どうも! “馬迷男" 八木たかおです! さあ、小倉、福島も開幕し、本格的な夏競馬の開幕です。｢夏が始まった合図がした｣という歌詞が入った人気曲がありますが、競馬ファンにとってその合図は、今週土曜の函館1Rのファンファーレでしょう。28日(土)9時50分に夏が始まります。

そして、ここから3歳vs.古馬の本格的な闘いもスタート。例年、夏競馬序盤は3歳馬の勢いが目立つ印象があります。斤量ルールが変更された2023年以降の2年を対象に、夏競馬1週目における3歳以上のレースに関して各年齢の成績を調べてみました。なお、2023年は小倉ではなく中京開催でした。

■2023年7月1～2日の3歳以上のレース

年齢	芝		ダート
	複勝率	複勝回収率	複勝率	複勝回収率
3歳	36.0%	67%	28.6%	59%
4歳	26.7%	84%	29.0%	132%
5歳	18.4%	75%	11.8%	22%
6歳	11.8%	26%	8.3%	20%
7歳以上	5.3%	32%	0.0%	0%

■2024年6月29～30日の3歳以上のレース

年齢	芝		ダート
	複勝率	複勝回収率	複勝率	複勝回収率
3歳	31.1%	67%	28.6%	60%
4歳	24.0%	101%	26.9%	130%
5歳	18.2%	59%	16.7%	75%
6歳	20.0%	124%	15.4%	25%
7歳以上	0.0%	0%	10.0%	18%

基本は3歳と4歳の闘いの構図ですが、4歳の複勝回収率の高さが目立ちます。また、3歳馬は芝の方が好成績。ダートに関しては、まだこの時期は古馬のパワーが上回るのかもしれません。ということは、ダートのレースで4歳馬を複勝だけではなく3連複･3連単で狙うという作戦が使えるでしょうか。逆に芝のレースでは3頭に1頭の確率で馬券に絡んでくる3歳馬中心の狙いが成り立ちそうです。

ただ、留意したいのは、まだこの時期ですから、3勝クラス以上の上位条件に出走してくる3歳馬が少ないことですね。4歳馬の複勝率の高さの要因には、この観点もあるかもしれません。夏競馬を上手く立ち回って、回収率アップに繋げていきましょう。

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2重賞で対象騎手が馬券圏内!

先週も対象騎手が2重賞で活躍しました。しらさぎSでは坂井騎手騎乗のキープカルムが5番人気①着、府中牝馬Sでは大野騎手騎乗のカナテープが3番人気②着。新重賞だろうが、施行時期や条件(別定戦→ハンデ戦)が変更されようが、コース条件が得意な騎手には関係ないようです。

今週の重賞は、日曜に行われる函館記念(函館芝2000m)とラジオNIKKEI賞(福島芝1800m)のハンデ戦2レースです。シンプルに荒れる予感がぷんぷん漂ってますねw

当該コースにおいて、好成績を収めている騎手をチェックしましょう。対象期間は昨年以降。なお、リストアップする騎手は対象期間内に2度以上、馬券圏内に入っている騎手としています。

■函館芝2000mで注目したい騎手

騎手	着別度数	勝率	複勝率	単回 収率	複回 収率
武豊騎手	[3.3.2.5]	23.1%	61.5%	148%	116%
横山武騎手	[3.1.3.6]	23.1%	53.8%	90%	91%
岩田康騎手	[2.0.0.2]	50.0%	50.0%	215%	102%
鮫島駿騎手	[0.3.3.8]	0.0%	42.9%	0%	110%
藤岡佑騎手	[2.2.1.7]	16.7%	41.7%	54%	104%

※データ対象は2024年以降。黄地は当該重賞に騎乗予定あり

横山武騎手、岩田康騎手、鮫島駿騎手、藤岡佑騎手の4人を対象騎手としましょう。

■福島芝1800mで注目したい騎手

騎手	着別度数	勝率	複勝率	単回 収率	複回 収率
戸崎騎手	[4.4.3.3]	28.6%	78.6%	124%	117%
中井騎手	[2.0.0.1]	66.7%	66.7%	336%	150%
佐々木騎手	[1.2.1.3]	14.3%	57.1%	37%	107%
角田和騎手	[0.2.1.3]	0.0%	50.0%	0%	156%
菅原明騎手	[5.3.1.10]	26.3%	47.4%	197%	150%
田辺騎手	[2.2.0.5]	22.2%	44.4%	166%	123%
三浦騎手	[2.2.3.9]	12.5%	43.8%	95%	102%
亀田騎手	[1.2.3.8]	7.1%	42.9%	19%	119%
丹内騎手	[4.1.1.10]	25.0%	37.5%	182%	78%
横山琉騎手	[5.1.1.12]	26.3%	36.8%	1127%	196%
泉谷騎手	[1.1.1.6]	11.1%	33.3%	1174%	264%
石橋脩騎手	[0.2.2.8]	0.0%	33.3%	0%	141%
松岡騎手	[0.0.3.7]	0.0%	30.0%	0%	127%

※データ対象は2024年以降。黄地は当該重賞に騎乗予定あり

戸崎騎手、菅原明騎手、田辺騎手、横山琉騎手の4人を対象騎手としましょう。

→葵Sで【穴ぐさ】アブキールベイが15番人気①着!←

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対象馬が7番人気①着で万馬券ゲット!

先週は6鞍に対象馬がいて[3.2.2.6]と好調で、人気薄での好走馬も複数出現しました。天保山Sではローズスターが11番人気②着、ストークSではヴェルテンベルクが7番人気①着、オーロラエックスが1番人気③着。多摩川Sではセフィロが6番人気①着、ユキマルが9番人気③着、そのほか、しらさぎS、スレイプニルSでも馬券に絡みました。

馬券はヴェルテンベルクを馬券の軸に据えてストークSの3連複134.3倍が的中! 7番人気から入って万馬券的中に繋げることができました。

▲ストークSは12→11→10で決着

ヴェルテンベルクは｢厳選馬｣に指名していました。3勝クラスへの昇級初戦だった前走･垂水Sは後方からの競馬となって、勝ち馬から0秒6差の⑧着。今回は3～4番手でレースを運び、メンバー中2位の上がりを駆使しての押し切り勝ちですから、内容は格段に改善しました。前走が定量58kgで、今回がハンデ55kgだったことも勝因のひとつかもしれません。

また、多摩川Sではセフィロの単複を購入したところ、単勝26.6倍、複勝5.5倍つきました。

▲多摩川Sは13→16→10で決着

スレイプニルSはカズタンジャーをから流した馬連6.4倍が的中。2→1番人気という本命サイドの決着でしたが、追加馬券でプラス収支に持ち込めました。

▲スレイプニルSは7→1→6で決着

◆各競馬場の直線距離による分類

●ロング
芝:東京､阪神外回り､新潟外回り
ダート:東京､中京

●ミドル
芝:阪神内回り､京都外回り､中京､新潟内回り
ダート:新潟､阪神

●ショート
芝:中山､京都内回り､福島､小倉､札幌､函館
ダート:中山､京都､福島､小倉､札幌､函館

今週の対象馬はページ最下部をご覧ください。3連単･馬単の頭、WIN5で狙うなら、『直線距離が同じ』の｢★｣付きということになります。『直線距離延長』の｢○｣付き、『直線距離短縮』の無印は頭以外で狙います。

そして｢今週の厳選馬｣はラジオNIKKEI賞のバズアップビートです。前走･白百合Sは後方からメンバー中2位の上がりを発揮して、勝ち馬と同タイムのアタマ+ハナ差の③着でした。京都芝外回り→福島芝の転戦となるので、『直線距離が同じ』の次に期待できる『直線距離短縮』の無印となります。

末脚は切れますし、芝1800mの持ち時計もメンバー上位。斤量も前走の別定57kgからハンデ55kgに軽減されます。買い材料はたっぷりなので、心配はゲートのみ。開幕週ですからある程度のポジションをとりたいはず。全国リーディング1位と好調な戸崎騎手に替わるので、ゲートをしっかり決めてもらいましょう。

｢3歳OP限定、メンバー中最も速い上がりを使っていた馬作戦｣は、現在までの対象馬の成績は[13.14.5.60](勝率14.1%、複勝率34.8%)となっています。今週の3歳OPはラジオNIKKEI賞。対象馬はフクノブルーレイクです。

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対象馬で馬券的中!

先週の馬体重500kg以上マル外は、ダート全距離で[0.0.1.2](複勝率33.3%、複勝回収率36%)。出走馬自体が少なく、馬券圏内に入った馬も21日阪神8Rで1番人気③着だったゴールデンクラウド1頭だけでしたが、この馬を馬券に軸にして3連複11.4倍が的中しました。追加馬券でプラス収支に持ち込むことに成功です。

▲21日阪神8Rは15→12→2で決着

文末まとめに、各場のダートに前走馬体重500kg以上のマル外が出走する場合は、馬名の前に｢外｣をつけて掲載しています。

→葵Sで【穴ぐさ】アブキールベイが15番人気①着!←

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続いて観測種牡馬の情報です。回収率に重点を置いて、新馬戦&未勝利戦で好成績を挙げている種牡馬の観測を続けています。

■芝

種牡馬	着別度数	単回 収率	複回 収率
モーリス	[25.17.20.161]	164%	95%
オルフェーヴル	[11.13.12.117]	253%	115%
ダノンバラード	[8.12.6.110]	221%	134%
モズアスコット	[8.3.8.83]	154%	84%
グレーターロンドン	[8.2.3.33]	343%	149%
シスキン	[4.4.0.6]	95%	71%

■ダート

種牡馬	着別度数	単回 収率	複回 収率
イントゥミスチーフ	[7.3.1.5]	104%	88%
レッドファルクス	[6.4.8.26]	646%	261%

先週は芝のモーリス産駒が[0.1.1.7]。21日東京4Rではフィーユチャンが5番人気②着となり、この馬を馬券の軸にして3連複56.0倍が的中しました。

▲21日東京4Rは13→6→5で決着

また、ダートのレッドファルクス産駒は2頭出走して2番人気②着と1番人気③着。人気に応えてしっかり馬券に絡みました。

そして、昨年の今頃は中継を観ていても｢アドマイヤマーズ産駒は走りますねぇ｣というフレーズがちょいちょい聞かれました。22日阪神5R(2歳新馬戦、芝1600m)はアドマイヤマーズ産駒のアルバンヌが2番人気②着。この馬を馬券に入れて、3連単59.3倍が的中しました。

▲22日阪神5Rは9→6→10で決着

しかし、現2歳世代のアドマイヤマーズ産駒は10頭全てが芝のレースに出走して、馬券に絡んだのは②着2回。昨年とは傾向が異なるようです。種牡馬の傾向も毎年変化するので、しっかりチェックしていきたいですね。

 

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