どうも! “馬迷男" 八木たかおです! 日曜の朝は早起きしてケンタッキーダービー中継をテレビ観戦…の予定が、夜中3時前に床に就いたものの、ワクワクして眠ることができず、結局睡眠を断念。徹夜で観た大一番で、フォーエバーヤングとテーオーパスワードがすばらしい大健闘を見せてくれました。でも、悔しい。喜びと悔しさが入り混じった朝になりました。

日本調教馬による海外G1レースでの勝利はすでにありましたが、世界最高峰のレースで初めて勝ち負けを演じたのは1999年凱旋門賞で半馬身差の②着だったエルコンドルパサー。それ以降も世界の頂につながるドアをノックし続けています。恐らく世界との差は扉1枚くらい。しかし、ドバイワールドC、ブリーダーズCのように開いたドアもあれば、凱旋門賞のようになかなか開いてくれないドアも。

今回の2頭の好走は、芝偏重が取り沙汰されることがある日本競馬と、全国的なダート競走の体系整備の元年において、エポックメイキングな出来事になりそうです。数年後…ひょっとしたら数十年後、ケンタッキーダービーのドアが開く瞬間が見たいですね。

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対象騎手がNHKマイルCで①～④着!

NHKマイルCは対象騎手が上位を独占しました。川田騎手騎乗のジャンタルマンタルが2番人気①着、ルメール騎手騎乗のアスコリピチェーノが1番人気②着、戸崎騎手騎乗のロジリオンが10番人気③着と馬券圏内に入り、さらにモレイラ騎手騎乗のゴンバデカーブースが4番人気④着。①～④着を対象騎手が占めました。今週のヴィクトリアマイル、3週後の安田記念も同じく東京芝1600mですから、この4人は要チェックです。また、京都新聞杯も川田騎手騎乗のヴェローチェエラが2番人気③着に入りました。

馬券はNHKマイルCの3連複が的中です。ジャンタルマンタル、アスコリピチェーノの人気2頭を軸にした総流しでしたが、③着が10番人気だったことから配当は25.4倍。追加馬券でプラス収支がググッと拡大しました。

▲NHKマイルCは16→14→6で決着

ちょっと話はそれますが、個人的には最近、3連複総流し、あるいはほぼ総流しの馬券を好んで購入しています。これは｢ワイドよりも高配当の夢がある｣ことが僕の嗜好に合っているからなのですが、先週は日吉特別もこの馬券作戦で的中。先行策が期待できた5番人気①着グランフォーブル、2番人気②着エコロアレスの2頭を軸にした3連複総流しを購入したところ、③着に15番人気サウスジェラートが入り、3連複は602.2倍と跳ねました。

▲日吉特別は1→4→3で決着

また、先々週のライスシャワーCは1番人気①着グランテスト、2番人気②着ミルトクレイモーの3連複2頭軸で総流しして、③着に入ったのが14番人気マイネルレノン。3連複は255.9倍をつけました。

▲ライスシャワーCは16→4→10で決着

この3連複2頭軸総流し作戦にたどりついた背景には、ある元騎手の方がSNSで｢③着なんか、何が来てもおかしくない｣などと書かれていたことを見かけ、参考にした経緯もあります。3連複2頭軸総流しの場合、フルゲートなら16点。これで万馬券まで手が届く可能性があるのならば、まずまず夢のある馬券作戦だと思います。

今週の平地重賞は、ヴィクトリアマイル(東京芝1600m)と京王杯スプリングC(東京芝1400m)の2レース。当該コースにおいて実績を残している騎手をチェックしていきます。対象期間は昨年以降です。

■東京芝1600mで注目したい騎手

騎手	着別度数	勝率	複勝率	単回 収率	複回 収率
ルメール騎手	[17.15.11.16]	28.8%	72.9%	68%	101%
戸崎騎手	[10.8.9.40]	14.9%	40.3%	63%	74%
川田騎手	[7.3.1.9]	35.0%	55.0%	148%	80%
モレイラ騎手	[5.7.2.3]	29.4%	82.4%	85%	107%
横山武騎手	[4.7.7.38]	7.1%	32.1%	55%	59%

※データ対象は2023年以降。黄地は当該重賞に騎乗予定あり

NHKマイルCなどの結果が反映されましたが、ヴィクトリアマイルもモレイラ騎手、ルメール騎手、川田騎手、戸崎騎手が騎乗予定。ここは4人を対象騎手とします。

■東京芝1400mで注目したい騎手

騎手	着別度数	勝率	複勝率	単回 収率	複回 収率
戸崎騎手	[9.5.5.22]	22.0%	46.3%	205%	118%
ルメール騎手	[9.5.3.17]	26.5%	50.0%	67%	62%
横山武騎手	[8.3.9.19]	20.5%	51.3%	58%	84%
田辺騎手	[4.5.3.15]	14.8%	44.4%	598%	164%
モレイラ騎手	[4.0.0.6]	40.0%	40.0%	237%	62%
川田騎手	[2.1.1.5]	22.2%	44.4%	54%	70%
藤懸騎手	[2.0.1.3]	33.3%	50.0%	1741%	386%
坂井騎手	[1.1.1.2]	20.0%	60.0%	212%	98%
岩田望騎手	[0.2.2.3]	0.0%	57.1%	0%	111%

※データ対象は2023年以降。黄地は当該重賞に騎乗予定あり

複勝率40%超えの騎手が並びますが、騎乗予定馬がいる戸崎騎手、川田騎手、モレイラ騎手をピックアップしましょう。

→京都新聞杯で【穴ぐさ】ジューンテイクが8番人気①着!←

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8＆7番人気の対象馬が平城京Sでワンツー!

先週は8鞍に対象馬がいて[1.3.1.13]でした。平城京Sでロコポルティが8番人気①着、キングストンボーイが7番人気②着となり、人気薄がワンツー決着。また、キングカメハメハCでドゥラレジリエントが2番人気②着、サルヴァトーレが1番人気③着、烏丸Sでマコトヴェリーキーが1番人気②着と好走しました。

馬券はキングカメハメハCのサルヴァトーレとドゥラレジリエントの2頭を軸にした3連複34.6倍が的中し、追加馬券でプラス収支拡大にも成功。4→2→1番人気の決着でこの配当ですから、美味しい馬券でした。

▲キングカメハメハCは9→6→15で決着

サルヴァトーレは｢厳選馬｣に指名していました。前走に続いて今回も東京ダートということで、『直線距離が同じ』の｢★｣付き。2勝クラス平場勝利→3勝クラス特別競走の転戦がやや不安点でしたが、メンバー中5位タイの上がりながら馬券圏内は確保。このあたりは、前走からの斤量2kg減とダート1600mの持ち時計がメンバー上位だったことが影響したかもしれません。

そして、烏丸Sもマコトヴェリーキーを馬券の軸にした3連複11.3倍が的中。このレースも追加馬券が効いて、プラス収支となりました。

▲烏丸Sは2→1→10で決着

◆各競馬場の直線距離による分類

●ロング
芝:東京､阪神外回り､新潟外回り
ダート:東京､中京

●ミドル
芝:阪神内回り､京都外回り､中京､新潟内回り
ダート:新潟､阪神

●ショート
芝:中山､京都内回り､福島､小倉､札幌､函館
ダート:中山､京都､福島､小倉､札幌､函館

今週の対象馬はページ最下部をご覧ください。3連単･馬単の頭、WIN5で狙うなら、『直線距離が同じ』の｢★｣付きということになります。『直線距離延長』の｢○｣付き、『直線距離短縮』の無印は頭以外で狙います。

そして、｢今週の厳選馬｣にはBSイレブン賞のロードフォンスを指名。前走･鎌倉Sはメンバー中2位タイの末脚を繰り出して、ハナ差の②着でした。前走に続いて今回も東京ダート1400mなので、最も期待できる『直線距離が同じ』の｢★｣付きとなります。

その前走は③着に5馬身差をつけました。ダート1400mの持ち時計もメンバー上位。ここは勝ち負けを期待します。

｢3歳OP限定、メンバー中最も速い上がりを使っていた馬作戦｣も振り返ります。先週の対象馬はNHKマイルCのディスペランツァが6番人気⑦着、京都新聞杯のベラジオボンドが3番人気⑭着、プリンシパルSのディマイザキッドが2番人気⑩着、橘Sのオーサムストロークが5番人気⑩着、青竜Sのブシンが2番人気④着でした。

これでこの世代のOPにおける対象馬の成績は[15.12.13.41]で勝率18.5%、複勝率49.4%となりました。今週は3歳OPがありません。

→京都新聞杯で【穴ぐさ】ジューンテイクが8番人気①着!←

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傾向通り、東京ダートで好成績!

先週の馬体重500kg以上マル外は、3場の平地競走で[2.1.0.9](複勝率25.0%、複勝回収率37%)。3頭が馬券圏内に入ったものの、その人気が1、2、4番人気ということで、回収率はいまひとつでした。

■先週の馬体重500kg以上の外国産馬

馬場･距離	着別度数	勝率	複勝率	単回 収率	複回 収率
芝	[0.0.0.4]	0.0%	0.0%	0%	0%
ダート1300m	[0.0.0.1]	0.0%	0.0%	0%	0%
ダート1400m	[0.0.0.1]	0.0%	0.0%	0%	0%
ダート1600m	[2.1.0.2]	40.0%	60.0%	136%	90%
ダート2100m	[0.0.0.1]	0.0%	0.0%	0%	0%

馬券圏内に入ったのはすべて東京ダート1600m。青竜Sでソニックスターが1番人気①着、ソレルビュレットが4番人気②着とワンツーを決めています。東京に絞って狙う馬券作戦もアリかもしれません。

文末まとめに、各場のダートに前走馬体重500kg以上のマル外が出走する場合は、馬名の前に｢外｣をつけて掲載しています。

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最後に観測種牡馬の情報です。回収率に重点を置いて、現3歳世代の新馬戦&未勝利戦で好成績を挙げている種牡馬の観測を続けています。

■芝

種牡馬	着別度数	単回収率	複回収率
リアルスティール	[23.15.12.72]	299%	159%
スワーヴリチャード	[18.19.21.103]	117%	95%
ニューイヤーズデイ	[7.7.7.52]	104%	79%
マクフィ	[3.2.2.22]	129%	75%

■ダート

種牡馬	着別度数	単回収率	複回収率
ダノンレジェンド	[14.13.8.62]	160%	117%
カリフォルニアクローム	[14.10.4.110]	176%	126%
エスポワールシチー	[4.5.8.37]	219%	168%

4日京都5R(芝外2200m)でリアルスティール産駒のファミリータイムが10番人気③着。複勝が10.5倍ついて、複勝回収率を上げてきました。

ファミリータイムは今年1月の新馬戦9番人気⑧着以来の出走でした。2戦目の変わり身、前走が重馬場で今回は良馬場など、後から思えば激変の可能性はあったわけですが、それでも馬券に入れるのはなかなか難しいところ。観測種牡馬の強みは、｢芝のリアルスティール産駒だから!｣というシンプルな理由で馬券に入れられることにありそうです。

 

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