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へこたれない強靱さは、まさに「She is トウショウ」!

走る走るシーイズトウショウ。
2歳時6戦
3歳時8戦
4歳時8戦
5歳時6戦

6歳の今年はこれで7戦目

レース間隔がもっとも開いた時でも4ヶ月半セントウルSが通算35戦目になるが、すでに前走のキーンランドCで、JRA全10場踏破を成し遂げている。

しかも、走るだけじゃない。
2歳時新馬勝ち
3歳時CBC賞勝ち
4歳時函館スプリントS勝ち
5歳時テレビ愛知OP勝ち函館スプリントS連覇
そして、6歳でCBC賞2勝目セントウルS優勝

毎年走って、毎年勝つ。

毎週買って、毎週負ける、ならいつも馬券でやってますが(笑)、その逆というのは尊敬に値する。

“鉄の女”の異名は、2歳夏から6歳秋まで走り、通算51戦9勝のイクノディクタスが長らく保持してきたが、そろそろ“新・鉄の女”を襲名してもいいかもしれない。

昨年暮れのCBC賞ではシンボリグランに差され、今年の高松宮記念でもオレハマッテルゼに惜敗。G3に格下げされたCBC賞こそ勝ったものの、北海道でのスプリント2戦はともに追い込み馬の前に涙を呑んだ。

セントウルSは今夏3戦目で、もう上積みはないかと思われたが、使われて使われて、むしろ躍動するように抜け出してきた。最後の直線では、スキップしてるんじゃないかと思わせるほど軽やかに、駆け抜けて行った。

シーイズトウショウの力の源は、いったいどこにあるのだ!?

5代血統表内で父母同士でクロスがない(アウトクロス)こと、そして、日本土着の母系の強さが、ちょっとやそっとのことではへこたれない、強靱な肉体と精神を生み出しているのだろう。

その母系には、「トウショウ」というカタカナが縦横無尽に張り巡らされている。

母ジェーントウショウ
母父トウショウフリート
母母コーニストウショウ
母父父トウショウペガサス
母父母リバーストウショウ
母母母ローズトウショウ
母父父母ソシアルトウショウ
母父母母ガールトウショウ

まさに「She is トウショウ」!

しかもそのボトムラインは、おそろしいまでに日本産馬で継承されている。

ジェーントウショウ
2代母コーニストウショウ
3代母ローズトウショウ
4代母ワカシラオキ
5代母シラオキ
6代母第弐スターカップ
7代母スターカップ
8代母フロリスト
9代母第四フロリースカップ
10代母フロリースカップ

明治40年(1908年)に輸入された、いわゆる小岩井農場の基礎牝馬の1頭、フロリースカップまで遡る。

太く長く続くその牝系。母系のお母さんたちから見れば、シーイズトウショウもまだまだひよっこなのかもしれないな(笑)。

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