馬迷男の挑戦
「上がり作戦」「騎手作戦」のダブル対象馬がクイーンSで7番人気③着!
“簡単な理論で穴馬券が獲れる、新しい馬券術を作りたい!"を目標に、馬迷男・八木たかお氏が試行錯誤するコーナー。先週は「上がり作戦」「騎手作戦」のダブル対象馬がクイーンSで7番人気③着!
※「前走の上がりに注目作戦」で解説
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<今週の厳選馬>
柳都S:ゴールドバランサー※「前走の上がりに注目作戦」で解説
<先週の厳選馬の結果>
佐渡S:オメガキャプテン(3番人気②着)「★今週の狙い馬★」一覧へ
どうも! “馬迷男" 八木たかおです! パリ2024オリンピックが盛り上がっていますね。総合馬術で日本勢が92年ぶりにメダル獲得するなど、序盤から日本勢が大活躍していますが、オリンピック連覇に挑んだ選手・チームが敗れる波乱も起きています。個人競技・団体競技を問わず、オリンピック連覇はやはり難しいですね。通常は4年に一度、今回は東京2020が1年延期されたことから3年ぶりの開催となりますが、数年にわたって高いレベルのパフォーマンスを保ち続けることが簡単でないことは想像できます。
競馬でも同じ馬による同一G1の連覇は稀。馬の年齢は人間に置き換えると、「数え年(日本競馬の旧年齢表記)×4」という説があります。ここからは僕の推論なのですが、この説を基に考えると、馬の同一G1連覇と人間のオリンピック連覇は、ほぼ同程度の難易度と考えてよいのではないでしょうか? そう考えると、オジュウチョウサンの中山グランドJ5連覇(同一G1級競走連覇のJRA記録)がとんでもない記録ということが改めて分かります。こんなことを僕は常々考えているのですが、他の人からは一度も聞いたことが無いので、ぜひ専門家の方のご意見を伺いたいですね。
新馬券術
前走の上がりに注目作戦厳選馬が3番人気②着! 馬券も的中!
先週は4鞍に対象馬がいて[0.1.2.5]。クイーンSでアルジーヌが7番人気③着、佐渡Sでオメガキャプテンが3番人気②着、関越Sでセレシオンが2番人気③着と、いずれも1番人気ではありませんでしたが頑張ってくれました。
馬券はオメガキャプテンを馬券の軸にして佐渡Sの3連複27.7倍が的中。4→3→1番人気という上位人気同士での決着ながら、まずまずの配当となりました。
▲佐渡Sは11→5→3で決着
オメガキャプテンは「厳選馬」に指名していた1頭。前走・多摩川Sはメンバー中2位の上がりで⑦着でした。東京芝→新潟芝内回りの転戦となるので、『直線距離が同じ』の次に期待できる『直線距離短縮』の無印となっていて、今回はメンバー中6位タイの末脚で先行勢の後ろの位置から伸びて、馬券圏内を確保。自身よりも上がりが速かった馬たちは、勝ち馬以外は自身よりも後方のポジションでしたから、開幕週の馬場状態を考慮した坂井騎手の好騎乗でした。また、コース適性、芝1400mの持ち時計もメンバー上位という点も効いたかもしれません。
ポイント
■前走で速い上がりを記録した馬をもっとも狙えるのは『直線距離が同じ』■『直線距離延長』『直線距離短縮』は馬券の頭から狙わない
◆各競馬場の直線距離による分類
●ロング芝:東京、阪神外回り、新潟外回り
ダート:東京、中京
●ミドル
芝:阪神内回り、京都外回り、中京、新潟内回り
ダート:新潟、阪神
●ショート
芝:中山、京都内回り、福島、小倉、札幌、函館
ダート:中山、京都、福島、小倉、札幌、函館
今週の対象馬はページ最下部をご覧ください。3連単・馬単の頭、WIN5で狙うなら、『直線距離が同じ』の「★」付きということになります。『直線距離延長』の「○」付き、『直線距離短縮』の無印は頭以外で狙います。
そして、「今週の厳選馬」に指名するのは柳都Sのゴールドバランサー。前走・桃山Sはメンバー中2位の上がりで②着でした。京都ダート→新潟ダートの転戦となるので、『直線距離延長』の「○」付きとなります。
前走で叩き合いの末にクビ差競り負けた相手はミスティックロア。次走でOPのスレイプニルSでも③着でした。OP好走の相手と同ハンデで接戦を演じたのですから、ゴールドバランサーも評価できます。
桃山Sの4コーナーではミスティックロアが大外をマクり気味に上がっていったのに対し、ゴールドバランサーは最内を追走していました。通ったコースには大きな違いがありますが、③着馬には2馬身差をつけていたので、3勝クラスでは力上位のはず。先行できる脚質も新潟ダートに合いそうで、実際に去年8月に新潟ダート1800mで2勝クラスを勝ち上がっています。前走から1kg増となるハンデ57kgを克服できれば、ここも好走可能とみます。
世代別の「メンバー中最も速い上がりを使っていた馬作戦」も研究を続けます。ここまで3歳OPの対象馬の成績は[16.14.14.43](複勝率50.6%)、2歳OPでは[0.1.0.1]。今週の対象馬はレパードSがジーサイクロン、ダリア賞がナムラトロムです。
→アイビスSD、クイーンSで【穴ぐさ】が激走!←
新馬券術
騎手のコース実績に注目作戦
激戦クイーンSで対象騎手が7番人気③着!
クイーンSは対象騎手だった藤岡佑騎手騎乗のアルジーヌが7番人気③着。直線入口で最内を突く巧みな進路選択で、激戦となったゴール前の争いの中、馬券圏内を確保しました。
今週の重賞は、レパードS(新潟ダート1800m)とエルムS(札幌ダート1700m)の2レース。当該コースにおいて、実績を残している騎手をチェックしていきます。対象期間については、新潟は去年以降、札幌はデータ数を増やすため、2020年以降とします。
■新潟ダート1800mで注目したい騎手
騎手 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単回 収率 | 複回 収率 |
丹内騎手 | [4.5.9.30] | 8.3% | 37.5% | 44% | 108% |
北村宏騎手 | [4.1.0.6] | 36.4% | 45.5% | 210% | 91% |
西塚騎手 | [3.8.1.18] | 10.0% | 40.0% | 30% | 91% |
三浦騎手 | [3.4.1.8] | 18.8% | 50.0% | 93% | 129% |
菅原明騎手 | [3.0.3.11] | 17.6% | 35.3% | 135% | 85% |
坂井騎手 | [3.0.2.8] | 23.1% | 38.5% | 152% | 64% |
団野騎手 | [1.2.1.3] | 14.3% | 57.1% | 117% | 142% |
戸崎騎手 | [1.2.1.8] | 8.3% | 33.3% | 16% | 63% |
川田騎手 | [1.1.1.3] | 16.7% | 50.0% | 58% | 85% |
ルメール騎手 | [1.1.0.2] | 25.0% | 50.0% | 95% | 80% |
騎乗予定馬がいる中では三浦騎手、川田騎手、ルメール騎手が複勝率50%の好成績で並んでいて、西塚騎手が続きます。ここは4人を対象騎手としましょう。
■札幌ダート1700mで注目したい騎手
騎手 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単回 収率 | 複回 収率 |
横山武騎手 | [23.19.12.85] | 16.5% | 38.8% | 70% | 69% |
武豊騎手 | [17.11.7.33] | 25.0% | 51.5% | 169% | 118% |
横山和騎手 | [12.17.15.54] | 12.2% | 44.9% | 135% | 101% |
池添騎手 | [10.8.10.51] | 12.7% | 35.4% | 107% | 93% |
横山典騎手 | [4.5.0.10] | 21.1% | 47.4% | 86% | 107% |
騎乗予定馬がいる武豊騎手、横山和騎手、池添騎手を対象騎手とします。
■「騎手のコース実績に注目作戦」の狙い
レパードS三浦騎手⇒ハビレ
川田騎手⇒ソニックスター
ルメール騎手⇒サンライズソレイユ
西塚騎手⇒メイショウフウドウ
エルムS
武豊騎手⇒ドゥラエレーデ
横山和騎手⇒ペイシャエス
池添騎手⇒ヴィクティファルス
新馬券術
500kg以上のマル外狙い作戦3週連続で対象馬がワンツー!
先週の馬体重500kg以上マル外は、2場の平地競走で[2.1.1.2](複勝率66.7%、単勝回収率143%、複勝回収率111%)と好調でした。好走馬が出たのは札幌ダート1700m、新潟芝1400m、新潟ダート1800mでした。
27日札幌8R(1勝クラス、ダート1700m)には対象馬が2頭出走していて、オルゴーリオが1番人気①着、ドッビアーコが5番人気②着のワンツー決着。馬券はオルゴーリオから流した馬連11.2倍が的中しました。もう少し購入金額を増やしておくべきでしたが、2点購入でこの配当ならまずまずです。
▲27日札幌8Rは12→9→14で決着
これで3週前の安達太良S、先々週の21日小倉12Rに続き、3週連続で同じレースに出走した対象馬2頭がワンツー決着を演じました。冬の小倉ダートきっかけに検証を始めた新馬券術ですが、実は夏も大型マル外の季節なのかもしれません。先週はしっかり馬券も的中しましたし、同じレースに対象馬が複数いる場合は積極的に狙っていきます。
文末まとめに、各場のダートに前走馬体重500kg以上のマル外が出走する場合は、馬名の前に「外」をつけて掲載しています。
→アイビスSD、クイーンSで【穴ぐさ】が激走!←
続いて観測種牡馬の情報です。回収率に重点を置いて、現3歳世代の新馬戦&未勝利戦で好成績を挙げている種牡馬の観測を続けています。
■3歳芝
種牡馬 | 着別度数 | 単回 収率 | 複回 収率 |
リアルスティール | [25.16.13.101] | 242% | 132% |
スワーヴリチャード | [20.24.23.128] | 109% | 101% |
ニューイヤーズデイ | [8.7.7.64] | 101% | 70% |
マクフィ | [4.3.2.29] | 140% | 78% |
■3歳ダート
種牡馬 | 着別度数 | 単回 収率 | 複回 収率 |
ダノンレジェンド | [17.13.12.80] | 137% | 105% |
カリフォルニアクローム | [16.12.4.135] | 153% | 110% |
エスポワールシチー | [6.6.10.46] | 328% | 159% |
■2歳芝
種牡馬 | 着別度数 | 単回 収率 | 複回 収率 |
アドマイヤマーズ | [4.4.2.8] | 105% | 104% |
3歳戦で大きな動きがない一方、2歳戦ではまたもや先週、芝のアドマイヤマーズ産駒が1勝を積み上げました。勝ったのは27日新潟1R(芝外1800m)で1番人気だったエンブロイダリー。ややアオリ気味のスタートながらハナを奪って、直線はルメール騎手が持ったままで後続に7馬身差をつける、鮮やかなレコード勝ちでした。いよいよ大物登場の予感。OPでの活躍が楽しみです。
<現在注目している種牡馬>
■3歳芝
スワーヴリチャードニューイヤーズデイ
マクフィ
リアルスティール
■3歳ダート
エスポワールシチーカリフォルニアクローム
ダノンレジェンド
■2歳芝
アドマイヤマーズ【月額会員が利用できるコーナー紹介】
★今週の狙い馬★
【新潟・土曜】
【新潟・日曜】
【札幌・土曜】
【札幌・日曜】
★各項目の説明★
厳「今週の厳選馬」
騎「騎手のコース実績に注目作戦」
上「前走の上がりに注目作戦」
※ハンデ戦、牝馬限定戦、古馬戦を重視、前走および今回が1200m以下の場合は対象外
※中13週以上、前走が勝ち馬と1秒1差以上は割引
※前走よりも直線距離が長いコースを走る馬は馬名の前に「◯」、直線距離が同程度のコースを走る馬は馬名の前に「★」
※前走が同級以上の馬は(同級)を表記
外「馬体重500kg以上のマル外狙い作戦」
※当日の馬体重が500kg以上の外国産馬を狙う作戦。ダートで前走時馬体重が500kg以上の外国産馬を表記しています(当日の馬体重にご注意下さい)。
速「2歳~3歳OP限定、メンバー中最も速い上がりを使っていた馬作戦」
【新潟・土曜】
R | 狙い馬 |
1 | |
2 | |
3 | |
4 | |
5 | |
6 | 外コルドンルージュ、厳上ゴールドバランサー(同級) |
7 | 上ウインスノーライト(同級、○)、上ケイアイセナ(同級、○) |
8 | 外パトジュニア |
9 | 外クリティカルヒット |
10 | |
11 | |
12 | 外ジャスパーロブスト |
【新潟・日曜】
R | 狙い馬 |
1 | |
2 | |
3 | |
4 | |
5 | |
6 | |
7 | 騎サンライズソレイユ、速ジーサイクロン、外騎ソニックスター、騎ハビレ、騎メイショウフウドウ |
8 | |
9 | |
10 | |
11 | 速ナムラトロム |
12 |
【札幌・土曜】
R | 狙い馬 |
1 | |
2 | |
3 | |
4 | |
5 | |
6 | |
7 | |
8 | |
9 | |
10 | |
11 | 上キミノナハマリア(★) |
12 |
【札幌・日曜】
R | 狙い馬 |
1 | |
2 | |
3 | |
4 | |
5 | |
6 | |
7 | |
8 | |
9 | |
10 | |
11 | 騎ドゥラエレーデ、上ドゥラレジリエント、騎ペイシャエス、騎ヴィクティファルス |
12 |
★各項目の説明★
厳「今週の厳選馬」
騎「騎手のコース実績に注目作戦」
上「前走の上がりに注目作戦」
※ハンデ戦、牝馬限定戦、古馬戦を重視、前走および今回が1200m以下の場合は対象外
※中13週以上、前走が勝ち馬と1秒1差以上は割引
※前走よりも直線距離が長いコースを走る馬は馬名の前に「◯」、直線距離が同程度のコースを走る馬は馬名の前に「★」
※前走が同級以上の馬は(同級)を表記
外「馬体重500kg以上のマル外狙い作戦」
※当日の馬体重が500kg以上の外国産馬を狙う作戦。ダートで前走時馬体重が500kg以上の外国産馬を表記しています(当日の馬体重にご注意下さい)。
速「2歳~3歳OP限定、メンバー中最も速い上がりを使っていた馬作戦」
※投稿いただいた内容は、今後、弊社雑誌、書籍、ウェブ、その他の媒体へ掲載・収録させていただくことがあります。ご了承ください。