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この時期の未勝利戦は、出走するだけでも大変です

編集部員の出資馬イリデッセンスは初ダートの前走で⑦着に敗れた後は、次走に向けて厩舎で調整中です。6月2日の更新から、その後の動向を追ってみましょう。

6月2日
在厩場所:栗東トレセン
調教内容:角馬場でハッキング、馬場でキャンター
次走予定:阪神6月12日 牝馬限定戦・ダート1400m[浜中俊]

佐々木調教師「この中間も状態は変わりなく好調を維持しています。週末に時計を出して来週の競馬に備えようと思いますが、どれだけ頭数が多いか想定が出てみないことには何とも言えませんから、除外になっても対応できるように進めていきたいと思います」

「想定」とは、各新聞のトラックマンの方がそれぞれの厩舎を取材して、土日の各レースにどの馬がどの騎手で出走したいと思っているかをまとめたものです。これはだいたい水曜に出るので、各陣営はそれを見て「あのレースはフルゲートにならないから出られそう」とか、「狙っていたレースは出馬ラッシュで、うちの馬は出られなさそう」とか戦略を練り、木曜の出馬投票に臨むわけですね。

前回説明したように、未勝利戦は[1]前走から1ヵ月以内かつ前走が⑤着以内、[2]初出走の馬、[3]前走からの間隔が長い順に出走が決まっていきます。ですから、前走⑦着のイリデッセンスは間隔が長くなれば長くなるほど出走しやすくなります。

そして、6月12日阪神1Rの想定を見てみたところ、中2週のイリデッセンスの優先順はフルゲート16頭に遠く及ばない順位となってしまいました。そこで、このような結果に。

6月9日
イリデッセンス/除外の可能性が高かったため、今週の出馬投票は見送り、来週以降に回る予定です。

実際に出走したメンバーを見ると、前走⑤着以内以外では中7週以上の間隔があった馬までしか出走できなかったので、間隔が足りなかったわけですね。

これを受けて、6月9日の情報はこちらです。

6月9日
在厩場所:栗東トレセン
調教内容:角馬場でハッキング、馬場でキャンター 8日にCWコースで追い切り
次走予定:阪神6月19日 ダート1400mか26日 牝馬限定戦・ダート1400m[浜中俊]

佐々木調教師「8日にCWコースで追い切りを行いました。併せて終いをしっかり追ってもらいましたが、自分の計測では終い12秒1とこれだけ最後までしっかり動けているので状態としては言うことありません。ブリンカーも慣れてきたのか、前走ではあまり効き目がありませんでしたし、刺激を与える為に次走は何も着用しないでレースに臨むつもりです。今週の想定を見る限り、除外確実だったので投票はしませんでした。来週19日のダート1400mか26日の牝馬限定戦・ダート1400mに向かうつもりですが、どちらも浜中騎手に空けて貰っています。除外で延びても対応できるように調整していきます」

除外は想定内だったようです。6月19日のレースも状況に大差なく、今回は投票を行ったものの非抽選で除外となりました。最後に6月16日の更新を。

6月16日
在厩場所:栗東トレセン
調教内容:角馬場でハッキング、馬場でキャンター 15日に坂路で追い切り
次走予定:阪神6月25日 ダート1400mか26日 牝馬限定戦・ダート1400m[浜中俊]

佐々木調教師「今週はダート1400mの番組がひとつしかないので、厳しいかなと思っていましたが、非抽選の為に除外になってしまいました。来週は2つ番組がありますので、どちらか入り易い方に投票するつもりで進めて行きたいと思います」

厩務員「なかなか思う様に出走させることは出来ませんが、追った後でも飼い葉をすぐに完食するぐらいなので、牝馬にしては体を気にすることなく調整出来ていますし、予定が延びてしまっても影響はありません。気持ちの面で真面目に走っていないだけで、最後まで気を抜かない様に頑張ってくれればすぐ勝ち負け出来る力を持っているのですから、距離を詰めてどれだけ集中して走ってくれるか早く確かめたいですね」

こういう状況になると、あとは出走できるまで気長に待つしかないですね。今回は厩務員の方のコメントも入っていますが、良い状態を維持しなければいけない陣営の方々は大変だと思います……。今の状況だと時が経つのを待つしかない感じですが、次回の更新では出走&勝利のニュースをお伝えしたいものです!

※次回は7月1日(金)の更新を予定しています。

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