ノーザンテーストの影響力にはみのさんも真っ青のハズ
ノーザンテーストと
ダンチヒという
ノーザンダンサー直仔のこの2頭の血を持つと、
関屋記念は楽しくなってくるのだ。
「メインレースの考え方」でそのように書いた。
勝った
カンファーベストは、父がアンバーシャダイ。つまり
ノーザンテーストの孫にあたる。
馬自身も新潟芝重賞での実績があり、休み明けも苦にしないタイプ。すでに重賞勝ちの経験もあり、14番人気という低評価ではあったけど、当然、勝って不思議ない下地はあった。
それでも、②着か③着だろうと思っていた。というのも、勘のいい読者の方はすでにお分かりだろうが、
ノーザンテーストと
関屋記念の間には、ある法則があったからなのだ。
もう一度、
「メインレースの考え方」のノーザンテーストの血を持つ馬の成績を見てほしい。01年クリスザブレイヴが
②着、03年アドマイヤマックスが
③着、04年ロードフラッグが
②着、05年ダイワメジャーが
②着、ニューベリーが
③着。そう、
②③着ばっかりなのだ。
実はこの傾向は00年以前から続いているもので、97年マリーゴッド
③着、94年システィーナ
②着、92年ビーバップ
②着、91年ビーバップ
②着。
ノーザンテーストの血を持つ馬が関屋記念を制したのは、
87年クールハートまで遡る。って、いつの話だよ(笑)。
おニャン子クラブが解散し、
麻原彰晃がオウム真理教を設立したのが87年。
「午後は○○おもいっきりテレビ」が始まった年でもある。そう考えると、
みのもんたは凄い(笑)。
「関屋記念が楽しくなる」という微妙な表現にしたのは、実はそういう意図もあった。善戦はするだろうけど、勝ち切るまではどうか…と感じていたのだ。
今回、この
「ノーザンテースト関屋記念②③着呪縛」は、
テレグノシス(母父ノーザンテースト)が受け持ち、
カンファーベストは父アンバーシャダイらしい息の長い末脚を披露して、2つ目の重賞タイトルを手に入れた。
04年12月に33歳でこの世を去った
ノーザンテースト。種牡馬引退から6年、死して1年半が経過しているが、今なお日本競馬に影響を与え続けている。
カンファーベストの末脚も、
父アンバーシャダイの活躍も、
祖父ノーザンテーストの影響力も、みんなみんな息が長い。
みのもんたも真っ青に違いない(笑)。
そういえば、ノーザンテーストの血を持つ馬に挟まる形で
ダイワバンディットが②着となったが、
関屋記念と
ダイワもまた
「楽しい関係」になっている。
88年ダイワダグラスが
②着、89年ダイワゲーリックが
③着、90年ダイワダグラスが
③着、98年と00年にダイワテキサスが
①着、昨年ダイワメジャーが
②着。
これはもう理由なんていらないだろう。
「夏のダイワ」。これしかない。
関屋記念とノーザンテーストの関係性は、1年後にしか使えないけど、
「夏のダイワ」は来週以降も使える。我々も息の長い馬券生活を続けるために、いろんな関係性を駆使しましょう(笑)。