マーキュリーCのポイント＆有力馬分析

【マーキュリーC･過去10年のポイント】
･中央馬9勝､地方馬1勝
･1番人気[4.2.1.3]､2番人気[3.3.0.4]
･斤量57kg以上の馬が出走していた年は8回あって､そのうち7回で馬券圏内に入っている｡斤量が重い馬でも侮れない
･地方馬で馬券圏内に入った3頭は､いずれも前走⑤着以内
･連覇は99(水沢開催)～00年(盛岡開催)のオースミジェットだけで､盛岡開催での連覇はまだない

【有力馬のポイント】
<中央馬>
フェニックスマーク
過去7戦で[5.2.0.0]と連外がなく､このうち馬番8番より外枠の時に限ると3戦3勝｡過去10年のブリリアントSで馬券圏内に入った馬が次走のマーキュリーCに斤量減で出走したケースは2回あって､いずれも勝利を収めている(09年マコトスパルビエロは57→56kg､17年ミツバは56.5→54kg)｡今回のフェニックスマークは55→54kgで､今回のメンバー中､これに該当するのは本馬だけ｡

ザイディックメア
昇級初戦のブリリアントSはフェニックスマークより1kgハンデが軽かったが(54kg)､メンバー最速の上がり37秒5で0秒2差②着まで差し込んだ｡今回は和田騎手に替わるが､ダートでの4勝のうち3勝が同騎手とのコンビ｡7～8月のダートは④③①着と悪くないが､今回の条件で逆転はなるか｡

ミツバ
昨年のマーキュリーCは斤量54kgでの勝利だったが､ダートOPは斤量55kg以下だと④①①②着で､55kgでも今年の名古屋大賞典で②着に好走している｡地方交流重賞で松山騎手騎乗だと①③②着｡今回は連覇が懸かるが､盛岡開催のマーキュリーCを連覇した馬はまだいない点は気になるところ｡

マイネルバサラ
今回は他馬より2kg以上重い斤量57kgを課されたが､地方交流重賞は①③③着で､斤量58kgでも今年の佐賀記念で③着に好走している｡この3戦は9～11頭立てだったが､中央のダートOPでは13頭立て以上だと[0.0.0.7]なので､今回は14頭立てがどう出るかでは｡

ヨシオ
地方交流重賞は今回が初となる｡今年に入って[1.2.0.3]だが､4角先頭の時が②①②着なのに対し､2番手以下だと④④④着｡今回は同型のマイネルバサラ､ドラゴンエアルなどがいるが､ここでも行き切れればチャンスが出てきても｡

<地方馬>
エンパイアペガサス
目下地方馬同士のレースで3連勝中｡地方交流重賞は昨年の浦和記念(⑥着)だけで､この時は勝ったマイネルバサラから3秒7差を付けられている｡今回はその時より斤量が2kg軽い(56→54kg)が､今の勢いでどこまでその差を詰められるかでは｡

ドラゴンエアル
昨年のマーキュリーCは斤量54kgで地方馬最先着となる⑤着に入っているが､この時は勝ったミツバと1秒0差｡地方交流重賞は④⑤⑥着とひと息だが､ここでもうひと押しできるか｡