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メイショウバトラーのためにも、詳細な審議の説明をすべきではないか

デビュー以来の最少体重(490kg)だった前走のサマーチャンピオンから一転、今回のメイショウバトラーは、デビュー以来の最高体重(514kg)での出走だった。

前走は初の佐賀競馬への輸送、今回は10月9日の南部杯への出走が叶いそうになく、予定を早めて出走したことが影響したようだ。

いずれも要因ははっきりしているものの、それでもやはり、馬体重のふた桁増減は気になった。

結局、これで3戦連続のふた桁増減だったわけだが、そんなことおかまいなしに重賞3連勝を決めたのだから、G3のメンバーあたりでは、メイショウバトラーの実力は一枚も二枚も上だったと言うべきなのだろう。

ちなみに、父メイショウホムラの現役時の戦績を調べたら、馬体重ふた桁増減時の成績が、

稲荷特別(-10kg)①着
天草特別(+12kg)①着
阿蘇S(-16kg)②着
武蔵野S(+10kg)①着
根岸S(-14kg)13着

ふた桁増減なんてへっちゃらな血筋のようです(笑)。

内枠から好位の内を進んだ今回は、1700mをロスなく走り、完勝した。

この1勝で賞金も加算され、今後は地方交流重賞も含めて、選択肢の幅がグッと広がったと言える。次走は11月2日のJBCマイル(交流G1、川崎ダート1600m)を予定しているそうだが、中央馬の一番手としての評価を受けてもおかしくない存在となった。

さて、ここまでを読んで、なんか腑に落ちない、という人もいるだろう。サンライズキングの馬券を買っていた人は、特にそう思っているに違いない。今回は、4コーナーでの審議について触れないわけにはいかないだろう。

2番手を追走していたサンライズキングは、逃げられなかったことも影響したか、4コーナーではあまりいい手応えではなかった。その内からメイショウバトラーがせり出し、接触する形となった。

当然審議にはなったが、進路妨害とは判定されず、到達順位の通りの確定となった。そして、メイショウバトラーの鞍上、佐藤哲三騎手には、過怠金10万円が科せられた。

過怠金10万円というのは、降着処分ではない過怠金の上限の金額。つまり“重度”の内容と判断されたわけだ。

ちなみに、神戸新聞杯でのメイショウサムソンの鞍上、石橋守騎手は、1コーナー手前で外側に斜行(過怠金3万円)、4コーナーで内側に斜行(過怠金1万円)、最後の直線で内側に斜行(過怠金3万円)をしたとして、合計7万円の過怠金を科せられている。

競馬なので、すべてがまっすぐ走れるわけではなく、斜行があるのも仕方がない。だが、いったいどこまでがセーフどこからがアウトなのか、『線引き』がどこでされているのか、本当によく分からない。

シリウスSと同日の中京8Rで、ミスティックリバーが進路妨害を取られ、鞍上の佐藤哲三騎手開催4日間の騎乗停止処分を下された。そのレースとシリウスSとで、差がどれだけあるのかは、パトロールビデオを見ただけではさっぱり分からない。「よく分からない」のレベルではなく、「さっぱり分からない」のレベルだ。

降着があれば「急に内側に斜行し…」、降着がなければ「進路妨害にはあたらない」とアナウンスされるだけでは、説明不足と言われても仕方ないのではないか。

降着処分にはあたらない理由をきちんと説明してあげないと、メイショウバトラーメイショウサムソンは、なんか“ズル”をしたように思われてしまう。審議対象馬のためにも、紋切り調の説明ではない解説が必要なのではないか。

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