独自視点で穴馬推奨!競馬予想支援情報【サラブレモバイル】

サラブレモバイル

メニュー

ログイン


イリデッセンスのラストレースは12着。その後上場された「サラブレッドオークション」とは?

編集部員の出資馬イリデッセンスは、9月4日のレース(小倉芝2000m、牝馬限定戦)に出走。残念ながら⑫着に敗れてしまいました……。このレースについて、クラブのレポートから振り返ってみましょう。


↑レース前のイリデッセンス(撮影/稲葉訓也)

9月4日
まずまずのスタートでしたが、道中は無理せず7番手あたりを追走、向正面から徐々に進出し、3コーナーから4コーナーにかけて前を窺って行くと、一時は先団に迫るものの、直線で力尽き12着でゴールしています。

浜中俊騎手「スタートも上手く決まりましたし、もう少し前で競馬をしても良かったのですが、なるべく体力を温存させるために、前半は無理しない程度に中団でレースを運びました。手応えもまずまずでしたし、向正面から押し上げていくとスッと反応してくれたので、流れが速くなったあたりから仕掛けて行くと、一瞬は良い脚を見せてくれたものの、最後の直線に入ると手応えが無くなってしまいました。前回のダート戦よりは芝の方が最後まで諦めずに頑張ってくれましたが、目に見えない疲れが溜まっていたのかもしれません」

佐々木調教師「デビュー当時から懸念していたトモの甘さが解消されなかったことが全てかもしれませんね。勝てる時に結果を出していればもっとじっくり成長を促して行けたのでしょうが、この時期になるとどうしても無理なローテーションになってしまうので、馬にとってはかわいそうなレースになってしまいました。結果を出すことができず、申し訳ありませんでした」

今回優先出走権が取れず、尚且つ本馬は6走以上出走していることから限定未勝利戦に出走できません。そのような状況とこれまでの競走内容から今後について協議した結果、誠に残念ではございますが、このまま引退させることと致します。近日中に抹消の手続きが取られ、提供牧場から9月8日(木)のサラブレッドオークションに上場する予定です。なお、規約に基づいて提供牧場に募集価格の10%で買戻され、この買戻し額が引退精算時に分配金の対象となります。サラブレッドオークションにおいて、この買戻し額を上回る金額で落札される場合もございますので予めご承知おきください。

勝負所で前に取りついた時は、これは⑤着以内はいけそう、と思ったのですが……。ここで⑤着までに入っていれば、ラストチャンスとなる「スーパー未勝利」への出走権が得られたのですが、掲示板確保はなりませんでした。


↑道中のイリデッセンス(中央赤帽の馬、撮影/稲葉訓也)

9月7日
佐々木調教師「小倉で差のない2着の時に勝っていればと思うと本当に残念で仕方ありません。血統馬でしたから何とか結果を出さないといけなかっただけに本当に申し訳ありませんでした。7日付けで競走馬登録を抹消いたしました」

そして、9月7日に中央競馬からは登録抹消となりました。残念ですが、陣営も精一杯努力しての結果ですし、大きなケガもなく走ってくれました。これも競馬ですね。

ところで、クラブからのコメントで、「サラブレッドオークション」という言葉が出てきました。これは現役競走馬や、育成中の馬をネットオークションの形式で取引するもので、個人馬主の方や一口クラブの引退馬などが上場されています(URLはhttp://auction.keiba.rakuten.co.jp/top/)。

イリデッセンスは9月8日のオークションに上場され、税抜433万円で落札されました。これは他の馬と比べてかなり高額でしたが、ナリタブライアンなどを出した牝系で、半兄はラストインパクトという牝馬ですから、繁殖としての血統背景を加味した上での額となったのかもしれませんね。

このオークションで落札された馬は地方競馬に移籍する馬も多いようですが、イリデッセンスは9月15日時点で地方競馬での登録はまだないようです。繁殖入りするにしても地方で現役続行するにしても、今後の活躍を期待したいと思います!

イリデッセンスが引退しましたので、今後の展開については次回以降の記事で発表したいと思います。しばらくお待ち下さい!

※次回は10月14日(金)の更新を予定しています(1週間延期させていただきます。申し訳ありません!)。

2016年1歳募集のラインナップが発表されたシルクHCの特集が掲載されている、サラブレ10月号は現在発売中。こちらもぜひご注目下さい!