どうも! “馬迷男" 八木たかおです! 今週は、藤田菜七子騎手が結婚するというニュースが飛び込んできました。お相手はJRAの職員さんで、婚姻届けは今後、良き日を選んで提出するそうです。めでたいめでたい! そして、結婚後も騎手は続けますし、騎手としての登録名は｢藤田｣のまま変更しない予定と報じられています。

藤田菜七子騎手と言えば、新潟千直が得意なイメージ。個人的には、新潟千直に騎乗していたら必ず馬券に入れていますし、外枠に入れば馬券の軸として期待するケースも多々あります。この夏の新潟開催は再来週からスタートですが、馬という生き物は、関係者のハッピーな雰囲気を感じ取って競馬で好走することがある、という話を聞いたことがあります。新潟開催を待たず、今週から藤田菜七子騎手の騎乗馬を入れる“ご祝儀馬券"も一考してみようと思います。

厳選馬レッドラディエンスが七夕賞を快勝!

先週は4鞍に対象馬がいて[2.1.0.3]。七夕賞で挙がっていた2頭の対象馬、レッドラディエンスが2番人気①着、キングズパレスが1番人気②着となり、ワンツーを決めたほか、マリーンSでナチュラルハイが5番人気①着となりました。

馬券は七夕賞の対象馬2頭を軸に、総流しした3連複58.8倍が的中。③着ノッキングポイントが8番人気だったため、まずまずの好配当となりました。

▲七夕賞は4→11→7で決着

レッドラディエンスは｢厳選馬｣に指名していました。前走･メトロポリタンSがメンバー中最速の上がりで2番人気②着。東京芝→福島芝の転戦となるので、文末まとめでは2番目に期待できる『直線距離短縮』の無印となっていました。鞍上の戸崎騎手は｢騎手のコース実績に注目作戦｣の対象騎手になっていたので、新馬券術のダブル対象馬が期待に応えてくれた形です。

◆各競馬場の直線距離による分類

●ロング
芝:東京､阪神外回り､新潟外回り
ダート:東京､中京

●ミドル
芝:阪神内回り､京都外回り､中京､新潟内回り
ダート:新潟､阪神

●ショート
芝:中山､京都内回り､福島､小倉､札幌､函館
ダート:中山､京都､福島､小倉､札幌､函館

今週の対象馬はページ最下部をご覧ください。3連単･馬単の頭、WIN5で狙うなら、『直線距離が同じ』の｢★｣付きということになります。『直線距離延長』の｢○｣付き、『直線距離短縮』の無印は頭以外で狙います。

さて、この新馬券術ではスピンオフ的な｢3歳OP限定、メンバー中最も速い上がりを使っていた馬作戦｣の検証も続けています。ラジオNIKKEI賞終了時点で、対象馬は[16.14.14.43](勝率18.4%、複勝率50.6%)となかなかの好成績。現4歳世代も最終成績が[18.13.6.50](勝率20.7%、複勝率42.5%)と十分狙える数字でした。実はこの作戦が、馬券がもっとも簡単に的中しやすい新馬券術のような気がしています。

今週は現2歳世代最初の重賞･函館2歳Sが行われます。この世代の対象馬の検証をスタートさせましょう。対象馬はカルプスペルシュです。

→ラジオNIKKEI賞、北九州記念で【穴ぐさ】が激走!←

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東西重賞で対象騎手によるワンツー決着!

夏競馬に入っても対象騎手の好調が続いています。七夕賞で戸崎騎手騎乗のレッドラディエンスが2番人気①着、松岡騎手騎乗のキングズパレスが1番人気②着。また、プロキオンSで武豊騎手騎乗のヤマニンウルスが1番人気①着、西村淳騎手騎乗のスレイマンが3番人気②着となり、東西重賞でワンツー決着を演出しました。

先述のように七夕賞は馬券を的中させることができたのですが、プロキオンSはスレイマンと団野騎手騎乗の14番人気ゲンパチルシファーを2頭軸にした馬券を購入していました。ゲンパチルシファーはよく追い込んできましたが、③着とクビ+クビ差の⑤着という惜しい結果。ゴール前は一瞬暑さを忘れましたw

今週の重賞は、函館2歳S(函館芝1200m)と函館記念(函館芝2000m)の2レース。それでは、当該コースにおいて、実績を残している騎手をチェックしていきます。夏競馬だけの函館が舞台ということで、対象期間はどちらのレースもデータ量を増やすため、2020年以降とします。休養中のルメール騎手に続いて、川田騎手も2週間の休養を発表。この新馬券術にも影響が出るかもしれません。

■函館芝1200mで注目したい騎手

騎手	着別度数	勝率	複勝率	単回 収率	複回 収率
横山武騎手	[22.16.22.69]	17.1%	46.5%	83%	93%
武豊騎手	[22.15.15.46]	22.4%	53.1%	112%	99%
鮫島駿騎手	[15.9.8.58]	16.7%	35.6%	110%	91%
大野騎手	[11.6.11.51]	13.9%	35.4%	76%	110%
佐々木騎手	[9.7.6.39]	14.8%	36.1%	72%	89%
杉原騎手	[3.1.3.8]	20.0%	46.7%	121%	465%

※データ対象は2020年以降。黄地は当該重賞に騎乗予定あり

横山武騎手と武豊騎手の成績が頭ひとつ抜けている印象です。騎乗予定馬がいる佐々木騎手、鮫島駿騎手を加えた4人を対象騎手としましょう。

■函館芝2000mで注目したい騎手

騎手	着別度数	勝率	複勝率	単回 収率	複回 収率
横山武騎手	[11.7.10.24]	21.2%	53.8%	118%	105%
武豊騎手	[6.3.5.19]	18.2%	42.4%	107%	87%
佐々木騎手	[3.3.2.16]	12.5%	33.3%	76%	77%
池添騎手	[2.3.2.14]	9.5%	33.3%	34%	81%
富田騎手	[2.1.2.8]	15.4%	38.5%	140%	110%
西村淳騎手	[2.1.1.4]	25.0%	50.0%	108%	221%
北村友騎手	[1.2.1.8]	8.3%	33.3%	18%	170%

※データ対象は2020年以降。黄地は当該重賞に騎乗予定あり

横山武騎手の複勝率が50%を超えていて、武豊騎手もそれに次ぐ好成績。騎乗予定馬がいる佐々木騎手、池添騎手と合わせて4人を対象騎手とします。


そして、｢今週の厳選馬｣に指名したのは函館2歳Sのカルプスペルシュ。前走の新馬戦はスタート直後に外へヨレるような面を見せましたが、道中は好位のインで我慢して、最後の直線は馬の間を割って突き抜けました。②着馬とはクビ差でしたが、しっかり“お勉強"ができたと思える内容。前走の経験が今回に活きてきそうです。

また、早い時期の2歳OPのレースは、逃げて勝ち上がってきた馬が逃げられなかった場合に思わぬ脆さを見せることがありますが、カルプスペルシュにはその心配がありません。

｢2歳OP限定、メンバー中最も速い上がりを使っていた馬作戦｣の対象馬となっている上、コンビを組む鮫島駿騎手も｢騎手のコース実績に注目作戦｣の対象なので、新馬券術のダブル対象。好配当を届けてくれることを期待します。

→ラジオNIKKEI賞、北九州記念で【穴ぐさ】が激走!←

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小倉ダートで好走の兆し!?

先週の馬体重500kg以上マル外は[0.1.0.4]。釜山Sでエコロアイが2番人気②着でした。また、このレースでは、文末まとめに掲載していたクロデメニルが7番人気③着だったのですが、当日の馬体重が18kg減の494kgだったため、成績に反映されませんでした。

ただ、狙い目としている小倉ダートで大型馬2頭が好走できたことは、馬体重500kg以上マル外復権の兆しかもしれません。夏の小倉も残り2週となりましたが、引き続き狙って的中馬券に繋げたいところです。

文末まとめに、各場のダートに前走馬体重500kg以上のマル外が出走する場合は、馬名の前に｢外｣をつけて掲載しています。

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続いて観測種牡馬の情報です。回収率に重点を置いて、現3歳世代の新馬戦&未勝利戦で好成績を挙げている種牡馬の観測を続けています。

■芝

種牡馬	着別度数	単回収率	複回収率
リアルスティール	[24.16.12.95]	252%	135%
スワーヴリチャード	[19.24.23.121]	109%	104%
ニューイヤーズデイ	[8.7.7.62]	103%	72%
マクフィ	[3.3.2.26]	110%	80%

■ダート

種牡馬	着別度数	単回収率	複回収率
ダノンレジェンド	[16.13.12.75]	142%	110%
カリフォルニアクローム	[16.12.4.128]	159%	115%
エスポワールシチー	[6.5.10.45]	338%	160%

先週は観測種牡馬の産駒で馬券圏内に入った馬がおらず、成績にも大きな変化はありませんでした。

2歳世代に目を向けると、先週、よく名前を聞いた種牡馬はアドマイヤマーズ。4頭が出走して3勝の固め勝ちでした。全て芝のレースで、勝った3頭の人気は1、5、6番人気。ファーストクロップのここまでの全体成績は[3.3.0.3]（複勝率66.7％、複勝回収率148%)ですから、いきなり目覚めた感があります。注目が必要ですね。

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さて、独自運用を続けている｢夏競馬は敢えて古馬に注目作戦｣が先週も万馬券を届けてくれました。7日福島8R(3歳以上1勝クラス、ダート1700m)で4歳ユイノマチブセが9番人気①着、4歳オブシディアンが5番人気②着となり、オブシディアンと1番人気だった3歳馬の2頭軸総流しにした3連複103.5倍が的中です。

▲7日福島8Rは14→7→6で決着

このレースは15頭中8頭が3歳馬、7頭が古馬。そして、1番人気、3番人気タイの2頭が3歳馬でした。

馬券の軸に抜擢したオブシディアンは近2走が⑦④着。一見、｢狙える古馬の条件｣に当てはまっていないようですが、前走は勝ち馬と0秒2差でした。この新馬券術は｢0秒3差以内であれば馬券圏内とほぼ同じとみなす｣という特別ルールがあります。その上、ダート1700mの持ち時計がメンバー中1位で、前走の上がりはメンバー中最速。狙える材料は揃っていました。

また、9番人気①着だったユイノマチブセは過去に一度も逃げたことがないのに逃げ切り勝ち。ダート1200～1400mを使ってきた馬が初の1700m挑戦だったので思い切った戦法になったようですが、総流しでないと馬券に入れにくい1頭でした。

特別ルールは忘れがちだと思うので、｢狙える古馬の条件｣の文言を｢前々走、前走のどちらかにおいて同級以上で馬券圏内、あるいは勝ち馬と0秒2差以内｣に修正することにします。古馬狙いで良い夏にしましょう。


 

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