●一口クラブを始めると、1年でいくらくらいかかる?
前回、
「あなたは1年で、一口にいくらくらいのお金を使っていますか?」という内容でアンケートを募集しました。
これは
PNりっかさんからいただいた、
「入会したいとは思っていますが、どれくらいお金がかかるのか不安です。皆さんはどれくらいお金をかけているのでしょうか?」というご質問にお応えしたものです。
始めてはみたいと思っていても、実際どれくらいお金がかかるのか不安ですよね。そこで、皆さんがどれくらいお金をかけているか、聞いてみました。
PNやまげんさん「月に1万2千円ほど支払っているので、単純に維持費で14万4千円。それに馬の出資金です。出資金については、このコーナーの担当の方と同じで賞金を出資金に回しているので年によってバラバラです。少ない時には一頭にしか出資出来なかったりしたので。でも、平均すると年間30万ぐらいな気がします」出資金については、
1頭につき40口、100口、400口などなど、口数によって大きく変わります。ここで、各クラブがどれくらいの口数で募集をしているか、昨年以降に募集馬がいたクラブについて、どのような口数で募集されたか見てみましょう(各クラブの募集要項等より抜粋。無料提供馬は除く)。
| クラブ |
口数 |
| 社台サラブレッドクラブ |
40 |
| サンデーサラブレッドクラブ |
40 |
| G1サラブレッドクラブ |
40 |
| キャロットクラブ |
400 |
| ラフィアンターフマンクラブ |
50、100 |
| ノルマンディーオーナーズクラブ |
40、400 |
| グリーンファーム愛馬会 |
200、400 |
| ウインレーシングクラブ |
400 |
| サラブレッドクラブセゾン |
200、400 |
| シルクホースクラブ |
100、500 |
| ターファイトクラブ |
100～500 |
| 大樹レーシングクラブ |
200、400 |
| 東京サラブレッドクラブ |
400 |
| 広尾サラブレッド倶楽部 |
200、400 |
| ブルーインベスターズ |
400、500 |
| 友駿ホースクラブ愛馬会 |
500 |
| ユニオン・オーナーズ・クラブ |
200～500 |
| ロードサラブレッドオーナーズ |
500 |
| ローレルクラブ |
200～500 |
会費は口数にかかわらず共通ですが、
維持費は口数で割られる場合が多いので、たとえば40口のクラブと400口のクラブではおよそ10倍違います。この点は注意しましょう。
ちなみに自分の場合ですが、
400分の1口の維持費は、1月あたりで安いとおよそ1000円、高いと1500～2000円くらいでしょうか。現在は実働2頭のみの出資ですので、会費を含めて月に7000～8000円くらいですね。
また、
出資金も口数で割られます。例えば先日の
皐月賞を制した
イスラボニータ(社台TC所属)は
総額2400万円で、40分の1口ですので1口あたり60万円でした。もしこれが400分の1のクラブだと、1口は6万円となります。もちろん、
口数が多いクラブの馬に複数口出資するのもアリですよ!
PNあるぷすさん「2歳馬の一口というより、毎年10～15万の設定にして2頭を買うようなスタイルにしてます。一頭だけでも良いのですが、芝とダート向きの馬を毎年一頭ずつ買うようにしてます」PN馬キチさん「馬代金が年間150～200万円位で、維持費が月10万円位です」PNミラさん「現在2頭に出資していて、年間の維持費が7万強(1月で約5800円)、新たに出資した場合はそれに4、5万追加で年間12万前後です」PNヒロ兄さん「私は400口クラブに入会しているので、馬選びの際には牡馬なら一口最高20万円まで、牝馬なら一口最高10万円までと決めています。愛馬出資代金としてなら年間20～30万円以内と決めています。今年はちょっとだけ予算オーバーしてしまいましたがσ^_^; 月々の維持費は1頭約1000～2000円程度です。他にグッズ購入やG?祝勝会などを入れて一口馬主関係だけで年間50万以内だと思います(後略)」また、
PNヒロ兄さんによると、
「何より愛馬を通じて気の合う多くの仲間が増えますし、愛馬との思い出も出来ますのでそこがお金では買えない一口馬主の財産です」とのこと。一口で“儲ける”ことはなかなか難しいですが、このような
プライスレスな部分に価値を見出すことができるといいですね。
PNシューさん「毎年1頭のみ、出資金は5万円を超えないようにしています。子供が生まれてからかなりセーブするようになりました(苦笑)。牝馬は6歳春で引退するので、できるだけ長く走れるように牡馬を中心に出資します。長く活躍してくれるとベストですが、なかなか難しいですね」2～3月頃になると、一口クラブの6歳牝馬について
「このレースがラストラン」というコメントが載ることがあります。牝馬は6歳3月に引退する規約となっているクラブがほとんどなので、この点は知っておいた方がいいかもしれませんね。
PNピンク帽さん「1年で総額10万円くらいでしょうか。クラシック路線に乗る馬は憧れますが、予算的にそういう馬に出資するのは難しいので、いろいろな路線で走れそうな馬を選ぶようにしています。短距離のレースは番組の数も多いので、クロフネ、サクラバクシンオーとか、芝でもダートでも走れる短距離向きの馬が大好きです(笑)」いかがだったでしょうか。いろいろなスタイルで出資されている方がいらっしゃいましたね。お金をかけられればそれに越したことはないかもしれませんが、さほどお金をかけなくても楽しんで続けている方も多いですね。上記のように
口数もクラブによってさまざまですので、その点もクラブ選びの基準として考慮してみて下さい。
また、次回のアンケートは、POGシーズンということで
「あなたが出資した今年の2歳馬の中で、もっとも期待している馬は? また、出資していない馬も含め、クラブ所属の2歳馬でもっとも期待できそうなのは?」としたいと思います。クラブに入会している方は前半のみもしくは両方、クラブに入会していない方は後半の質問のみ回答いただいてもOKです。
また、
PNアリーナさんより
「配当金はどれくらいもらえるのでしょうか?」という質問をいただきましたので、こちらについても次回以降でお答えできればと思います。
「このようなテーマをみんなに聞いてみたい」や、
「この連載でこんなことをやってほしい」などの要望も大歓迎です。アンケートの回答はトップページのリンクから飛ぶことができます。よろしくお願いします!