どうも! “馬迷男" 八木たかおです! 今年も残すところ約20日。中央競馬の開催も今週を入れてあと3週間となりました。ラジオ番組がリスナーから募集するメールテーマも｢今年のうちにやっておきたいこと｣｢今年やり残したこと｣等、年末感が漂い始めています。

騎手のリーディング争いも大詰めを迎えていて、今年は先週終了の時点でルメール騎手が134勝でトップ、戸崎騎手が125勝の2位となっています。そして、ここまで6人の騎手が100勝に到達。7位の丹内騎手が91勝、8位の岩田望騎手が89勝を挙げています。丹内騎手と岩田望騎手の2人は100勝を目指したいところでしょうし、周囲の関係者も応援してあげたくなるのが人情というもの。

そんな2人の先週の成績は、丹内騎手[2.1.3.11]、岩田望騎手[3.2.3.11]。両騎手とも、もう一段ギアが上がれば、100勝達成が見えてきそうです。

6日中山6Rでは丹内騎手騎乗のミツカネメルクリオが2番人気③着。勝利には届きませんでしたが、馬券圏内に入りました。そんな丹内騎手の騎乗馬を中心に考えて3連複59.7倍、複勝1.8倍が的中。

▲6日中山6Rは5→13→11で決着

残り3週間、丹内騎手と岩田望騎手を重視する｢100勝応援作戦｣もアリかもしれません。

そして、この時期の中京開催で好成績の9厩舎“中京九本槍"を狙う新馬券術のタネも検証中です。6日中京4Rでは9厩舎のうちのひとつ、杉山佳厩舎が管理するマーゴットミストが1番人気②着。この馬を軸にして、馬連5.5倍が的中しました。

▲6日中京4Rは7→2→6で決着

中京は今週を含めて残り2週。こちらでは“中京九本槍"を重視して、好配当を狙っていきます。

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対象騎手2人が7番人気で馬券圏内!

先週は対象騎手が人気薄を馬券圏内にエスコート。チャンピオンズCでは川田騎手騎乗のウィルソンテソーロが2番人気②着、三浦騎手騎乗のラムジェットが7番人気③着、鳴尾記念では坂井騎手騎乗のセンツブラッドが7番人気②着、ステイヤーズSでは戸崎騎手騎乗のホーエリートが2番人気①着、ルメール騎手騎乗のクロミナンスが1番人気③着でした。

馬券は鳴尾記念のセンツブラッドを入れた馬単BOXで、59.6倍が的中。ちなみに勝ったデビットバローズの鞍上は、JRA年間100勝に迫る岩田望騎手でした。

▲鳴尾記念は10→4→2で決着

また、ステイヤーズSではクロミナンスの複勝1.6倍を手堅くゲット。1番人気の複勝でこの配当ならまずまずです。

▲ステイヤーズSは3→4→7で決着

今週の重賞は、日曜の阪神JF(阪神芝外1600m)、カペラS(中山ダート1200m)、土曜の中日新聞杯(中京芝2000m)の計3レース。当該コースにおいて、好成績を収めている騎手をチェックしましょう。対象期間は昨年以降。なお、リストアップする騎手は対象期間内に2度以上、馬券圏内に入っている騎手としています。

香港国際競走が行われるため、複数の騎手が遠征する中、コースと相性の良い騎手をピックアップしていきましょう。

■阪神芝外1600mで注目したい騎手

騎手	着別度数	勝率	複勝率	単回 収率	複回 収率
ルメール騎手	[1.2.1.2]	16.7%	66.7%	78%	135%
横山武騎手	[1.3.1.3]	12.5%	62.5%	38%	185%
亀田騎手	[3.1.2.7]	23.1%	46.2%	255%	146%
岩田望騎手	[9.4.3.21]	24.3%	43.2%	104%	81%
藤岡佑騎手	[0.3.3.9]	0.0%	40.0%	0%	107%
M.デムーロ騎手	[3.4.3.16]	11.5%	38.5%	55%	93%
西村淳騎手	[2.3.2.13]	10.0%	35.0%	43%	218%
坂井騎手	[5.2.3.20]	16.7%	33.3%	96%	67%
国分恭騎手	[0.2.1.6]	0.0%	33.3%	0%	181%
川田騎手	[1.2.4.15]	4.5%	31.8%	40%	47%
北村友騎手	[3.1.4.18]	11.5%	30.8%	47%	129%

※データ対象は2024年以降。黄地は当該重賞に騎乗予定あり

藤岡佑騎手、西村淳騎手、坂井騎手、川田騎手の4人を対象騎手とします。

■中山ダート1200mで注目したい騎手

騎手	着別度数	勝率	複勝率	単回 収率	複回 収率
吉田隼騎手	[1.1.0.1]	33.3%	66.7%	110%	96%
ルメール騎手	[15.8.5.15]	34.9%	65.1%	104%	95%
武豊騎手	[3.2.1.4]	30.0%	60.0%	103%	79%
川田騎手	[2.1.0.3]	33.3%	50.0%	45%	63%
池添騎手	[1.2.1.4]	12.5%	50.0%	790%	206%
戸崎騎手	[20.16.7.56]	20.2%	43.4%	77%	73%
マーカンド騎手	[3.1.3.10]	17.6%	41.2%	231%	127%
横山武騎手	[19.11.11.62]	18.4%	39.8%	74%	69%
荻野極騎手	[5.3.1.14]	21.7%	39.1%	173%	107%
鮫島駿騎手	[2.3.1.11]	11.8%	35.3%	74%	173%
丹内騎手	[12.13.8.65]	12.2%	33.7%	246%	125%

※データ対象は2024年以降。黄地は当該重賞に騎乗予定あり

吉田隼騎手、戸崎騎手、荻野極騎手、鮫島駿騎手の4人を対象騎手とします。

■中京芝2000mで注目したい騎手

騎手	着別度数	勝率	複勝率	単回 収率	複回 収率
ルメール騎手	[2.3.1.3]	22.2%	66.7%	77%	105%
川田騎手	[11.9.3.13]	30.6%	63.9%	98%	86%
荻野極騎手	[1.2.3.4]	10.0%	60.0%	13%	203%
坂井騎手	[12.4.3.14]	36.4%	57.6%	156%	85%
岩田康騎手	[4.2.3.9]	22.2%	50.0%	107%	93%
横山典騎手	[2.3.2.7]	14.3%	50.0%	100%	127%
松山騎手	[12.5.4.25]	26.1%	45.7%	94%	67%
池添騎手	[2.2.1.7]	16.7%	41.7%	79%	143%
藤岡佑騎手	[2.1.2.8]	15.4%	38.5%	47%	121%
高杉騎手	[2.4.4.17]	7.4%	37.0%	50%	91%
西塚騎手	[2.3.5.17]	7.4%	37.0%	75%	78%
西村淳騎手	[5.7.2.24]	13.2%	36.8%	214%	129%

※データ対象は2024年以降。黄地は当該重賞に騎乗予定あり

松山騎手、池添騎手、藤岡佑騎手、西塚騎手の4人を対象騎手とします。

→京都2歳Sで【穴ぐさ】ジャスティンビスタが単勝25.0倍①着!←

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チャンピオンズCで対象馬が7番人気③着!

先週は5鞍に対象馬がいて[1.0.2.7]。チャンピオンズCでラムジェットが7番人気③着と人気薄で好走したほか、市川Sではクラウンシエンタが1番人気①着、飛騨Sではユハンヌスが2番人気③着と頑張ってくれました。

市川Sのクラウンシエンタは｢厳選馬｣に指名していました。今回はメンバー中最速上がりで抜け出して①着。トップハンデタイの56kgを克服してのOP入り。ここからの活躍も楽しみです。

◆各競馬場の直線距離による分類

●ロング
芝:東京､阪神外回り､新潟外回り
ダート:東京､中京

●ミドル
芝:阪神内回り､京都外回り､中京､新潟内回り
ダート:新潟､阪神

●ショート
芝:中山､京都内回り､福島､小倉､札幌､函館
ダート:中山､京都､福島､小倉､札幌､函館

今週の対象馬はページ最下部をご覧ください。3連単･馬単の頭、WIN5で狙うなら、『直線距離が同じ』の｢★｣付きということになります。『直線距離延長』の｢〇｣付き、『直線距離短縮』の無印は頭以外で狙います。

そして、｢今週の厳選馬｣に指名するのは竹田城Sのレッドプロフェシーです。前走は伊勢佐木Sに出走して2番人気③着。東京ダート→阪神ダートの転戦となるので、『直線距離が同じ』の次に期待できる『直線距離短縮』の無印となります。

前々走･白川郷Sはメンバー中最速上がりで0秒1差③着、前走･伊勢佐木Sはメンバー中2位の上がりで0秒5差③着と好調。さらに、③着が続いた中で注目したいのが、④着馬との着差です。前々走が5馬身差、前走が2馬身半差ですから、両レースとも前の馬に食らいつく状況で後続を離しています。そして、ダート2000mに出走経験がある馬は多くないものの、この距離の持ち時計はメンバー中1位。ここは馬券の軸として信頼します。

続いて、｢世代OP限定、メンバー中最も速い上がりを使っていた馬作戦｣もチェックしておきましょう。先週は2歳OPのレースがありませんでした。ここまで2歳OPの成績は[5.3.4.12](勝率20.8%、複勝率50.0%)となっています。今週の対象馬は阪神JFのギャラボーグです。

→京都2歳Sで【穴ぐさ】ジャスティンビスタが単勝25.0倍①着!←

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まさかまさかのレアケース…?

先週の馬体重500kg以上マル外は、ダートに15頭が出走して、全馬が馬券圏内に入れませんでした。ここまでの不振もなかなか珍しいケース。今週の巻き返しに期待です。

なお、当コラムが待ち焦がれている中京ダート1900mへの出走は、先週もありませんでした。

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続いて観測種牡馬の情報です。回収率に重点を置いて、新馬戦&未勝利戦で好成績を挙げている種牡馬の観測を続けています。

■2歳芝

種牡馬	着別度数	単回 収率	複回 収率
キズナ	[18.18.8.53]	107%	75%
モズアスコット	[6.5.6.33]	191%	116%
フォーウィールドライブ	[3.1.2.17]	136%	93%
グレーターロンドン	[1.1.1.16]	122%	42%

■2歳ダート

種牡馬	着別度数	単回 収率	複回 収率
フォーウィールドライブ	[5.1.5.31]	66%	115%
マインドユアビスケッツ	[5.2.2.20]	204%	205%
ニューイヤーズデイ	[4.5.11.26]	111%	202%
サンダースノー	[2.5.1.26]	200%	145%

先週は6日阪神3R(未勝利戦、芝1600m)でキズナ産駒のグランドオーパスが3番人気①着。単勝8.9倍、複勝1.8倍をつけ、単勝回収率を少し上げました。

今年の2歳戦は6月7日に始まりましたから、そろそろ約半年が経過します。新馬戦&未勝利戦に限定すると、1位:エピファネイア25勝、2位タイ:キズナ20勝、モーリス20勝が上位3頭。以下、4位:コントレイル17勝、5位:ルヴァンスレーヴ15勝と続きます。騎手だけでなく、こちらの争いもなかなか楽しみです。

ちなみに、エピファネイア産駒はここまで複勝率53.8%。人気になりがちなので単勝回収率82%、複勝回収率99%となっていて、100%にわずかに届いていませんが、なかなかの好成績です。

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