どうも! “馬迷男" 八木たかおです! 今週の注目は、やはり阪神JFにメイデイレディとのコンビで参戦予定のランフランコ･デットーリ騎手。2019年以来、5年ぶりの日本での騎乗となります。当然、阪神JF以外のレースに騎乗してきた時も、世界的名手の騎乗馬は人気を集めそう。今週は馬券のポイントのひとつが、デットーリ騎手の取捨となるかもしれません。

5年前のデットーリ騎手の日本での成績を調べてみました。11月23日～12月1日までの4日間で[6.2.1.12](複勝率42.9%)で、1～2番人気に限ると[6.1.1.5](勝率46.2%、単勝回収率143%)でした。“勝ちまくっていた"というほどの印象ではないかもしれませんが、1～2番人気騎乗時の単勝回収率は100%を超えています。

馬券的には、上位人気馬に騎乗したデットーリ騎手の単勝を買い続けるか、人気になった時こそ他馬の単勝を購入して大きめのリターンを狙うか、スタンスが問われることになりそうです。

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チャレンジCで対象騎手が13番人気③着!

対象騎手の好調が続いていて、先週も3重賞で馬券圏内に入りました。チャンピオンズCで川田騎手騎乗のウィルソンテソーロが2番人気②着、ステイヤーズSで戸崎騎手騎乗のダンディズムが6番人気③着、チャレンジCで川田騎手騎乗のラヴェルが3番人気①着、武豊騎手騎乗のエアファンディタが13番人気③着。

エアファンディタの激走によって、ふた桁人気での馬券圏内突入記録を5週連続に更新。今週も頑張って頂きましょう。

今週の重賞は、今年は京都で行われる阪神JF(京都芝外1600m)、中日新聞杯(中京芝2000m)、カペラS(中山ダート1200m)の3レース。当該コースにおいて、好成績を収めている騎手をチェックしていきましょう。中京、中山の対象期間は昨年以降、リニューアル工事があった京都は2020年以降です。なお、リストアップする騎手は対象期間内に2度以上、馬券圏内に入っている騎手としています。

■京都芝外1600mで注目したい騎手

騎手	着別度数	勝率	複勝率	単回 収率	複回 収率
亀田騎手	[1.0.1.1]	33.3%	66.7%	523%	300%
川田騎手	[9.7.3.11]	30.0%	63.3%	98%	92%
永島騎手	[1.2.0.3]	16.7%	50.0%	126%	130%
荻野極騎手	[1.0.1.2]	25.0%	50.0%	342%	222%
西村淳騎手	[1.8.3.16]	3.6%	42.9%	12%	121%
松山騎手	[6.2.8.23]	15.4%	41.0%	80%	134%
団野騎手	[4.2.4.15]	16.0%	40.0%	300%	127%
坂井騎手	[7.5.3.23]	18.4%	39.5%	129%	96%
武豊騎手	[3.4.3.16]	11.5%	38.5%	98%	68%
ルメール騎手	[2.1.0.5]	25.0%	37.5%	83%	58%

※データ対象は2020年以降。黄地は当該重賞に騎乗予定あり

騎乗予定馬がいる中では、永島騎手、松山騎手、団野騎手、坂井騎手が複勝率上位。この4人を対象騎手とします。

■中京芝2000mで注目したい騎手

騎手	着別度数	勝率	複勝率	単回 収率	複回 収率
川田騎手	[18.9.2.8]	48.6%	78.4%	126%	103%
ルメール騎手	[2.2.1.4]	22.2%	55.6%	77%	78%
西塚騎手	[2.4.3.10]	10.5%	47.4%	150%	108%
藤岡佑騎手	[2.1.3.7]	15.4%	46.2%	105%	198%
坂井騎手	[7.6.6.25]	15.9%	43.2%	38%	59%
松山騎手	[10.6.5.28]	20.4%	42.9%	87%	93%
池添騎手	[2.1.0.4]	28.6%	42.9%	135%	110%
横山武騎手	[1.0.1.3]	20.0%	40.0%	110%	72%

※データ対象は2023年以降。黄地は当該重賞に騎乗予定あり

西塚騎手、松山騎手、池添騎手、横山武騎手の複勝率が40%以上となっています。この4人を対象騎手としましょう。

■中山ダート1200mで注目したい騎手

騎手	着別度数	勝率	複勝率	単回 収率	複回 収率
ルメール騎手	[18.7.4.20]	36.7%	59.2%	99%	80%
武豊騎手	[4.5.2.9]	20.0%	55.0%	60%	78%
川田騎手	[3.0.0.3]	50.0%	50.0%	91%	58%
横山武騎手	[26.12.10.62]	23.6%	43.6%	85%	77%
鮫島駿騎手	[1.3.1.8]	7.7%	38.5%	27%	211%
津村騎手	[17.9.11.60]	17.5%	38.1%	206%	114%
キング騎手	[4.0.2.10]	25.0%	37.5%	67%	65%
戸崎騎手	[15.11.9.61]	15.6%	36.5%	73%	67%
横山和騎手	[6.6.8.39]	10.2%	33.9%	79%	90%
三浦騎手	[9.13.8.61]	9.9%	33.0%	30%	87%
田辺騎手	[8.12.8.60]	9.1%	31.8%	35%	70%

※データ対象は2023年以降。黄地は当該重賞に騎乗予定あり

横山武騎手、津村騎手、横山和騎手、三浦騎手の4人を対象騎手とします。

→チャンピオンズCで【穴ぐさ】ドゥラエレーデが9番人気③着!←

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対象馬が市川Sで7番人気①着!

先週は7鞍に対象馬がいて[2.0.1.8]。市川Sでクインズミモザが7番人気①着、ギャラクシーSでアルファマムが3番人気①着、嵯峨野Sでココナッツブラウンが4番人気③着と好走しました。

嵯峨野Sのココナッツブラウンは｢厳選馬｣に指名していました。3走連続となるメンバー中最速の上がりを繰り出して、半馬身+半馬身差の③着という惜しい内容でした。④着馬は3馬身半後方ですから、3勝クラスでは実力上位とみて、次も狙うべきかもしれません。

◆各競馬場の直線距離による分類

●ロング
芝:東京､阪神外回り､新潟外回り
ダート:東京､中京

●ミドル
芝:阪神内回り､京都外回り､中京､新潟内回り
ダート:新潟､阪神

●ショート
芝:中山､京都内回り､福島､小倉､札幌､函館
ダート:中山､京都､福島､小倉､札幌､函館

今週の対象馬はページ最下部をご覧ください。3連単･馬単の頭、WIN5で狙うなら、『直線距離が同じ』の｢★｣付きということになります。『直線距離延長』の｢○｣付き、『直線距離短縮』の無印は頭以外で狙います。

そして｢今週の厳選馬｣に指名するのは師走Sのロードアヴニール。前走･みやこSはメンバー中最速の上がりを発揮するも、重馬場の影響か、前が止まらず半馬身+クビの惜しい③着。勝ち馬とは0秒1差でした。京都ダート→中山ダートの転戦となるので、最も期待できる『直線距離が同じ』の｢★｣付きとなります。

このところ自在性を高めているようで、前々走･大阪スポーツ杯は逃げて③着で、前走･師走Sでは切れ味を発揮。逃げて良し、控えて良しは頼りになります。ここは持ち時計もメンバー上位ですから、どんな展開になっても対応できそう。ハンデ57.5kgは前走より0.5kg重いので楽ではないかもしれませんが、前走G3→今回リステッド競走のメンバーの変化を考えれば相殺できるとみます。

｢2歳OP限定、メンバー中最も速い上がりを使っていた馬作戦｣は、ここまで対象馬の成績が[3.5.4.15](勝率11.1%、複勝率44.4%)となっています。今週の対象馬は、阪神JFのミーントゥビーです。

ミーントゥビーは前走(2歳1勝クラス、芝1400m)で、逃げて33秒1の最速上がりを記録。このパターンは、スローペースで逃げられる展開に恵まれた可能性があり、実際、前走の1000m通過は62秒6でした。今回は、相手強化、逃げられなかった場合などの課題はありますが、ここまで3戦して負けたのは前々走･ダリア賞③着のみ。素質を秘めているはずなので、ここは楽しみな先物買いになります。

→チャンピオンズCで【穴ぐさ】ドゥラエレーデが9番人気③着!←

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対象馬レモンポップがチャンピオンズC連覇!

先週の馬体重500kg以上マル外は、3場のダートで[1.2.0.6](複勝率21.6%、複勝回収率46%)。馬体重500kg以上マル外の“総大将"的存在だったレモンポップがチャンピオンズCで1番人気①着となり、有終の美を飾りましたが、先週は連対した3頭が1番人気ということで、回収率は低空飛行でした。

その一方で、チャンピオンズCのレモンポップ、クロフネCのドゥータップ(②着)が好走したことで、先週は対象馬が中京ダートで[1.1.0.0]。先週の当コラムでは、東京から開催を引き継ぐ中山ダートでの成績はチェックしましたが、中京ダートはノーマークでした。そこで、斤量見直しが行われた昨年以降、中京ダートでの馬体重500kg以上マル外の成績を調べてみました。

■2023年以降、中京ダートの馬体重500kg以上マル外

距離	着別度数	勝率	複勝率	単回 収率	複回 収率
1200m	[1.2.1.9]	7.7%	30.8%	64%	93%
1400m	[1.2.2.24]	3.4%	17.2%	117%	47%
1800m	[5.1.2.16]	20.8%	33.3%	364%	99%
1900m	[1.2.1.4]	12.5%	50.0%	38%	85%

ダート1800mの勝率が高いように思えますが、レモンポップのチャンピオンズC連覇が入っているので、ちょっと割り引いて考えたいところ。また、ダート1900mの複勝率50.0%が目立っています。短距離ダートでの活躍が顕著な対象馬としては意外な傾向と言えます。施行回数は少ないですが、中京ダート1900mで狙ってみる価値がありそうです。

文末まとめに、各場のダートに前走馬体重500kg以上のマル外が出走する場合は、馬名の前に｢外｣をつけて掲載しています。

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続いて観測種牡馬の情報です。回収率に重点を置いて、新馬戦&未勝利戦で好成績を挙げている種牡馬の観測を続けています。

■芝

種牡馬	着別度数	単回 収率	複回 収率
モーリス	[18.7.9.59]	281%	128%
オルフェーヴル	[4.7.6.35]	164%	90%
シスキン	[3.4.0.3]	119%	89%

■ダート

種牡馬	着別度数	単回 収率	複回 収率
イントゥミスチーフ	[5.3.1.1]	132%	115%
キズナ	[2.3.2.15]	217%	74%

先週の観測種牡馬の産駒で馬券圏内に入ったのは1頭のみ。30日京都3R(未勝利戦、ダート1800m)でキズナ産駒のダイシンレアレアが3番人気②着となり、複勝は1.5倍でした。

先々週のシスキン産駒祭り以降、静寂が続いていますが、新馬戦、未勝利戦は2歳G1を狙えるような素質馬たちが出走する構図から次のフェーズに入りますし、年が明ければダート戦が増加します。新たな観測種牡馬の浮上に期待しましょう。


そして最後に、新馬券術に繋がりそうな自由研究｢中山ダート1200mで持ち時計1位は狙えるか?｣の検証です。先週の持ち時計1位の馬は[0.0.1.4]で、馬券圏内に入ったのは30日中山1R(未勝利戦)でミトノキャットが1番人気③着でした。

土曜朝イチで好走したので、｢おおっ!?｣と喜びましたが、後が続かず4回中山と異なる傾向となりました。計算上は3～4レースで勝ち馬が1頭出ることになっているんですが…。今週も自由研究を続けてみます。

■2024年4回中山ダート1200m

持ち時計	着別度数	勝率	複勝率
1位	[8.0.1.17]	30.8%	52.9%
3位以内	[9.5.2.47]	14.3%	25.4%

 

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