どうも! “馬迷男" 八木たかおです! 天皇賞･春は1番人気タイに支持されたテーオーロイヤルが、安定感抜群のレース運びで快勝しました。スピードを求めてきた現代日本競馬に、これほどまでに優秀なステイヤーが出現するのが“血の不思議"ですね。

父リオンディーズはデビュー2戦目で朝日杯FSを勝ち、早い時期から高い能力を発揮していました。そして、母メイショウオウヒは船橋で3勝を挙げましたが、JRAでは芝･ダートで17戦して勝ち星なし。テーオーロイヤルの1つ上の半兄は、父パイロのメイショウハリオですし、きょうだいが馬券圏内に入ったのは5月3日現在でダートのみです。普通に考えると、天皇賞･春を勝つ晩成のステイヤーが生まれるとは思えないんですよねえ。

気の早い話ですが、テーオーロイヤルが種牡馬となった場合、その血が今後の日本競馬にどんなアクセントを与えてくるのかを想像してしまいます。とんでもなく意外性のある産駒が現れて、競馬を盛り上げて欲しいものです。

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対象騎手が天皇賞･春、青葉賞を制す!

そのテーオーロイヤルに騎乗していた菱田騎手は、騎手作戦の対象でした。また、青葉賞でも対象騎手だった武豊騎手騎乗のシュガークンが2番人気①着、モレイラ騎手騎乗のデュアルウィルダーが4番人気③着でした。

馬券はテーオーロイヤルを馬券の軸に据えた天皇賞･春の3連複77.5倍が的中。ただ、③着から半馬身差に迫った④着スマートファントムは14番人気だったので、ゴール前は力が入りました。こちらが③着なら3連複738.9倍の大ホームラン。いい夢見ましたw

▲天皇賞･春は14→5→6で決着

今週の重賞は、NHKマイルC(東京芝1600m)、京都新聞杯(京都芝外2200m)、新潟大賞典(新潟芝外2000m)の3レース。当該コースにおいて昨年以降、実績を残している騎手をチェックしていきます。対象期間は東京、新潟が昨年以降。リニューアル工事があった京都は2019年以降です。

■東京芝1600mで注目したい騎手

騎手	着別度数	勝率	複勝率	単回 収率	複回 収率
ルメール騎手	[17.14.11.16]	29.3%	72.4%	70%	100%
戸崎騎手	[10.8.9.39]	15.4%	40.0%	65%	70%
川田騎手	[6.3.1.9]	31.6%	52.6%	140%	77%
モレイラ騎手	[5.6.2.1]	35.7%	92.9%	104%	121%
オシェア騎手	[1.1.0.1]	33.3%	66.7%	70%	76%

※データ対象は2023年以降。黄地は当該重賞に騎乗予定あり

モレイラ騎手が驚異的な好成績を収めています。複勝率92.9%で、単複回収率はともに100%超え。この条件では特に外せない騎手のようです。そのほか騎乗予定馬がいる中では、NHKマイルC当日から復帰するルメール騎手と、川田騎手、戸崎騎手も高い複勝率を誇ります。ここは4人を対象騎手としましょう。

■京都芝外2200mで注目したい騎手

騎手	着別度数	勝率	複勝率	単回 収率	複回 収率
川田騎手	[8.2.5.8]	34.8%	65.2%	85%	91%
北村友騎手	[3.1.4.7]	20.0%	53.3%	101%	124%
岩田望騎手	[2.3.1.9]	13.3%	40.0%	65%	100%
団野騎手	[2.0.2.6]	20.0%	40.0%	221%	162%
浜中騎手	[1.2.1.5]	11.1%	44.4%	37%	123%
横山和騎手	[1.1.1.1]	25.0%	75.0%	315%	90%

※データ対象は2019年以降。黄地は当該重賞に騎乗予定あり

騎乗予定馬がいる川田騎手、浜中騎手、岩田望騎手の3人に期待します。

■新潟芝外2000mで注目したい騎手

騎手	着別度数	勝率	複勝率	単回 収率	複回 収率
菅原明騎手	[1.0.2.1]	25.0%	75.0%	195%	385%
角田和騎手	[1.0.1.4]	16.7%	33.3%	41%	55%
丹内騎手	[1.0.1.4]	16.7%	33.3%	215%	125%
川田騎手	[1.0.1.0]	50.0%	100.0%	175%	135%
津村騎手	[0.1.1.0]	0.0%	100.0%	0%	325%

※データ対象は2023年以降。黄地は当該重賞に騎乗予定あり

ここは津村騎手が2023年以降に2度騎乗して複勝率100%。騎乗予定馬がいる中では、丹内騎手、角田和騎手の複勝率もまずまず。この3人を対象騎手としましょう。

→フローラS、マイラーズCで【穴ぐさ】が馬券圏内!←

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対象馬が青葉賞で7番人気②着!

先週は8鞍に対象馬がいて[2.4.3.14]でした。天皇賞･春はテーオーロイヤルが1番人気①着、ブローザホーンが5番人気②着で、勝ち馬は｢騎手のコース実績に注目作戦｣とのダブル対象馬。また、いい夢を見せてくれた14番人気④着スマートファントムも対象馬でした。

そのほかにも、ユニコーンSでラムジェットが3番人気①着、青葉賞でショウナンラプンタが7番人気②着と重賞で好走。それ以外でも是政Sでハギノサステナブルが3番人気②着。ブリリアントS、府中市市制施行70周年記念、三条Sでも対象馬が馬券圏内に入りました。

馬券はラムジェットを馬券の軸にしてユニコーンSの3連複33.5倍が的中。また、是政Sもハギノサステナブルを馬券の軸にして3連複8.5倍が的中し、追加馬券でプラス収支に持ち込めました。

▲ユニコーンSは5→9→4で決着

▲是政Sは13→7→12で決着

ユニコーンSのラムジェットは｢厳選馬｣に指名していました。前走･東京ダート→今回･京都ダートの転戦ということで『直線距離短縮』の無印で、今回もメンバー中最速の上がり37秒6を発揮。初距離で一気の300m距離延長も苦にせず、突き抜けてくれました。

◆各競馬場の直線距離による分類

●ロング
芝:東京､阪神外回り､新潟外回り
ダート:東京､中京

●ミドル
芝:阪神内回り､京都外回り､中京､新潟内回り
ダート:新潟､阪神

●ショート
芝:中山､京都内回り､福島､小倉､札幌､函館
ダート:中山､京都､福島､小倉､札幌､函館

今週の対象馬はページ最下部をご覧ください。3連単･馬単の頭、WIN5で狙うなら、『直線距離が同じ』の｢★｣付きということになります。『直線距離延長』の｢○｣付き、『直線距離短縮』の無印は頭以外で狙います。

｢今週の厳選馬｣に指名したのはキングカメハメハCのサルヴァトーレ。前走･東京ダート1600mの平場2勝クラスをメンバー中最速の上がり35秒8で突き抜けてきました。今回も同コース･同距離なので『直線距離が同じ』の｢★｣付きになります。

2勝クラスの平場戦→3勝クラス特別競走の転戦は、メンバーレベルがグッと上がりそうですが、今回はハンデ56kgなので前走よりも2kg減。さらに、ダート1600mの持ち時計もメンバー上位です。馬券の軸として期待できそうです。

｢3歳OP限定、メンバー中最も速い上がりを使っていた馬作戦｣も振り返りましょう。先週の対象馬はユニコーンSのラムジェットが3番人気①着、青葉賞のフォスターボンドが10番人気⑥着、スイートピーSのベストミーエヴァーが4番人気③着、ニューステソーロが11番人気⑥着、シュネルラウフェンが2番人気⑦着、ハワイアンティアレが1番人気⑧着でした。

これでこの世代のOPにおける対象馬の成績は[15.12.13.36]で勝率19.7%、複勝率52.6%となりました。今週の対象馬はNHKマイルCがディスペランツァ、京都新聞杯がベラジオボンド、橘Sがオーサムストローク、青竜Sがブシン、プリンシパルSがディマイザキッドです。

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新潟ダートで好走馬出現。新潟での傾向は?

先週の馬体重500kg以上マル外は、3場の平地競走で[0.1.0.6](複勝率14.3%、複勝回収率15%)と振るいませんでした。ただ1頭、馬券圏内に入ったのは28日新潟12R(1勝クラス、ダート1200m)に馬体重512kgで出走し、1番人気②着だったビートエモーションです。

■先週の馬体重500kg以上の外国産馬

馬場･距離	着別度数	勝率	複勝率	単回 収率	複回 収率
ダート1200m	[0.1.0.1]	0.0%	50.0%	0%	55%
ダート1400m	[0.0.0.2]	0.0%	0.0%	0%	0%
ダート1800m	[0.0.0.2]	0.0%	0.0%	0%	0%
ダート1900m	[0.0.0.1]	0.0%	0.0%	0%	0%

｢東京ダートも狙い目かも｣と書いた途端に、先週の東京ダートでの対象馬は1頭だけ。今週以降に期待です。

一方、先述のビートエモーションのように、新潟ダートでも馬体重500kg以上マル外が好走している印象があります。そこで昨年以降の新潟での成績を調べてみました。

■23年以降、新潟での馬体重500kg以上の外国産馬

馬場･距離	着別度数	複勝率	複回収率
芝1000m	[0.0.0.1]	0.0%	0%
芝1200m	[1.0.0.2]	33.3%	73%
芝1400m	[0.0.0.1]	0.0%	0%
芝1600m	[0.0.0.3]	0.0%	0%
芝1800m	[1.0.0.3]	25.0%	45%
芝2000m	[0.0.0.2]	0.0%	0%
芝2200m	[1.0.0.0]	100.0%	130%
ダート1200m	[1.1.2.4]	50.0%	73%
ダート1800m	[2.2.1.10]	33.3%	86%

複勝率的にはダート1200mですが、ダート1800mでもまずまず狙えそうな成績と回収率です。東京だけでなく新潟でも対象馬をしっかり狙っていきます。

文末まとめに、各場のダートに前走馬体重500kg以上のマル外が出走する場合は、馬名の前に｢外｣をつけて掲載しています。

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最後に観測種牡馬の情報です。回収率に重点を置いて、現3歳世代の新馬戦&未勝利戦で好成績を挙げている種牡馬の観測を続けています。

27日東京4R(未勝利戦、芝1600m)はスワーヴリチャード産駒のドーンコーラスが1番人気②着でした。この馬を②着付けにした3連単フォーメーション40.2倍が的中。ドーンコーラスは良い末脚を使えますが、先週の東京芝はまだ前に行った馬が残るイメージだったので②着付けにして正解でした。

▲27日東京4Rは9→15→2で決着

■芝

種牡馬	着別度数	単回収率	複回収率
リアルスティール	[23.15.11.71]	304%	153%
スワーヴリチャード	[18.19.21.103]	117%	95%
ニューイヤーズデイ	[7.7.7.50]	107%	81%
マクフィ	[3.2.2.22]	129%	75%

■ダート

種牡馬	着別度数	単回収率	複回収率
ダノンレジェンド	[14.13.8.60]	163%	119%
カリフォルニアクローム	[14.10.4.106]	181%	129%
エスポワールシチー	[4.5.8.35]	227%	175%

先週は大きな動きはありませんでしたが、そんな中でも27日京都2R(未勝利戦、ダート1200m)でダノンレジェンド産駒のメイショウヨシノが4番人気①着。単勝5.9倍、複勝2.6倍をつけました。

ダートではダノンレジェンドvs.カリフォルニアクロームの観測種牡馬同士の争いが熾烈。今年も3歳未勝利戦は例年通り9月1週目、9月1日(日)まで。残り4ヶ月の戦いに注目です。

 

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