ビーナスラインを買えるのは本当の天使だけ?
1着:
函館芝4勝目2着:
函館芝2勝3着:
函館芝2勝4着:
函館芝3勝5着
シンボリグランこそ函館芝は初出走だったが、函館スプリントSの上位馬はみんな、
函館芝実績のある馬だった。
そうなることはレース前から想像がついていても、いざ馬券を買う段になると、
ビーナスラインを買えなくなってしまうから、競馬って不思議だ(笑)。
「函館芝4戦3勝だよ」と自分の頭の中の天使がささやいても、
「でも、さすがに格上挑戦は厳しいだろう」と悪魔が答える。
「函館での4戦の上がり3Fは、すべてメンバー中2位以内の優秀なものだよ」と天使が反論すれば、
「でも単勝オッズは77.4倍で最低人気」と悪魔くん。
そして結局、いつのまにか、悪魔くんに主導権を握られてしまうんだよなあ(笑)。
どうして買えなかったんだろう……そう思いながら、また翌週になると悪魔くんに主導権を握られてしまう、それが
「競馬脳」の恐ろしさだ。
っていうか、レース前だと、
どっちが悪魔くんでどっちが天使ちゃんか見分けられないから困るんだが(笑)。
ビーナスラインはこの勝利により、
サマースプリントシリーズの初代王者にグッと近づいた。
函館巧者の彼女が、全5戦で競うシリーズで優勝するのは至難の業かと思いきや、シリーズ4戦目には同じ洋芝の
キーンランドC(G3、札幌芝1200m)が待ち受けている。彼女は札幌芝1200でも勝ち鞍あり。今度はその事実を忘れずに馬券を買いたいものだ。
ちなみに
ビーナスラインという馬名は、桜花賞2着の祖母
ホクトビーナスからの連想で付けられたもの。
この馬名を気に入って、今年の北海道シリーズのキャンペーンアイドル・
相武紗季ちゃんは、当日出演した競馬番組で
「ビーナスラインがいい❤️」と言っていたという。
「競馬脳」に棲む悪魔だか天使だか分からんような存在よりも、本当の天使の言うことを聞いた方が頼りになるのかもしれねえなあ(笑)。