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イリデッセンスの次走が1週延びた理由とは?

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デビュー2戦目(11月1日)で初めて馬券対象となる③着に好走した、編集部員の出資馬イリデッセンス。その後も順調そうだったのですが……、いろいろなことがありました。

まずはレース直後、11月4日の更新から流れを追ってみましょう。

在厩場所:栗東トレセン 調教内容:軽め調整 次走予定:11月22日・京都芝1600m(川田騎手) 佐々木晶三師「今朝も確認しましたが、今のところ状態は変わりありません。初戦と違って追い出してモタれる所もありませんでしたし、いい感じに成長してくれていますね。このまま変わりない様であれば京都11月22日の芝1600mを目標に進めていきたいと思います」

レース後にガタッとくる馬も多いですが、イリデッセンスの場合は今のところそういう面は見せていませんね。次走はこの時点では11月22日となっていました。次週・11月12日の更新を見てみましょう。

在厩場所:栗東トレセン 調教内容:角馬場でハッキング、坂路でキャンター、11日にCWコースで追い切り 次走予定:11月22日・京都芝1600m(川田騎手) 佐々木晶三師「昨日(11日)、CWコースで軽めに追い切りました。馬場中心で追い切りを行っていますが、手前を替えてもしっかり走れる様になってきています。確かに急にはパンとしないと思いますが、前走は追ってから真っ直ぐ走っていましたし、日毎に良化しているのが分かります。今の感じなら引き続き良い状態で来週の競馬に向かえると思うので、京都11月22日の芝1600mに向かいます。鞍上はデビュー戦に跨って貰った川田騎手にお願いしています」

この時点では順調でしたが……19日の更新で少し残念な?お知らせが届きました。

在厩場所:栗東トレセン 調教内容:角馬場でハッキング、坂路でキャンター 次走予定:11月29日・京都芝1600m(藤岡康騎手) 佐々木晶三師「昨日(18日)、CWコースで追い切りを行いました。馬場が悪かったのが影響したのか、直線に入って追い出しに掛かるとばったり脚が上がってしまいました。上がりを見ると息づかいも乱れていませんし、嫌気を差して走るのを止めてしまったようです。ただ、競馬でも止めることを覚えてしまって癖になるといけないので、もう1週待って29日の芝1600mに向かうことにしました。幸い、前回騎乗した藤岡康太騎手が是非乗りたいと言ってくれていることもありますし、今週よりはメンバーが手薄になると思うので、来週に備えて仕切り直します。来週の追い切りは藤岡康太騎手に跨って貰い、気を抜かない様に追ってもらいます」

残念ながら回避。ただ、CWコースでの調教タイムを見ると、それも納得といった感じ。CWコースでの調教タイムの変化を見ると、以下の通りになります。

11月11日(馬なり余力) 助手・CW重:88.9-72.4-56.6-41.5-12.4 11月18日(稍一杯追う) 助手・CW重:85.5-70.3-55.1-41.0-15.1 ツバメガエシ(新馬)一杯の内1秒6遅れ 11月23日(馬なり余力) 助手・CW良:59.3-43.4-12.9

佐々木師が「ばったり脚が上がってしまった」とコメントしている通り、最後の1ハロンのタイムを見ると、18日だけ極端に時計が掛かってしまっています。23日はまた12秒台が出ていることからも、何か理由はあったのでしょう。

こういう理由で出走を回避することがあるということも、出資馬を追いかけるようになって初めて知ることができました。今はまだ競馬を覚えている段階ですから、いろいろと陣営が気を遣っていることが分かりますね。勉強になります。

その後の更新によると、11月29日に向けては順調で、藤岡康騎手で出馬が確定しました。次こそ初勝利はなるでしょうか?

※次回は12月11日(金)の更新を予定しています。

イリデッセンスの情報は13日発売予定のサラブレ1月号にも掲載されます。こちらもよろしくお願いします!

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