どうも! “馬迷男" 八木たかおです! 社台スタリオンステーションから2024年度の種付け頭数が発表されました。200頭を超えた種牡馬は4頭いて、キズナ(14歳)218頭、コントレイル(7歳)205頭、イクイノックス(5歳)203頭、エフフォーリア(6歳)202頭でした。

キズナだけ世代がやや上ですが、先週までの時点でJRAで135勝を挙げていて、2位のロードカナロアに23勝差をつけてトップ。賞金順も1位のキズナが2位のロードカナロアに3億円以上の差を付けています。今年種付けした産駒の世代は、2027年にデビュー。もう数年、キズナの活躍が続くのか、他の種牡馬が待ったをかけるのか、種牡馬の勢力図争いがどんな展開を見せるのか、楽しみです。

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新潟記念&札幌2歳Sで対象馬4頭が馬券圏内!

先週は5鞍に対象馬が出走して[1.1.4.10]。札幌2歳Sでマジックサンズが3番人気①着、ファイアンクランツが1番人気③着、新潟記念ではセレシオンが3番人気②着、キングズパレスが1番人気③着となり、重賞で活躍しました。そのほかのレースでは、桶狭間Sでローズスターが2番人気③着、古町Sでヘニータイフーンが3番人気③着に入りました。

馬券はローズスターを馬券の軸にして、桶狭間Sの3連複31.0倍が的中しました。7→1→2番人気の決着となり、まずまずの配当です。

▲桶狭間Sは13→9→10で決着

｢厳選馬｣に指名していた札幌2歳Sのマテンロウサンは4番人気⑥着。4角で勝ち馬に外から一気にマクられる厳しい展開となってしまいました。

◆各競馬場の直線距離による分類

●ロング
芝:東京､阪神外回り､新潟外回り
ダート:東京､中京

●ミドル
芝:阪神内回り､京都外回り､中京､新潟内回り
ダート:新潟､阪神

●ショート
芝:中山､京都内回り､福島､小倉､札幌､函館
ダート:中山､京都､福島､小倉､札幌､函館

今週の対象馬はページ最下部をご覧ください。3連単･馬単の頭、WIN5で狙うなら、『直線距離が同じ』の｢★｣付きということになります。『直線距離延長』の｢○｣付き、『直線距離短縮』の無印は頭以外で狙います。

そして｢今週の厳選馬｣に指名するのはムーンライトHのシェイクユアハート。前走･テレQ杯はメンバー中2位の上がりで3番人気②着でした。小倉芝→中京芝の転戦になるので、『直線距離延長』の｢〇｣付きとなります。

これまでの成績が[3.3.3.6]で、近4走連続で馬券圏内に入っている堅実派。前走の定量58kgからハンデ57kgとなりますし、前走からの1ハロン延長を克服できれば、好走できるとみます。

世代別の｢メンバー中最も速い上がりを使っていた馬作戦｣も振り返っておきましょう。先週の対象馬は小倉2歳Sのエイシンワンドが1番人気①着、シンガポールターフクラブ賞のカワキタマナレアが1番人気①着、札幌2歳Sのモンドデラモーレが5番人気④着でした。一気に2勝を積み上げて、2歳OPの成績は[2.3.0.5]となり、勝率20.0%、複勝率50.0%となかなかの好成績。いよいよ上昇気流に乗ってきた感があります。

そして、今週は2歳OPが無く、3歳OPの紫苑Sが行われます。これまでの3歳OPの対象馬の成績は[16.14.14.44](勝率18.2%、複勝率50.0%)。対象馬はボンドガールです。初の2000mと開幕週の馬場への対応がカギになりそうです。

→7月28日以降の重賞では6週連続で
【穴ぐさ】が③着以内に好走中!←

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札幌2歳Sで対象騎手が6番人気②着!

先週は札幌2歳Sで対象騎手2人が馬券圏内を確保。横山武騎手騎乗のアルマヴェローチェが6番人気②着、鮫島駿騎手騎乗のファイアンクランツが1番人気③着でした。

今週の重賞はセントウルS(中京芝1200m)、京成杯AH(中山芝1600m)、紫苑S(中山芝2000m)の3レース。当該コースにおいて、昨年以降に好成績を収めている騎手をチェックしていきます。

■中京芝1200mで注目したい騎手

騎手	着別度数	勝率	複勝率	単回 収率	複回 収率
幸騎手	[4.1.0.13]	22.2%	27.8%	276%	90%
団野騎手	[3.2.1.11]	17.6%	35.3%	381%	132%
坂井騎手	[3.2.1.7]	23.1%	46.2%	156%	104%
岩田望騎手	[2.1.2.8]	15.4%	38.5%	30%	63%
鮫島駿騎手	[2.1.0.5]	25.0%	37.5%	347%	82%
泉谷騎手	[1.2.0.2]	20.0%	60.0%	796%	180%
浜中騎手	[1.2.0.1]	25.0%	75.0%	120%	145%
丸山騎手	[1.0.2.1]	25.0%	75.0%	457%	200%
松山騎手	[0.5.3.12]	0.0%	40.0%	0%	85%
松若騎手	[0.2.1.5]	0.0%	37.5%	0%	326%

※データ対象は2023年以降。黄地は当該重賞に騎乗予定あり

先週の小倉2歳Sと同じ舞台設定。騎乗予定馬がいる中で複勝率が高い、丸山騎手、松山騎手、岩田望騎手、浜中騎手の4人を対象騎手とします。

■中山芝1600mで注目したい騎手

騎手	着別度数	勝率	複勝率	単回 収率	複回 収率
戸崎騎手	[10.7.5.35]	17.5%	38.6%	132%	83%
横山武騎手	[9.7.4.32]	17.3%	38.5%	59%	64%
田辺騎手	[9.6.4.35]	16.7%	35.2%	147%	81%
ルメール騎手	[7.9.0.19]	20.0%	45.7%	83%	79%
M.デムーロ騎手	[5.2.4.16]	18.5%	40.7%	55%	93%
三浦騎手	[3.6.5.32]	6.5%	30.4%	44%	62%
大野騎手	[6.3.6.35]	12.0%	30.0%	132%	117%

※データ対象は2023年以降。黄地は当該重賞に騎乗予定あり

ルメール騎手の成績が頭ひとつ抜けています。騎乗予定馬がいる田辺騎手、三浦騎手、大野騎手を加えた4人を対象騎手としましょう。

■中山芝2000mで注目したい騎手

騎手	着別度数	勝率	複勝率	単回 収率	複回 収率
ルメール騎手	[12.2.7.13]	35.3%	61.8%	79%	80%
横山武騎手	[10..6.3.29]	20.8%	39.6%	94%	71%
戸崎騎手	[8.5.2.33]	16.7%	31.3%	86%	94%
田辺騎手	[3.7.3.25]	7.9%	34.2%	148%	93%
石川騎手	[3.4.4.25]	8.3%	30.6%	34%	94%
横山典騎手	[2.1.1.2]	33.3%	66.7%	301%	135%
佐々木騎手	[2.2.2.13]	10.5%	31.6%	103%	74%
川田騎手	[0.2.3.1]	0.0%	83.3%	0%	125%

※データ対象は2020年以降。黄地は当該重賞に騎乗予定あり

騎乗予定馬がいる中から、複勝率の順にルメール騎手、横山武騎手、田辺騎手の3人を対象騎手とします。

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10番人気①着など、3週連続で単複回収率100%超え!

先週の馬体重500kg以上マル外は、3場の芝･ダート全距離で[3.2.0.6](勝率27.3%、複勝率45.5%、単勝回収率660%、複勝回収率138%)。単複回収率が100%を超えたのは、これで3週連続となり、好調が続いています。勝ったレースは、ダート1800m、芝1200m、芝1400mでした。

31日札幌2R(2歳未勝利戦、ダート1700m)は馬体重532kgで出走したルクソールカフェが1番人気②着。この馬を馬券の軸にして3連複24.2倍が的中しました。3→1→2番人気の決着にしては好配当となりました。

▲31日札幌2Rは12→4→8で決着

さらに、両津湾特別(新潟ダート1800m)は馬体重506kgのボールドゾーンが2番人気②着。この馬を馬券の軸にして3連複10.6倍が的中し、追加馬券でプラス収支に持ち込めました。

▲両津湾特別は11→9→8で決着

先週はダートに出走した対象馬が4頭いて、内訳は1700mと1800mに2頭ずつ。成績は[1.2.0.1]と馬券的に頼れるものでした。傾向通り、ダートで好成績です。

1日中京7R(1勝クラス、ダート1800m)は馬体重514kgのキュピドンが10番人気①着で、単勝64.1倍、複勝9.9倍つきました。先週の当コラムで夏の中京ダートとの相性の良さを指摘したところで、この激走。キュピドンを馬券に入れていたのに的中できなかったのは残念ですが、今年は中京開催が今月いっぱいまで行われますし、残暑もしばらく続きそう。引き続き、好配当ゲットのチャンスがありそうです。

文末まとめに、各場のダートに前走馬体重500kg以上のマル外が出走する場合は、馬名の前に｢外｣をつけて掲載しています。

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続いて観測種牡馬の情報です。回収率に重点を置いて、現3歳世代＆2歳世代の新馬戦&未勝利戦で好成績を挙げている種牡馬の観測を続けています。

■3歳芝

種牡馬	着別度数	単回 収率	複回 収率
リアルスティール	[26.19.13.112]	225%	138%
スワーヴリチャード	[23.25.24.139]	105%	98%
ニューイヤーズデイ	[9.7.7.65]	108%	71%
マクフィ	[4.3.2.30]	136%	76%

■3歳ダート

種牡馬	着別度数	単回 収率	複回 収率
ダノンレジェンド	[18.13.12.82]	217%	122%
カリフォルニアクローム	[16.12.5.140]	147%	108%
エスポワールシチー	[6.6.10.50]	310%	150%

■2歳芝

種牡馬	着別度数	単回 収率	複回 収率
アドマイヤマーズ	[7.4.3.20]	84%	71%
サトノダイヤモンド	[3.2.4.12]	157%	107%

■2歳ダート

種牡馬	着別度数	単回 収率	複回 収率
ミッキーアイル	[1.1.1.1]	185%	120%

3歳未勝利戦が終了した先週、観測種牡馬の成績に大きな動きはありませんでした。

観測種牡馬の現3歳世代に関して、この1年の成績を改めて振り返ると、芝ではリアルスティール産駒、ダートではダノンレジェンド産駒、エスポワールシチー産駒の回収率が高い水準を継続。その中で、特にダートのダノンレジェンド産駒、エスポワールシチー産駒はファン心理の影響なのか、なかなか1番人気にならない傾向がありました。このような種牡馬を早めに発見することは美味しい馬券の的中に直結しそうです。

2歳世代でも“美味しい種牡馬"の探索を続けている中、おもしろそうな2頭を発見。まずは、芝のサトノダイヤモンド産駒で、2歳世代はここまで[3.2.4.12](単回収率157%、複回収率107%)とまずまずの好成績です。複勝率42.9%も馬券的にはありがたい数字。馬券圏内に入った延べ9頭のうち、1番人気になったのは1回だけ(③着)というのも魅力的です。

もう1頭は、ダートのミッキーアイル産駒。ここまでの2歳世代の成績は、芝で[1.5.6.13](複勝回収率102%)なのに対し、ダートでは[1.1.1.1](単勝回収率185%、複勝回収率125%)となっており、出走頭数こそ少ないものの、単複とも回収率が100%を超えています。また、ダートで馬券圏内に入った3頭の人気と着順をチェックすると、4番人気①着、1番人気②着、3番人気③着。1番人気以外での好走の方が多い状況です。

さらに注目すべきなのは、この3頭が全て芝を走った後、ダート替わり1戦目で、馬券圏内に入っていること。以前、当コラムで初ダートを狙う新馬券術を構築した通り、ダートの2歳未勝利戦が増加するここからの時期に狙える種牡馬かもしれません。先物買い的な意味も含めて、観測種牡馬に入れておきます。

ほかにも、単複回収率100%超えの種牡馬は何頭かいますが、まだ出走頭数の少ないこの時期ですから、1頭が人気薄で激走すれば回収率がグンと上がることも。そういうケースは継続的に狙う種牡馬に据えない方がいいと考えます。

 

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