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オルボンディールが本州入り! デビューも間近に!?

前回少しお伝えしましたが、編集部員の出資馬オルボンディールに動きがありました! クラブ更新の情報を、時系列に沿ってお伝えしましょう。

6月28日
29日(木)に福島県・ノーザンファーム天栄へ移動し、30日(金)に滋賀県・ノーザンファームしがらきへ移動する予定です。

本州移動の声を聞くと、「いよいよか……」と感慨もひとしおですね。

滋賀県のノーザンファームしがらきに移動するのに、なぜ福島県のノーザンファーム天栄でワンクッションを置くのか。これは競走馬の輸送の際、大きな問題となる“輸送熱”のリスクを軽減するため、ということのようです。

獣医さんに伺ったところ、輸送熱は輸送のストレスや、馬運車の中で動きが取りづらいこと、あるいは細菌など、いろいろな要素によって起こると言われています。高速道路が今ほど整備されていなかった時代は、長時間の輸送で命を落とす馬も珍しくなかったとか。

輸送熱は輸送時間が長ければ長いほど発症しやすくなるため、それを予防するためにはまず連続での輸送時間を短くすること。そのために、今はどこかでワンクッションを置き、目的地に向かうことが多いそうです。

そして、オルボンディールは特に問題なく、予定通りに輸送をこなしたようです。

6月29日
29日(木)に福島県・ノーザンファーム天栄へ移動しており、30日(金)に滋賀県・ノーザンファームしがらきへ移動する予定です。



6月30日
30日(金)に滋賀県・ノーザンファームしがらきへ移動しています。

ついに本州入りです。ノーザンファームしがらき入り後は毎週の情報更新となり、7月7日の情報は以下の通りです。

7月7日
在厩場所:滋賀県・ノーザンファームしがらき
調教内容:周回コースでキャンター、坂路でハロン17秒
馬体重:446kg

厩舎長「ステイゴールド産駒の牝馬にしては、特に気難しいところは見せていませんし、飼い葉もしっかり食べてくれていることで、ふっくらとした馬体をしています。今週から周回コースと坂路コースで調教を開始していますが、環境にもすぐ対応してくれましたので、このまま入厩に向けて進めていけると思います」

今週更新された「西塚助手の対談」(記事はこちら)で西塚助手も話していますが、ステイゴールド産駒の気むずかしさは厩舎や牧場関係者の共通認識なんだと改めて実感します(笑)。それでもオルボンディールは現状大丈夫そうなので、その点は良さそうですね。

それから1週間経過し、7月14日の最新情報は以下の通りとなります。

7月14日
在厩場所:滋賀県・ノーザンファームしがらき
調教内容:周回コースでキャンター、坂路でハロン16秒
馬体重:450kg

担当者「この中間もすこぶる順調です。今週は坂路のペースを少し上げ、現在はハロン16秒のキャンターを行っています。気難しいところも見せずに集中して走ってくれますし、全く手がかからない馬ですよ。環境の変化にも戸惑うことなく、飼い葉食いが悪くなることもないので、このまま入厩に向けてハロンペースを上げていきたいと思います」

輸送前、6月15日の馬体重が445kgでしたから、馬体細化もなく順調に進んでいることが窺えますね。このまま入厩の日を迎えてほしいものです。


↑7月13日更新

最後になりましたが、オルボンディールも所属するシルクHC所属馬が、7月に入って重賞を2勝(ラジオNIKKEI賞セダブリランテス七夕賞ゼーヴィント)しました。

改めてこの2頭の血統を見ると、セダブリランテスの母はシルクユニバーサルゼーヴィントの母はシルキーラグーンで、いずれもシルクHC所属馬。同じクラブですから、母子両方に出資されている方もいらっしゃるかもしれませんね。

そんなゼーヴィントの全弟、セダブリランテスの半妹もラインナップに入っている、シルクHC2017年1歳募集が現在行われています。

1次募集の締め切りは郵送が8月1日必着インターネットが8月2日17時となっています。インターネットの締め切りに先立ち、8月1日18時30分から恒例の募集馬検討会も行われるとのこと。ライブ配信も行われるので、興味のある方はぜひご覧下さい(URLはhttp://ustre.am/14RKr)。

※次回は8月11日(金)の更新を予定しています。