール	[21.15.9.61]	332%	154%
スワーヴリチャード	[18.17.18.89]	132%	103%
ニューイヤーズデイ	[6.7.7.41]	120%	92%
マクフィ	[3.2.2.18]	150%	87%

■ダート

種牡馬	着別度数	単回収率	複回収率
ダノンレジェンド	[13.12.6.43]	202%	142%
カリフォルニアクローム	[10.10.4.92]	142%	136%

先週のスワーヴリチャード産駒が芝で1勝を積み上げた以外は馬券圏内がなく、大きな変動も無し。その一方、新たな気になる種牡馬を発見しました。

先述の｢馬体重500kg以上マル外狙い作戦｣に出てきた16日中山3R(未勝利戦、ダート1200m)で、2番人気③着だったヨリナエスポワール。その父がエスポワールシチーでした。実はこのところ、同産駒の好走をよく見かける気がしていました。

調べてみると、現3歳世代ではダートの新馬&未勝利戦が[3.3.7.26](複勝率33.3%、単勝回収率275%、複勝回収率104%)で、単複回収率が魅力的な数字となっています。馬券圏内に入った延べ13頭のうち、1番人気は1頭だけ。9頭が3～6番人気と、馬券的にも妙味があります。今週からは、ダートのエスポワールシチー産駒を新しく観測種牡馬に加えます。

 

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