どうも! “馬迷男" 八木たかおです! 11日の川崎競馬2Rでスタートのやり直し｢カンパイ｣がありました。スタート直前に係員が確認しようとしてゲートに近づいたところでスタートが切られ、大外枠の馬と接触しそうになったことが原因だったようです。スタート直後に旗が振られて、実況アナウンサーがすぐに｢カンパイです!｣と伝えてくれました。珍しい事象ですが、起きない方が良いですね。

｢カンパイ｣の語源は、スタートをやり直す際に外国人のスターターが｢カムバック｣(戻れ)と言ったのを、日本人が｢カンパイ｣と聞き間違えたという説が有力なようです。そこで思ったんですけど、なぜスタートのやり直しを表す用語は｢カンパイ｣のままなのでしょうか。例えば｢カムバック｣とか｢リスタート｣とか。｢カンパイ｣という用語に思い入れがある人も少ないでしょうし、突然変更すると混乱が起きるということでもないような気がします。ま、変更せずにそのままでも競馬ファンは困りませんがw ｢なんで?｣と思ってしまったので、暇な時にじっくり考えてみます。

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対象騎手がエリザベス女王杯で12番人気②着!

先週は3重賞で対象騎手が馬券圏内に入り、川田騎手の活躍が目立ちました。エリザベス女王杯でラヴェルに騎乗して12番人気②着、武蔵野Sでエンペラーワケアに騎乗して1番人気①着。また、デイリー杯2歳Sでは坂井騎手が騎乗したランフォーヴァウが1番人気①着でした。

馬券はエンペラーワケアを馬券の軸にして、武蔵野Sの3連複56.1倍が的中。エンペラーワケアは｢前走の上がりに注目作戦｣でも対象馬となっていました。

▲武蔵野Sは10→13→4で決着

今週の重賞はマイルCS(京都芝外1600m)、東京スポーツ杯2歳S(東京芝1800m)の2レース。当該コースにおいて、好成績を収めている騎手をチェックしていきましょう。対象期間はリニューアル工事があった京都は2020年以降、東京は昨年以降です。なお、リストアップする騎手は対象期間内に2度以上、馬券圏内に入っている騎手としています。

■京都芝外1600mで注目したい騎手

騎手	着別度数	勝率	複勝率	単回 収率	複回 収率
亀田騎手	[1.0.1.1]	33.3%	66.7%	523%	300%
川田騎手	[9.6.3.10]	32.1%	64.3%	105%	93%
ルメール騎手	[2.1.0.3]	33.3%	50.0%	111%	78%
永島騎手	[1.2.0.3]	16.7%	50.0%	126%	130%
荻野極騎手	[1.0.1.2]	25.0%	50.0%	342%	222%
武豊騎手	[3.4.3.14]	12.5%	41.7%	107%	73%
坂井騎手	[7.5.3.22]	18.9%	40.5%	132%	98%
松山騎手	[6.2.7.22]	16.2%	40.5%	84%	120%

※データ対象は2020年以降。黄地は当該重賞に騎乗予定あり

先週のデイリー杯2歳Sと同じコースです。騎乗予定馬がいる川田騎手、ルメール騎手、武豊騎手、松山騎手の4人を対象騎手とします。

■東京芝1800mで注目したい騎手

騎手	着別度数	勝率	複勝率	単回 収率	複回 収率
川田騎手	[2.6.5.6]	10.5%	68.4%	64%	123%
ルメール騎手	[23.11.11.24]	34.8%	68.2%	96%	87%
浜中騎手	[0.2.1.3]	0.0%	50.0%	0%	163%
坂井騎手	[3.3.1.8]	20.0%	46.7%	296%	214%
戸崎騎手	[13.10.6.36]	20.0%	44.6%	72%	80%
西村淳騎手	[1.1.2.5]	11.1%	44.4%	194%	204%
松山騎手	[5.2.5.19]	16.1%	38.7%	169%	159%

※データ対象は2023年以降。黄地は当該重賞に騎乗予定あり

ルメール騎手、西村淳騎手、松山騎手を対象騎手とします。

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対象馬がユートピアSで8番人気②着!

先週は8鞍に対象馬がいて[4.3.1.13]でした。先述の武蔵野Sでエンペラーワケアが1番人気①着となったほか、修学院Sではショウナンアデイブが6番人気①着、シェイクユアハートが3番人気②着。さらに、ユートピアSでホウオウラスカーズが8番人気②着。それ以外に奥多摩S、銀嶺S、ラッキーライラックC、ドンカスターCでも馬券圏内に入りました。

銀嶺Sで1番人気①着だったバトゥーキは｢厳選馬｣に指名していた馬。前走に続いて2走連続で、メンバー中最速の上がりを繰り出しました。｢ダート1400mの持ち時計は良馬場に限ればメンバー中1位｣という見立ても正解だったようです。

◆各競馬場の直線距離による分類

●ロング
芝:東京､阪神外回り､新潟外回り
ダート:東京､中京

●ミドル
芝:阪神内回り､京都外回り､中京､新潟内回り
ダート:新潟､阪神

●ショート
芝:中山､京都内回り､福島､小倉､札幌､函館
ダート:中山､京都､福島､小倉､札幌､函館

今週の対象馬はページ最下部をご覧ください。3連単･馬単の頭、WIN5で狙うなら、『直線距離が同じ』の｢★｣付きということになります。『直線距離延長』の｢○｣付き、『直線距離短縮』の無印は頭以外で狙います。

｢2歳OP限定、メンバー中最も速い上がりを使っていた馬作戦｣も振り返っておきましょう。先週の対象馬は、デイリー杯2歳Sのドラゴンブーストが3番人気②着、福島2歳Sのシュラフが10番人気⑩着でした。

これで、2歳OPの対象馬の成績は[3.5.3.13](勝率12.5%、複勝率45.8%)となりました。今週の対象馬は、東京スポーツ杯2歳Sのレッドキングリーです。

そして、｢今週の厳選馬｣に指名するのは、そのレッドキングリー。｢騎手のコース実績に注目作戦｣でルメール騎手が対象騎手となっているので、ダブル対象馬となります。

新馬戦勝ち→重賞挑戦という転戦になるので｢前走の上がりに注目作戦｣の対象馬にはなりませんが、その新馬戦(東京芝2000m)が圧巻の内容でした。ハナを切れそうな好スタートから他馬を行かせて2番手追走。メンバー中2位の上がり33秒4で②着馬に4馬身差をつける快勝でした。

前走の勝ち時計は2分2秒4(稍重)で、逃げずの好時計をマークしている点も好感が持てますし、1ハロン短縮も良さそう。デビュー2戦目なので極端に揉まれる競馬にならなければ、来年が楽しみになる走りを見せてくれそうです。

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狙い目の東京ダートで好成績!

先週の馬体重500kg以上マル外は、3場のダート全距離で[1.0.0.8](複勝率11.1%、単勝回収率93%)。全体成績がいまひとつ振るわなかったのに、単勝回収率がまずまずなのは、10日東京6R(1勝クラス、ダート1600m)に馬体重510kgで出走したホウキボシが3番人気①着となり、単勝が8.4倍ついたからです

この新馬券術では東京ダート1600m以下が狙い目とみていますが、先週はその条件で出走した対象馬が[1.0.0.1](単勝回収率420%、複勝回収率210%)の好成績でした。気づけば今年の東京開催も今週と来週を残すのみ。チャンスを逃さずに、的中馬券を手にしたいものです。

文末まとめに、各場のダートに前走馬体重500kg以上のマル外が出走する場合は、馬名の前に｢外｣をつけて掲載しています。

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続いて観測種牡馬の情報です。回収率に重点を置いて、新馬戦&未勝利戦で好成績を挙げている種牡馬の観測を続けています。

9日東京5R(新馬戦、芝1800m)では、モーリス産駒のオルグジェシダが2番人気③着。この馬を馬券の軸にして、3連複17.3倍が的中しました。1→5→2番人気の決着としては、まずまずの配当ではないでしょうか。

▲9日東京5Rは7→5→4で決着

■芝

種牡馬	着別度数	単回 収率	複回 収率
モーリス	[18.7.8.53]	304%	131%
オルフェーヴル	[4.7.6.29]	186%	102%
シスキン	[2.3.0.3]	123%	83%

■ダート

種牡馬	着別度数	単回 収率	複回 収率
イントゥミスチーフ	[5.3.1.1]	132%	115%
キズナ	[2.2.2.9]	319%	99%

先週は芝のモーリス産駒が[1.0.1.2]と好調。オルグジェシダの好走に加え、10日京都3R(未勝利戦、芝1600m)でアドマイヤズームが2番人気①着となりました。単複回収率はややダウンしましたが、やはり｢必ず馬券に入れておくべき｣種牡馬のようです。

また、芝のオルフェーヴル産駒は1頭が出走して、10日東京3R(未勝利戦、芝1400m)でハーフェンが2番人気③着。複勝1.5倍をつけ、複勝率を僅かながら押し上げました。こちらもまだまだ狙っていけそうです。

 

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