イリデッセンスの4戦目は8着も、陣営はポジティブな印象だったようです
編集部員の出資馬
イリデッセンスが2月6日にデビュー4戦目を迎えました。牝馬限定戦、休み明け(今回は2ヵ月ぶり)、ひと桁馬番、外国人騎手(
バルジュー騎手騎乗)と、初めてづくしの一戦で、違った面を見せてくれるか期待したのですが、8着に敗れてしまいました。
結果は残念でしたが、週明けの月曜に更新された
シルクHCのレースレポートは、意外にもポジティブなものでした。
↑返し馬でのイリデッセンス(写真/森鷹史)
レース:2月6日・3歳未勝利・牝(京都芝1800m・16頭) 結果:8着(4番人気)
押して好位につけ、道中はインコース3番手あたりを追走、そのまま好位キープで4コーナーを回りましたが、直線に入って追い出すとフラつくところを見せ、思うような伸びは見られず中団で流れ込んでいます。
バルジュー騎手「好位で競馬をするように指示が出ていましたが、ゲートを出て追っ付けていくと、それに応えて行く気を見せてくれました。勝負所までは特に気難しい所を見せなかったのですが、いざ追い出しに掛かると急に躊躇してしまって、ジリジリとしか脚を使ってくれませんでした。直線で前の馬がフラフラしていたことはありますが、そこを突き抜ける程の脚はありませんでした。レース経験が浅いために、脚の使いどころが分かっていないところが窺えたので、距離云々よりは経験を積んで慣れていけば、最後まで一生懸命走ってくれるようになると思います」
佐々木晶三調教師「パドックを見ていてもトモに筋肉が付いて成長が窺えましたね。ジョッキーには出来るだけ好位で競馬をして強気の競馬をしてもらい、理想通り騎乗してくれたと思いますが、これなら勝ち負けかと思うぐらいの手応えの割には、追い出すと気難しい所を見せてしまいましたね。バッタリ止めているような感じではなかったようなので、次走は少しでも集中出来るようにチークピーシズを着用して競馬に臨もうと思います。次走についてはトレセンに戻って状態を確認して検討します」 |
結果は厳しいものでしたが、騎手、調教師ともに手応えを感じたようなコメントでしたね。やはり集中力を欠いていたのは気になるところですが、
次走はチークピーシズを着用するとのことで、その効果にも期待したいです。
また、前回お伝えしたように、
6~8着までは出走奨励金が出ます。これがバカにならないんですよ。そこが8着と9着との大きな違いですね。
↑引き上げてきたイリデッセンス(撮影/森鷹史)続いて、次戦の情報も出ました。
在厩場所:栗東トレセン 調教内容:軽め調整 次走予定:小倉2月28日 芝1800m(バルジュー)
佐々木晶三調教師「レース後は背腰に軽い張りが見られるものの、それ以外は特に変わりありません。レース後、洗い場に戻った時はすでに息が戻っていたようで、やはり目一杯走っていませんでしたね。直線に入るまでの内容は悪くなかっただけに、少しでも走りに集中出来る様に改善しないといけません。次走はチークピーシズを着用して競馬に臨みたいと思います。このまま変わりない様であれば小倉2月28日の芝1800mを引き続きバルジュー騎手にお願いしています」
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続戦のようですね。間隔を詰めて使われることで、集中力が高まるか、注目です。
さて、ここからはユーザーアンケート
「皆さんの出資した明け3歳世代について、現時点での戦績を教えて下さい」の結果をご紹介します。
シップウさん「明け3歳世代は3頭に出資して1頭勝ち上がりました。全馬デビューを果たしたのは嬉しいことですが、欲を言えば全馬勝ち上がって欲しいところですね」
あるぷすさん「出資した2頭は無事1勝をあげました。クラシックにはまだ望みがあるので、桜花賞、オークスと出る事ができたら本当に嬉しい限りです!」
あっちむさん「いつも400口のうち1口しか出資しないのに、奮発して8口出資した馬が、骨折でデビュー前に引退(泣)」
よっしーさん「
キーウエスト(友駿HC)に出資しています。勝ち上がるのに6戦かかってしまいましたが、今後の活躍に期待です」
ギガトンさん「明け3歳世代は5頭に出資しました。未勝利2頭、不出走引退1頭、骨折療養中の未出走1頭、オープン1頭です。一番期待していた子は療養中ですが、2番目に期待していた
レッドラウダ(東京HC)は2勝してオープン入りしてくれました。重賞にも初めて出走してくれたり、色々な経験をさせてくれています。なにより丈夫なのが一番。やはり一口の楽しみは出資馬が走ってナンボだと思いますので」
げんファイヤーさん「明け3歳世代で出資したのは3頭。1頭目はデビュー前の最終追い切りで心房細動を発症。北海道に戻りました。2頭目は北海道出発直前に捻挫。今も北海道です。3頭目は出資金額が安く、半信半疑でしたが、2レース終えて2レースとも掲示板。競馬はホントにわかりません」
たーもーさん「キャロットCの
コルコバードは2戦目の未勝利をきっちり勝ち上がりました。末脚は非凡で、上手く噛み合えば重賞も、と思わせてくれる仔です。
レイリオンは新馬戦を勝ち上がりました。いやぁ、嬉しかったですねぇ(^^)。
ストライクイーグルはまだ未勝利ですが、初ダートの前走、最後の直線は見るものがあったので、なんとか勝ち上がってほしいです。去年は1頭しか勝ち上がれなかったので、今年は結構楽しいです(^^)」
赤い車さん「初めての出資馬
レッドシルヴィ(東京TC)が見事新馬戦を勝ってくれました。その後3戦は出遅れや不利があり現在放牧中です。メジャーエンブレムやジュエラーは強いですがまだまだ混戦の牝馬戦線。なんとか権利を取ってクラシックの舞台に上がって欲しい」
himさん「
タイムレスメロディと
ディライトクライ(ともにシルクHC)ですが、今のところ未勝利。今はとりあえず1勝を挙げてくれることを期待します!(~人~)」
しみけんさん「ユニオンOCの
マックール(名付け親です)はウチパクさんが乗ってくれてましたが勝ちきれず未だ未勝利。ですがキャロットCの
マイティーゴールドは見事に新馬勝ちです!! 新馬勝ちは明け4歳のピンクブーケの幻の勝利以来なので、また何かあるんじゃないかとヒヤヒヤものでした。一応2年連続で新馬勝ちの馬に出会えてます」
ピサさん「すでに出走したのは
グレンツェント(シルクHC)だけです。去年の夏にデビューしましたが5着。年末に戻ってきたので、次こそは初勝利を期待します!(編注:1月24日、初ダートの一戦で4馬身差の圧勝を飾りました)」
たくさんのメッセージ、ありがとうございました! ご紹介できなかった方、ごめんなさい。
悲喜こもごもですが、
やはり出資馬が多く走っている方は、楽しみも多いようですね。やはり丈夫なのが一番ということでしょうか。実際に出資されている方の声は、今年以降の馬選びにも参考にできそうですよ。
まだ3歳の2月。クラシックに乗るチャンスはまだまだありますから、期待しましょう!
イリデッセンスが所属する
シルクHCの3歳世代も、年明けから2月7日までに新馬勝ちが4頭、未勝利勝ちが1頭と、調子を上げてきた感じ。
イリデッセンスも早く流れに乗りたいです!
※次回は3月4日(金)の更新を予定しています。
本誌サラブレ3月号は2月13日発売予定。こちらもよろしくお願いします!
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