ガルボは悪条件が多ければ多いほど燃えるタイプ!?
文/編集部(T)、写真/川井博
WIN5は1レース目、2レース目と的中させるごとにどんどんテンションが上がっていくもの。購入されたことがある方は同意していただけるかもしれない。
そのように上がっていったテンションも、外した瞬間に
ゼロどころかマイナスになるわけだが(笑)。この日も前半のハンデ戦2レースを無事に的中し(どちらも1番人気でしたが)、
「重賞2レースは堅そうだから、あとは米子Sを当てられれば配当は安くても5レース的中できそうだ」と皮算用していた。
それがご存じの通り。2重賞ともに
単勝1倍台の2頭が掲示板にも載れず、このレースでは単勝8番人気の
ガルボが差し切る結果に。当然というか、WIN5もあえなく脱落。おかげで
ユニコーンSの馬券を買いそびれてしまった(当たっていたのに!)。
ガルボはこのレースまでに重賞を3勝しており、これはメンバー中最多。とはいえ、その戦績を振り返ると、
①斤量58kgで[0.0.1.4]、
②北海道の洋芝で[0.0.0.3]、
③芝1200mで⑪⑪着、
④過去の休み明けが[0.1.1.5](今回は2ヵ月半ぶり)、
⑤6~8月が[0.0.0.6]などなど、今回については
マイナス点ばかりが目についていた。
過去10年の
函館スプリントSを振り返ってみても、③着までに入った延べ30頭で
過去に芝1200mで勝ち鞍がなかった馬はわずか2頭。勝ち馬10頭はすべて過去に芝1200mで勝ち鞍があった。
正直なところ、
実力は上位と認めてはいても今回の条件では厳しい。もし好走はあっても勝ち切るまでは難しいのでは……と思っていた。
それがなんの、これまでの傾向や自身の戦績を吹っ飛ばすような
快勝劇だった。
ガルボにとって、これが2年2ヵ月前の12年
ダービー卿チャレンジT以来の重賞制覇。振り返ると、この
ダービー卿チャレンジTでも
①初のハンデ57.5kg(それまで斤量57kg以上が[0.0.0.7])、
②それまで4~8月が[0.0.0.8](レースは4月)、
③差し馬不利のレース傾向など、悪条件と思われた中での重賞制覇だった。
「悪条件になればなるほど燃える」というフレーズはたまに聞くし、自分も何かのシチューションで言ったこともある気がするが、実際は強がりなのがほとんど(自分はそうでした)。根っからの
M気質でもない限り、できれば悪条件は可能な限りない方が嬉しいものだ。
それだけに、
ガルボが2度も悪条件(あくまで本馬にとってだが)を克服して重賞を勝ったのは興味深い。
ガルボ=M説を唱える気はまだないが(笑)、今後、
ガルボが出走する時には
できるだけ悪条件を探すようにしようかとさえ思う。そうすれば、WIN5で美味しい配当にありつけるかもしれないし……。
一方、単勝1.6倍の評価を受けながら⑪着に敗れた
ストレイトガールは、中団追走から4コーナーで前を射程圏に捉えたが、直線で伸び切れなかった。差し有利の流れに乗りきれなかったのもあるし、直線で包まれて前に乗りかかるような場面もあったので、仕方ない面もあるだろう。
ストレイトガールはここまで10戦連続で馬券圏内に入っていて、今回の敗戦で約2年ぶりに馬券圏外に敗れる形となった。快進撃が止まった馬がそのまま次走以降も沈んでいくケースは多いが、今回の敗因が敗因だけに、
次走であっさり巻き返す可能性は十分だろう。こちらも注目したい。