どうも! “馬迷男" 八木たかおです! 先週の阪神JFでは、TBSの篠原梨菜アナウンサーが競馬実況を初担当しました。在京キー局の女性アナウンサーが競馬実況を担当するのは史上初なんだそうで、しかもデビュー戦がG1の晴れ舞台。注目していたのですが、なにせ先週は一時、香港･シャティンを含めた“4場開催"の慌ただしさだったので、後日改めて聴きました。落ち着いて話せているようで、全体的には良かったんじゃないでしょうか。発走前の情報量がたっぷりで素晴らしかっただけに、競走中の状況に関する情報がやや少なく感じましたが、そりゃ初実況ですから、どんなに練習を積んできても追いかけるのに懸命になるのは当然。今後の伸びしろに期待できそうですから、競馬実況を続けて頂きたいです。

今年は、ラジオNIKKEIの藤原菜々花アナウンサーも実況デビューして話題になりました。G1実況で篠原アナウンサーに先を越されましたが、藤原アナウンサーも徐々に上達しているように思えますし、最後の直線でのテンションアップに取り組むなど、より魅力ある実況に挑戦している印象もあります。2024年は女性アナウンサーの活躍が始まった“実況新時代"の幕開けとして、記憶に残る1年になりそうですね。

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対象馬が阪神JFで8番人気②着&7番人気③着!

先週は7鞍に対象馬がいて[1.4.2.14]でした。阪神JFではビップデイジーが8番人気②着、テリオスララが7番人気③着と人気薄で好走。そのほか、中日新聞杯でロードデルレイが1番人気②着、常総Sでセブンマジシャンが3番人気②着、デコラシオンが1番人気③着、師走Sでロードアヴニールが1番人気①着。ブエナビスタCでも好走馬が出ました。

馬券はセブンマジシャンとデコラシオンを軸にして、常総Sの3連複24.4倍が的中。①着ディオスバリエンテが6番人気だったことで、まずまずの配当となりました。

▲常総Sは3→1→7で決着

そして、師走Sを勝ったロードアヴニールは｢厳選馬｣に指名していました。前走･みやこSはメンバー中最速の上がりで③着。京都ダート→中山ダートの転戦だったので、最も期待できる『直線距離が同じ』の｢★｣付きでした。

このところ自在性を高めている印象があったのですが、今回は内々の5番手追走から直線も逃げ馬1頭分の外からの差し切り。とても上手な競馬でした。上がり3ハロンタイムこそメンバー中4位タイでしたが、安定感たっぷりの取り口。リステッド競走では、能力が一枚上だったようです。

◆各競馬場の直線距離による分類

●ロング
芝:東京､阪神外回り､新潟外回り
ダート:東京､中京

●ミドル
芝:阪神内回り､京都外回り､中京､新潟内回り
ダート:新潟､阪神

●ショート
芝:中山､京都内回り､福島､小倉､札幌､函館
ダート:中山､京都､福島､小倉､札幌､函館

今週の対象馬はページ最下部をご覧ください。3連単･馬単の頭、WIN5で狙うなら、『直線距離が同じ』の｢★｣付きということになります。『直線距離延長』の｢○｣付き、『直線距離短縮』の無印は頭以外で狙います。

｢2歳OP限定、メンバー中最も速い上がりを使っていた馬作戦｣も振り返っておきましょう。阪神JFの対象馬だったミーントゥビーは18番人気⑦着。シンガリ人気ながら③着まで0秒4差の大健闘でした。3戦して2勝、③着1回の好成績にも関わらずシンガリ人気ですから、人気になりづらいタイプかもしれません。追いかけ続ければ、いつか美味しい馬券を届けてくれそうな予感がします。これで対象馬の成績は[3.5.4.16](勝率10.7%、複勝率42.9%)となっています。

今週の対象馬は、朝日杯FSのテイクイットオール、中京2歳Sのナムラトロム、ポッドベイダーです。

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馬券圏内に入れず小休止…

ここ最近、5週連続で対象騎手がふた桁人気の馬を馬券圏内に持ってくる快進撃を続けていましたが、先週は馬券圏内に入った馬がいませんでした。今週からの巻き返しに期待します。

今週の重賞は、今年は京都で行われる朝日杯FS(京都芝外1600m)とターコイズS(中山芝1600m)の2レース。当該コースにおいて、好成績を収めている騎手をチェックしていきましょう。中山の対象期間は昨年以降、リニューアル工事があった京都は2020年以降です。なお、リストアップする騎手は対象期間内に2度以上、馬券圏内に入っている騎手としています。

■京都芝外1600mで注目したい騎手

騎手	着別度数	勝率	複勝率	単回 収率	複回 収率
亀田騎手	[1.0.1.1]	33.3%	66.7%	523%	300%
川田騎手	[9.7.3.11]	30.0%	63.3%	98%	92%
荻野極騎手	[1.0.1.2]	25.0%	50.0%	342%	222%
西村淳騎手	[1.8.3.16]	3.6%	42.9%	12%	121%
永島騎手	[1.2.0.4]	14.3%	42.9%	108%	111%
坂井騎手	[7.6.3.24]	17.5%	40.0%	123%	96%
松山騎手	[6.2.8.24]	15.0%	40.0%	78%	131%
ルメール騎手	[3.1.0.6]	30.0%	40.0%	120%	63%

※データ対象は2020年以降。黄地は当該重賞に騎乗予定あり

先週の阪神JFと同じコースです。騎乗予定馬がいる中では、川田騎手、坂井騎手、松山騎手、ルメール騎手が複勝率40%以上。この4人を対象騎手とします。

■中山芝1600mで注目したい騎手

騎手	着別度数	勝率	複勝率	単回 収率	複回 収率
ルメール騎手	[11.10.3.24]	22.9%	50.0%	76%	77%
坂井騎手	[0.3.4.8]	0.0%	46.7%	0%	114%
M.デムーロ騎手	[5.2.4.17]	17.9%	39.3%	53%	90%
戸崎騎手	[11.9.6.42]	16.2%	38.2%	113%	82%
横山武騎手	[9.7.5.38]	15.3%	35.6%	52%	63%
斎藤騎手	[2.0.1.6]	22.2%	33.3%	261%	82%
岩田望騎手	[1.1.1.6]	11.1%	33.3%	48%	68%
三浦騎手	[4.8.5.38]	7.3%	30.9%	45%	61%

※データ対象は2023年以降。黄地は当該重賞に騎乗予定あり

ルメール騎手、戸崎騎手、横山武騎手、斎藤騎手の4人を対象騎手とします。

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対象馬が中京ダート1900mで12番人気①着の激走!

先週の馬体重500kg以上マル外は、3場のダート全距離で[2.1.2.8](複勝率38.5%、単勝回収率516%、複勝回収率206%)で、優秀な数字となりました。その立役者となったのは、7日中京6R(1勝クラス、ダート1900m)に馬体重532kgで出走して12番人気①着だったジャスパーワールド。単勝64.9倍、複勝21.4倍つきました。先週の当コラムで対象馬の中京ダート1900mでの好成績を指摘したばかりで、早速の激走です。

このレースは馬券を的中させることができず大魚を逃しましたが、7日中山8Rでは馬体重522kgで1番人気③着だったソレルビュレットを軸にして、3連複42.5倍が的中。まずまずの好配当をヒットできました。

▲7日中山8Rは11→10→14で決着

対象馬の好走条件はダート短距離が定番だったのに、中京に限ってはダート1900mで好成績。その理由は不明ですが、狙える傾向は出ています。文末まとめに、各場のダートに前走馬体重500kg以上のマル外が出走する場合は、馬名の前に｢外｣をつけて掲載しています。

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続いて観測種牡馬の情報です。回収率に重点を置いて、新馬戦&未勝利戦で好成績を挙げている種牡馬の観測を続けています。

■芝

種牡馬	着別度数	単回 収率	複回 収率
モーリス	[20.7.9.60]	279%	127%
オルフェーヴル	[4.7.6.38]	155%	85%
シスキン	[3.4.0.3]	119%	89%

■ダート

種牡馬	着別度数	単回 収率	複回 収率
イントゥミスチーフ	[5.3.1.1]	132%	115%
キズナ	[2.3.3.18]	184%	70%

先週はモーリス産駒が芝のレースに3頭出走して2勝しました。1番人気と2番人気だったので回収率は若干下がりましたが、1番人気になった時は[10.2.0.1](複勝率92.3%、単勝回収率175%、複勝回収率115%)と、相変わらず鉄板級の成績です。

その1番人気だったバースライトが勝った8日中山5R(新馬戦、芝1800m)は②着馬が9番人気、③着馬が4番人気だったので、全体的になかなかの好配当。バースライトの単勝は1.9倍だったので、単勝を買うよりは他の馬券を選択したくなります。芝の新馬戦、未勝利戦に1番人気のモーリス産駒がいたら、まずは馬券の軸に据えた上で、相手に人気薄が来てくれることを願うのが勝利の方程式かもしれません。あるいは単複にドカンと行くか。このあたりは軍資金の額や好みによりそうですね。


そして最後に、新馬券術に繋がりそうな自由研究｢中山ダート1200mで持ち時計1位は狙えるか?｣の検証です。先週の持ち時計1位の馬は、7日1R(未勝利戦)でポップグルーヴが7番人気⑦着、アクアラインSでムーヴが7番人気②着、8日1Rでレイオーバーが1番人気③着、カペラSでスズカコテキタイが8番人気⑫着、テイエムトッキュウが6番人気⑬着という結果でした。

計算上は3～4レースで勝ち馬が1頭出ることになっているはずなのに、5回中山は4回中山と比較して傾向がガラリと変わっている印象。ただ、7番人気で馬券に絡む馬も出ていますから、全くノーチャンスという訳でもなさそうです。とりあえず年内は検証を続けてみましょう。

■2024年4回中山ダート1200m

持ち時計	着別度数	勝率	複勝率
持ち時計1位のみ	[8.0.1.17]	30.8%	52.9%
持ち時計3位まで	[9.5.2.47]	14.3%	25.4%

 

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