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馬迷男の挑戦

上がり作戦で99.8倍的中! 騎手作戦は2重賞を勝利!


“簡単な理論で穴馬券が獲れる、新しい馬券術を作りたい!"を目標に、馬迷男・八木たかお氏が試行錯誤するコーナー。先週は上がり作戦でスマッシュヒット! 騎手作戦も結果を残したようです。

<今週の厳選馬>

七夕賞レッドラディエンス
※「前走の上がりに注目作戦」で解説

<先週の厳選馬の結果>

北九州記念サーマルウインド(1番人気⑫着)

「★今週の狙い馬★」一覧へ

どうも! “馬迷男" 八木たかおです! 今週は約20年ぶりの新紙幣発行が大きな話題となりました。飲食店の券売機や自動販売機などの新紙幣対応が大変などと報じられていますが、JRAさんはすでに対応済み。また、地方競馬の馬券発売機・払戻機の一部は今年3月までにすでに対応が終了していたようです。

調べてみると、馬券発売機そのものを入れ替える必要はなく、センサーなどのソフトウエアを変更することで、新旧両方の紙幣での馬券購入が可能になるそうです。興味深い話では、もしも100万円以上の“帯封"をゲットすると、渋沢栄一の新紙幣と福沢諭吉の旧紙幣が混ざり合うような事態も起こり得るとか。そんな新紙幣発行直後ならではの“レア帯封"への手がかりとなるような狙い馬を、今週も探していきましょう。

新馬券術
前走の上がりに注目作戦

対象馬が6番人気②着で3連複99.8倍的中!


先週は対象馬のいるレースが2鞍と少なく、その成績は[0.1.0.2]。薩摩Sメイショウシナノが6番人気②着と好走し、この馬を馬券の軸の一角に据えた3連複フォーメーション99.8倍が的中。万馬券まであと一歩でした。

▲薩摩Sは10→2→7で決着

メイショウシナノは前走の2勝クラス・若狭湾特別をメンバー最速の上がりで勝利。京都ダート→小倉ダートの転戦となる今回は、最も期待できる『直線距離が同じ』の「★」付きでした。そして、3勝クラス初戦の今回もメンバー中3位タイの末脚で馬券圏内に突入してくれました。

ポイント

■前走で速い上がりを記録した馬をもっとも狙えるのは『直線距離が同じ』
■『直線距離延長』『直線距離短縮』は馬券の頭から狙わない

◆各競馬場の直線距離による分類

●ロング
:東京、阪神外回り、新潟外回り
ダート:東京、中京

●ミドル
:阪神内回り、京都外回り、中京、新潟内回り
ダート:新潟、阪神

●ショート
:中山、京都内回り、福島、小倉、札幌、函館
ダート:中山、京都、福島、小倉、札幌、函館

今週の対象馬はページ最下部をご覧ください。3連単・馬単の頭、WIN5で狙うなら、『直線距離が同じ』の「★」付きということになります。『直線距離延長』の「○」付き、『直線距離短縮』の無印は頭以外で狙います。

そして、「厳選馬」に指名したのは七夕賞レッドラディエンス。前走・メトロポリタンSはメンバー中最速の上がりを繰り出すも、1番人気バトルボーンの逃げ切りを許して2番人気②着。しかし、1馬身半差をつけた③着馬シュヴァリエローズが次走・目黒記念②着ですから、レッドラディエンスの実力も推して知るべし。東京芝→福島芝の転戦となるので、文末まとめでは2番目に期待できる『直線距離短縮』の無印となります。

ここまで11戦して新馬戦の1番人気⑥着以外は全て馬券圏内に入っている堅実派。ディープインパクト産駒だけに広いコースの方が向いているイメージがありますが、福島芝2000mも2勝クラス②着とこなせなくもありませんし、その時の経験が今回に活きてきそう。

コンビを組む戸崎騎手は、後述の「騎手のコース実績に注目作戦」の対象騎手ですから、新馬券術のダブル対象馬となります。末脚一辺倒ではなく、ある程度のポジションを取れる馬なので、福島2週目の馬場も向きそう。馬券の軸として信頼します。

「3歳OP限定、メンバー中最も速い上がりを使っていた馬作戦」も振り返っておきましょう。ラジオNIKKEI賞オフトレイルが6番人気①着。これで、この世代のOPにおける対象馬の成績は[16.14.14.43]で勝率18.4%、複勝率50.6%となりました。

3歳OPはまたしばらく空いて、次は8月4日のレパードSです。しかし、来週には2歳世代最初の重賞・函館2歳Sが行われますので、2歳世代のメンバー中最も速い上がりを使っていた馬も狙っていきましょう

→ラジオNIKKEI賞、北九州記念で【穴ぐさ】が激走!←

新馬券術
騎手のコース実績に注目作戦

対象騎手が東西2重賞を勝利!


先週は2重賞で対象騎手が活躍。ラジオNIKKEI賞田辺騎手騎乗のオフトレイルが6番人気①着、三浦騎手騎乗のシリウスコルトが4番人気②着のワンツー。北九州記念松山騎手騎乗のピューロマジックが3番人気①着でした。

今週の重賞は、七夕賞(福島芝2000m)とプロキオンS(小倉ダート1700m)の2レース。それでは、当該コースにおいて、実績を残している騎手をチェックしていきます。対象期間は昨年以降です。

■福島芝2000mで注目したい騎手

騎手着別度数勝率複勝率単回
収率
複回
収率
永島騎手 [3.1.1.9] 21.4% 35.7% 190% 106%
松岡騎手 [2.1.1.5] 22.2% 44.4% 328% 133%
富田騎手 [2.1.1.5] 22.2% 44.4% 364% 167%
永野騎手 [1.4.1.8] 7.1% 42.9% 57% 384%
丸田騎手 [1.1.2.5] 11.1% 44.4% 55% 206%
戸崎騎手 [1.1.1.3] 16.7% 50.0% 31% 76%
横山武騎手 [1.1.0.0] 50.0% 100.0% 75% 185%
※データ対象は2023年以降。黄地は当該重賞に騎乗予定あり

戸崎騎手が複勝率50%という高い数字を記録。騎乗予定馬がいる松岡騎手丸田騎手を加えた3人を対象騎手としましょう。

■小倉ダート1700mで注目したい騎手

騎手着別度数勝率複勝率単回
収率
複回
収率
鮫島駿騎手 [7.5.2.11] 28.0% 56.0% 105% 147%
西村淳騎手 [6.4.2.31] 14.0% 27.9% 98% 61%
藤懸騎手 [5.2.4.15] 19.2% 42.3% 316% 169%
角田和騎手 [3.3.7.32] 6.7% 28.9% 25% 103%
団野騎手 [2.4.3.24] 6.1% 27.3% 128% 140%
田口騎手 [2.4.2.15] 8.7% 34.8% 125% 107%
川田騎手 [2.0.1.2] 40.0% 60.0% 84% 86%
武豊騎手 [2.0.0.0] 100.0% 100.0% 320% 130%
※データ対象は2023年以降。黄地は当該重賞に騎乗予定あり

武豊騎手が2戦2勝の好相性。他に騎乗予定馬がいる田口騎手西村淳騎手団野騎手を加えた4人を対象騎手とします。

■「騎手のコース実績に注目作戦」の狙い

七夕賞
戸崎騎手レッドラディエンス
松岡騎手キングズパレス
丸田騎手リフレーミング

プロキオンS
武豊騎手ヤマニンウルス
田口騎手レガーメペスカ
西村淳騎手スレイマン
団野騎手ゲンパチルシファー

なお、「厳選馬」に指名していた北九州記念サーマルウインドは1番人気⑫着。前半3ハロン32秒3のハイペースに戸惑ったのか、本来の実力を出し切れなかったのかもしれません。

→ラジオNIKKEI賞、北九州記念で【穴ぐさ】が激走!←

新馬券術
500kg以上のマル外狙い作戦

対象馬6頭が出走も好走ならず…


先週の馬体重500kg以上マル外は、3場で[0.0.0.6]。狙い目と考えている小倉ダートでも1頭が出走して11番人気⑪着でした。サンプルが少ないので、傾向が見えるまでは様子を見たいと思います。

文末まとめに、各場のダートに前走馬体重500kg以上のマル外が出走する場合は、馬名の前に「外」をつけて掲載しています。

続いて観測種牡馬の情報です。回収率に重点を置いて、現3歳世代の新馬戦&未勝利戦で好成績を挙げている種牡馬の観測を続けています。

29日小倉7R(ダート1700m)はダノンレジェンド産駒のテイエムデンセツが2番人気①着。この馬を馬券の軸にして3連複9.5倍が的中しました。

▲29日小倉7Rは8→13→2で決着

■芝

種牡馬着別度数単回収率複回収率
リアルスティール [24.16.12.93] 255% 137%
スワーヴリチャード [19.24.23.117] 112% 106%
ニューイヤーズデイ [8.7.7.61] 104% 73%
マクフィ [3.3.2.26] 110% 80%

■ダート

種牡馬着別度数単回収率複回収率
ダノンレジェンド [16.13.12.74] 143% 110%
カリフォルニアクローム [16.12.4.128] 150% 115%
エスポワールシチー [6.5.10.44] 343% 162%

先週は観測種牡馬の産駒が芝でも活躍。29日小倉4R(芝1800m)はマクフィ産駒のナムライリスが8番人気②着で、複勝が5.4倍つきました。また、29日小倉3R(芝1200m)でもスワーヴリチャード産駒のシャドフが②着となり、こちらは2番人気でした。

<現在注目している種牡馬>

■芝

スワーヴリチャード
ニューイヤーズデイ
マクフィ
リアルスティール

■ダート

エスポワールシチー
カリフォルニアクローム
ダノンレジェンド

現3歳世代の未勝利戦は9月1日まで。残り2ヶ月を切りました。念願の初勝利を目指す戦いが繰り広げられますが、ここからは出走期間を空けて使うのか、詰めて使うのか、厩舎の戦略も大切になってきそう。そこで2021~2023年の7~9月を対象に、3歳未勝利戦で好成績を収めていた厩舎を探してみました。“ラストスパート“がもっとも得意な厩舎として、この厩舎に注目したいと思います。

■中内田厩舎の7~9月3歳未勝利戦の成績

着別度数勝率複勝率単回収率複回収率
2021年 [4.3.2.15] 16.7% 37.5% 117% 92%
2022年 [5.3.2.9] 26.3% 52.6% 67% 108%
2023年 [3.3.1.8] 20.0% 46.7% 49% 78%

3年間の対象期間の成績表とにらめっこした結果、いずれの年も上位に入っていたのは中内田厩舎でした。ある意味“厩舎力"を問うリサーチをしているわけですから、トップトレーナーの名が挙がるのは必然かもしれません。管理馬が人気になりがちな厩舎ですが、ここからの3歳未勝利戦は馬券に入れる作戦もアリかもしれません。

さて、先々週の312.0倍を届けてくれたのは、過去に検証していた「夏競馬は敢えて古馬に注目作戦」でしたが、先週も30日福島12Rで3連複65.0倍をゲット。馬券の軸にした4歳ステークホルダーが3番人気③着と好走し、①②着の3歳馬を絡めて2頭軸で流した3連複がダブル的中しました。

▲30日福島12Rは13→2→7で決着

■狙える古馬の条件

・前々走、前走のどちらかにおいて同級以上で馬券圏内がある
・昇級2戦目まで

■狙える古馬の条件Ver.2

・古馬の中で人気最上位かつ1~3番人気
・1番人気は信頼度◎

ステークホルダーは3走前と前々走が連続②着だったので「狙える古馬の条件」に該当。さらに、3番人気だったので「狙える古馬の条件Ver.2」にも該当していました。

また、芝1200mの持ち時計はメンバー中1位タイ。実はこのレース、7番人気②着だった3歳レザンノワールもメンバー中1位タイでした。パラダイスSで7番人気②着だった7歳メイショウチタンを馬券の軸に抜擢したのも、芝1400mの持ち時計がメンバー中1位だったことを重視したもの。

競馬の持ち時計は絶対的なものではありませんが、役立つことも多々あります。たとえば、芝の短距離やダート戦で持ち時計を重視する新馬券術を追求していくのもおもしろそうですね。
 
【月額会員が利用できるコーナー紹介】

★今週の狙い馬★
【福島・土曜】
R 狙い馬
1  
2  
3  
4  
5  
6  
7  
8  
9  
10  
11 オンザライン(同級)
12  

【福島・日曜】
R 狙い馬
1  
2  
3  
4  
5  
6  
7  
8  
9  
10  
11 キングズパレス(同級)、リフレーミング、レッドラディエンス(同級)
12  

【小倉・土曜】
R 狙い馬
1  
2  
3  
4  
5  
6 フルオブサクセス
7  
8  
9  
10  
11 エコロアイ、クロデメニル
12  

【小倉・日曜】
R 狙い馬
1  
2  
3  
4  
5  
6  
7  
8 スターチスブーケ
9 ジャスパーワールド
10  
11 ゲンパチルシファー、スレイマン、ハピ(同級、★)、ヤマニンウルス、ラインオブソウル(同級、★)、レガーメペスカ
12  

【函館・土曜】
R 狙い馬
1  
2  
3  
4  
5  
6  
7  
8  
9  
10  
11 ナチュラルハイ(同級、★)
12  

【函館・日曜】
R 狙い馬
1  
2  
3  
4  
5  
6  
7  
8  
9 ニルアドミラリ
10  
11 カネフラ(同級)、ショウナンアデイブ(同級、★)
12  

★各項目の説明★
「今週の厳選馬」

「騎手のコース実績に注目作戦」

「前走の上がりに注目作戦」
※ハンデ戦、牝馬限定戦、古馬戦を重視、前走および今回が1200m以下の場合は対象外
※中13週以上、前走が勝ち馬と1秒1差以上は割引
※前走よりも直線距離が長いコースを走る馬は馬名の前に「◯」、直線距離が同程度のコースを走る馬は馬名の前に「★」
※前走が同級以上の馬は(同級)を表記

「馬体重500kg以上のマル外狙い作戦」
※当日の馬体重が500kg以上の外国産馬を狙う作戦。ダートで前走時馬体重が500kg以上の外国産馬を表記しています(当日の馬体重にご注意下さい)。

「2歳~3歳OP限定、メンバー中最も速い上がりを使っていた馬作戦」

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