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オルボンディールのデビュー予定が発表されました!

7月下旬に栗東・西園厩舎に無事入厩した、編集部員の出資馬オルボンディール。入厩直後に外傷を負ったようですが、その後は順調に調整が進んでいるようです。まずは8月10日の情報から時系列順に見てみましょう。

8月10日
在厩場所:栗東トレセン
調教内容:坂路でキャンター、ゲート練習
次走予定:未定

担当助手「この中間もゲート練習主体で行っていますが、まだ出の反応が鈍いものの、行き脚がつけば問題ありませんし、普段の調教では前向きに走ってくれる馬なので、出の練習を入念に行えば反応も良くなってくるでしょう。早ければ来週あたりにはゲート試験の目途がつきそうですが、気持ちが悪い方に向いてしまうといけませんから、あまり追い込み過ぎない程度に進めていきたいと思います」

コメントから推測すると、ゲートをポンと出るわけではないようですが、行き脚がついてからはスムーズに追走できるタイプ、という感じでしょうか。

ゲート試験はゲート入り、駐立、発進ができるか、発進後にスムーズに加速できるかなどをチェックし、それを2回繰り返す形で行われるそうです。ここで苦労する馬もいるので、気性面を考えてもあまり追い詰められるようだと……という感じでしたが、翌週の8月17日の情報では?

8月17日
在厩場所:栗東トレセン
調教内容:17日にゲート試験合格
次走予定:未定

担当助手「入り、駐立は問題なく、ゲートの出も併せた馬が速すぎた為に遅く見えましたが、この馬なりに普通に出てくれたので無事合格することが出来ました。環境にも慣れ、馬体もフックラしていい状態を維持しているので、このままデビューに向けて進めていけると思います。小倉開催は少し急ピッチになると思うので、9月の阪神開催でデビューできるように仕上げていきたいと思います」

無事ゲートも合格しました! ゲートの出も問題なかったようですね。最近はゲートに合格してから一度厩舎を出るパターンも多いですが、オルボンディールはそのままデビューに向かうそうです。このコメントを見る限り、仕上がり状態も良好のようですね。


↑オルボンディール(8月19日更新)

続けて、8月24日、31日の情報を一気にチェックしましょう。

8月24日
在厩場所:栗東トレセン
調教内容:24日に坂路で追い切り
次走予定:第4回阪神開催1週目、もしくは2週目

担当助手「24日に坂路で追い切りました。先週ゲート試験に無事合格し、今週から本格的に仕上げに入っていますが、強め1本目にしてはしっかり動いてくれました。母はダートで活躍しましたが、オルボンディールは父のステイゴールドの良いところが出ていますね。柔らか味のある走りをするので芝適性は十分だと思います。あと2~3週間あれば十分態勢が整うと思いますので、9月阪神開催の芝1400m、もしくは芝1600mあたりの距離でデビューさせたいと考えています」


8月31日
在厩場所:栗東トレセン
調教内容:31日に坂路で追い切り
次走予定:9月18日 阪神芝1600m(牝)

西園師「31日に坂路で追い切りました。終いの伸び脚も素軽くなってきましたし、本数を重ねていくにつれて良くなってきていますよ。飼い葉食いも安定していますし、ステイゴールド産駒にしては調教を積んでも気の悪いところを見せないので、とても順調に進めることが出来ています。ムキになるところもなく、折り合いも付くことから距離の融通は利くと思うので、このまま順調に進めることが出来るなら、9月18日の阪神・芝1600m(牝)でデビューさせたいと考えています」

ついにデビュー予定が出ました! 9月の阪神芝外1600mで行われた牝馬限定の新馬戦を勝った馬といえば、昨年のミスエルテ(ファンタジーS勝ち)をはじめ、コレクターアイテムアスカビレンなど、後のOP勝ち馬が出ている条件です。ここで勝つことができれば後の展望も大きく開けてきそうですね。

また、シルクHCでは追い切り時計も発表しています。8月20日、24日、31日の時計は以下の通りでした。

8月20日
助手 栗坂良 59.5-43.4-28.8-14.3(馬なり余力)
ウインイノベーター(新馬)馬なりを0秒2追走同入

8月24日
助手 栗坂良 54.1-39.1-25.5-12.5(一杯に追う)
スマートニンバス(3歳未勝利)末強目に0秒2先行0秒1先着

8月31日
助手 栗坂良 54.6-39.5-25.7-12.8(一杯に追う)
コンファーメント(2歳未勝利)馬なりを0秒2追走0秒2遅れ

8月20日に併せたウインイノベーターについては、追走しながら差を詰めて同時入線でした。ウインイノベーターは8月27日の小倉芝2000mでひと足先にデビューし、9頭立て6番人気ながら0秒4差④着に健闘しています。8月31日に併せたコンファーメントは8月20日の小倉芝1800mで③着に好走しており、遅れはしましたがすでにデビューした馬ということを考えても上々です。

また、8月24日に栗東坂路で記録した4F54秒1は、当日の2歳馬が記録した時計としては全体で3位タイの好タイム。5時ちょうどという開門直後の時計ではありますが、悪くない内容だったのではないでしょうか。こちらで併せたスマートニンバスはまだ未勝利ではあるものの、過去7戦で②④②⑦②②②着と安定して上位争いをしています。

追い切りがそのままレースに結びつくわけではありませんが、少なくとも期待を持たせてくれる内容であったのは間違いないようです。さて、オルボンディールは無事にデビュー戦を迎えられるのか、そしてその結果はいかに!?

※次回は9月22日(金)の更新を予定しています。(オルボンディールの出走状況によって前後する可能性があります)