どうも! “馬迷男" 八木たかおです! ｢海外では何が起きるか分からない｣というのはスポーツの世界でよく聞かれる慣用句ですが、先週カタールで行われたアミールスウォード･フェスティバルではちょっと考えられないような事態が起きたようです。前日に水を撒き過ぎて芝コースがスリップする状況になったため、開催が1日順延されたうえ、競馬場が変更になり、サトノグランツが出走したアミールトロフィー(G3)も距離が当初より100m短い2300mに変更されました。

そんな環境に置かれても、サトノグランツはよく頑張って2年連続の③着。管理する友道厩舎の皆さんも大変お疲れになったことでしょう。そして、勝ったのは日本でもおなじみのイギリスのレベルスロマンス。いろんなことが起きても、強い馬はやっぱり強いということなんでしょうね。今週はサウジカップデー。日本馬の活躍に期待しつつ、まずは無事に開催されることを祈りたい心境です。

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対象騎手が3重賞完全勝利!

先週は対象騎手が3重賞を全勝する大活躍でした。京都記念では岩田望騎手騎乗のヨーホーレイクが5番人気①着、共同通信杯では坂井騎手騎乗のマスカレードボールが1番人気①着、戸崎騎手騎乗のカラマティアノスが6番人気②着、クイーンCではルメール騎手騎乗のエンブロイダリーが3番人気①着となり、3重賞完全制覇となりました。

今週はフェブラリーS(東京ダート1600m)、阪急杯(京都芝外1400m)、ダイヤモンドS(東京芝3400m)、小倉大賞典(小倉芝1800m)の豪華4重賞。当該コースにおいて、好成績を収めている騎手をチェックしましょう。対象期間は昨年以降です。ダイヤモンドSに関しては2022年以降の全場で行われた3000m以上のレースを対象にしました。なお、リストアップする騎手は対象期間内に2度以上、馬券圏内に入っている騎手としています。

今週はサウジカップデーに参戦するため、リーディング上位の騎手を含めて複数の騎手が日本に不在です。そんな中、狙えそうな騎手をしっかり見定めましょう。

■東京ダート1600mで注目したい騎手

騎手	着別度数	勝率	複勝率	単回 収率	複回 収率
横山典騎手	[5.3.2.8]	27.8%	55.6%	148%	137%
菅原隆騎手	[1.0.1.2]	25.0%	50.0%	1610%	687%
藤岡佑騎手	[1.0.1.3]	20.0%	40.0%	760%	326%
M.デムーロ騎手	[0.3.0.5]	0.0%	37.5%	0%	311%
長岡騎手	[0.1.2.6]	0.0%	33.3%	0%	186%
横山武騎手	[8.3.3.32]	17.4%	30.4%	66%	68%

※データ対象は2024年以降。黄地は当該重賞に騎乗予定あり

騎乗予定馬がいる中では横山典騎手、長岡騎手、藤岡佑騎手、横山武騎手が複勝率上位。この4人を対象騎手とします。

■京都芝外1400mで注目したい騎手

騎手	着別度数	勝率	複勝率	単回 収率	複回 収率
斎藤騎手	[1.1.1.3]	16.7%	50.0%	31%	93%
浜中騎手	[2.2.1.7]	16.7%	41.7%	58%	75%
北村友騎手	[2.2.2.9]	13.3%	40.0%	65%	129%
藤岡佑騎手	[0.1.2.5]	0.0%	37.5%	0%	185%
岩田望騎手	[5.1.2.14]	22.7%	36.4%	272%	114%

※データ対象は2024年以降。黄地は当該重賞に騎乗予定あり

斎藤騎手、浜中騎手、北村友騎手、岩田望騎手の4人を対象騎手としましょう。

■芝3000m以上で注目したい騎手

騎手	着別度数	勝率	複勝率	単回 収率	複回 収率
吉田隼騎手	[0.2.0.2]	0.0%	50.0%	0%	250%
戸崎騎手	[0.1.3.5]	0.0%	44.4%	0%	132%
横山武騎手	[0.1.2.5]	0.0%	37.5%	0%	78%
幸騎手	[0.0.4.8]	0.0%	33.3%	0%	165%
田辺騎手	[1.1.0.5]	14.3%	28.6%	58%	185%

※データ対象は2022年以降。黄地は当該重賞に騎乗予定あり

今回は16頭立てで、長距離戦にしては珍しく出走頭数が多くなりましたが、戸崎騎手、横山武騎手、田辺騎手の3人に絞ります。

■小倉芝1800mで注目したい騎手

騎手	着別度数	勝率	複勝率	単回 収率	複回 収率
北村友騎手	[1.2.4.5]	8.3%	58.3%	13%	187%
藤岡佑騎手	[7.0.2.7]	43.8%	56.3%	576%	157%
鮫島駿騎手	[4.4.1.10]	21.1%	47.4%	44%	67%
杉原騎手	[1.1.0.3]	20.0%	40.0%	116%	84%
西村淳騎手	[2.1.2.10]	13.3%	33.3%	54%	56%
丹内騎手	[2.6.2.21]	6.5%	32.3%	24%	85%
幸騎手	[1.3.3.16]	4.3%	30.4%	24%	91%
佐々木騎手	[2.3.3.20]	7.1%	28.6%	55%	102%

※データ対象は2024年以降。黄地は当該重賞に騎乗予定あり

杉原騎手、丹内騎手、佐々木騎手を対象騎手とします。

→京都記念、共同通信杯、クイーンCで【穴ぐさ】激走!←

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共同通信杯&クイーンCで6番人気の対象馬が好走!

先週は8鞍に対象馬がいて[1.2.3.10]でした。共同通信杯でカラマティアノスが6番人気②着、リトルジャイアンツが4番人気③着になったほか、クイーンCでもエストゥペンダが6番人気③着と重賞で好走。さらに、飛鳥Sでウエストナウが4番人気①着、シェイクユアハートが1番人気③着、バレンタインSでも好走馬が出ました。

馬券は飛鳥Sの3連単89.5倍が的中。1番人気シェイクユアハートの安定感は認めつつも、②～③着が多い点も考慮して、3連単フォーメーションを組んで正解でした。

▲飛鳥Sは4→9→3で決着

｢厳選馬｣に指名していた北山Sのタイトニットは2番人気⑩着。堅実に走ってきた馬ですが、今回は能力を出せなかったようです。次走の巻き返しに期待します。

◆各競馬場の直線距離による分類

●ロング
芝:東京､阪神外回り､新潟外回り
ダート:東京､中京

●ミドル
芝:阪神内回り､京都外回り､中京､新潟内回り
ダート:新潟､阪神

●ショート
芝:中山､京都内回り､福島､小倉､札幌､函館
ダート:中山､京都､福島､小倉､札幌､函館

今週の対象馬はページ最下部をご覧ください。3連単･馬単の頭、WIN5で狙うなら、『直線距離が同じ』の｢★｣付きということになります。『直線距離延長』の｢○｣付き、『直線距離短縮』の無印は頭以外で狙います。

そして、｢今週の厳選馬｣に指名するのは金蹄Sのハギノサステナブル。前走･瀬戸Sはメンバー中2位タイの上がりでハナ差の②着でした。中京ダート→東京ダートの転戦となるので、最も期待できる『直線距離が同じ』の｢★｣付きとなります。

惜しかった前走は、勝ったのが実力馬テーオーパスワード。勝ち馬は道中で内々をピッタリ回って、ハギノサステナブルは馬体を併せて1頭分外を回っていました。それでハナ差ですし、③着には4馬身差。前々走では今回と同じ東京ダート2100mの是政Sで②着があり、持ち時計もメンバー中上位ですから、能力を出せればここは勝ち負けとみます。

｢3歳OP限定、メンバー中最も速い上がりを使っていた馬作戦｣も振り返っておきましょう。共同通信杯のマスカレードボールは1番人気①着、クイーンCのマディソンガールは1番人気⑥着でした。これで対象馬の成績は[5.7.4.32](勝率10.4%、複勝率33.3%)となっています。

今週の対象馬はヒヤシンスSのプロミストジーンとルクソールカフェ、マーガレットSのモジャーリオです。

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対象馬が小倉ダート1000mで5番人気①着!

先週の馬体重500kg以上マル外は、ダート全距離で[1.1.0.7](複勝率22.2%、単勝回収率91%、複勝回収率45%)。馬券圏内に入れなかった7頭のうち3頭はダート1900mへの出走で、先週はダート1400m以下で[1.1.0.4](複勝率33.3%)となり、馬券的に勝負できそうな数字になります。

馬券圏内に入った2頭は、16日小倉3R(ダート1000m)のジェネラーレが5番人気①着で、単勝8.2倍、複勝2.9倍。そしてバレンタインS(東京ダート1400m)のウェイワードアクトが1番人気②着で複勝1.2倍でした。

この新馬券術を検証するきっかけとなった小倉ダートで、しっかり好走馬が出ました。小倉開催も今週を含めて残り2週ですから、美味しい馬券を頂きましょう。

文末まとめに、各場のダートに前走馬体重500kg以上のマル外が出走する場合は、馬名の前に｢外｣をつけて掲載しています。

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続いて観測種牡馬の情報です。回収率に重点を置いて、新馬戦&未勝利戦で好成績を挙げている種牡馬の観測を続けています。

■芝

種牡馬	着別度数	単回 収率	複回 収率
モーリス	[22.10.12.98]	194%	107%
オルフェーヴル	[7.9.10.63]	131%	118%
シスキン	[3.4.0.4]	108%	80%

■ダート

種牡馬	着別度数	単回 収率	複回 収率
イントゥミスチーフ	[6.3.1.2]	127%	108%
レッドファルクス	[5.3.5.16]	970%	365%
キズナ	[4.7.6.36]	113%	93%

先週はダートのキズナ産駒が[2.2.0.2]と好成績でした。馬券圏内に入った4頭のうち、15日京都3R(ダート1400m)で5番人気①着だったスニーカースキル、15日京都4R(ダート1800m)で2番人気②着だったハミルトンは、どちらも今回が初ダート。以前、検証を続けていた｢未勝利戦は初ダート馬作戦｣はこの冬も通用しているようです。


ダートの観測種牡馬に関しては、｢未勝利戦は初ダート馬作戦｣との組み合わせで狙っても良さそうですね。

 

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