どうも! “馬迷男" 八木たかおです! 凱旋門賞は日本調教馬シンエンペラーが⑫着でした。レース前に発表された馬場状態が｢重｣ということで心配していましたが、例年通り、あちらの道悪は日本の馬場の比ではない状態だったようです。そしてレース後、SNSのトレンド上位に｢ダート馬｣というワードが登場。｢パリロンシャンの道悪を克服するにはダート馬のようなパワーが必要｣という趣旨の書き込みをした人が多かったようです。確かに1999年に②着だったエルコンドルパサーのように、芝でもダートでも強かった馬で挑戦するのはアリかもしれません。

でも、以前から僕は日本馬の凱旋門賞勝利に必要なものは、パワーはもちろんですが、もうひとつ別の要素が必須だと考えています。それは“心の強さ"。②着に入ったナカヤマフェスタ(2010年②着)、オルフェーヴル(2012年&2013年②着)は共にステイゴールド産駒で、悍性の強さがレースで良い方に出るタイプでした。馬場状態などお構いなく“闘魂"で走る、心が激強の日本馬の出現を待ちたいと思います。あらゆる競技において人間も馬も、｢最後は気持ち｣なのかもしれませんよ。

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対象騎手が2重賞で5番人気③着!

先週は2重賞で対象騎手が馬券圏内に入りました。毎日王冠でルメール騎手騎乗のシックスペンスが1番人気①着、西村淳騎手騎乗のエルトンバローズが5番人気③着。また、サウジアラビアロイヤルCで戸崎騎手騎乗のマイネルチケットが5番人気③着でした。

今週の平地重賞は秋華賞(京都芝2000m)、府中牝馬S(東京芝1800m)、の2レース。当該コースにおいて、好成績を収めている騎手をチェックしていきます。検証期間は東京が昨年以降、リニューアル工事のあった京都は2020年以降です。

■京都芝2000mで注目したい騎手

騎手	着別度数	勝率	複勝率	単回 収率	複回 収率
戸崎騎手	[1.0.0.0]	100.0%	100.0%	700%	150%
川田騎手	[13.12.7.6]	34.2%	84.2%	87%	123%
武豊騎手	[7.1.3.10]	33.3%	52.4%	117%	75%
ルメール騎手	[2.3.2.8]	13.3%	46.7%	67%	72%
藤岡佑騎手	[1.8.2.16]	3.7%	40.7%	10%	166%
北村友騎手	[5.1.6.20]	15.6%	37.5%	57%	80%
幸騎手	[4.9.5.34]	7.7%	34.6%	398%	166%
松山騎手	[2.7.9.34]	3.8%	34.6%	6%	65%

※データ対象は2020年以降。黄地は当該重賞に騎乗予定あり

｢トリッキー｣と表現されることが多いコース条件ですが、騎乗回数が多い中では川田騎手が複勝率84.2%という驚異的な好成績を収めています。戸崎騎手、武豊騎手、ルメール騎手を含めた4人を対象騎手としましょう。

■東京芝1800mで注目したい騎手

騎手	着別度数	勝率	複勝率	単回 収率	複回 収率
川田騎手	[2.6.4.6]	11.1%	66.7%	68%	123%
ルメール騎手	[20.10.10.21]	32.8%	65.6%	93%	85%
西村淳騎手	[1.1.2.4]	12.5%	50.0%	218%	230%
浜中騎手	[0.2.1.3]	0.0%	50.0%	0%	163%
坂井騎手	[3.3.1.8]	20.0%	46.7%	296%	214%
松山騎手	[5.1.4.16]	19.2%	38.5%	201%	180%
岩田康騎手	[0.2.1.5]	0.0%	37.5%	0%	56%
横山武騎手	[6.3.6.26]	14.6%	36.6%	53%	76%
戸崎騎手	[8.7.4.35]	14.8%	35.2%	42%	63%

※データ対象は2023年以降。黄地は当該重賞に騎乗予定あり

先週の毎日王冠と同じコースです。毎日王冠でもルメール騎手が対象騎手となっていましたが、実はこのコース条件では先週、3度騎乗して3勝。相性の良さを発揮しました。複勝率ではルメール騎手を上回っている川田騎手と合わせて、松山騎手、岩田康騎手も含めた4人を対象騎手とします。

→京都大賞典で【穴ぐさ】シュヴァリエローズが8番人気①着!←

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対象馬が昇仙峡Sで5番人気②着!

先週は5鞍に対象馬がいて[0.1.0.7]。昇仙峡Sでタイセイフェリークが5番人気②着と好走してくれました。

◆各競馬場の直線距離による分類

●ロング
芝:東京､阪神外回り､新潟外回り
ダート:東京､中京

●ミドル
芝:阪神内回り､京都外回り､中京､新潟内回り
ダート:新潟､阪神

●ショート
芝:中山､京都内回り､福島､小倉､札幌､函館
ダート:中山､京都､福島､小倉､札幌､函館

今週の対象馬はページ最下部をご覧ください。3連単･馬単の頭、WIN5で狙うなら、『直線距離が同じ』の｢★｣付きということになります。『直線距離延長』の｢○｣付き、『直線距離短縮』の無印は頭以外で狙います。

そして｢今週の厳選馬｣に指名するのは大原Sのデコラシオン。前走･レインボーSはメンバー中2位タイの上がりで伸びてきましたが③着でした。中山芝→京都芝外回りへの転戦ということで、『直線距離延長』の｢〇｣付きとなります。

前走③着時に先着を許した2頭のハンデは勝ち馬54kg、②着馬53kg。57kgを背負った自身よりも軽量の馬が、時計の速い状況だった中山芝で先行して止まらなかったもの。差してきて勝ち馬と0秒2差、②着馬とクビ差まで迫った内容に、能力の高さを感じました。

2連勝で3勝クラスに昇級してからは11戦連続で掲示板内というこのクラスの安定株。その間に②着と③着が2度ずつあり、今回と同じ京都芝1800mだった3走前のセンテニアル･パークSでは勝ち馬とクビ+クビ差の③着もあります。ここは馬券の軸として期待します。

世代別の｢メンバー中最も速い上がりを使っていた馬作戦｣も振り返っておきましょう。先週の対象馬は、2歳OP･サウジアラビアロイヤルCのシンフォーエバーが6番人気④着。馬券圏内に入れませんでしたが、③着馬とはアタマ差の惜しい内容でした。これで2歳OPの対象馬の成績は[2.3.2.8](勝率13.3%、複勝率46.7%)。

今週の対象馬は、3歳OP･秋華賞のチェルヴィニア、ボンドガール、ミアネーロ、2歳OP･もみじSのリリーフィールドです。

秋華賞の対象馬3頭は、いずれも33秒0の切れ味を発揮したことがあり、ボンドガールに至っては2度記録しています。なお、ここまでの3歳OPの対象馬の成績は[16.14.15.47](勝率17.4%、複勝率48.9%)です。

→京都大賞典で【穴ぐさ】シュヴァリエローズが8番人気①着!←

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対象馬が10番人気②着で馬券も的中!

先週の馬体重500kg以上マル外は、3場で[4.1.1.10](複勝率37.5%、単勝回収率176%、複勝回収率96%)となかなかの好成績でした。

5日京都12R(2勝クラス、ダート1800m)では馬体重564kgで出走したダブルジョークが10番人気②着。この馬を馬券に入れて、馬連23.6倍が的中しました。狙っていた東京ダートではありませんでしたが、的中すれば特に異議はありませんw

▲5日京都12Rは6→7→4で決着

｢厳選馬｣に指名していた赤富士Sのアッシュルバニパルは馬体重518kgで出走して1番人気①着。3連勝でオープン入りとなりました。

馬体重500kg以上マル外は、東京ダート1600m以下ならどの距離でも狙える傾向が出ています。先週の東京ダートでの成績は下記の通りでした。

■先週の東京ダートでの馬体重500kg以上のマル外

距離	着別度数	勝率	複勝率	単回 収率	複回 収率
1400m	[1.0.0.2]	33.3%	33.3%	640%	110%
1600m	[2.0.0.2]	50.0%	50.0%	92%	57%

アッシュルバニパルのほかに勝利した2頭は、5日東京7R(1勝クラス、ダート1400m)で馬体重514kgのビートエモーションが5番人気①着、6日12R(2勝クラス、ダート1600m)で504kgのボールドゾーンが1番人気①着でした。

傾向通りに馬体重500kg以上マル外が好走しているので、今週も東京ダートを中心に狙っていきましょう。文末まとめに、各場のダートに前走馬体重500kg以上のマル外が出走する場合は、馬名の前に｢外｣をつけて掲載しています。

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続いて観測種牡馬の情報です。回収率に重点を置いて、新馬戦&未勝利戦で好成績を挙げている種牡馬の観測を続けています。

5日東京5R(新馬戦、芝2000m)ではオルフェーヴル産駒のミトノオルフェが9番人気③着。稍重の馬場で逃げ粘ってくれたこの馬を馬券に入れて、3連複59.5倍が的中しました。

▲5日東京5Rは2→5→11で決着

5日京都3R(未勝利戦、芝外1800m)ではサトノダイヤモンド産駒のシュパネントダイヤが4番人気③着。この馬を馬券の軸にして3連複7.0倍が的中です。

▲5日京都3Rは4→7→3で決着

■芝

種牡馬	着別度数	単回 収率	複回 収率
オルフェーヴル	[3.5.5.22]	234%	111%
サトノダイヤモンド	[4.2.7.27]	93%	81%
シスキン	[2.2.0.1]	198%	108%

■ダート

種牡馬	着別度数	単回 収率	複回 収率
ミッキーアイル	[4.3.1.9]	110%	71%

先週は芝のサトノダイヤモンド産駒が新馬戦と未勝利戦で[1.2.0.5]。まずまずの成績だったのですが、単複回収率が共に100%を割ってしまいました。今週の成績次第では、観測種牡馬から外すことも考えなくてはなりません。

 

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