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ノーザンファーム空港で、オルボンディールについて取材してきました!

4月17日、編集部員の出資馬オルボンディールの最新情報が更新されました。4月からは月2回の情報更新となって、いよいよデビューが近づいてきたことを実感しますね。

4月17日
在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港
調教内容:週2回屋内坂路コースでハロン15~16秒のキャンター2本、週1回周回コースでハロン24秒のキャンター3000m、残りの日は軽めの調整
馬体重:431kg

担当者「この中間も順調で気性面も落ち着いていることから、坂路調教のペースをハロン15秒まで上げて乗り運動を行っています。この1カ月で調教量、ペースともに負荷を高めた調教を行っておりますが、こちらの予定通りのメニューを着実に消化することができています。より実践的な調教をしていくことで余分な脂肪が落ち、凹凸がはっきりした馬体になってきています。順調ですが、父の産駒は急に気性面に問題をかかえることもあるので、油断はせずリフレッシュを取り入れながら、気持ちが張り過ぎないよう注意して進めていきます」

担当者の方のコメントにもあるように、坂路コースでの時計が少し縮まってきました。このまま順調に進むようなら、そう遠くないうちに移動の声がかかるかもしれませんね。

大きなケガではなくても、ソエが出るなど小さな問題が発生してもおかしくない時期ですが、オルボンディールは本当に順調に進められていますね。今後は引き続き、以前からいわれている気持ちの面が課題になりそう。前の出資馬イリデッセンスもそうでしたが、牝馬は仕方ないところもありますね。

さて、サラブレ本誌では現在POG特集号(5月13日発売予定!)に掲載予定の、各牧場で育成されている2歳馬を鋭意取材中。もちろん、オルボンディールが在厩するノーザンファーム空港にも伺いました。そこで、同馬を担当されている中川厩舎長からもオルボンディールについてのお話を聞くことができました! さっそくお届けしましょう。

--オルボンディールに出資しているのですが、現時点での評価はいかがでしょうか?
中川厩舎長「良い馬を選んだと思いますよ。バランスが凄く良くて、安定しているので走りがブレないですね。ステイゴールドの牝馬というとカリカリしていたり、うるさかったりするのですが、この子にはそうしたところはない。お母さんのサダムグランジュテも携わっていたのですが、非常に扱いやすかったので、その辺りは受け継いでいるのかも。それに初年度産駒ですが、好馬体に出てくれました。お母さんはダートの短距離で活躍しましたが、お父さんのステイゴールドの軽さも受け継いでいますし、両親の良いところだけを足して2で割ったような感じがします」

--芝、ダート、距離などの適性はどこになりそうでしょうか?
中川厩舎長「動きを見ると、芝の方が合っている気がしますね。距離はマイルくらいが良いのではないでしょうか。操縦性もありますし、気性も落ち着いているので距離ももう少しもつかもしれません」

--今後の見通しをお願いします
中川厩舎長「現時点での完成度も高いので、5、6月くらいに移動して夏デビューを目指しています。ただ、単なる早熟ということではなく、高いレベルで長い間活躍してくれそうな手応えがあります。脚元も丈夫ですし、長く競走生活を楽しめる会員孝行の馬になってくれると思いますよ」

ありがとうございました! “長く競走生活を楽しめる会員孝行の馬”という、なんとも嬉しいコメントをいただけました。

デビューが早く長く楽しめる、というのは、一口の出資馬としては理想的。もちろん今後何があるか分かりませんが、無事に移動する日を楽しみに待ちたいと思います!

※次回は5月19日(金)の更新を予定しています。