どうも! “馬迷男" 八木たかおです! 25年ほど前、テレビで早朝のお天気情報番組を担当していて、番組内に世界の主要都市の今後3日分くらいの天気予報を伝えるパートがありました。いつも思ってたんですよね、｢この世界の天気予報は誰が必要としている情報?｣って。関東ローカルの番組でしたが、その日に海外旅行へ出発する人でも｢ニューヨークは雨か。じゃあ、傘を持って行かないと…｣と考える人はほとんどいないだろうし、傘を現地調達するか、折り畳み傘を持って行くだろうと。まあ、気温は気になりそうなので、｢意外と寒そうだから、コートをスーツケースに入れておこう｣みたいな人はいたかも。

JRAさんが海外主要レースの馬券発売を始めたのは、2016年の凱旋門賞から。マカヒキが出走した年です。その頃から世界の天気は、競馬ファンにとって必要性の高い情報になったかもしれませんね。今はネットでも世界中の天気予報を手軽に確認できる時代。ドバイワールドカップデーの現地の天気や馬場状態は、今後の情報や当日の中継などでしっかりご確認ください。

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今週も4重賞全てで対象騎手が馬券圏内!

高松宮記念は小雨が降る中、馬場状態は重馬場で行われました。対象騎手だった浜中騎手が騎乗したナムラクレアが2番人気②着。馬券はナムラクレアを馬券の軸にした3連複100.2倍が的中しました!

▲高松宮記念は2→3→10で決着

雨が降り続いた先週の中京は、芝のレースで直線内を突いた馬の好走が目立ち、逆に直線外を通った馬が伸びていないように思えました。ならば内から差して来られる脚を持った馬…ということで、ナムラクレアと6番人気①着だったマッドクールを馬券の軸に決定。逃げ粘りを期待した5番人気③着のビクターザウィナーも頑張ってくれました。新馬券術と馬場読みが上手くいって、春のG1シーズンを万馬券ゲットで好スタートです。

そのほかの重賞の対象騎手では、日経賞で戸崎騎手騎乗のクロミナンスが2番人気②着、マーチSで横山和騎手騎乗のペイシャエスが2番人気③着、毎日杯で川田騎手騎乗のノーブルロジャーが1番人気②着と馬券圏内に入りました。

先々週は4重賞全てを対象騎手が勝つ大活躍でしたが、先週も4重賞全てで馬券圏内。驚くほど好調です。

馬券はノーブルロジャーを馬券の軸にした毎日杯の3連複25.5倍が的中。もう1頭の軸だった4番人気③着のベラジオボンドは、｢3歳OP限定、メンバー中最も速い上がりを使っていた馬作戦｣の対象馬でしたから、2つの新馬券術のコンビネーションによる馬券的中となりました。

▲毎日杯は4→1→3で決着

今週の重賞は、大阪杯(阪神芝2000m)とダービー卿CT(中山芝1600m)の2つ。当該コースにおいて昨年以降、実績を残している騎手をチェックしていきましょう。ワールドカップデーにリーディング上位を含む、JRA所属の騎手が複数参加するので、この新馬券術には影響が大きく出そうです。

■阪神芝2000mで注目したい騎手

騎手	着別度数	勝率	複勝率	単回 収率	複回 収率
藤岡康騎手	[5.5.2.15]	18.5%	44.4%	232%	123%
川田騎手	[4.4.3.6]	23.5%	64.7%	51%	94%
松山騎手	[4.2.4.15]	16.0%	40.0%	46%	118%
武豊騎手	[4.1.2.7]	28.6%	50.0%	117%	92%
鮫島駿騎手	[3.3.7.15]	10.7%	46.4%	90%	100%
M.デムーロ騎手	[3.2.2.9]	18.8%	43.8%	90%	80%
菱田騎手	[3.2.1.9]	20.0%	40.0%	580%	188%
ルメール騎手	[2.4.0.9]	13.3%	40.0%	40%	58%
岩田康騎手	[1.2.2.5]	10.0%	50.0%	255%	163%
横山和騎手	[1.0.1.1]	33.3%	66.7%	183%	243%

※データ対象は2023年以降。黄地は当該重賞に騎乗予定あり

複勝率の高い騎手が多いですが、騎乗予定馬がいる藤岡康騎手、M.デムーロ騎手、松山騎手、横山和騎手の4人を対象騎手とします。

■中山芝1600mで注目したい騎手

騎手	着別度数	勝率	複勝率	単回 収率	複回 収率
田辺騎手	[9.6.4.30]	18.4%	38.8%	162%	90%
戸崎騎手	[8.7.5.34]	14.8%	37.0%	122%	80%
ルメール騎手	[7.9.0.19]	20.0%	45.7%	83%	79%
M.デムーロ騎手	[5.1.4.15]	20.0%	43.8%	60%	82%
北村宏騎手	[4.3.4.24]	11.4%	31.4%	162%	138%

※データ対象は2020年以降。黄地は当該重賞に騎乗予定あり

ここは騎乗予定馬がいる中で複勝率の高いM.デムーロ騎手、田辺騎手、戸崎騎手を対象騎手とします。中山芝1600mですので、内枠に入ることを祈ります。

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対象馬が日経賞を勝利!

先週は7鞍に対象馬がいて[3.2.0.9]。日経賞でシュトルーヴェが4番人気①着となったほか、春興Sでサイルーンが2番人気①着&コントラポストが1番人気②着のワンツー、伏竜Sでアラレタバシルが6番人気②着、御堂筋Sでスマートファントムが1番人気①着でした。

｢厳選馬｣に指名していた日経賞のボッケリーニは1番人気⑤着。4角をいい感じの手応えで上がって来ましたが、そこから弾けませんでした。1番人気ですから、雨が降って緩くなった馬場で、大逃げを打った馬に鈴を付けにいく役割。展開が向かなかったように見えました。

◆各競馬場の直線距離による分類

●ロング
芝:東京､阪神外回り､新潟外回り
ダート:東京､中京

●ミドル
芝:阪神内回り､京都外回り､中京､新潟内回り
ダート:新潟､阪神

●ショート
芝:中山､京都内回り､福島､小倉､札幌､函館
ダート:中山､京都､福島､小倉､札幌､函館

今週の対象馬はページ最下部をご覧ください。3連単･馬単の頭、WIN5で狙うなら、『直線距離が同じ』の｢★｣付きということになります。『直線距離延長』の｢○｣付き、『直線距離短縮』の無印は頭以外で狙います。

そして｢今週の厳選馬｣に指名するのが美浦Sのキングズパレス。前走･湾岸S(中山芝2200m)が勝ち馬とタイム差無しの1番人気③着で、今回も中山芝での出走なので、もっとも狙える『直線距離が同じ』の｢★｣付となります。3勝クラスに昇級してからの6戦で②着4回、③着1回、④着1回という抜群の安定感、ここも馬券の軸として信頼します。

｢3歳OP限定、メンバー中最も速い上がりを使っていた馬作戦｣も振り返ります。対象馬となっていた毎日杯のベラジオボンドが先述した通り4番人気③着、伏竜Sのブシンが9番人気⑨着でした。

これでこの世代のOPにおける対象馬の成績は[10.11.9.30]で勝率16.7%、複勝率50.0%。今週の対象馬はバイオレットSのナスティウェザーです。

…バイオレットSって16年ぶりに行われるんですね。どおりで懐かしい響きだと思いましたw かつては多くの活躍馬を輩出したダートのOPのレース。これも｢全日本的なダート競走の体系整備｣の一環でしょうから、今後、このレースに出走した馬たちがどんな活躍を見せてくれるのか、楽しみです。

→スプリングS、フラワーCで【穴ぐさ】が激走!←

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好成績! しかし、見えてきた傾向は…

先週の馬体重500kg以上マル外は[5.2.0.5](複勝率58.3%、単勝回収率179%、複勝回収率117%)とかなりの好成績。高松宮記念を勝ったマッドクールも馬体重500kg以上の外国産馬でした。

また、23日阪神3Rは516kgで出走したルディックが2番人気①着。この馬を軸にした3連複11.7倍と、3連単4.4倍が的中したのですが、③着が同着だったため、トリガミになってしまいました…。

▲23日阪神3Rは2→4→8･9で決着

■先週の馬体重500kg以上の外国産馬

馬場･距離	着別度数	勝率	複勝率	単回 収率	複回 収率
芝1200m	[1.1.0.2]	25.0%	50.0%	240%	112%
芝1600m	[0.0.0.2]	0.0%	0.0%	0%	0%
芝2200m	[1.0.0.0]	100.0%	100.0%	400%	180%
ダート1200m	[1.0.0.0]	100.0%	100.0%	420%	260%
ダート1400m	[1.0.0.0]	100.0%	100.0%	240%	100%
ダート1800m	[1.1.0.1]	33.3%	66.7%	43%	140%

芝1200mでの好成績に目を引かれます。普段はダートで狙うことを推奨していますが、道悪になった場合は、芝の短距離でも狙えるのでしょうか? そこで斤量の設定が変更された去年以降の芝のレースが重～不良になった場合の馬体重500kg以上マル外の成績を調べてみました。

■昨年以降の芝の重･不良馬場での馬体重500kg以上の外国産馬

馬場･距離	着別度数	勝率	複勝率	単回 収率	複回 収率
芝1000m	[0.0.0.1]	0.0%	0.0%	0%	0%
芝1200m	[2.1.1.8]	16.7%	33.3%	92%	70%
芝1400m	[0.0.0.3]	0.0%	0.0%	0%	0%
芝1500m	[0.0.0.1]	0.0%	0.0%	0%	0%
芝1600m	[0.0.0.9]	0.0%	0.0%	0%	0%
芝1800m	[0.0.0.1]	0.0%	0.0%	0%	0%
芝2200m	[1.0.0.0]	100.0%	100.0%	400%	180%

芝1200mでの馬券圏内4回のうち、①着&②着1回ずつが先週のもの。この数字を見ると、先週の芝1200mでの成績は“たまたま"かもしれません。馬券的に狙うのは微妙な印象です。

文末まとめに、各場のダートに前走馬体重500kg以上のマル外が出走する場合は、馬名の前に｢外｣をつけて掲載しています。

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最後に観測種牡馬の情報です。回収率に重点を置いて、現3歳世代の新馬戦&未勝利戦で好成績を挙げている種牡馬の観測を続けています。

23日中山4R(未勝利戦、芝1600m)はリアルスティール産駒のテセラリアンが5番人気①着、スワーヴリチャード産駒のドーンコーラスが1番人気③着。この2頭を入れた3連複9.3倍が的中し、追加馬券でプラス幅拡大に成功しました。

▲23日中山4Rは5→3→2で決着

■芝

種牡馬	着別度数	単回収率	複回収率
リアルスティール	[22.15.10.61]	336%	155%
スワーヴリチャード	[18.17.20.95]	125%	99%
ニューイヤーズデイ	[6.7.7.42]	118%	91%
マクフィ	[3.2.2.19]	144%	83%

■ダート

種牡馬	着別度数	単回収率	複回収率
ダノンレジェンド	[13.13.6.44]	196%	142%
カリフォルニアクローム	[11.10.4.94]	140%	134%
エスポワールシチー	[3.4.8.26]	262%	211%

先週から観測種牡馬に入れたばかりのダートのエスポワールシチー産駒は勝ち鞍こそなかったものの、2戦して②③着。23日中山1Rはケープアグラスが12番人気②着となり、複勝42.3倍。さらに、23日中山3Rはタマモアルタイルが6番人気③着で複勝3.7倍。この2頭の好走で、複勝率、複勝回収率がグイッと引き上がりました。

あまり上位人気にならなくても好走する、ダートのエスポワールシチー産駒。気づいていない人が多い今が狙い目かもしれませんね。

 

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